fc2ブログ

ブログ相談室を皆さんの意見交換の場として解放します

.02 2012 脊椎疾患 comment(42) trackback(0)
 私のブログ相談室を脊椎疾患に悩まれている方々の意見交換、情報交換の場として利用していただくことにいたしました。治療でうまくいった経験、うまくいかなかった経験などを共有し合うことで、同病に悩む方々にヒントやアドバイスを提供できるからです。治療体験者の意見や感想がとても参考になると思います。
それらの意見や感想などに私の立場からの意見・アドバイスをさせていただきます。

 お互いに誹謗・中傷はしないという大前提を守り、脊椎の病気について率直に相談し語らうポシティブな場にしていきたいと願います。

非公開を希望される方には、その方のメール宛直接に回答いたしますので、質問にメールアドレスをつけて下さい。

一人悩まず、私を含めて多くの方々の意見を聞き、より良い結論が導かれるなら、ブログ相談室を解放する意義は高いと判断いたしました。


腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
思っております。応援クリックお願いいたします。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 健康ブログ 腰痛・ギックリ腰へ

関連記事

drshujisato
15/04/01のChieさんへ  
    Re: 滑り症およびヘルニア 第一外科医と第二外科医の意見の相違

あなたの症状経過からは最初の医師の判断が正しいと思います。
すべり症の程度だけでは、症状の重症度は決まりません。
既に、神経障害による症状がでていますので、手術治療が必用と考えます。
しかし、どのような手術が必用かは、あなたの画像所見を見ていないので、判断できません。
すべり症があるから、必ず固定術が必用というわけではありませんし、
もし、固定術が必用としても幾つかの固定方法がありますので、慎重に判断されることですね。
手術を前提にして、どのような手術法が必用か、他の医師の意見を聞かれるたら宜しいと思いますよ。

それではお大事に。

from SHUJI SATO
2015.04.02 22:14
Chie
はじめまして。
現在英国に居住している51歳の女性です。

2年前に突然腰痛が激しくなったのですが、しばらくして痛みが和らいだのですが、1年前ぐらいから、お尻のあたりから足にかけて痺れがはじまり、現在は痛み止めなしでは痺れがひどくて座っていられなくなりました。1年前のMRIでL4/5にかけて滑り症およびヘルニアと診断されました。Grade1の滑りだけれども、痺れがひどいので、ブロック注射を2回しましたが、まったく聞きませんでした。

1年間様子をみていたのですが、近年ひどくなり再度MRIをとったところ、滑りがやや進行しているので、XLIFを薦められ、手術により改善されると診断。

念のためセカンドオピニオンを別の医者にお願いしたところ、全く反対の意見でした。この程度の滑りで痺れは起きず、手術するほどでもなく、手術しても改善は期待されないと言われました。両医者とも、脊髄専門ではトップクラスの医者らしいのですが、まったく反対の意見に途方にくれています。

実際、足の痺れや腰の重い感じの痛み、足が抜けるような感覚、お尻の痺れがひどくて座っていられない状況です。痛み止めを飲んだり、コルセットをするとかなり楽になるのですが、治療ではないので、手術を希望しているのですが、あまりにも反対の意見でどうしたらよいのかわかりません。こんなことってあるのでしょうか?

是非、ご意見を聞かせてください
2015.04.01 07:00
drshujisato
15/01/02のTTさんへ

 腰椎すべり症と脊柱管狭窄、椎間孔狭窄がどのような状態で、どのような手術を受けられたのかが
わかりませんので、正確に言うことは難しいですが、私の経験から言いますと、前回も書きましたように
術後症状経過からは、神経根の絞扼が残っていることを疑います。もちろん、まだ術後経過が短いですから、しばらく経過をみることが良いとは思います。もし、腰を伸ばして立つことや歩くことで、下肢に痛みやしびれが強く起こることが続くようでしたら、上記したような問題が残っていることを疑う必要があると思います。

FROM SHUJI SATO

2015.01.02 20:28
T.T
佐藤先生、早々のご返答ありがとうございます。内視鏡的切除の認定医であり数百例の熟練したDr.が術者でありました。信頼をおいております。
神経根除圧不完全ということでありますが根本的にすべり症に改善されていないところからの痛みとは考えられますでしょうか。先生の本には難解な疾患であることは記載されておりました。
 手術直後ということもあり心の整理がつきませんが、再手術検討となるのでしょうか。次回のMRIの結果にて今後の判断をすることにはなるのでしょうが先は見えない不安感でいっぱいです。
アドバイスがありましたらお願い致します。
2015.01.02 20:10
drshujisato
14/12/30のTTさんへ  Re: 術後の症状について

手術が成功したか否かの自己判定法や術後経過で改善に向かうもの向かわないもの区別の仕方などは
今回出版した「腰椎手術はこわくない」に詳しく書いてあります。
結論を言いますと、神経根除圧が不完全な印象です。
坐骨神経痛は術後1週間たっているのならば、通常は改善に向かっていなければなりません。
現在の症状からは、単なる術後一時的な、いずれ解消していくような症状とは思えません。
再検討が必要と思います。

FROM SHUJI SATO
2014.12.30 22:54
T.T
佐藤先生 55歳男
術後の症状に関して伺いたく宜しくお願い致します。
“腰椎変性すべり症による腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間孔部部狭窄症”術式:内視鏡椎弓切除術
部位:L4/5/左L4/5椎間孔部 にて1週間前に手術を受けました。手術は無事成功し黄色靭帯切除、神経を包む袋も問題ないとのこと。術後5日で退院をしましたが、左の坐骨神経痛がとれずむしろ少しの反りで神経が触れ術前より悪化している感じです。歩くのに困難を生じます。退院時、長距離の移動にて腰に負担をかけたための一時的悪化かとも思いますが、その後症状が改善されない不安があります。5日後には仕事も始まります。様子をみるしかないのでしょうか。1ヶ月後、MRIを撮る予約済みです。
現時点で考えられることはどのようなことでしょうか。
宜しくお願い致します。
2014.12.30 22:01
drshujisato
2カ所にヘルニアがあるが、医師からは手術の対象ではないと言われているようですが、
現在の症状を考えると、手術以外の方法で良くなる見込みがどの程度にあるのか、疑問です。
できるだけ手術以外の方法で治したいと希望されているようですが、手術で治さなければいかないものは
他の方法で治すのは無理です。先ず、どんな治療法が本当に必要なのかの判断をしっかりとした専門医につけてらうことが必要と思います。別の医師の意見を求めるのが良いと思います。

