平成24年6月に私が行った脊椎手術は24例
腰椎20例
椎間板ヘルニア 4例:MD法によるヘルニア摘出、椎間板摘出術
脊柱管狭窄症 9例:MD法による神経根、馬尾除圧除圧
変性すべり症 4例:最小侵襲手術による神経除圧+腰椎固定術
腰椎症性椎間孔内外狭窄 2例:MD法による神経根除圧術
腰椎症性側彎症 1例:最小侵襲手術による神経除圧+腰椎固定術
頚椎4例
脊柱管狭窄症 2例:拡大椎弓形成術
頚椎症性椎間孔狭窄 2例:MD法による神経根除圧術
年齢:35-86歳(平均61歳)
20-30:0例( 0%)
30-40:1例( 4%)
40-50:6例(25%)
50-60:2例( 8%)
60-70:8例(34%)
70-80:6例(25%)
80-90:1例( 4%)
男性:19例、 女性:5例
全例で、手術は成功し、症状の改善を得ている。脊髄・神経障害などの合併症はなく、感染症もない。輸血例もない。
全手術例の約3割は70歳以上であり、高齢者手術に積極的に取り組んでいることが示されている。
本年1月から6月までの半年間の総手術例は165例:
腰椎:138例、 頚椎:27例
最小侵襲固定術:32例
コメント:私が行っている手術法は、
頚椎では、
1)MD法による後方からの神経根・脊髄除圧:椎間板ヘルニアや頚椎症など
2)正中縦割法による椎弓形成術:脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症など
3)前方固定術、症例に応じてプレート使用:
椎間板ヘルニア、頚椎症、すべり症など
4)椎体置換術、メッシュケージとプレート使用:
後縦靭帯骨化症、外傷、すべり症など
5)前方からの神経根除圧:頚椎症など
腰椎では、
1)MD法によるヘルニア摘出や神経除圧:
すべてのタイプの椎間板ヘルニア、腰椎症性椎間孔内・外狭窄、
すべての脊柱管狭窄、固定不要のすべり症
2)最小侵襲法による神経除圧と椎体間固定(mini-TLIF, mini-PLIF)+ペデぃクルスクリュ-固定術:
変性すべり症、分離すべり症、腰椎不安定症、側彎変形症、
Failed back surgery の一部など
胸椎の退行変性疾患は少ないが、ヘルニアや黄色靭帯骨化症はMD法で行っている。
腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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