腰ヘルニアが悪化したのに腰痛が消えた理由は?

.14 2012 腰椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
最近、40代の女性が玄関で靴を履こうとして屈んだ時に、腰にぎくっと痛みが発現した。それまでもぎっくり腰を3度くらい経験したことがあり、またぎっくり腰を起こした位に受け止めていたそうです。ところが、その3日後に右大腿前面から膝の内側にしびれが発現し、不思議なことに腰痛は消えていたそうです。次第に右股関節と膝のあたりに不安定な感じが発現し、歩行に困難を感じるようになったというのが訴えでした。
 我慢できる位の右大腿部の痛みとしびれ、股関節と膝の力の低下があり、神経学的検査では右L3神経根の障害を認め、腰椎MRIでは右L3/4の外側型ヘルニアを認めました。
これが患者の症状の原因と判断されました。
 よく、ぎっくり腰を繰り返してきた人が臀部から大腿部の痛みやしびれを感じるようになると共に腰痛が軽減したり、消失してしまったという訴えを聞きます。これは、椎間板が靱帯を破ろうと靱帯を押し広げる時に腰痛が発現します。靱帯が破れてしまい、椎間板が脊柱管内に入り込み、神経を圧迫すると臀部や下肢の痛みやしびれとなり、腰痛は消失してしまうのです。まるで陣痛の時の痛みのようで生まれてしまうと激痛が嘘のようにきえてしまうのに似ています。子供を産んだことのある女性なら理解しやすいと思います。
 このように腰痛がなくなり、下肢の症状に変わったことはヘルニアが次の段階に進んだことを示す徴候なのです。先の患者さんは神経の影響が強いため、筋力低下まで進んできています。このような患者では、痛みの程度とは関係なく、手術が必要なのです。

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