腰椎椎間板ヘルニアに固定術は不要です!

.16 2016 腰椎椎間板ヘルニア comment(26) trackback(0)
 最近、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、腰椎固定術を医師から勧められていると相談に訪れる患者さんが散見されます。
これに対する私の答えは、「固定術は不要」です。医師から固定術を勧められるヘルニア患者の特徴は、中心型のヘルニア、ヘルニアの再発、狭窄症を伴っているヘルニアなどです。

 私は、ヘルニアにすべり症が関係していない限り固定術は不要と考え、MD法による神経除圧術を行ってきました。
この場合、神経除圧のためにヘルニアの摘出が可能であればそうしますし、ヘルニアの摘出が困難な場合には、ヘルニアの摘出は行わず、脊柱管拡大術を行い、神経を除圧します。

 ヘルニアを摘出せずとも、脊柱管を拡大し神経の除圧を行うと、症状はよく改善されるのです。
ヘルニアだから、それを摘出しなければならないという考え方には落とし穴があります。例えば、内視鏡でヘルニア摘出を試みたが、十分に摘出できないため、症状の改善が得られなかったという患者さんが少なくありません。このような手術失敗には、手術技術はもとより、手術の考え方に問題があるのです。

 このような場合には、脊柱管を拡大して、神経の除圧を図ることで、症状を改善するという手術の目的を達成できます。
侵襲の大きな固定術には合併症が起こることがあり、術後の腰痛に悩む患者さんも稀ではありません。さらに、固定隣接椎間に
ヘルニアや狭窄症、すべり症などが発生するリスクも無視できません。

 腰椎椎間板ヘルニアでは、固定術は避けるべきです。ただし、ヘルニアや狭窄症の再発例に対する神経除圧には高度の手術テクニックが必要です。医師選びを慎重になさることです。
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2016.03.19 11:18
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2016.03.23 17:59
C、K
佐藤先生寒さも厳しい折明日から4月に入り金沢も少しは暖かくなってきてますか 佐藤先生体調崩すことなく元気にしていらっしゃいますか?私の近況報告をしますね。去年の11月19日に金沢で佐藤先生に再手術をしてもらい 毎日が痛みと痺れの戦いで途方にくれ何度も先生にご相談させて頂きました 再手術から4ヶ月余りになります。まだ痛みや痺れはあるものの調子の良いときは炊事洗濯をしたり毎日300Mを歩き一日に三回~四回歩けるようになりました。凄いことです。それから2時間くらい座れるようにもなりました。もちろん日によって波はありますがあのとき再手術をしてなければ私の神経根は更に傷つき車椅子になってたのかもと思います。佐藤先生に嬉しい報告がしたくて そして私と同じようにボルト固定術後の悪化で苦しむ方々が勇気を持って一歩足を踏み出してほしくてコメント投稿させて頂きました。佐藤先生こそがスーパードクターです。個々一人一人に真摯に向き合い的確な判断と技術 手技の素晴らしさに感謝申し上げます。遠方だから行けないとか考えてみますではなく本当に治していただける1%の望みがあるのなら是非 佐藤先生の元を訪れて下さい!私は佐藤先生のお陰でゆっくりゆっくりですが快方にむかい週1~2回はカラオケも楽しめるようになり買い物へも行けるようになりました。今後の課題は自分で車を運転することです。焦らずにいきたいと思います。佐藤先生いろいろと本当にありがとうございました。時々またこの相談室を訪れさせて下さいね。
2016.03.31 23:40
drshujisato
16/03/31のC.Kさんへ   Re: こんばんは、佐藤先生。ご無沙汰致しております

症状が改善にむかっているとのご報告をいただき、ほっとしています。
私が行ったことといえば、障害されている神経根の障害原因を取り除いたことくらいであり、
後はあなたの身体の治癒力とよくなりたいというあなたの思いが成し遂げた成果ですよ。
腰の病気に限らず、医師ができることは限られています。大事なことは患者さんの身体の
治癒力と治してみせるという患者さん自身の意欲・気概であろうと思います。
それが報われてきたのでしょう。
スーパードクターなどとは恐れ多いことです。
「真実は単純である」が私の信条です。腰椎の変性疾患がなぜ患者さんを苦しめるのか、
その答えも単純なのです。医師自身が単純な問題を複雑な難問にしてしまっているのです。

