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手術治療が必要な腰椎変性疾患の患者とは?

.01 2012 腰椎手術の時期 comment(4) trackback(0)
私のブログ相談室を訪れる方々の相談をお聞きしていて、まず、驚くことは
痛みや身体の不自由な状態に長い期間、置かれていることです。

腰椎変性疾患による神経障害は悪化傾向を示す場合には、途中から急に改善へ向かう可能性は極めて低いというのが私の見解です。悪化傾向というのは、数ヵ月単位で見た時に次第に立位保持や歩行が困難になっていく場合とか、下肢のしびれや筋力の低下が進む場合です。

腰の動きや姿勢の影響を受けて増強する痛みやしびれは腰椎の中で神経が圧迫・刺激されているために起こっている場合が多いと私は考えています。実際、そのような患者ではMRIによって神経の圧迫所見を見つけることができ、それを手術で取り除くと、症状は速やかに改善へ向かいます。

速やかにというのは、神経がヘルニアや狭窄症などによって、圧迫されているが、除圧すると神経機能が完全に回復できる段階での話であり、神経障害が進んでしまってからでは、除圧術を受けても速やかにとはいきません。神経障害が進んだ患者では、除圧後に神経障害が改善するのに時間を要しますし、完全に回復しないことが少なくありません。神経障害が進んだ患者では、術後半年過ぎても、下肢にしびれや冷感が残ったり、痛みが残ったり、歩行障害が残ったりすることになります。神経の回復期間は術後3~6ヵ月間です。それ以後になると回復は鈍化します。

生活の質を回復するためには、神経障害が回復し得る段階で手術治療が行われるべきと私は考えています。

話を先に戻し、長い期間、腰椎変性疾患によって、痛みや身体の不自由な状態に置かれている方々は、生活の質を取り戻すチャンスを日々、失っていく過程にあると私は見ています。

腰椎変性疾患が長くゆっくりと生活の質を蝕む過程は、後期高齢者の腰椎疾患を見ていると良くわかります。これらの方々は50代や60代に発症し、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、より悪い状態へと進んでいるのです。

 長い期間、改善しない、悪化傾向にある患者は根本的に治療を見なおす必要があります。


腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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坐骨神経患者
先生の仰る通りだと思います。あとは患者さんが自らが予防、定期的に検査するしかないのですが、これをどうするか?一般の健康診断に腰椎の検査を加えたり、講演会を開催し、この疾患の問題を広く情報発信して相談室で悩み、治療についてのきめの細かいサービス体制も必要だと思います。また医療側も患者の痛みを理解出来る医師を専門的に配備する事が重要だと思います。
2012.11.02 10:29
drshujisato
12/11/02の坐骨神経患者さんへ

ご指摘のように腰椎変性疾患についてもっと正確な情報提供が必要と思います。最近、担当医から大した問題はないと言われた患者さんが私のブログで勉強し、必ず問題があるはずだと私に相談される方が増えています。病気の正しい知識を持つことで、医師の力不足に泣く患者が減っていって欲しいと願っています。少しでもその役に立つことが私の使命と受け止めています。
2012.11.02 23:08
植田
初めまして、45歳男です、2年前第五腰椎分離すべり症と腰部脊柱管狭窄症と診断されました、症状は腰部と尾てい骨が座り姿勢でかなり痛くなり、立って腰を伸ばしたり前屈すると緩和されます、神経根ブロック注射を2年前に初めて打ち、その時は1年忘れるくらい改善されました

しかし1年前に第五腰椎周辺の肋が2本折れる程、強打し、その時からまた痛みだし、計5回ブロック注射を打ちましたが改善されず、造影剤検査をし手術前提に担当医師と話をしていますが、足に痺れが有る訳ではありません

逆に術後の事で、違う症状が出る事が怖いんです

医師は、昔分離した腰椎が伸びてきてると言ってましたし、あなたの年齢ならばインプラント固定術が良いと言いましたが、除圧術だけでは駄目なのでしょうか?

佐藤先生、私に御指南下さい、どうかよろしくお願いいたします

整形外科は3件周り、病名は一緒でした、そのうちの1件の所見は、

L5腰椎が前方にずれているが、椎弓のズレは見られない。

L5/S椎間板が一部背側に膨隆しているが硬膜の排圧はない。

L2/3から4/5椎間板が膨張気味で椎体の変化が見られる。

です。




2015.01.09 20:22
drshujisato
15/01/09の植田さんへ 
          Re: 御指南下さい

45歳男性で、L5の分離症で、L5/S1のすべり症があり、腰痛が主症状なのですね。下肢の症状はないようですね。
外傷を契機に症状が再燃し、それが持続している状態ですね。
一般的に分離すべり症の患者さんでは、椎間孔狭窄があり、すべり部位での脊柱管狭窄症を合併していることは、私の経験では殆どありません。他の部位でならあり得ますが、それにしても少ないと思います。
これも私の経験からの話ですが、あなたの場合には椎間孔狭窄が進んでいるのではないかと疑います。まだ下肢の症状までは出さない程度のですがね。
あなたの年齢と経過をみるかぎりは、固定術が必要になるのではと推測されます。最終的な判断は画像などを含めて行う必要があります。固定術は後にできるだけ手術による痛みの残りにくい最小侵襲固定術が現時点ではベストの選択と私は経験上、そう信じています。
私の回答がお役にたてば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2015.01.11 10:36

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