ぎっくり腰の正体と腰椎椎間板ヘルニアの関係 part3

.01 2011 腰椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
腰ヘルニアは自然治癒に向かうものが多く、保存治療とは自然治癒する間の症状軽減に向けられた治療だということは今までの説明で理解していただいたと思います。それでは、自然治癒しないヘルニアとは、すなわち、手術治療が必要なヘルニアとはどんなヘルニアかを説明いたします。ヘルニアによる症状が強いか弱いかとヘルニアの大きさは必ずしも相関しません。ヘルニアによる症状が強いのはヘルニアが神経にどれだけ強い影響を直接与えているかで決まります。ヘルニアが小さくても神経を直撃している場合には激痛になり、経過は長引きます。しかし、ヘルニアが大きくても神経への圧迫が軽い場合には症状は軽く、症状の持続は短い傾向になります。ヘルニアの神経への影響は神経が通る骨の内腔が広いか狭いかでも大きく異なります。広い場合には、ヘルニアによる神経の圧迫が軽く済むことになりますし、狭い場合には神経の圧迫が強くなります。つまり、ヘルニアによる症状の重症度は神経の圧迫程度と神経周囲の骨の内腔の広さ狭さが関係するのです。ヘルニアが大きいから、小さいからだけでヘルニアによる症状の重症度は決まらないのです。それと大事なことは、神経の圧迫が高度の場合、神経が麻痺していくことで、痛みは軽くなっていきますが、その一方で筋力の低下が進みます。痛みが軽くなっても筋力が低下することはヘルニアによる症状が悪化していることを示しています。痛みだけで経過の善し悪しを判断することの危険がここにあるのです。まとめると、ヘルニアの自然吸収縮小がなく、症状の改善の進まないヘルニアには手術が必要です。さらに、痛みは軽減していても筋力の低下が進むヘルニアでは早い手術が必要なのです。このことを判断するには、神経機能とMRIやCT所見を経過を追って総合的に判断することが必要なのです。
次回part4では、私の行っているMD法について説明する予定です。






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