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情報交換会シンポジウム「中小病院における医師事務作業補助者の活用」への参加呼びかけ

.24 2016 日本医師事務作業補助研究会 comment(17) trackback(0)
第16回「中小病院委員会情報交換会」が石川県白山市で開催されます。
          日時:平成28年2月20日  情報交換会 14:00~17:30
                           懇親会  17:30~19:00
          会場:グランドホテル白山
 シンポジウムのテーマは、「中小病院における医師事務作業補助者の活用」
 
  今回、中小病院委員会情報交換会の白山市での開催は、私が日本病院会中小病院委員会の委員であることと
私どもの金沢脳神経外科病院には、NPO法人 日本医師事務作業補助研究会を主宰する矢口智子理事長が在職し、
さらに研究会本部事務局が置かれていること、さらに中小病院委員会の医師事務作業補助研究会活動へのご理解のもとに実現致しました。

  研究会は設立後、全国の医師事務作業補助者の教育研鑽の場、情報交換の場として、その役割を果たす一方で、将来へ向けては職種確立を目指して活動を展開して参りました。研究会は「医師事務作業補助者による医師事務作業補助者のための会」であり、会の運営は医師事務作業補助者が中心となり、主体的に行われてきましたし、今後もその方針に変わりはありません。

 今や、全国の医師事務作業補助者が研究会を通して、連携・連帯し、職種として一大勢力にならんとする強い意気込みが全国に満ちています。しかし、その一方で広く社会に理解・認知された職種にはなり得ていないという現状があります。
 日本医師事務作業補助研究会が最大の目標とするのは、専門職としての確立です。そのためには、多くの組織や団体の協力・支援が必要です。この度は、日本病院会がこれからの医療における医師事務作業補助者の役割と存在意義、
さらに研究会活動の実績を広く社会に伝える素晴らしい機会を与えてくれました。

 中小病院のみならず、大病院、診療所においていも医師事務作業補助者の活用の基本は変わりません。
どうか、多くの管理者や医師事務作業補助者の方々には、2月20日に白山市に参集していただき、社会に広く医師事務作業補助者をアピールして頂きたいと思います。医師事務作業補助者と管理者の一人一人が医師事務作業補助者を医療界に定着させ、発展させる原動力になっていただきたいと思います。

 私は医師事務作業補助者がこれからの医療界には不可欠な職種になることを確信しており、質の向上と発展のためには専門職化しなければならないと考えている多くの管理職の一人として、今後も応援を続ける決意でおります。
全国の医師事務作業補助者の強い結束力・団結力を広く社会に示すためにも、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
                         

腰椎変性疾患による痛みの特徴  (1)腰椎椎間板ヘルニアによる痛み

.11 2016 腰椎椎間板ヘルニアによる痛み comment(19) trackback(0)
 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
昨年は、前半は病気治療と療養、後半は仕事復帰の一年でした。
復帰後は、徐々に手術を増やしていき、一昨年から待って頂いていた手術を含めて
約80件の手術を行うことができました。
本年は既に5件の手術を行っており、完全復帰を果たしております。

 本年も医療相談を続けながら、ブログ訪問者に役立つ情報・記事を載せていきたいと思います。
それでは、今年最初の記事は「腰椎変性疾患による痛み」についてです。
腰痛や下肢痛の原因を特定することは困難なことが多いですが、痛みの特徴からその原因に迫ることが可能です。
従って、各種の腰椎変性疾患の痛みの特徴を知っておくことが自己診断に役立ちます。
今回は腰椎椎間板ヘルニアによる痛みの特徴を紹介します。過去の記事も参考にしてください。

