ブログ相談室での問答に、私がブログ相談室を開設した真意がある。

.13 2012 脊椎疾患 comment(18) trackback(0)
ブログ相談室に寄せられた質問者の答えこそが、私の真意です。

私への質問
先生のブログでいろんな事を私も含め多くの方が脊柱疾患の治療の難しさを学んだことと思います。次はこの知識を実際の場、医師との話しの中で活かしていくかです。多くの医師が見逃す
①椎間板ヘルニアの外側のヘルニア②脊柱管狭窄の椎間孔内外の狭窄など、患者が医師にそれらの存在を確認する術はあるのでしょうか?よしんば質問しても医師は多分否定すると思いますが、その時患者はどう対処すればいいのか?ある医師はMRIで駄目なら各種造影検査、電気生理検査、神経ブロックなど検査が続きます。又は保存治療を勧められます。セカンドオピニオンとして他の医師の意見を聞くか、それも時間の無駄かもしれません。佐藤先生に診て貰うのもいろんな事情で簡単ではありません。無駄なく失敗しない受診の仕方アドバイスお願いします。

この方の質問は私がブログで医療相談室の設置を考えたときに、私が最も悩んだ問題でした。腰椎治療の盲点としてある問題に深く言及することで、患者の混乱、医師への不信を招いたり、増長することに繋がりはしないか。指摘し、気づかせることで簡単に解消する問題であれば、良いのですが、気づいたとしても、患者個人ではどうにもできない問題ならば、ただの混乱を招くだけとの大きな危惧がありました。それでも尚、ブログ相談室をopenした理由を次に述べます。これは、私から質問者への回答に少し手を加えたものです。

私の回答:
 おっしゃる通り、腰椎疾患の診断や治療の未だ確立されていない、困難な問題を一般の方々が知ったとして、その知識をどう役立てられるのか。私も同じ悩みを感じながら、それでも尚、これらの情報を一般の方々に提供しなければならないとの結論に至りました。なぜなら、検査したけれども原因不明と言われた。患者は強い痛みを訴え、生活に支障をきたしているにも関わらず、医師からはまだ手術するほどではないと言われた。手術を受けたが良くならないと、悪いところは治した、あとは患者の問題であるかのように言われた。いつまで保存治療を続けたら良くなるのか、良くなっているようには思えない。などなど、患者には納得のいかない、どうしてよいか解らないなどの気持ちから、医師への不満が募っています。私は脊椎外科医として、このような出口を失った患者の役に立てないかと考え、私の経験を伝えることにしたのです。私から得た知識をどう役立てるか、それは私のできる範囲を超えた問題です。患者は自分で診断力と技術力をもった医師を捜すしかないのです。どうやって探すか、それがこれからの大きな課題と言えます。新聞や雑誌などによる広告などでは到底得られない情報なのですから。

私のこの回答に対する質問者のコメントを紹介します。
先生は常に医師としてベストを尽くしています。我々患者側のベストとは、やはり医師任せにしない心構えが先ず必要だと思います。医師が変わる期待をするより、患者が変わる、この事ですね!良く理解出来ました。有難うございました。

私がこの医療相談室を開設した目的をこの質問者は看破されました。国民が変わらなければ政治は変わらない。患者が変わらなければ医療は変わらない。私はそう信じています。
患者が変わるためのお役に立てるなら、私のブログ相談の意味はあるのかなと思っています。ご活用ください。

腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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Easton
患者自身がどう変わるか?それは患者次第と思います。先生のブログから学ぶか学ばないかも含め皆患者次第、せっかく先生が忙しい合間に時間を割いて下さっている貴重なブログをどう活かすか?皆の知恵を集めていくかです。是非皆さんのコメントをお願いしたいと思います。
2012.09.14 12:13
drshujisato
ありがとうございます。
何を信じてよいか解らないのが腰の治療と言ってよいのではと思います。
雑誌などにある誇大広告は「手術をしなくても治る・・・・」、この手の広告が驚くほど
目につきます。とういことはいずれ、脊椎外科医は廃業に追い込まれるのかと
思ってしまいます。しかし、現実は逆で、高齢化社会を迎え、脊椎外科医の役割は益々
大きくなるでしょう。腰椎退行性病変は長生きすればするほど罹患率が上がり、
重症度も上がるからです。一般の方々が腰の病気でお金と時間を無駄に浪費しないためにも、
病気の本質を理解してもらいたいものと考えています。
2012.09.14 23:26
坐骨神経痛患者
先ほど、筋肉筋膜性疼痛の可能性のことを書きましたがすべて消されてしまいましたね。公開ブログでコメントも受け付けているのになぜでしょうか?公開の議論であれば、先生の意見を述べればいいことだと考えますが・・一方的な意見を述べるブログであればコメントを禁止にすればいいことですよ。

誹謗中傷でないコメントがスルーでなく削除はなんででしょうね。少し疑問です。
2012.09.16 22:24
drshujisato
今回だけ回答しますが、
筋肉、筋膜、靭帯性の痛みは当然のことあります。その他、腰痛の病因論、病態論に関しては、色々な考え・説があり、それらの一つ一つに関して、皆さんと議論するつもりはありませし、時間もありません。あくまでも、脊椎外科医としての立場からの意見と受け止めて下さい。他の立場からの異なった意見も当然あるでしょう。どう受け止め、受け入れるかは皆さん各自の問題だと思ってください。
2012.09.16 22:45
坐骨神経痛患者
手術を積極的に推奨する先生のお考えを患者へアドバイスするということは、先生の自論が他の考えを排除または、論理的に優位性を述べられることが最善、または患者が素直に手術をうけいれられるものと考えコメントさせて頂きました。


