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腰椎変性疾患による下肢(あし)の痛み・しびれが残るのは手術タイミングが悪いため

.21 2015 脊椎疾患 comment(29) trackback(0)
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などで下肢(あし)の痛みやしびれが、手術後も良くならず、残るのは手術が不完全か神経障害が進みすぎて神経機能が回復できない状態まで追い込まれてしまったからです。

ヘルニアや狭窄症は馬尾や神経根を圧迫・絞扼して神経障害を進めます。圧迫・絞扼期間が長引くほど、神経障害が回復困難、回復不能に陥っていきます。その進行速度はいろいろな条件によって患者個々で異なります。

この神経圧迫・絞扼が自然改善しない患者さんでは、手術によって神経の圧迫・絞扼を取り除く、いわゆる神経除圧術が必要になります。すべり症もヘルニアや狭窄症を伴って神経の圧迫・絞扼を起こし、神経障害を進めます。

結局、ヘルニアも狭窄症もすべり症も神経圧迫・絞扼を起こす原因であり、その結果として下肢(あし)の痛みやしびれが発生するのです。

次回は、馬尾と神経根の障害による下肢(あし)の痛みとしびれの特徴について説明します。

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