腰椎症性椎間孔狭窄症の二人の70代男性へのMD手術

.26 2014 腰椎椎間孔狭窄 comment(0) trackback(0)
今日は2件の腰椎手術を行いました。二人とも70代男性です。

一人はかって私がL4/5の腰部脊柱管狭窄症に対してMD法による神経除圧術を行った患者さんです。術後経過は良好でしたが、右下肢に痛みとしびれ、間欠性跛行が生じるようになったと受診されました。症状からは右L5神経根症と判断されました。MRIでは、L4/5には脊柱管狭窄症の再発はありませんでした。今回の症状はL5/S1の右の椎間孔狭窄によるものと診断しました。その患者さんでは、L5/S1の右側でMD法による椎間孔拡大術を行い、椎間孔内で拘扼されているL5神経根を除圧しました。神経根は拘扼が強く、癒着も進んでいました。これで症状は改善すると思います。

もう一人の患者さんは、腰椎側弯症が強い方で、腰痛と左下肢の痛みとしびれで長い間、保存治療を受けてこられました。保存治療が無効なため、受診されました。この患者さんの症状は左L5神経根の障害によると判断されました。MRI画像では、側彎症は強いですが、脊柱管狭窄症を含めて、脊柱管内には有意な病変はなく、側彎症に伴う左L5/S1の椎間孔狭窄症が症状の原因と診断されました。症状が長引き、次第に悪くなっていることから、今回手術となりました。手術は、MD法によりL5/S1の左で椎間孔拡大術を行いました。左L5神経根は先の患者さんと同様に椎間孔内で強く拘扼されていました。神経根周囲に強い癒着も認めました。術前には下肢をのばして仰向けで寝ることができないでいましたが、術後はその姿勢を維持しても下肢の痛みやしびれは発現しなくなっていました。
二人とも手術時間は約1時間、出血量は10~20mlでした。

これらの患者さんのように脊柱管内には問題なく、椎間孔に狭窄などの病変があり、強い痛みなどの根性症状に悩まされている患者さんは実に多いと言うのが私の経験であり、これらの患者さんでは、各種の保存治療が効果を示すことなく、原因不明と扱われていることが多いのが実情です。

腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
思っております。1日1クリックずつ応援お願いいたします。

1245_32.png 1245_32.png にほんブログ村 健康ブログ 腰痛・ギックリ腰へ

関連記事
スポンサーサイト

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://spine.drshujisato.com/tb.php/309-c51ab230