2012.09.16 22:57
患者が変わる前に
患者は、病状を説明し医師が治療し患者の治癒を支援する。患者が変わる前に医師がスキル、知識の向上を図ることが先だと思います。医師が治療結果に責任が持てないのが問題なのです。腰椎手術を勧めない傾向にあるのは、この要素があるからだと思いませんか?治らないということは、診断が間違っているか、スキルがないかなのでしょう。
患者が学習することは、必要ですが、この事を最初に議論するの本末転倒、稚拙すぎます。患者が適切な医師なんて選べると思いますか?できないから、ドクターショッピングなんて言葉がつくられるのです。
腰椎疾患が医師がスキルがないのか、診断、原因の特定か間違っているのか、どちらかはわかりませんが、難民が沢山いる事を考えれば、どちらかなんでしょうね。
2012.09.16 23:46
drshujisato
質問1:
患者は、病状を説明し医師が治療し患者の治癒を支援する。患者が変わる前に医師がスキル、知識の向上を図ることが先だと思います。医師が治療結果に責任が持てないのが問題なのです。腰椎手術を勧めない傾向にあるのは、この要素があるからだと思いませんか?治らないということは、診断が間違っているか、スキルがないかなのでしょう。
回答1:
 その通りと思います。先ず、医師が診断力や技術近を高めていかなければならない。その通りです。しかし、現実は建前とは大きくかけ離れています。医師の力の格差が大きいのです。この格差は簡単には解消されないのが医療の現場です。だからこそ、治せる病気、治すことが困難でも治し得る病気、現在の医学のレベルでは治し得ない病気を、患者自身も知ることが自分たちの健康を守るために必要だと思うのです。手術を受けたが、良くならず、泣き寝入りをせざるを得ない患者が少なくありません。そういうことを減らしていくには、患者自身も適切な知識を持つことが必要になると私は考えています。
質問2:
> 患者が学習することは、必要ですが、この事を最初に議論するの本末転倒、稚拙すぎます。患者が適切な医師なんて選べると思いますか?できないから、ドクターショッピングなんて言葉がつくられるのです。
> 腰椎疾患が医師がスキルがないのか、診断、原因の特定か間違っているのか、どちらかはわかりませんが、難民が沢山いる事を考えれば、どちらかなんでしょうね。
回答2:
医師も多くの学会や研究会などを通じて勉強し、研鑽を積んでいるのも事実です。それでも尚、まだまだ現実には多くの問題が発生しています。医師が実力を上げていくのは当然のことですが、患者も患者なりに学習が必要な時代になってきたということでしょう。患者が本当に知りたい情報はまだまだ得ることが困難なのが実情です。我が国は皆保険制度で国民はどこでも平等・公平に医療を受けられる権利を守られてきました。それゆえに、どこでも同レベルの医療が受けられると錯覚してきた面も否めません。お上まかせ、医師任せではなく、患者自身が自分の身は自分で守るための一歩を踏み出さなければならない時代に来ていると私はそう考えます。
2012.09.17 11:45
患者が変わる前に
患者が適切な知識を持つということは、具体的に何の知識を持つのでしょうか?それをどうすればいいのですか?
患者は医師ではありません。
患者が自分自身を守るといいますが、具体的に何をすればいいねですか?
抽象的な表現では、患者は何もわかりません。
未熟な医師が多いといいますが、何が根拠ですか?患者は、どうやって見分けるのですか?
2012.09.17 13:45
drshujisato
一度だけ回答します。
何から何まで教えてもらえなければ、解らないでは世の中、無事には
渡っていけませんよ。身に起こったすべての問題の責任を相手に転嫁する生き方になるでしょう。
私の言葉が抽象的としか受け止められないのなら、
これからも私から得るものはありませんから、私のブログを訪れないことです。他の方々から学んで下さい。
最後に私は未熟な医師が多いとは一言も言っていませんよ。
手術を受けても良くならない患者の問題には医師の診断力と技術力の不足が関係している
ことが多いと言っているのです。
他人の文章を誤解しないため、読解力を高める必要がありますね。
以後、この種の質問には回答いたしませんので、悪しからず。
2012.09.17 14:19
患者が変わる前に
医師の診断力と技術力の不足
を未熟と捉えることが読解力が不足なんですね。わかりました。
何をもって、責任を相手に転換する生き方になるのか全くわかりませんが。
尋ねていないことに話をそらされても銅賞もありませんね。
2012.09.17 15:56
知久紀子
長野県飯田市の知久紀子と申します。初めてメールさせていただきます。私は以前から腰痛はあったのですが、昨年の12月頃から痛みに苦しむようになりました。
ウォーキング中に坂道で膝のガクガクを感じてから左股関節が痛くなり病院に行きましたが、レントゲンの結果が異常なしで帰ってきました。しばらくして激痛みは治まったのですが、その後も違和感が続いていました。
冷えの体験をしてから、今度は坐骨から足の先にかけてしびれと冷感を感じるようになりました。
あちこちの整形外科ど見てもらいましたが、加齢による狭窄症でそれほどひどくないから仕方がないと言われました。
オバルモン、リリカ、セレコックスを処方され、飲んでいましたが、良くなりません。日によって痛みや痛い場所は異なりますが、最近では夜も痛くて眠れない日があります。とにかく下半身が不安定で、同じ場所に立っていられなくて、台所仕事が苦痛です。
飯田市の林次郎さんに紹介していただき、先生の本を読ませていただきました。私の症状に思い当たることばかりです。
4月4日に先生の診察を予約させていただきましたので、お世話様になりますがよろしくお願い致します。
                  知久紀子
2017.03.14 16:05
drshujisato
17/03/14の知久紀子さんへ   Re: 受診のお願い