2014.01.11 00:25
きりこ
多忙の中すみません。助けてください。
腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛と尿意が我慢できなくなる症状で困っています。尿意について失禁には至っていません。
L3とL4の左側ヘルニア
L4とL5の左右ヘルニアとMRIで診断。
発症して2週間で両下肢と臀部の痺れ著明。サプリメント内服で軽減。
看護師をしており、過労のため発症。
発症して2ヶ月、退職して安静に過ごしましたが、家事をしただけで痛みが強く出てきて、仕事復帰できません。手術適応でなく、保存療法と医師から言われ、鍼、しんそう、整骨院た様々な事をしましたが変化なく、金額も、30万円もつぎ込みました。
体操も試しましたが変わらず。
先々週、遠出をして、今、臀部の上に筋肉のしこりができ、そこが痛いです。
私はまだ26才です。看護師としても、妊娠などしたい事がたくさんあります。
臀部上の疼痛や痺れるようなヘルニア部の疼痛、また、尿意を感じたら我慢できなくなるの症状があります。手術はできるだけ避けたいです。どうすればいいでしょうか。
また、発症前に渓流流産し、手術をしましたが関係ありますか?
2014.01.10 18:12
yasu3
色々とお教えいただきまして、どうもありがとうございました!!
頑張って治していきます。
よい方向にいくように、祈るような思いです…
2012.12.09 23:26
drshujisato
私が髄核をできるだけ摘出するのは再発防止の観点からで、腰痛対策ではありません。
その結果として、不安定性が生じるか、今のところそのようには考えていません。
貴方の現状については症状のみでの推測は困難のように思います。
私の手術経験では、ヘルニア摘出後に腰痛が残る症例は少ないと考えています。
以上、質問の答えになっていないかもしれませんが、私の考えをお伝えします。

2012.12.09 22:19
yasu3
佐藤先生

早々にお答えいただき、本当にありがとうございます!!
少し安心いたしました・・・

お答えいただいた中で、これに関連してもう少しお教え願えたらと思います。

あくまで推測の範囲ですが、、、
(私の)椎間板性腰痛と思しきの主因が、髄核による線維輪の機械的刺激とそれに伴う炎症と考えた場合
ヘルニアの手術ででき得る限り髄核をとった方が、ヘルニアを自然消失した場合よりも、スッキリと椎間板性腰痛の解消が期待できるということですね??
つまりヘルニアがかなり上手く自然消失したとしても、後縦靭帯の内側の線維輪を機械的刺激をしている髄核でマクロファージされるはずもなく()、手術をしてでき得る限りの髄核をとった方が、症状の改善が見込めると考えてもよいでしょうか??
それと、手術ででき得る限りの髄核をとった場合、そのことで椎間板の不安定やすべり症を引き起こす(・・・再手術に至る)心配はありませんか??

あと、私の現状ですが、薬とブロックの影響か下肢の痛みはおさまっております、シビレもありませんが、左右の膝よりも下が異様にダルく感じます。
これは、神経の圧迫が自覚症状なくアンダーグラウンドに進んでいるということでしょか??

引き続き申し訳ありませんが、お教え願えたらと思います。
どうぞよろしくお願い致します…
2012.12.07 23:05
drshujisato
椎間板性腰痛の発生機序はまだ解明されていません。神経が椎間板腔に伸びてというのも説にすぎません。もし、それが椎間板性疼痛であるなら、私どもの経験と余り一致しません。私は髄核が線維輪を破綻し、線維輪を機械的に伸張することと炎症が椎間板性疼痛の主因と推測しています。そう考える方が、臨床的に観察、経験される現象を無理なく説明できると思います。手術でヘルニアを摘出した患者では、腰痛は基本的に消失しますし、髄核が線維輪を貫通して外にでてしまうと下肢の症状となり、腰痛は消失します。これらの事実は、髄核による線維輪の機械的刺激とそれに伴う炎症が主因であることを推測させます。私の経験では、椎間板ヘルニアの術後、腰痛が頑固に持続する症例はまずありません。もし、あるとすれば、腰椎の不安定性やすべり症をともない、髄核による線維輪への機械的刺激が持続する場合でしょうか。貴方の場合には、髄核による線維輪の機会的刺激状態が続いているのではと推測します。ヘルニアの手術によって腰痛は解消するが私の数多いヘルニア手術からの軽減です。治らないのではと悲観的になる必要はありませんよ。
2012.12.07 00:34
yasu3
佐藤先生

お世話になります。
以前より何回か再発ヘルニアの件でご相談させていただいた37歳男性です。
いつもご丁寧にお答えいただき、先日はMRIの所見までいただき、心から感謝しております。。。

(経過…6月末に発症した巨大ヘルニア(12mm×8mm/L5-S)が保存療法した結果、運良く3ヶ月で自然消失したが、10月末に同じ箇所に前回と同じ大きさ(12mm)巨大ヘルニアが再発→現在、再度保存療法にて経過観察中、再発後36日目、急性期は過ぎたものの、前回よりも経過は悪く感じる…硬膜外ブロック複数回・神経根ブロックを打ち飲み薬処方したが、下肢痛はほぼなくなるも坐骨神経痛は時折でる...特に気になるのは、背中〜腰にかけてのいわゆる腰痛がひどいのとその辺りの腰の中にかけての骨折のような痛み・骨盤の不安定感。)

先日、大学病院の担当の先生に上記の腰痛についてお話ししていたところ、「椎間板性腰痛」も併発とのことで、「トラムセット」というキツめの薬を処方していただきました。
「椎間板性腰痛」というのは、本来表面にしか神経がない線維輪にヘルニア等で破断が生じることにより、修復のため神経が椎間板内に伸びて、炎症に反応して痛む・・・との説明を受けました。(理屈的には、人間の自重がある限り、これはずっと痛みを感じ続けるということでしょうか?)

経過が思わしくないので、こんなことが続くのであれば・・・何とかスッキリしたい・・・という気持ちで、手術の可能性も考えないとと思っていた矢先に、今まで想定していなかったものがさらに乗っかってきた気持ちです。

そこで質問です。
たとえ、ヘルニアの手術をして成功して、ヘルニアを取り除いても、私のような「椎間板性腰痛」は、全く別のもので、改善方向には向かわない・手術効果がないと考えられますか?
「椎間板性腰痛」というのは、そんなにたちが悪いものなのでしょうか?
現在、何か有効な治療法等あるのでしょうか?