1)腰椎椎間板ヘルニアによる痛みの特徴
  通常はぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛が特徴です。きっかけは色々です。腰を屈めて、下の物を持ち上げようとした瞬間や肉体労働や運動などと関連して発症することが多いですが、特にきっかけがみられないこともあります。ぎっくり腰は、二度三度と繰り返す人が少なくありません。ぎっくり腰を繰り返しながら、椎間板ヘルニアは進行します。
 椎間板ヘルニアの痛みは、通常は持続性であり、咳やくしゃみで強くなり、動いたり、座ったりが困難になります。
多くの患者さんでは、横になり身体をエビのように丸めてじっとしている姿勢が痛みを和らげます。
 腰痛のほか、神経根を圧迫刺激すると臀部や太もも後部や外側に痛みを伴い、この痛みは坐骨神経痛と呼ばれます。さらに、神経根への影響が強いと、脛や足にも痛みが広がります。
 ヘルニアの急性期(発症後1~2週間)は、激痛のため患者さんは歩行困難になります。急性期を脱すると、ヘルニアによる痛みは座位よりも立位や歩行で軽く感じるようになります。
 ヘルニアのタイプによっては、腰痛はなく坐骨神経痛が強い患者さんや、激痛に足の感覚障害や運動障害を伴う患者さんもおられます。ヘルニアによる激痛は通常は片側ですが、両側に起こる患者さんもおられます。
以上、椎間板ヘルニアによる腰痛をまとめると、急性発症であること、一定期間持続性であること、繰り返す傾向があること、痛みを増強させたり軽減させたりする要因があること、急性期と慢性期では痛みの性状が異なること、神経根症状を伴う場合があることなどです。さらに詳しくは、私の著書「腰椎手術はこわくない」で説明していますので参考にしてください。

次回は「腰部脊柱管狭窄症による痛み」について説明します。
 

腰椎変性疾患のfailed back surgery(手術失敗)患者の受診が増加中

.21 2015 failed back surgery syndrome comment(22) trackback(0)
腰椎変性疾患の手術失敗患者さんの受診が増えています。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などの手術を受けたが、症状の改善が得られない、むしろ術後に症状が悪化したという患者さんです。

手術失敗の原因は、神経除圧が不十分か手術によって新たな神経根圧迫(絞扼)が発生したが多いのが実態です。
勿論、いつも書くように診断に誤りがあり、症状とは関係のない部位が手術されてしまった患者さんも少なくありません。

今回は、腰椎分離すべり症で腰椎固定術を受けられたが、術後症状は改善せず、むしろ悪化した患者さんについて紹介します。
この2ヵ月余りの間に二人の患者さんが当院で再手術を受けられました。

一人は70代男性で、約2年前に地元でL5/S1の腰椎分離すべり症に対して腰椎固定術(PLIF+ペディクルスクリュー固定)を受けられましたが、術後は両側L5神経根症状の改善がなく、その後歩行障害が進行しました。検査の結果、スクリュウーの緩みはないが、椎体間固定の骨癒合に失敗しており、狭小化した椎間孔内の外側部でL5神経根の除圧が不十分であることがfailed back の原因と診断いたしました。この患者さんでは、固定具はそのまま残して、MD法により両側の外側からL5神経根の再除圧を行いました。手術所見では、予想通り、L5神経根は椎間孔内で強く絞扼されており、周囲との強い癒着を認めました。この患者さんでは、術後の経過は順調であり、L5神経根症は両側ともほぼ解消して、歩行障害の改善も良好です。足の筋力低下も正常化し、知覚障害はみとめません。術後2年余り経過していましたが、幸い、神経根障害が回復性を残していたため良好な結果を生みました。

もう一人は40代女性ですが、同じくL5/S1の腰椎分離すべり症で、約8ヵ月前に腰椎固定術を受けられました。術後に左足の麻痺と痛みが発生し、歩行障害も高度になった患者さんです。PLIFとペディクルスクリューの状態には問題はなく、椎体間の骨性癒合は完成していました。しかし、神経障害性の坐骨神経痛と下肢痛を呈していました。この患者さんも、椎間孔の外側部の除圧が不十分と判断して、MD法により外側アプローチでL5神経根の除圧術を行いました。手術所見は、椎間孔の外側部でL5神経根の強い絞扼と癒着を認めました。術後、足の麻痺は回復し、術前は50mの歩行が限界でしたが、術後は痛みの少ない時には500m歩行できるようになりました。神経障害性の痛みは術前よりも改善しており、今後も改善が進むと予想しています。

二人の患者さんの違いは、神経根障害の程度の違いにあります。前者では障害は軽かったことで、術後の回復が良好でした。しかし、後者では神経障害が強かったために再手術後も神経障害性の痛みは改善傾向にありますが、持続しています。

