神経癒着のみで腰ヘルニア術後の症状改善不良や悪化は起こらない!

.02 2011 腰椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
 腰ヘルニアの術後、症状が良くならない、あるいは悪化する原因として神経根の癒着の問題が取り上げられる事が多い。私は殆どの場合、神経根の癒着のみで術後症状が改善しなかったり、症状が悪化することはないと自分の経験から考えている。勿論、皆無とはいわないが、あったとしても稀である。腰ヘルニアであれ、狭窄症であれ、手術によって神経根の圧迫が取りのぞかれれば、神経根の癒着が残っても、患者は痛みを含めた症状の改善を術後速やかに実感できるものである。これは再発ヘルニアでも同様である。再発ヘルニアでは、神経は強い癒着を示している。瘢痕組織と呼ばれる固い組織の塊が神経を覆い尽くし、簡単には除去できない神経根の癒着が常に存在している。しかし、神経根を圧迫している再発ヘルニアを取ってやれは、瘢痕組織をそのまま残しても、神経根の痛みなどの症状は改善するのである。それでは、どんな場合に術後の症状改善不良や悪化が起こるのか。それは、手術によるヘルニア摘出が不完全であったり、神経根の圧迫除去が不十分な場合である。このような場合、時間の経過と共に神経根の周りに瘢痕組織ができて神経根の圧迫がさらに強くなり、、神経症状の悪化が起こるのである。また、術後経過のよかった患者が神経根の癒着のみで、症状の再発が起こることはまずないと言ってよい。私の経験からは、ヘルニアの再発があったり、狭窄症的な骨や椎間板による神経根の圧迫が存在するはずである。術後経過の良好な患者でも、癒着は神経根周囲に必ず起こっている。癒着だけで症状再発は起こらないと言ってよい。しかし、症状が再発する患者では、手術部位にすべり症(骨のずれ)や不安定な状態が発現していることもあるので知っておくと良い。




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