4月に行った脊椎手術は25件:腰椎20件、頚椎5件でした
4月の手術件数がやや少なめであったのは、1件の手術時間が3~4時間くらいかかる固定手術が7件であったこととMD手術でも時間を要するものがあったこと、さらに、 ゴールデンウィークが一日重なったためです。
脊椎手術25件
腰椎手術 20件
椎間板ヘルニア 6件:MD手術
内1件は超外側型椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症 7件:MD手術
変性すべり症 4件:最小侵襲椎体間固定TLIF+ペディクルスクリュー固定術
分離すべり症 2件;最小侵襲椎体間固定TLIF+ペディクルスクリュー固定
腰椎症性椎間孔狭窄 1例:最小侵襲椎体間固定TLIF+ペディクルスクリュー固定術
頚椎手術 5件
頚椎症性脊柱管狭窄 1例:前方固定術
頚椎症性椎間孔狭窄 1例:MD手術
脊柱管狭窄症 2例:拡大椎弓形成術
後縦靭帯骨化症 1例:拡大椎弓形成術
このほか、緊急の破裂脳動脈隆のクリッピング術1例あり。
脊椎手術の患者年齢は35歳~78歳(平均59歳)
年齢構成は30代3例、40代3例、50代3例、60代8例、70代8例
今月、80代はいなかったが、70代は全体の32%を占めた。
男性18例、女性12例
腰椎の最小侵襲固定術は7例で行い、術式はmini-TLIF+ペディクルスクリュー固定であった。手術時間は155~250分、平均約3時間、出血量は55~135ml、平均90mlであった。
70代の男性では、頚椎症性椎間孔狭窄と腰部脊柱管狭窄症を認めたため、頚椎と腰椎の同時手術を行った。頚椎では、MD法により椎間孔拡大術、腰椎ではMD法により2椎間で神経根・馬尾の除圧を行った。手術時間は3時間35分、出血量は65mlであった。翌日から歩行開始できた。
脊髄・神経障害や感染症などを含め手術合併症はなかった。
全例において術前症状の改善を認めたが、手術までに脊髄や馬尾・神経根などの神経
障害が進行していた患者では、退院時にはまだその障害がそれぞれの障害程度に応じ
て、残存していた。一般に脊髄・神経障害の改善には3~6ヵ月を要する。
1月から4月末までの脊椎手術の合計は112例で、腰椎93例、頚椎19例
最小侵襲固定術:23例
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4月に行った脊椎手術は25件:腰椎20件、頚椎5件でした 4月の手術件数がやや少なめであったのは、1件の手術時間が3~4時間くらいかかる固定手術が7件であったこととMD手術でも時間を要