坐骨神経痛は病名ではない! 何故か?

.03 2011 坐骨神経痛 comment(0) trackback(0)
私の外来を受診される患者さんに、「現在治療されているdoctorは病名をどう言われているんですか?」と質問すると、「坐骨神経痛といわれてます」と答える患者さんが実に多いことに驚きます。臀部から大腿部の痛みはことごとく坐骨神経痛になってしまうんですね。確かに、坐骨神経痛は多いのですが、坐骨神経痛は坐骨神経に関連した痛みという症状であって、病名ではないというのが私の見解です。なぜなら、坐骨神経痛には必ずその原因疾患があるからです。それが椎間板ヘルニアであったり、狭窄症であったり、すべり症であったり、腫瘍であったり、神経炎であったり、とにかく色々な原因疾患があるんです。坐骨神経痛の治療の根本はその原因疾患の治療にあることは当然のことなんですが、実際は坐骨神経痛との診断で対症治療しか行われていないのが実情です。歯が痛いと歯科を受診し、歯科医が「それは歯痛ですね。薬を投与しておきましょう。局所麻酔剤で痛みを抑えましょう」と言ったら、誰もが不信に思うでしょう。虫歯がそんなことで治るんですかと。坐骨神経痛も同じ事なんです。必ず原因があるんです。その原因をきちっと診断して治療法を決めるのが医師の仕事なんです。ちなみに、臀部から大腿部の痛みは坐骨神経痛だけではないんですよ。大腿神経痛もあるんです。坐骨神経痛は通常は腰椎の4番から下(臀部側)、大腿神経痛は4番から上(頭側)の腰神経根が傷害されて起きるんです。どうか、坐骨神経痛だけの診断名で治療を行う方々には注意してください。


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