症状からは、腰椎に原因があると思います。
きちっと診断して適切な治療につなげましょう。
受診をお待ちしています。

FROM SHUJI SATO
2017.03.22 22:47
飯田市脊椎患者
先日はお世話になりました。飯田市の坐骨神経痛患者です。私の場合、右側にも左側にも痛みやしびれがあり、下半身が不安定です。右腰の超外側型ヘルニアの手術をした場合、左側も良くなる可能性があるのでしょうか?
私の症状から先生も判断が難しいと言われました。私も手術に対して不安があります。良くなる可能性があるなら頑張って手術しようと思いますが。。。。
また、MD法による手術をして、ゴルフ等のスポーツができるまでにはどのくらいの月日がかかるでしょうか?
次回は5月12日に受診を予定しています。以上よろしくお願いします。
2017.05.03 20:18
drshujisato
17/05/03の飯田市脊椎患者さんへ   Re: 手術について質問

記憶に頼る回答は間違うことがありますので、あなたの受診日とイニシアル、年齢、性別を教えて下さい。週明けにカルテWを確認してお答えします。ただし、公開になることをご了承下さい。

FROM SHUJI SATO
2017.05.06 23:23
飯田市脊椎患者
受信日は4月4日です。イニシャルはC.N.です。71歳女性です。
しびれはそれほど苦痛に思いませんが、朝起きると左のお尻の坐骨より内側に痛みを感じ、起きて朝の洗面をしていると、足の後ろ側と内側が痛くなり、立っているのが大変です。やっと台所の朝の準備をして、椅子に座ると少し楽になります。同じ場所に立っているのが大変で、少し動き回るほうが楽です。足が常に冷たくて、背中が痛むこともあります。車に乗ると腰がピリピリして痛くて、大変です。
過去の経緯ですが、40歳頃、腰痛でバレーボール等のスポーツが出来なくなり、5~6年続きましたが自然に治りました。65歳頃、座っていて立った時や車から降りた時、腰が曲がったままで、しばらくすると伸びることが、2~3年続きました。
70歳頃、ウォーキングしていて、下り坂で左股関節を痛めたのがきっかけで、段々と症状は変わってきていますが、とにかく腰から下の下半身が不安定で、現在の症状になっています。
腰以外にも原因のある可能性はあるのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、先生の診断を教えてください。よろしくお願いします。
2017.05.07 11:49
drshujisato
17/05/07の飯田市脊椎患者さんへ   Re: 診断願い

カルテを確認しました。
画像検査では、L4/5の右に最外側ヘルニアを認める他、L3/4の両側の椎間孔に狭窄が疑われました。
L3/4の椎間孔狭窄症であるなら、左下肢の症状の説明は可能です。
なかなか診断の難しい腰椎ではありますが、手術によって良くなる期待はもてそうです。
手術予定になっているようなので、この辺りの詳しい説明は受診時に致します。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.05.11 14:47
seiji
1年前から下肢痛(主に右の臀部と脛横、足)に少しずつ悩まされてきた者(59歳男)です。2月からペインクリニックでリリカなどを処方されましたが、間欠性跛行が徐々にひどくなり、5月に大病院で診断を受けたところ「腰椎分離すべり症(L5)」と診断されました。手術を受けた方が良いと説明され、先生のご著書も読ませていただいて、手術するつもりにはなっているのですが、仕事の関係上できれば8月まで延ばしたいと思っています。そう言いながらも、寝ていても痛みがあるので自分でも早いほうが良いような気がしているのですが、手術後に症状が良くならないリスクは、2・3ヶ月待つことで(どの程度)高まるのでしょうか。あるいはブロックなどで持たせることができれば、2・3ヶ月程度の遅れは気にしなくても良いのでしょうか。お忙しいところをすみませんが、ご教示いただけますでしょうか。
2017.06.04 21:06
drshujisato
17/06/04のseijiさんへ  Re: 手術のタイミング(腰椎分離すべり症)

手術までどれだけの期間を待つことができるかは難しい質問です。
あなたの分離すべり症の進行程度が正確にわからないからです。
一応の目安を説明しますと、足の感覚障害や麻痺がなければ待つことは可能です。
要は神経障害が進行してからでは回復が悪くなりますので、この点にご注意ください。
痛みだけの問題であれば、一般に手術を伸ばすことの問題は少ないように思われます。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.06.11 00:09

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