腰椎変性疾患の治療医のタイプ、あなたの主治医はどのタイプ?

.14 2014 腰椎変性疾患の治療 comment(4) trackback(0)
腰椎変性疾患の手術治療に対する医師による考え方、方針の違い

1)手術の効果に否定的で、手術でむしろ悪化する危険性が高いと考える医師は、手術治療に否定的な態度をとります。このような医師は保存治療に固執する傾向があります。良くならない患者さんは黙って他の医師へ鞍替えしていくことになることが多いようです。

2)手術は最後の手段と、手術を消極的に肯定する医師の立場があります。患者さんが耐えられるところまで保存治療を行い、どうにも我慢のできない状況に追い込まれてから、手術の話を持ち出します。このような手術の考え方は、最悪な状態に陥ることを防ぐことのみに手術治療の目的がおかれ、患者の生活の質を重視する視点は欠けています。

3)手術治療を積極的に考える立場にもおよそ二通りあります。
 一つは、手術自体が患者に与えたり、残したりする痛みや生活の質の低下はやむを得ない代償と考える立場です。このような考え方の医師は大きな切開、筋肉損傷などで起こる患者さんの苦痛な術後症状はやむを得ないと割り切ります。実際には、割り切らざるを得ないと言った方が正しいでしょう。

 もう一つは、手術自体が患者さんに与える傷害を極力減らし、手術にともなう患者さんの苦痛を可能な限り最小にする、最小侵襲手術の立場です。私はこの立場を取っています。

 実際には、従来の大きな開創手術から新しい最小侵襲手術の間には、手術の低侵襲化の色々な段階があります。

あなたの担当医はどのタイプでしょうか。手術を決める際には患者さんの希望もありますから、一概に医師がどうのこうのと言えない問題ではあります。

 外科医としての技術は、患者さんの身体への傷害を少なくするほど、高度の技術と豊富な経験が必要になります。時代は間違いなく低侵襲手術へ向かっていますが、対応できる医師がまだまだ少ないのが現状です。

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tuahine
40代女性、6ケ月前にL4,L5後方除圧固定術により、腰椎の手術治療を受けました。
側湾変形があり、固定術は避けられないとのことでした。
担当医師については、3) の一つ目のタイプであると思います。医師の腕が素晴らしく良かったおかげもあり、術後の経過は今のところ、順調でQOLがアップいたしました。
今後のことは、全く分かりませんが、再発がなければ良いのにと願うばかりです。
2014.10.15 17:10
しゃぼん玉
1)は時代遅れ??になりつつあるのではないかと思いますが
今でもこういう医師は非常に多いというのが私の印象です。

2)が患者の病院(医師)選びを困難にしています。
というのは、年間手術件数の非常に多い病院であっても
この考え方をベースにしてる医師が多いのです。
患者が求めるのはQOLの向上ですから手遅れな手術など希望していません。
しかし、年間300件の手術をしてる病院であってもその300件の大半が患者の我慢の限界を超えた状態での手術であるならば後遺症を残してる人が多いわけです。
年間300件の手術がどういった状態からの手術なのかは外からは判断できないので有名病院で診察を受けても手術をしてくれずに悔しい思いをして診察室を出て行く患者が非常に多いのが(2)だと思います。

3)がこれからの時代が求めてる医師ですが非常に少ないです。

実際には、2)の医師が「低侵襲」を宣伝にしてたりします。
どうにもならない状態から「低侵襲手術」をされても患者が満足する結果にはならないのではないでしょうか?

そして、2)の考え方をされてる医師には疑問を感じます。
どうにもならない状態からの手術を何十件、何百件もされてたらその後の患者の状態はどのような結果になるかは医師の経験とし蓄積されてるはずです。
であれば、できるだけ後遺症を残さないタイミングで手術を行うべきであるということはわかると思います。
同じ失敗??(後遺症を残すタイミングでの手術)をなぜいつまでも続けてるのでしょうか?
2014.10.15 20:30
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2014.10.17 11:59
drshujisato
14/10/15 シャボン玉さんへ

患者さんのQOL,すなわち生活の質や神経後遺障害を残さない手術をするためには、手術時期の判断が極めて
重要です。いつも言うことですが、傷害を受けた神経機能を回復する治療はないのですから、回復し得る時期を選んで手術を行うことが道理です。この道理に従わない腰椎治療がまだまだ世の常識になっています。
これを変えていかねばならないと真にそう思います。
2014.10.18 00:09

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