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変幻窮まりない神経痛、つきあい方を知る

.14 2013 神経痛 comment(0) trackback(0)
神経が慢性的に出す痛みは気候の影響を受けることはよく知られています。寒冷前線が近づくと、天候が崩れる前から痛みが強くなる人、つまり、痛みが天気予報になる人がいます。これとは逆に温かい時には痛みは軽くなります。神経痛の方は身体を冷やすな、温かくせよと言われてきたのはまさに先人の経験が産んだ智恵なのです。

不安が神経痛を増強することは良く知られています。不安と痛みは増幅回路を形成することがあります。つまり、痛みが人を不安にさせ、不安が痛みを増強する。この回路が痛みを慢性化させ、難治性にすることがあります。痛みがこのようにして慢性化すると不安はうつ状態を引き起こし、一般的な鎮痛剤が効果を失うことが起こります。
抗うつ剤には痛みを抑制する作用のあることが知られており、慢性的な神経痛で処方されるのはそのためです。

痛みの存在を忘れている時、すなわち何かに夢中になっている時に痛みを忘れていることがあります。好きな酒を飲んでいる時、好きな歌を聴いている時などがこれに当たります。さらに、日中は周囲に関心が向かう対象が多く存在するため、痛みは紛れるが、夜は痛みとまともに向き合ってしまうため、耐え難く強くなることがあります。

痛みの強い部位に湿布を貼っていると、痛みは和らぎます。これは湿布のもつ痛みの抑制作用です。腰が悪くて足の痛みがでている場合でも、病気のある腰とは全く関係のない、その部位から遠く離れた足に湿布を貼ることで痛みは軽くなるのです。これは湿布が直接に腰の悪いところに作用しているわけではないのです。

ざっとあげても、神経痛はなんと様々な影響因子を持つことでしょう。これらを利用したり、避けたりすることで痛みの軽減を図ることが出来るということなのです。



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