引き続き、頑張ってください。大変でも、自分自身で乗り越えていく以外にないのですからね。
外科医の手が必要な時にはいつでもご連絡ください。

FROM SHUJI SATO
2016.04.02 00:03
東京中野
CK様
本当に良かったですね。2015/12/21の佐藤先生のコラムを読んで改善傾向にあるとの事、
自分の事のように喜んでいました。
私自身も4/21日に佐藤先生の執刀により手術を迎える身。
現在 期待と不安でいっぱいですが、CK様の今回の投稿を読み 大変 勇気を頂きました。ありがとうございます。術後の経過 経験談など 投稿して頂ける方が少ないなか、
大変 貴重で参考になり 感謝しております。
2016.04.04 15:35
drshujisato
16/04/04の東京中野さんへ   Re: 以前よりCK様の投稿 拝読しておりました。

C.Kさんは、これからもつらい闘病が続きますが、再起に向けた強い意志が状態を好転させたのだと思います。
治療としてやるべきことをやった後は、自ら困難な状態を克服するしかないのですね。
確かに、このブログ相談室を通じて、多くの方々が私の手術を受けておられますが、
結果や経過をコメントしていただける方は案外と少ないですね。良くなって足が遠のくのでしたら
良いのですが、ブログを読まれている方々にとっては、手術経験者の「その後」が気になる所と思います。
コメントを寄せて頂ければ、紹介させていただきます。

それでは4月21日は、共に頑張りましょう。

FROM SHUJI SATO
2016.04.08 10:53
ヒロ
先生に今年の1月8日に手術してもらいましたが、
別件でCTをとることになり撮影してみたところ、
残っている椎弓がずれている状態になっていました
(上関節突起と下関節突起に隙間が空いている状態で
折れて横にずれている感じかもしれません)。


痛みはさほどはありませんが、今後どのようにすれば
よいでしょうか?
2016.04.08 12:12
C、K
東京中野様                 私の事を自分の事の様に喜んで頂き本当にありがとうございます。去年の3月にボルト固定術を受けて以来私の人生の歯車が狂いました。何でもなかった左足には後遺症をもたらし四六時中痺れと痛みがあります。佐藤先生のブログに出会えるまで本当にやりきれない思いといつかは治ると思いながらリハビリをしたり強力な座薬を使って歩行したり…体はどんどん悲鳴をあげているのに無理して歩いた結果しまいには自力歩行があまりできなくなりました。座薬も強すぎるため副作用が出て使えなくなりました。自力で立つ時左足に体重が乗ると激痛が走りました。藁にもすがる思いで佐藤先生を頼りました。私の中で佐藤先生に対する大きな信頼感が生まれました。やりとりをしていく中で私の場合、難しい手術になるだろうと。期待を大きく持たずにいて下さいと佐藤先生に言われました。なのて金沢へ着いてからは期待とか不安よりもとにかく風邪を引かないように心掛けうがいもこまめにやっておりました。が、風邪を引き熱が出たり咳鼻水痰がからむなどの症状に苦しみました。麻酔科医師の話によれば本来なら手術を先伸ばしするそうですが遠方から来てることなどもあり病院の計らいと万全な体制の元手術を受ける事が出来て本当に良かったと思います。東京中野さんも体調崩される事なく大きな期待や不安は持たれずリラックスした状態で手術に臨んで欲しいと思います。病院スタッフの皆様は本当に明るくて丁寧で暖かい方達ばかりです。佐藤先生、飯田先生と素晴らしい先生方がいらっしゃいます。4月21日の手術までどうぞお体大切にされて下さいね。佐藤先生の顔を見ると不安なんか吹き飛んじゃいますよ。またお声かけも素晴らしくて勇気をもらえました。佐藤先生の力強いお言葉と自信に満ち溢れて仰いて下さいました股関節周りの痛みは必ず良くなりますから!のお言葉は的中しました。あれだけ痛かった股関節周りの痛みは消えました。私は股関節まで悪くなってそこまで手術しなきゃいけないのかと不安にかられる日々でした。でも佐藤先生が良くなるから!と仰った力強い言葉に救われました。本当にありがとうございました。今は両お尻、太もも裏等の坐骨神経痛の痛みがまだ続いております。佐藤先生時々また近況報告させて下さいね。   
2016.04.08 16:15
drshujisato
16/04/08のヒロさんへ

