高齢者の腰椎手術は無理なのか?

.19 2011 腰部脊柱管狭窄症 comment(0) trackback(0)
腰椎の変性疾患である椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は加齢とともに増加するので、長生きするほど出会う機会の増える病気です。加齢は進行性ですので(当然ですが)、腰椎変性疾患自体も進行性になります。従来、高齢者(ここでは75歳以上とします)は手術治療の適応外グループに属するというのが脊椎外科医の了解事項でした。基本的に現在も変わらないと言えます。ということは、高齢者は保存療法あるいは対症療法でだましだましの生活を送るしかないということになります。高齢者の腰は複雑怪奇になっているのが通常です。そのため、痛みやしびれの原因がどこにあるのかの診断が困難である。高齢者には若い人と同じ身体に負担の大きい手術は無理である。術後臥床期間や入院が長引くと合併症が起こりやすく、呆けが進む危険性がある、等々の理由から、高齢者への積極的な手術治療は見送られることになるのです。その結果、腰を病む高齢者は自宅周辺が生活の場となり、うつ状態になったり、生き甲斐を失っていくことになります。私が進めるピンポイント手術-MD手術は原因を特定し、可能な限り限定した手術を行うもので、20mm以下の切開、10ml以下の出血、1時間前後の手術時間、翌日から離床でき、2週間には退院できる、いわば高齢者のための手術法とも言えます。全身麻酔さえ可能なら、手術は可能です。
腰椎疾患に悩む高齢者の皆さん、生きる希望を失わないで欲しい。
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