お忙しい中、大変申し訳ありませんが、お教えいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。。。
2012.12.06 22:59
drshujisato
> さて、現在の治療している段階で、気になっていることが何点かあるので、質問させてください
質問1:
 、以前この相談室で佐藤先生に回答いただいた中で、「(ヘルニア)自然治癒した方の再発は少なくないと私は思っています…」とお答えいただきました
> これは、何か理由があるのでしょうか??
> どのように考えたらよいのか、教えていただければと思います。。。
> また椎間板の変性が進んでいく中で、再発を何度も何度も繰り返すということは、有り得ることなのでしょうか??

回答:椎間板ヘルニアが同じ部位で何度まで起こりえるのか? これに対する答えはありません。急性腰痛や根性痛を繰り返す人の多くは多数回の症候性ヘルニアを起こしていると思われます。あえて症候性とつけたのは、無症候と思われるヘルニアも多いからです。ヘルニアの部位と大きさ、脊柱管内が広いか狭いかなどでヘルニアのもつ病的意味は異なります。私が同じ部位のヘルニア再発で手術した最多回数は3度です。それも1000例単位での頻度ですから、3度までの再発手術はいかに少ないかを示しています。自然治癒したヘルニアが何度まで再発し得るかは興味あるところですが、答えはないでしょう。

質問2:
以前質問させてもらった中でも申したとおり、右側の腰から背中にかけての痛みが気になっておりました
> 神経根ブロックのあと、左足の痛みがややおさまると余計に右側の腰と背中、坐骨の痛みを強く際立って感じるようになりました
> これは、現在のヘルニア部位から、副次的に生じているのでしょうか??(←担当の先生はこう言わせています…)
> それとも、別の部位から生じていると考えた方がよいのでしょうか??

回答:
 確かに可能性は少なくとも二つあります。一つは、ヘルニアが大きいため、両側の神経根の影響がでている。二つ目は別の場所にもヘルニアなどの病気がある場合です。両側に痛みがあると、より痛みの強い側がより意識されることになります。つまり、ブロックする前は左、左をブロックすると今度は右というように。

質問3:
 現在、短期に会社の休職を繰り返すというとてもつらい状況に置かれております
> 自分の病気で仕方がないとは割り切っておりますが、治療が後手後手で蟻地獄のようなドツボにはまっていくことだけは、避けたい思いでおります
> もし可能であるならば、一度佐藤先生にMRIをみていただいて、所見や助言をいただければ有り難いのですが可能でしょうか??

回答:宜しいですよ。できましたら、MRIの原本を手元におき、こちらから返却しなくてもいいようにコピーして送っていただくとこちらの職員の手間が減り、ありがたいのですが。
2012.11.15 23:24
yasu3
佐藤先生

お世話になっております
37歳男性・再発ヘルニア患者です
先般より、度々ご丁寧に色々とお教えいただき、本当にありがとうございます!!
(経過…6月末に発症した巨大ヘルニア(12mm×8mm/L5-S)が保存療法した結果、運良く3ヶ月で自然消失したが、10月末に同じ箇所に前回と同じ大きさ(12mm)巨大ヘルニアが再発→現在、再度保存療法にて経過観察中…後日CTを撮り、すべり症や他の部位への併発は今のところなし)

さて、現在の治療している段階で、気になっていることが何点かあるので、質問させてください

1つ目は、問診のなかで、担当の先生に「短期に再発したということは、椎間板の変性が進んでいるね...でも、残っているモノが出たと考えて100%とは言わないけど、3回目は、まぁないと思うけど…」と言われました
私自身は、今回ヘルニアに100%はないと痛感しましたので、あらぬ希望的観測はせずに、慎重な心構えで治療していこうと心に決めています
そこで、以前この相談室で佐藤先生に回答いただいた中で、「(ヘルニア)自然治癒した方の再発は少なくないと私は思っています…」とお答えいただきました
これは、何か理由があるのでしょうか??
どのように考えたらよいのか、教えていただければと思います。。。
また椎間板の変性が進んでいく中で、再発を何度も何度も繰り返すということは、有り得ることなのでしょうか??

2つ目です
現在ヘルニア再発3週間目に入りますが、まだ左足と左腰の痛みがコントロールできるかできないかといった感じの状態で、急性期と判断し、いまだ休職して安静にしております
ブロック注射2回と神経根ブロックを1回しました
以前質問させてもらった中でも申したとおり、右側の腰から背中にかけての痛みが気になっておりました
神経根ブロックのあと、左足の痛みがややおさまると余計に右側の腰と背中、坐骨の痛みを強く際立って感じるようになりました
これは、現在のヘルニア部位から、副次的に生じているのでしょうか??(←担当の先生はこう言わせています…)
それとも、別の部位から生じていると考えた方がよいのでしょうか??

私自身、痛みが別のところに飛んでいること・コントロールできない痛みを、とても心配しております
またピントのズレた治療になったり、別のところにヘルニアが発症していることを知らず今の部位だけをに手術に至ってしまう…そんなことを恐れております
現在、短期に会社の休職を繰り返すというとてもつらい状況に置かれております
自分の病気で仕方がないとは割り切っておりますが、治療が後手後手で蟻地獄のようなドツボにはまっていくことだけは、避けたい思いでおります
もし可能であるならば、一度佐藤先生にMRIをみていただいて、所見や助言をいただければ有り難いのですが可能でしょうか??

以上、どうぞよろしくお願い致します。。。
m(._.)m
2012.11.14 15:21
yasu3
佐藤先生

お忙しい中、回答いただきまして、ありがとうございましま!!
不安な中、色々と教えていただき、本当に救われる思いがいたします

今後とも、悩ましいことなど発生してくると思いますので、ご相談に乗っていただければ、有り難く存じます

今は、とりあえず、他の部位への併発がないことを祈りつつ、痛みに耐えて、急性期をしのごうと思います
(過去のブログを一から読んで、勉強させてもらっています。。。)

本当に、どうもありがとうございました!!
2012.11.08 10:24
drshujisato
H12/11 /06  yasu3 さんへ

質問: 急性期は安静・・・と書かれていましたが、これはどの程度の安静なのでしょうか??