ヒロさんの場合、生まれつきL4椎弓の幅が狭い状態があり、ここに狭窄症が発現し、他院で
除圧術が行われました。
今回、当院では前回の除圧部位の周囲で神経根の再除圧術を行いましたが、再除圧には
残っている椎弓や椎間関節の一部削除が必要になります。
もともと椎間関節の削除が行われていた上にさらに削除を重ねたことにより、椎間関節の緩みが
生じて、関節間のずれが起こったのであろうと思われます。
しかしながら、このことは想定内のことです。もし、この関節の問題によって神経根の症状が再発するなら、関節を完全に削除し、
腰椎固定術を行うことがあります。しかし、必ず固定が必要というわけではありません。患者さんの年齢、関節及びすべりや不安定性の程度などを考慮して決定します。
現在、症状が軽いのでしたら、腰椎に前後屈や回旋の負荷をかけすぎずに、腹筋や背筋の筋力増強を図ることがよいと思います。

悪くなるようでしたら、受診を検討してください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2016.04.11 15:51
drshujisato
16/04/08のC.Kさんへ   Re: 東京中野様へ

東京中野さんへのコメントを紹介させていただきます。
自身で苦難を乗り越えようとしていること、大変嬉しく思います。
引き続き、頑張って下さい。平坦な道のりではないと思います。
同様に頑張っている患者さん達の何よりの励みになると思いますので、経過をまた聞かせて下さい。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO

2016.04.11 16:00
ヒロ
お忙しいなかご返事ありがとうございます。

現在痛みがまだ少しあるときはありますが、痛み止め
をのむまでではない感じです。

術前は少し歩くと臀部痛としびれがひどかったのですが
術後3ヶ月たったいまでは、20分歩いても少し痛い気が
するかなといううくらいにまで回復してきました。

術後は痛みが気になっていましたが、先生がおしゃって
いたように時間がたつとともにゆっくりですが回復しているようです。

本当に手術していただきありがとうございました。

またなにかありましたらご相談させていただきたいと思います。
2016.04.11 20:03
東京中野
CK様
手術へ向かう 気構え
アドバイス 大変参考になり感謝しております。そして私への お気遣いありがとうございました。
痛みや不安 風邪を引いたりで、心 折れそうになった時もありましたが、
なんとかのり越え
いよいよ明日 入院致します。
佐藤先生 明日からお世話になります。
宜しくお願い申し上げます。
2016.04.18 15:12
drshujisato
16/04/18の東京中野さんへ

明日は気をつけて来て下さい。
手術では、ベストを尽くしますよ。

FROM SHUJI SATO
2016.04.19 18:20
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2016.04.23 17:12
千葉 26歳 男
私は千葉に住んでいる26歳の男です。
去年の5月に分離すべり症のため、固定術により手術を受けました。

術後1週間ほどでリハビリが始まり、術後2週間で退院となりましたが、7月に入り、腰から背中にかけての電気が走ったような激痛で全く動けなくなり、再入院いたしました。レントゲン、CT、MRI、造影検査もしましたが、異常はなく、医師からは身体を動かすしかないと言われ続けました。

