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頚椎椎間板ヘルニアの治療について

.04 2013 頚椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
頚椎ヘルニアの治療方針は基本的には腰椎ヘルニアの場合と異なることはありません。神経根性の激痛のある時期には、頸部安静と消炎鎮痛剤、ステロイドなどが用いられます。現在は、神経性疼痛に効果のあるリリカやオピオイド系のトラムセットなど激痛をコントロールするのに有力な薬剤が使えるようになりました。腰の場合と同様に、神経ブロックが有効なこともあります。

 初期治療の目的は、痛みのコントロールにあります。痛みの消退と共にしびれなどの他の症状も消失していくなら、勿論手術は必用ありません。

 しかし、薬物治療によって激痛は軽減したものの、上腕や腕に痛みが続き、さらに手にしびれや冷感、手指の使いにくさなどが発現し、このような状態が3ヵ月以上も持続する場合には手術治療を検討することが必要です。

 頚椎椎間板ヘルニアの手術治療では、通常は前方固定術が行われます。この手術法は、頚椎の前方から椎間板を摘出して、その奥で脊髄や神経根を圧迫するヘルニアを摘出します。椎間板を全て摘出しますので、椎間板のなくなった骨と骨の間(椎体間)に、現在ではチタンケージと呼ばれる金属を挿入し、固定を図ります。かって、骨盤の骨を採取して用いたり、人工骨であるセラミックを用いたりしたこともありますが、現在ではチタンが用いられることが多くなっています。

この頚椎前方固定術は、中心型と外側型、さらに椎間孔型のヘルニアにも用いられるヘルニア万能型の手術法です。欠点としては、骨が固定するのに2,3ヵ月かかることであり、一定の期間(昔は2,3ヵ月、現在は2,3週間)の頸部カラー装着が必用です。ケージの改良が進む中で、カラー装着期間は短縮化の方向にはあります。

 私は、頚椎ヘルニアの手術では、前方固定術とMD法によるヘルニア摘出術を使い分けています。具体的に言うなら、中心型では前方固定術を行い、外側型と椎間孔型では後方からのMD法を行っています。

頚椎椎間板ヘルニアに対するMD法の利点は、腰のヘルニアと同様に頸の後ろに16mm位の切開を加え、直径16mmで長さは通常50mmか60mmのチューブ状の開創器を骨まで挿入して、手術顕微鏡を用いてヘルニアを摘出する最小侵襲の手術ということにあります。術後、頸部カラーは不要で、退院後直ぐに車の運転ができることも利点ですし、さらに、頚椎を固定しないので固定に伴う別の問題が将来発生することを防止できます。
 腰椎ヘルニア同様に頚椎ヘルニアでもヘルニアのタイプに応じた手術法を採用することで、より低侵襲な手術が可能になるのです。

 このようにヘルニアのタイプに応じた手術法の選択が取られるようになり、頚椎手術の低侵襲化が図られています。

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