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ずるずると引き出される柔らかい腰椎椎間板ヘルニアの謎

.18 2014 腰椎椎間板ヘルニア comment(2) trackback(0)
 最近30代前半の男性のL5/S1の椎間板ヘルニアのMD手術を行いました。
この患者さんのヘルニアはS1神経根のすぐ内側にあり、S1神経根を後方かつ外側に強く圧排していました。
ヘルニアは椎間板のほぼ直上にでており、薄くなった線維輪に被われていました。
表面を押してみると、ふわふわと柔らかい状態でした。

 線維輪に切開を加えると、そこから髄核がはみ出してきました。髄核を周囲と剥離して、器具を用いて
引っ張ると、ずるずると椎間板腔からも髄核がつながって引き出されてきました。
大きな塊として髄核が摘出されました。線維輪は裂けていて、そこから残っている髄核を引き出すと
柔らかい髄核がさらに容易に引き出されてきました。

 このような柔らかく、脆いヘルニアに時々遭遇することがあります。
このような性状のヘルニアの患者さんが、比較的早期に再発したこともあります。

 今回の患者さんは、喫煙癧もなく、肥満もなく、特に重労働しているわけではありません。
椎間板の変性といってしまえばそれまでですが、なぜこのような髄核になるのか、興味のある所です。

 私は、今までの経験から、このような柔らかく、ずるずる出てくる患者さんでは、再発を防ぐためできるだけ
摘出するようにしています。そのことによる再発防止の効果がどれだけあるかは、これからの検討課題と考えています。
さらに髄核が餅のように柔らかくなっていることがあります。このようなヘルニアをもった青年で、術後、入院中に直ぐに再発した患者さんがいました。

 私の印象では、このようなずるずると出てくる柔らかい髄核の患者さんでは、別の部位に新たなヘルニアが起こったり、
同じ部位での再発が起こり易いのではと疑っています。
 今回の30代の男性でも、L5/S1以外に2カ所にまだ軽いですが、ヘルニアを認めました。ヘルニアになりやすい体質があるかのような今回のヘルニア患者さんでした。

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カズ
15歳の時に前屈みで縄跳びをした数時間後に立てなくなる程の腰痛が発生し、数日後には足先まで下肢痛が広がりました。当時はL5分離症と診断され、コルセットと安静で数ヶ月後に収束しました。
35歳で2ヶ月間の腰痛後、激しい下肢痛が発生しL5S1ヘルニアと診断されました。痛みは2ヶ月程度で収束。
再発までの20年間は時折下肢の痺れを感じる事はありましたが、通常通りの生活でした。
症状的には初回時も再発時も酷似していました。分離症でヘルニアと類似した症状が出ることもあるのでしょうか?どちらも靭帯性→神経根性の痛みに移行し、下肢痛発生時には腰痛は解消している状態でした。初回時はMRIの映りが悪く、ヘルニアの有無は確認できませんでした。
2014.08.19 20:13
drshujisato
14/08/19のカズさんへ  


15歳時にL5分離症と診断されたということは、現在、分離すべり症になっているかも知れませんね。
L5分離症あるいはL5/Sの分離すべり症では、椎間孔内ヘルニアや椎間孔狭窄症を伴い、L5神経根が圧迫刺激され
坐骨神経痛などの尻や太もも、脛の痛みをだすことがあります。L4/5のヘルニアでもL5/S1の分離症あるいは分離すべり症でも、L5神経根を介する症状のため、似た症状になります。分離すべり症で椎間孔狭窄を伴うようになると、腰痛よりも下肢の症状が中心になる傾向があります。L5分離症だけでも、分離部が不安定に動くと、その直下をL5神経根が通りますので、腰痛だけではなく、坐骨神経痛が起こることがあります。
2014.08.19 20:44

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