開頭:問題の局所に負担・刺激が加わると痛みが増強する場合には、
安静が基本です。その程度は患者によって異なります。
安静の程度は患者によって異なります。運動負荷が症状を悪化しない範囲で
運動を行うことが必要と思います。

質問2:右の腰から右の脇腹に掛けて一面(尾てい骨から上に10cm脇腹に5cmを中心に一面)に痛みを感じています
> 前回はこんなことはなく下肢痛だけだったのですが、下肢痛がでている左側ではなく右側というのもとてもイヤな感じです
> この部位の痛みは、今回初めて感じたのではなく、8月にリハビリで背筋のトレーニングをしているときにはじめてピリッと感じて、それからずっと違和感を感じていたところなのですが、今回特に痛みだしました
> MRI を撮ったときに、大学病院の先生に言うと、ヘルニア再発の炎症がきついので、そこへいく神経も炎症を起こしているのであろう・・・とのことでしたが、この所見は鵜呑みにしてよいのでしょうか??
> この症状以外に、1回目に加えて、腰周辺の骨が緩んでいる感覚、そしてトイレなどに歩いていくときに、腰が砕けるような抜けるような感覚があり、新たな症状として怖さを感じます
> 私の場合椎間板の変性がかなり進んでいるだろう・・・とのお話でしたが、椎間板の変性が進んで、L4-L5など別の部位にヘルニアが併発したり、すべり症を併発したりしていないかが心配です
> 私のようなケースで、多発的な誘発というのは、起こり得ることなのでしょうか??

回答:椎間板変性が進むと多発性にヘルニアが発生することがあり得ます。
2012.11.08 00:16
yasu3
佐藤先生

お忙しい中、いつもご丁寧に教えていただきまして、本当にありがとうございます!!
本当にありがたく、心から感謝いたします。。。m(._.)m

(前回まで…37歳男性・6月末に発症した巨大ヘルニア(12mm×8mm/L5-S)が保存療法した結果、運良く3ヶ月で自然消失したが、10月末に同じ箇所に前回よりもやや大きい巨大ヘルニアが再発。。。)

現在、ショックな頭を切りかえて、2度目の保存療法をスタートさせたところです

さて、心配なこと・気になることが何点かあるので質問させて下さい

現在ヘルニア再発約1週間です
ブロック注射は1回打ちました(これから何回か硬膜外Bと神経根Bをすると思いますが…)が、下肢痛がひどく、少し歩くと、左ふくらはぎ・左腰側面に激痛、太もも裏に痛みが発生します
寝ていると少しましですが、違和感というか収まりが悪いというか、左臀部が痛くなり、同じ姿勢で寝ていることが気持ち悪い、そんな感じです
それでも、2回目でもあり、落ち着いて対応はできていると思います
いわゆる急性期だと思いますので、安静にしています
お聞きしたいのは、この「安静」についてです
佐藤先生のブログ(腰のヘルニアの時期に応じた治療法-4/29)でも、急性期は安静・・・と書かれていましたが、これはどの程度の安静なのでしょうか??
いわゆる入院に近い、飯・風呂・トイレ以外はほぼベッドの上で過ごすのがよいのか…それとも、重装備・最大の制限を掛けて、会社等の社会生活をする位はよいのか...どのように考えるべきでしょうか??
ちなみに、私は前者でやっております
またここで急性期を過ぎて症状が緩和されてからのお話もありますが、ここでの安静というのは、社会生活に徐々に復帰しての中での安静(最大限のブレーキを踏みながら・・・)という位の解釈でよろしいのでしょうか??
ウォーキングや腹筋背筋のトレーニングなどは、私のように2回目の再発の場合は、半年位は靱帯が相当痛んでいると予想して、あまりやらない方が、よろしいのでしょうか??

2つ目の質問です
この質問の方が深刻なのですが・・・
今、私は上記の症状以外に、右の腰から右の脇腹に掛けて一面(尾てい骨から上に10cm脇腹に5cmを中心に一面)に痛みを感じています
前回はこんなことはなく下肢痛だけだったのですが、下肢痛がでている左側ではなく右側というのもとてもイヤな感じです
この部位の痛みは、今回初めて感じたのではなく、8月にリハビリで背筋のトレーニングをしているときにはじめてピリッと感じて、それからずっと違和感を感じていたところなのですが、今回特に痛みだしました
MRI を撮ったときに、大学病院の先生に言うと、ヘルニア再発の炎症がきついので、そこへいく神経も炎症を起こしているのであろう・・・とのことでしたが、この所見は鵜呑みにしてよいのでしょうか??
この症状以外に、1回目に加えて、腰周辺の骨が緩んでいる感覚、そしてトイレなどに歩いていくときに、腰が砕けるような抜けるような感覚があり、新たな症状として怖さを感じます
私の場合椎間板の変性がかなり進んでいるだろう・・・とのお話でしたが、椎間板の変性が進んで、L4-L5など別の部位にヘルニアが併発したり、すべり症を併発したりしていないかが心配です
私のようなケースで、多発的な誘発というのは、起こり得ることなのでしょうか??

以上、心配をしていることを質問させていただきました
どうぞよろしくお願い致します!!
2012.11.06 17:19
drshujisato
12/11/04のyasu3さん

質問1: 担当いただいてる大学病院の先生も、担当した臨床で、ヘルニアが自然消失した患者さんが同じ部位で再発したのは数十例以上の臨床例中で初めてだ…とおっしゃってました(→本当でしょうか??)

回答: 数十例の経験ではそう思われると思いますよ。自然治癒した方の再発は少なくないと私は思っていますが、正確な頻度は不明です。

質問2:先生が11/01(木)のブログで「腰椎変性疾患による神経障害は悪化傾向を示す場合には、途中から急に改善へ向かう可能性は極めて低い…」と述べられていますが、ここでいう「神経障害」は、私のようなケースも含んでいるのでしょうか??

回答:「腰椎変性疾患による神経障害は悪化傾向を示す場合」とは数ヶ月の経過のことです。自覚的な症状が経時的に順調に改善しているのなら、再発でも自然治癒を期待して保存治療を行うので良いと思います。保存治療にこだわりすぎて、その間に神経障害を進めてしまわないように気をつければ良いことです。

質問3:つまり、結局、「ヘルニアの自然消失のスピード(白血球による貪食)と神経障害による身体各所の劣化のスピードの戦い」に自分の将来をゆだねている形になっているのでしょうか??
> また今回の私のケースでも、今後筋力の低下等の症状は、十分に起こり得ると考えておいた方がいいのでしょうか??

