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腰ヘルニアの再発はなぜおこるのか?

.10 2011 腰椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
 腰ヘルニアの患者を診ていて、これも良く聞く話ですが、ヘルニアを手術しても再発すれば同じ事ではないか。手術しても無駄ではないか。このような疑問というか、手術治療に対する疑念を持つ方が多いようです。それでは、この疑問に答える前に、腰ヘルニアの自然歴(一般的な自然経過)について説明しましょう。椎間板とそれを骨の中にとどめる土手のような働きをする靱帯があります。この靱帯が老化とストレスによって弱く脆(もろ)くなり、椎間板の一部が靱帯を破り、出っ張った時にぎっくり腰が起こることは以前に既に説明した通りです。この痛みは短期間で消えていきますが、靱帯の損傷は後に残ります。さらに、椎間板が脆くなり、靱帯の劣化が進むと、二度あるいは三度と靱帯の損傷が起こります。そして、弱くなった靱帯が椎間板の脱出力を支えきれなくなった時に、椎間板が火山のマグマのように骨の中から外に噴火・脱出し、馬尾や神経根を圧迫するのです。これが腰椎の4番と5番、腰椎の5番と仙椎の1番の骨の間にある椎間板で起こり、それぞれ腰椎の5番の神経根、仙椎の一番の神経根を圧迫すると、坐骨神経痛が発現するというわけです。このように、腰ヘルニアは椎間板が変性して脆くなり、それを支える靱帯が劣化して弱くなることから起こるのです。ですから、いったん、ヘルニアが発生すると、二度、三度と繰り返し、悪化していくことが多いのはそのためです。勿論、一回のヘルニアで終わる人もいるわけです。火山でも、活火山と死火山があるように、ヘルニアもそれに似ているんです。治療上問題なのは、当然のことながら、活火山、すなわち痛みの発作を繰り返しながら、神経の機能を傷害していくヘルニアです。私は、ヘルニアで手術の必要な患者さんにこう説明しています。ヘルニアの手術治療はヘルニアによる神経の圧迫を取り除き、現在のつらい痛みやしびれを取り除き、正常な生活に復帰することが目的です。もし、椎間板が脆くなり、靱帯が大きく破れ、再発の危険が高いと手術中に判断される時には、できるだけ脆くなった椎間板を摘出します。しかし、椎間板を全部摘出することはできません。従って、手術後の再発は必ず防げるわけではありません。しかし、もし再発したのなら、そして手術が必要な程のヘルニアになったのなら、再度、ヘルニアを取り除く手術をいたしましょう。例え、ヘルニアが二度、三度と再発しても、その都度、安全に治せるんですよ。今までは、再発ヘルニアの手術は危険なので、再発したらどうにもならないと言われてきました。しかし、私の経験からも、顕微鏡手術は再発ヘルニアでも安全に治せるようになっています。勿論、それ相応の手術経験が必要ですが。私が手術した腰ヘルニアの再発による再手術率は約3%です。これを高いと見るか、低いとみるか。いづれにしても腰ヘルニアによる痛みと長い不自由な生活にピリオドを打つか打たないかは、ヘルニアをもった患者さん自身の決断にかかっているのです。ヘルニアによる痛みの程度や生活の不自由さはヘルニアの患者、各人それぞれです。ですから、個々の患者の状態に応じて、手術治療は判断されるべきなのです。過去に椎間板ヘルニアの手術を受け、傷が大きく、術後長くベッド上で安静を保った方は、術後の痛みと長い拘禁生活を味わったことから、二度と腰ヘルニアの手術は受けたくないと思っている方が多く見られます。その点、私のおこなっているMD手術は傷の痛みが少なく、翌日から歩け、早く退院できるので、再手術に対する抵抗感はかなり少ないように思います。そのため、再発すると直ぐに手術して欲しいと要求してくる患者さんが多いのです。これも困るのですが。





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