この二人の患者さんの経験からも、術後に神経症状の改善しない、あるいは悪化した場合には、その原因を正確に診断し、
再手術でよくなる可能性がないかを検討することが重要です。そのことができる医師を求めてください。

「これが最後の手術」とMD法による腰椎の再々手術を受けられた80代女性

.02 2015 腰椎MD法 comment(11) trackback(0)
過去に当院で腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のMD手術を二度受けられた患者さんが三度目の再発で受診されました。
今回は前回の腰部脊柱管狭窄症と同じレベルのL4/5でしたが、部位は異なり、椎間孔狭窄症でした。
椎間孔狭窄症はL4/5では、L4神経根が圧迫・刺激され、腰痛や殿部、下肢の痛みの強いのが特徴です。
患者さんに手術を勧めたところ、「これが最後の手術です」と意味深の言葉が返ってきました。
私は、それ以上突っ込みませんでした。恐らく、家族に負担をかけるのはこれを最後にしたいと言っているように聞こえたからです。
高齢者は手術を受けるにも、周囲に遠慮があるのを多く見てきました。
痛みは年齢に関係なく辛いはずです。高齢になると、それさえ我慢して死を迎えなければならないとすると、腰を悪くした高齢者にとって、長生きは辛い苦しいものにしかならないでしょう。そして、気兼ねしながら生きる晩年は気の毒としか言いようがありません。
この患者さんは、三度目のMD手術(神経根の除圧術のみ)を受けられ、痛みのない生活を取り戻しました。そして、歩くこともできるようになりました。笑顔も勿論戻りました。
この患者さんに、もし四度目があったなら、私は迷うことなく手術を勧めるでしょう。なぜなら、腰椎手術は生活の質を取り戻す手術ー生き甲斐を取り戻す手術と私は考えるからです。
私は腰椎変性疾患に悩む方々には年齢を問わず、治すことに前向きになりましょうと背を押します。諦めるのは最後の最後にしましょうと。

腰椎変性疾患に苦しむ方々へのメッセージ

.15 2015 腰椎退行変性疾患 comment(74) trackback(0)
 しばらく記事の更新ができずにいました。
病後仕事に復帰し、外来・手術が増えるにつれて、それらをこなし、医療相談へ回答するのが精一杯でした。
歳はとりたくないとつくづく思った次第です。

 私が復帰してからの手術の傾向は、再手術の患者さんがますます増えたことです。
腰椎の手術を受けたが、良くならない。一時は良かったが直ぐに再発した。手術で却って悪化した。
これらの患者さんに共通しているのは、執刀医が適切に対応してくれないという不満です。

 相変わらず、悪いところは治した。良くならない方がおかしい。神経質すぎるのでは等々、これまでも
紹介してきたように、医師が自らの診断や手術の適否に目を向けるよりは、患者さんの側に良くならない原因を
押しつけることがまかり通っている現実があります。

もちろん、このような医師ばかりではありませんが、患者さんへの責任を果たさず、信頼を裏切るような言動をとる医師が患者さんを「医療難民化」させています。

 痛みに耐え、歩くこともままならなくなった患者さんが藁にもすがる思いで、遠方から私の外来を受診され、手術を受けられる
姿をみるにつけ、医師としての責任を感じ、胸が痛みます。

 患者さんがこのような不幸を被らないためには、患者さん自身に賢くなって欲しいと願います。
腰椎変性疾患による症状は正しい診断と適切な手術によって、必ず良くできると私は信じています。

 しかし、神経障害が進むと再手術を行っても、神経機能障害が残りますので、「様子を見る」のも程ほどにしなければ
なりません。腰椎変性疾患による不自由な生活に半年以上も置かれている患者さんは、根本的な腰椎の問題を解消するため
それまでの治療の見直しを行うべきです。

 あなたの住む近くで、信頼できる医師を見つけられれば一番よいことですが、それが叶わない場合には、諦めることなく
私の外来受診を検討してみてください。正しい診断と治療方針を検討します。

 「生活の質を取り戻す」 これこそが腰椎手術の目的です。
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