回答:ヘルニアが自然吸収縮小したとしても、その間に神経障害進み、麻痺の程度が強くなるなら、手術を行い、神経障害を進めないことが必要と私は考えます。

質問4:「極端な話、ヘルニアが出ていても、痛み等の症状がでていなければ、何の問題もないんだよ・・・」とおっしゃる先生もおられますが、これは真に受けてよいのか…頭が整理しきれません。。。

回答:勿論、MRIで無症状のヘルニアを発見することは一般的なことです。画像上、ヘルニアが認められても、症状に無関係なら、治療の必要性はありません。


質問5:私の再発したヘルニアの自然消失についてですが、全く自然消失しないという可能性もそれなりの確率であると覚悟しておいた方がよいのでしょうか??

回答:それはあり得ることと思います。


質問6:神経障害が進む前に手術しなければならないと思うのですが、その際、どういう症状を判断基準に見極めていったらよいのでしょうか??

回答:筋力の低下、下肢の感覚障害の増強、排尿障害などです。

質問7: 私の下肢痛は、前回も今回も、恐らく脱出した巨大ヘルニアが座骨神経〜下肢への神経根を圧迫して起こっていると想像していますが、前回の経験では、ヘルニアの自然消失過程(1ヶ月くらい)で、かなり楽になってきました。 しかし、例えヘルニアが縮小傾向で12mmのヘルニアが6mmになったとしても神経根の所にはヘルニアはちゃんとあり、神経根を刺激しているはずなのに、飲み薬などは服用していたものの1時間くらい平気で歩けるようになっていました。 こんなことは、普通にあることなのでしょうか??
> つまり、症状の根本である局所(神経根)にヘルニアが残っているのに、どうして下肢等への症状が緩和されていくのでしょうか??

回答:神経根をヘルニアが圧迫しているだけでは、痛みはでません。また、ヘルニアが神経根を圧迫していなければ痛みはでません。この両者の違いは神経根自体が痛みに感作されているか否かです。ひらったく言えば、神経が痛みに敏感な状態になっていると痛みは強くなり、痛みに敏感な状態がなければヘルニアによって圧迫されていても痛みはないか、あっても軽いと言うことになります。つまり、痛みはヘルニアが神経にどの程度の圧迫をもたらし、そこに腰椎の動きの影響がどれだけ神経に影響を与えるかによって異なると言ってよいでしょう。

質問8: また、私のように再発の場合、神経根と周辺組織が融着していると想像され、このような症状の緩和が起こりにくいとは考えられるでしょうか??

回答:癒着は痛みの必須条件ではありません。部分的な関与はあるかもしれませんが、決定的な因子ではありません、癒着は手術を難しくする要因ではあると思います。

質問9; 佐藤先生からみて、信頼できるMD法で手術を執刀できるお弟子さんのような方は、関西(兵庫県・大阪府)にはおられないでしょうか??
> もしおられたら、教えていただければと思います
回答:ブログ相談室の冒頭にも書きましたが、医師の紹介は控えさせて頂いています。
2012.11.04 23:39
yasu3
いつもありがとうございます!!

ヘルニア再発(先週:坐骨神経痛+下肢痛大)に際して、一昨日、MRIを撮ってまいりました
(前回まで…37歳男性・6月末に発症した巨大ヘルニアが保存療法した結果、運良く3ヶ月で消失した)

結論から言いますと、前回(12mm×8mmの巨大ヘルニア/L5-S)とほぼ同じか少し大の大きさで同じ形のヘルニアがL5-S(同部位)に出ていました
衝撃的でした。。。
冒険することなく、とても真面目な患者さんのつもりで、日々の生活とリハビリをしていたので...
担当いただいてる大学病院の先生も、担当した臨床で、ヘルニアが自然消失した患者さんが同じ部位で再発したのは数十例以上の臨床例中で初めてだ…とおっしゃってました(→本当でしょうか??)
この言葉で、余計に不安な気持ちになりました
この3ヶ月4ヶ月のリハビリが急すぎたのでしょうか??

前回3ヶ月で自然消失してよい経過だったのだから、脱出型でもあり、それなりの確率で自然消失の方向にいくだろう…ということで、薬とブロック注射(硬膜外Bと神経根B)で痛みをコントロールして様子を見ながら、保存療法で進めるということになりました
勿論、この方針には、私自身も、納得しております
3度目はないと信じつつ、心が折れそうなのを、頭を切りかえて、当面の方針に邁進したいと思います

さて、私がお聞きしたいのは…
再発1週間後たった私の痛みの状態ですが、今のところ、下肢痛はひどいのですが、前回あった足首を上げる力の低下や左足全体に及ぶしびれ、左膝下ふくらはぎ周辺の皮膚感覚の低下は起きていませんので、前(1発目)よりも少しましかもしれません
足の冷感は、少し出ています
先生が11/01(木)のブログで「腰椎変性疾患による神経障害は悪化傾向を示す場合には、途中から急に改善へ向かう可能性は極めて低い…」と述べられていますが、ここでいう「神経障害」は、私のようなケースも含んでいるのでしょうか??
もしそうなると、私の場合、たとえブロック等で痛みをある程度コントロールできたとしても、またヘルニアが消失方向に向かったとしても、最終的には、私の自覚が及ばないところで、神経障害は進んでいってると理解していた方がよろしいのでしょうか??
つまり、結局、「ヘルニアの自然消失のスピード(白血球による貪食)と神経障害による身体各所の劣化のスピードの戦い」に自分の将来をゆだねている形になっているのでしょうか??
また今回の私のケースでも、今後筋力の低下等の症状は、十分に起こり得ると考えておいた方がいいのでしょうか??
「極端な話、ヘルニアが出ていても、痛み等の症状がでていなければ、何の問題もないんだよ・・・」とおっしゃる先生もおられますが、これは真に受けてよいのか…頭が整理しきれません。。。

2つ目にお聞きしたいのは、私の再発したヘルニアの自然消失についてです
非常に限られた情報の中で、答えられないかもしれませんが、全く自然消失しないという可能性もそれなりの確率であると覚悟しておいた方がよいのでしょうか??
インターネット情報では、再発したヘルニアは靱帯の破断に伴う出血がないため、マクロファージの活動がなく、自然消失しない…旨の記述があり、おびえています
その場合、神経障害が進む前に手術しなければならないと思うのですが、その際、どういう症状を判断基準に見極めていったらよいのでしょうか??