座っていても、立っていても、寝ていても、その激痛は突然襲ってきて、あまりの痛みに歯を食いしばり、歯が砕けてしまうほどでした。

トラムセット、リリカ、リボトリール、エチゾラム等を処方され、痛み止めの坐薬や、注射を打ちながら約3ヶ月入院生活を送りました。

結局原因はわからず、10月に退院し、他の病院でリハビリをし、なんとか動けるようになってきたなと思っていたのですが、またその強烈な痛みで動けない状態です。

病院に行っても、「悪いところは治っている」と言われ続けるんだろうと思い、余っていた坐薬を使って踏ん張っているところです。

この強烈な痛みは何が原因なのでしょうか、悪いのは私なのでしょうか。もうこの痛みを乗り越えるような元気はありません。

どうにかならないものでしょうか。

2016.05.03 19:22
drshujisato
16/05/03の千葉26歳男さんへ  Re: 初めまして

腰椎分離症と手術、さらに腰・背部痛以外の具体的な症状に関する情報が乏しいので、貴方を悩ます痛みの原因をどう判断すべきか困難を感じます。術後行われた検査で異常がないとう点も引っかかります。
随分困っておられるようですので、私の外来を受診できるのでしたら、原因を検討させて頂きます。
私が手術してきた腰椎分離症や分離すべり症の患者さんでは経験したことのない術後経過ですので、どういう結果になるか保証は出来ませんが、ご検討ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO

2016.05.05 15:08
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2016.05.07 17:36
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2016.05.18 08:14
東京中野
上記 投稿の
追記で申し訳ありません。私の場合
先生の下記のブログの事例とは異なるのでしょうか

http://spine.drshujisato.com/blog-entry-247.html

お忙しい所 何回も 本当に申し訳ありません。
2016.05.18 10:49
drshujisato
16/05/18の東京中野さんへ

症状が再燃したとのことですが、
メールのみでは判断が難しく、再受診を検討してみてください。
検査して原因を検討いたします。
原因が明らかになれなければ、対応を決めようがありませんのでね。

FROM SHUJI SATO

2016.05.23 23:20
drshujisato
16/05/18の東京中野さんへ

この質問も原因を明らかにすることでしか回答のしようがありません。
受診をご検討ください。

FROM SHUJI SATO
2016.05.23 23:23
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2016.05.24 08:53
佐藤(患者番号01238434)
2015年8月6日に手術をした佐藤です。

佐藤先生。

現状の報告をさせていただきます。
前回、退院後1ヶ月くらいで症状が悪化したとコメントしました。
その後の状態ですが。
術前にあった症状の座位での腰の左側の奥から締め付けるような
ピンポイントで発生していた痛みはかなり緩和しています。
私を10年以上も苦しめていた腰の左側の痛みはほとんどありません。

先生のL5/S1の手術のおかげだと思います。

現在は、座位や歩行による腰全体の鈍痛、お尻にかけての痛み。
左太ももの裏側、全脛骨員、足底の痛みと痺れ。
右足底の痛みと痺れです。

術前よりも辛い症状となっています。
歩いてるとしんどいので、少し座って休むと楽になります。
これが間欠性跛行というものなのか??と最近感じています。
L4/L5も怪しい??と素人判断をしています。

夜の睡眠の障害になるレベルの両足裏側の痛み痺れもあります。

ただ、左側の奥から締め付ける痛みがとれたのはすごく嬉しいです。

個人的な事情もありすぐに先生の診察は難しいのですが、
診察可能になったら佐藤先生、そして飯田先生、よろしくお願いします。

その時はあらためてコメント、メールアドレスを書き込みます。



2016.05.24 11:24
佐藤(患者番号01238434)
追加です。

両足ともに麻痺はありません。
足首の曲げ伸ばし余裕でできます。
片足立ち可能です。(30回くらい簡単です)
翌日にふくらはぎが筋肉痛になるくらいできます。
筋力低下はありません。

痛みと痺れのみです。
2016.05.24 11:29
drshujisato
16/05/24の佐藤さんへ

手術によって良くなった症状とその後悪くなってきた症状があるのですね。
L4/5には先のMRIでは問題がないと思いますが、新しい問題がでてきたのか、再検討が必要でしょうね。
都合が良くなったら是非、再検討致しましょう。

FROM SHUJI SATO
2016.05.24 23:01
佐藤(患者番号01238434)
佐藤先生。

ありがとうございます。
2016.05.25 13:52

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