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「田宮五郎さん(45歳)クモ膜下出血で手術、現在リハビリ中」、私が情報ライブミヤネ屋で話したことへの補足説明をします

.12 2012 くも膜下出血 comment(1) trackback(1)
 今日の午前、ミヤネ屋から突然コメントを求める電話がありました。その内容は以下のようですが、少し補足を加えて説明します。

 田宮二郎氏の次男であり、俳優浅野ゆう子さんの交際相手である田宮五郎さんが本年4月に筋トレ中、くも膜下出血で倒れ、大手術の後、一命を取り留め、現在入院リハビリ中とのこと。
 クモ膜下出血は40代から50代の健康者を突然に襲う恐ろしい病気です。その原因の90%以上は脳動脈瘤という脳動脈にできた小さな瘤であり、それが突然に破れて、血液が脳の表面や底面に瞬時に広がります。出血が軽い場合には、突然の頭痛や嘔気・嘔吐として自覚されます。一方、出血が強い場合には、患者はそのまま昏睡状態に陥いり、呼吸停止、死に至ります。
 このように短時日に死亡したり、植物状態などの高度の脳機能障害を残すクモ膜下出血の患者は全体の1/3を占めます。その他1/3は生活に復帰できても言語障害や片麻痺、認知機能障害など何らかの脳機能障害を残します。そして残る1/3のみが後遺症なく社会に生還できるのです。このようにクモ膜下出血は人によって運不運が大きく分かれる病気と言えます。
 まだ記憶に新しいと思いますが、元プロ野球巨人の内野守備走塁コーチであった木村拓也さんが試合前のノック中に突然くも膜下出血で倒れ、そのまま治療の甲斐もなく死亡されました。木村拓也さんは不運なクモ膜下出血の1/3に属することになったことは大変気の毒なことでした。現在、田宮五郎さんはリハビリ中ということですので、何らかの脳機能障害が残り、回復へ向けて頑張っておられるのだと推測いたします。
 脳動脈瘤は破裂して出血しない限り、通常は無症状で経過します。しかし、脳動脈瘤を保有している人々の中に、ある日突然にくも膜下出血で倒れるという不運が訪れることになるのです。その最も起こりやすい年齢が男性では40~50代、女性では加齢と共に発症が増加する傾向を示すことが知られています。
 近年、脳ドックでこのクモ膜下出血の原因である脳動脈瘤を破裂する前に発見して、処理してしまおうという取り組みが盛んに行われています。まさに、頭の中に仕掛けられた時限爆弾のような脳動脈瘤の破裂の危険を取り除くという意味では有用な試みと言えます。
しかし、動脈瘤の処理はどんな方法を採るにせよ、100%安全ということはありませんので慎重な判断も必要なことを付け加えておきます。



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