3つ目の質問です
前記とは少し話がズレますが…
私の下肢痛は、前回も今回も、恐らく脱出した巨大ヘルニアが座骨神経〜下肢への神経根を圧迫して起こっていると想像していますが、前回の経験では、ヘルニアの自然消失過程(1ヶ月くらい)で、かなり楽になってきました
しかし、例えヘルニアが縮小傾向で12mmのヘルニアが6mmになったとしても神経根の所にはヘルニアはちゃんとあり、神経根を刺激しているはずなのに、飲み薬などは服用していたものの1時間くらい平気で歩けるようになっていました
こんなことは、普通にあることなのでしょうか??
つまり、症状の根本である局所(神経根)にヘルニアが残っているのに、どうして下肢等への症状が緩和されていくのでしょうか??
また、私のように再発の場合、神経根と周辺組織が融着していると想像され、このような症状の緩和が起こりにくいとは考えられるでしょうか??

最後に...
手術を決断したときに、神経融着の関係で大変難しいということで、信頼できる佐藤先生のような方に執刀していただきたいと思っています
が、金沢は遠すぎます
佐藤先生からみて、信頼できるMD法で手術を執刀できるお弟子さんのような方は、関西(兵庫県・大阪府)にはおられないでしょうか??
もしおられたら、教えていただければと思います

ワーストケースを色々と考えてしまい、たくさん質問してしまっています
スミマセン。。。
教えていただければ、ありがたいです
どうぞよろしくお願い致します!!
2012.11.04 13:35
yasu3
毎日、ご丁寧な回答、本当にありがとうございます

明日、MRIを撮ります
腰の中身の芯の周辺が腫れている感覚と骨盤周辺の骨が緩んでいる感覚がとても気になり、尾骶骨から上の20cmくらいの一面が痛いです
すべり症なども併発していないかと心配しています

何れにせよ、明日のMRIの結果で、大きい方向性を決めていくことになるのでしょう…

また相談に乗って下さい
本当にありがとうございました☆
2012.11.01 17:20
drshujisato
12/10/31のyasu3さんへ


質問1: 当初ご回答いただいた中に、「同じ部位にヘルニアが再発するのは、経験上、3度以上は、極めて例外的…(2度までで3度目はない…ということでしょうか??)」とのことでした
> これは、椎間板の中にある髄核が、複数回の突出を重ねる中で、殆どもうなくなってしまうからなのでしょうか??
> それとも他に何か要因が考えられるのですか??
> (※ 一般的な定義:椎間板=線維輪+髄核←という理解でよろしいでしょうか??)
> 極端な話、私が今回2回目のヘルニアを保存療法で克服できたとした場合でも、手術の例に鑑みて、部位周辺の弱化はあれど、同じ部位からの3度目の発症は、確率的に低いと考えられるのでしょうか??(←希望的観測すぎますか??)

回答:椎間板は一定の容積をもったものですので、線維輪が破綻していても、そこから出る程の量の椎間板が残っていなければ、ヘルニアは起こらないはずです。それが一度のヘルニアでそうなるか、二度のヘルニアでそうなるかの判断は難しいことです。手術の経験上、二度目まではあっても、三度目は極めて少ないというのが、私の経験です。三度目のヘルニア手術は私の約1000例のヘルニア手術でもせいぜい2~3例と記憶しています。わたしは、髄核を可能な限り摘出するのですが、それでも再発手術率は約3%です。それはあくまでも手術的に椎間板をできるだけ摘出した症例における結果です。自然経過については、三度目の再発リスクについては明らかにされていないと思います。椎間板とは髄核と線維輪を含めたものですが、椎間板ヘルニアというと、通常は髄核の脱出を意味します。勿論、髄核以外に軟骨性終板が脱出するものもあります。


質問2: もし今後、私が何回かヘルニアを発症して、その度に保存で対処できたとしたら、これを繰り返すことで、神経の融着は進み手術をした場合の難易度は上がっていってしまうのでしょうか??
> つまり、保存を繰り返すのではなく、どこかで思いきって、手術に踏み切った方が、合理的なのでしょうか??
> それと、そもそも、線維輪と髄核はどちらが硬く、鉛直方向の荷重を支える上での役割を果たしているのでしょうか??

回答:再発を繰り返したら神経の癒着は進む可能性は当然ですが、だからといって手術が特別に困難になるわけではありません。それは私の経験上の判断ですが、他の医師も同様に考えるかは別問題です。椎間板ヘルニアの手術はあくまでも現在の症状を良くするための手術であり、予防的手術はまったく意味がありません。ですので、自然経過でよくなったのであれば、手術は不要です。


質問3: もう一つお聞きしたいのは、「椎間板の変性」についてです
> アンラッキーにも私はヘルニアを二度発症してしまいましたが、ヘルニア発症の要因の一つに「加齢・老化による椎間板の変性(線維輪の脆弱化・髄核の水分不足)」があると勉強しました
> 恐らく私の場合(37歳)も生活習慣以外では、このような内因性のものに当てはめるように思っています
> 髄核の水分減少は、ヒアルロン酸の減少に起因し、ニアリーイコールであると解釈しているのですが、ここで質問です
> 巷には、ヒアルロン酸やグルコサミン・コンドロイチンやコラーゲンほかを補助食品やサプリメントがあります
> 『皇潤』などのような、超有名商品などもあります
> 『皇潤』はさておき、私も、遅ればせながら、関節・軟骨等の水分補給のおまじないの気持ちも込めて、ヒアルロン酸のサプリメントをとりはじめようと思います
> ただ、おまじないの気持ちといっても、これが今回・今後の私の患部に、いいように効いて欲しいというのも願望です
> 今の私の状況を考えた場合、潰れてしまった椎間板には、ヒアルロン酸の健康補助食品による髄核不足の解消はいい方向(椎間板の変性をくい止める方向)には、全く期待できないでしょうか??
> それと、私以外の健康体の方々のヘルニア発症の防止、つまり加齢による椎間板の変性には、ヒアルロン酸等の摂取は一定程度寄与するとは、考えられるのでしょうか??
> それとも、全く意味のない話なのでしょうか??

