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腰椎変性疾患の盲点である椎間孔周辺部の病変

.24 2012 腰椎椎間孔病変 comment(2) trackback(0)
腰椎変性疾患の診断・治療において、脊椎専門医の実力が問われるのは椎間孔周辺の病変です。例えば、椎間孔狭窄や椎間孔内や外の椎間板ヘルニアは、神経学とMRIを含む放射線診断学と十分な臨床経験がなければ、その診断は難しく、手術を行っても失敗に終わることが多い。

このような症例を数多く私は経験してきた。椎間孔周辺の病変は現代の脊椎治療においても、なお盲点であり続けているいるのです。

次にそのような事例を紹介しましょう。最近、私が手術した椎間孔狭窄症の患者です。
患者は70歳代の女性。過去にぎっくり腰を繰り返してきたが、2年前に床に足を投げ出して座っており、立ち上がったその時に左臀部から大腿・下腿にかけて電気が走るような痛みが発現し、それが2年余りも続いていた。接骨院を含め、幾つかの医療機関を受診したが、原因は不明であった。その痛みは坐位で増強するが、歩行障害はなかった。左そけい部にも痛みがあった。

隣の県から私を受診された。下肢の知覚障害や筋力低下などは認めなかった。
腰椎レントゲン撮影では、分離症やすべり症、側彎症などはなかった。
腰椎MRIでは、脊柱管内には病的といえる所見はなかったが、左のL5/S1 の椎間関節の変形肥大があり、L5神経根が通る椎間孔が狭くなっていた。

この左L5/S1の椎間孔狭窄が患者の症状の原因と診断して、17mmの皮膚切開で、MD法による椎間孔拡大術を行った。直径16mm、長さ50mmのチューブ・レトレクターと手術顕微鏡を用いた。手術時間は1時間、出血量は5mlであった。

術後は軽いしびれ感、突っ張り感はまだ残るが、術前の臀部から下肢の痛みは消失した。

この患者のように、診断が困難なために原因不明とされ、医療機関を転々とする患者が多いのです。その代表的な部位が椎間孔周辺なのです。
私は、この椎間孔周辺部の病変の診断法と手術法を確立してきた。既にこの部位の手術は300例を超えています。脊椎外科医が一般に考えている以上に多い疾患です。

 この部位の手術では、しばしば腰椎固定術が行われていますが、その多くは低侵襲の椎間孔拡大術で症状の改善が得られます。


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東 猛
脊柱管狭窄の手術でも椎間孔狭窄は見逃されます。何せ私がそうですから。皆さんもきおつけて下さい。
2012.07.29 18:49
drshujisato
その通りですね。腰椎の病気は診断が難しいんです。診断が間違えば、手術をしても症状は良くならないんですよ。
2012.07.29 21:43

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