あっと言う間に過ぎ去る一日、二件の腰椎手術と医師と管理者業務

.27 2014 脊椎外科医の一日 comment(0) trackback(0)
 朝は8:30から医局で前日と夜間に救急入院した患者のフィルムカンファランスをしています。医師ばかりでなく、当院では医療秘書(医師事務作業補助者)や診療情報管理士も参加しています。医師のディスカッションを聞いてもらい、専門用語などに触れてもらうためです。

 今日は10時から1件目の腰椎手術がありました。60代女性で、過去に腰部脊柱管狭窄症でL4/5とL3/4の2椎間でMD法により神経除圧を行っています。術後は経過よかったのですが、間欠性跛行が再発しました。検査では、L3/4にすべり症が発生しており、脊柱管狭窄を伴っていました。すべり症はありましたが、椎間板腔が狭くなり、さらにすべりが進行する可能性は低いと判断して、MD法による再除圧術を行いました。癒着が進んでいる術野の中で、神経根や馬尾を除圧するには、ちょっとしたこつが必要です。約1時間で予定通りに再除圧術を終えました。麻酔から覚めた患者さんは下肢の症状の改善を実感していました。まずは成功です。その後、正午頃には翌日の手術患者二人に手術説明を行いました。それまでに手術説明書と同意書を作成しておきます。これらの説明と前後して、午前の手術患者の家族へ手術が予定通りに終了したことの説明を行います。

13:00頃から新規に採用する医療秘書の面接試験に立ち会いました。事務系では、医療秘書だけは私が面接試験に立ち会っています。臨床に向くかを判断するためです。

14:00からは2件目の手術です。この70代後半の患者もかって、腰椎症性の左L5/Sの椎間孔狭窄症に対して、MD法により椎間孔外からのL5神経根除圧を行っています。術後の経過はよかたのですが、両下肢に坐骨神経痛が強くなり、歩くことさえ困難な状態になり入院されました。今回の問題は、前回手術の左L5/Sの椎間孔の内側に狭窄が再発していることと、右のL5/S1に腰椎症性の椎間孔外狭窄が新たに発生していました。この患者では、L5/S1の左では内側から椎間孔拡大術を行い、左L5神経根を除圧し、右では椎間孔外から椎間孔拡大術を行い、右L5神経根を除圧しました。それぞれでL5神経根の圧迫と強い癒着を認めました。手術時間は1時間45分でした。麻酔から覚めた患者は術前にはとれなかった仰向け姿勢を保ってることができるようになり、下肢の激痛は消失していました。

手術が終わり、やれやれと思うまもなく、17:00から病院の定例の管理者会議があり、18:00に終わりました。それから、やっと部屋に戻り、電子カルテに医療秘書が下書きしてくれた返書や紹介先への手術報告に目を通し、修正し、一段落したのは20;00頃になりました。色々な業務の合間に書類に目を通し、決済印を押すという、綱渡りの一日でした。
帰宅は21:00過ぎることが多く、自室で何かと調べ物をしつつ、ブログ記事を書いたり、質問への回答をしたりで、気がついたら、午前1時頃というライフスタイルが身についてしまいました。本当にあっという間の一日であり、あっという間の1週間、1ヵ月です。明日も、2件の手術であっという間の一日になることでしょう。体力と気力、これがすべてです。


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