回答:正直な話、私は余り意味はないと考えています。ヒアルロンサン服用で、ヘルニアの発症や再発が防止できるかは証拠がありませんし、それほどの効果は期待できないのではと考えています。
2012.10.31 23:35
yasu3
ご丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございます
励まされる思いで、心から感謝いたします
私の今置かれている状況が、だんだんと理解できてきました
ヘルニア消失(3ヶ月)の経過もよく、ウォーキングやインナーマッスルの強化等できる努力はしてきたつもりだったので、再発で大変不安で心折れるような気持ちの中、適切な所見をいただくことは、本当に有り難いです

さて、恐縮ですが、あらためて別の質問をさせていただきます

当初ご回答いただいた中に、「同じ部位にヘルニアが再発するのは、経験上、3度以上は、極めて例外的…(2度までで3度目はない…ということでしょうか??)」とのことでした
これは、椎間板の中にある髄核が、複数回の突出を重ねる中で、殆どもうなくなってしまうからなのでしょうか??
それとも他に何か要因が考えられるのですか??
(※ 一般的な定義:椎間板=線維輪+髄核←という理解でよろしいでしょうか??)
極端な話、私が今回2回目のヘルニアを保存療法で克服できたとした場合でも、手術の例に鑑みて、部位周辺の弱化はあれど、同じ部位からの3度目の発症は、確率的に低いと考えられるのでしょうか??(←希望的観測すぎますか??)
もし今後、私が何回かヘルニアを発症して、その度に保存で対処できたとしたら、これを繰り返すことで、神経の融着は進み手術をした場合の難易度は上がっていってしまうのでしょうか??
つまり、保存を繰り返すのではなく、どこかで思いきって、手術に踏み切った方が、合理的なのでしょうか??
それと、そもそも、線維輪と髄核はどちらが硬く、鉛直方向の荷重を支える上での役割を果たしているのでしょうか??

もう一つお聞きしたいのは、「椎間板の変性」についてです
アンラッキーにも私はヘルニアを二度発症してしまいましたが、ヘルニア発症の要因の一つに「加齢・老化による椎間板の変性(線維輪の脆弱化・髄核の水分不足)」があると勉強しました
恐らく私の場合(37歳)も生活習慣以外では、このような内因性のものに当てはめるように思っています
髄核の水分減少は、ヒアルロン酸の減少に起因し、ニアリーイコールであると解釈しているのですが、ここで質問です
巷には、ヒアルロン酸やグルコサミン・コンドロイチンやコラーゲンほかを補助食品やサプリメントがあります
『皇潤』などのような、超有名商品などもあります
『皇潤』はさておき、私も、遅ればせながら、関節・軟骨等の水分補給のおまじないの気持ちも込めて、ヒアルロン酸のサプリメントをとりはじめようと思います
ただ、おまじないの気持ちといっても、これが今回・今後の私の患部に、いいように効いて欲しいというのも願望です
今の私の状況を考えた場合、潰れてしまった椎間板には、ヒアルロン酸の健康補助食品による髄核不足の解消はいい方向(椎間板の変性をくい止める方向)には、全く期待できないでしょうか??
それと、私以外の健康体の方々のヘルニア発症の防止、つまり加齢による椎間板の変性には、ヒアルロン酸等の摂取は一定程度寄与するとは、考えられるのでしょうか??
それとも、全く意味のない話なのでしょうか??

五里霧中で放り出された気持ちで、できることは何でもしたい…努力できることは何でもしたい…との思いで、色々と心に浮かんでくる質問をさせてもらいました。。。
どうぞよろしくお願い致します!!
2012.10.31 20:42
drshujisato
12/10/30のyasu3さんへ

質問1:
 手術したあとに再発したヘルニアを手術をする際、二度目なので、神経の融着などにより、初回のケースに比べて、大幅に時間がかかったり、手術が極端に難しくなる(勿論、執刀いただく先生のスキルによるとは思いますが・・・)との話を耳にします
> このような神経の融着等の現象は、消失したヘルニアを手術するケース(手術としては1回目)も同様であると考えておいた方がよいのでしょうか⁇
> 極端な話、保存療法で1回治したケースと手術で1回治したケースでは、治療後の患部•あるいは再発した場合のその患部におこっている現象は、ほぼ同じ状況であると考えてよいのでしょうか⁇

回答:術後の再発と自然治癒した後の再発の手術では、前者の方が癒着は強く、瘢痕性組織で覆われているのが普通です。これに対して、後者では癒着は多くの場合ありますが、瘢痕組織が形成されていることは通常はありません。術後再発の手術が最も難しいといえます。私は、再発手術もすべてMD法で行いますが、手術時間も1時間以内です。しかし、再発手術には開創手術が一般的です。再発手術を敬遠する医師が多いのが実情です。

質問2: それと、先生のご指摘で、私のケースでは巨大ヘルニアなので、線維輪の損傷と椎間板の変性が大きいであろう・・・とのことでした
> これは、ヘルニア消失期間、あるいはその後の長い年月の養生期間で、ある程度まで回復するものなのでしょうか⁇それとも、ほぼ破壊状態のまま、一生付き合っていかなければならないものなのでしょうか⁇

回答:線維輪の破綻後の修復が元の強靱な靱帯の強度にまで回復するからというと、そうではないと私は理解しています。そのため、椎間板の変性が進み、脱出しやすくなった時には、破綻した線維輪はその脱出を防止することは困難であろうと推測しています。そのような考えから、私は出来るだけ多く髄核を摘出しています。それでも、再発は完全には防止できませんが。再発ヘルニアの手術成績は初回手術例に劣るわけではありません、再発ヘルニア手術のコツがあるのです。

質問3:「椎間板ヘルニアが柔らかいと再発するリスクが高いような印象がある」・・・とのことですが、ここの所を詳しく教えていただけますか⁇

回答:私の経験では、椎間板が餅状に柔らかくなっているヘルニアがありました。大量に出ていたので、出た分のみを摘出すれば、大丈夫だろうと考えた患者で、術後、早期に同様の柔らかい椎間板が脱出して再手術した患者がいます。他の医師からも同様の話をきいたことがあります。椎間板が柔らかくなっていると、僅かな線維輪の破綻部から押し出されやすいのではと推測しています。あくまでも推測ですが。
2012.10.30 23:36
yasu3
早速、ご回答いただきまして、ありがとうございます
大変感謝いたします・・・

さて、追加の質問です
私の6月末に発生した巨大ヘルニア(12mm)は、保存療法で、運良く3ヶ月で殆ど消失しました
しかし、更にその1ヶ月後、再発したようです
先生のご回答では、通常のヘルニア同様、保存療法での経過観察および、場合によっては手術が必要とのことだったと思います
ここでお聞きしたいのは・・・
同じ再発ヘルニアでも、手術によって治療した予後のものと保存によって消失した予後のものと、同様なのでしょうか⁇・・・という点です
つまり、手術したあとに再発したヘルニアを手術をする際、二度目なので、神経の融着などにより、初回のケースに比べて、大幅に時間がかかったり、手術が極端に難しくなる(勿論、執刀いただく先生のスキルによるとは思いますが・・・)との話を耳にします
このような神経の融着等の現象は、消失したヘルニアを手術するケース(手術としては1回目)も同様であると考えておいた方がよいのでしょうか⁇
極端な話、保存療法で1回治したケースと手術で1回治したケースでは、治療後の患部•あるいは再発した場合のその患部におこっている現象は、ほぼ同じ状況であると考えてよいのでしょうか⁇

それと、先生のご指摘で、私のケースでは巨大ヘルニアなので、線維輪の損傷と椎間板の変性が大きいであろう・・・とのことでした
これは、ヘルニア消失期間、あるいはその後の長い年月の養生期間で、ある程度まで回復するものなのでしょうか⁇それとも、ほぼ破壊状態のまま、一生付き合っていかなければならないものなのでしょうか⁇

それと・・・
「椎間板ヘルニアが柔らかいと再発するリスクが高いような印象がある」・・・とのことですが、ここの所を詳しく教えていただけますか⁇

以上、お教えいただければ・・・と思います
どうぞよろしくお願い致します
2012.10.30 09:33
drshujisato
12/10/29のyasu3さんへ

質問1:これはもう手術しかないでしょうか⁇

回答: 再発ヘルニアが自然吸収される経過をとるか、対症治療を行いながら、見るのも一つの選択肢です。し    かし、神経機能障害が進むようなら、私なら手術治療を考慮します。

質問2: 2.12mmの巨大ヘルニアが一回出たということは、水道(みずみち)のようなものが出来ていて、もうふさがれないのでしょうか⁇つまり、手術しようが保存で治そうが、回復方向に向かわないのでしょうか⁇

回答:巨大ヘルニアが出たということは、線維輪の破綻が大きいことと椎間板変性が進んでいることを示します。特に、椎間板ヘルニアが柔らかいと、再発するリスクが高いような印象があります。破綻した線維輪の修復は不完全で、椎間板ヘルニアの再発を防止するには不十分と思います。
再発ヘルニアには、自然経過で改善が進まなければ、あるいは症状が悪化するなら、再手術が必要です。再発ヘルニアに対する手術の目的はあくまでも現在の症状改善にあります。椎間板ヘルニアに対する再発予防手術としての意義は確立されていません。再発するかもしれないから、手術をしても無駄だという受け止め方はしなくてよいというのが私の意見です。なぜなら、何度でも再手術ができるようになっているからです。3度以上、同じ部位にヘルニアが再発することは極めて例外的であるというのが私の経験です。
2012.10.29 23:37
yasu3
(スミマセン、どこに投稿したらよいかわからなかったので、複数投稿してしまっています・・・)

お世話になります
6月末にヘルニアになってから、いつも勉強させてもらっています
質問です
私の6月末に発症したヘルニアは、5-s1で12mmの巨大ヘルニアで、下肢痛(左)も激烈で神経障害も出ていたのですが、消失の可能性があるということで保存療法の処置をしました
最初は、ブロック注射も効かず、大変でしたが、幸い、よい経過をたどり、1ヶ月半でヘルニアは4割くらい小さくなり、3ヶ月で元の10%となりました
途中から、一日一時間〜一時間半のウォーキングや体幹を鍛えるトレーニングもできるようになり、継続を心がけ、対応してきました
元の社会生活にも戻ることができ、喜んでおりました
が・・・
再発しました
左臀部に坐骨神経痛がでたのです
これは、明らかにヘルニアが原因だと感じました
気をつけていたので、かなりショックです・・・
お聞きしたいのは・・・
1.これはもう手術しかないでしょうか⁇
2.12mmの巨大ヘルニアが一回出たということは、水道(みずみち)のようなものが出来ていて、もうふさがれないのでしょうか⁇つまり、手術しようが保存で治そうが、回復方向に向かわないのでしょうか⁇
以上、教えていただきたいと思います
よろしくお願い致します。。。
2012.10.29 19:29
脊柱管狭窄症患者
I.Iさん
貴女のお悩み分かります。今後有名な医師の元で治療するか、他の医師を探すか?全て貴女次第です。世に云う有名医とか名医とは何でしょうか?貴女が信頼する医師の根拠は何ですか?私は医師の成績表、手術の成績です。どう云う手術を何例し、その結果の評価です。佐藤先生は正直に出してます。貴女と医師が術前にどんなやり取りをしたのか分かりませんが、術後のやり取りからは正直、医師の言葉には信頼が持てません。何か隠しているような印象を持ちます。信頼でき、実力ある専門医師を見つけるのは簡単ではありませんが諦めず探せばきっと見つかると思います。
2012.10.09 09:15
drshujisato
私は私の手で貴方の腰椎疾患に関する情報を集めているわけではないので、私が言うことが正しい、絶対とは受け止めないで下さい。私の経験の中から考え得る最も高い可能性に基づいて意見を述べているに過ぎないのです。もしかすると、主治医の判断が正しいかもしれません。腰椎疾患の診断はそれほど難しい場合があるのです。もう腰椎疾患を知り尽くしていなければならない私の年齢であっても、未だ苦慮したり、試行錯誤が絶えないのです。有名だとか、名医だとかの言葉に惑わされず、結果をきちっと責任を持って追及する医師を選んで下さい。この腰椎疾患の分野には未だ知り尽くし、必ず治せる医師は残念ですがいないのです。貴方のお困りの気持ちがまさに全国の腰椎疾患に悩む方々の気持ちなのです。無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、良心的に言えば、そう言う他ないのです。
2012.10.08 22:02
I,I
私は地元の整形外科で診ていただき、手術と言われたけど、セカンドオピニオンとして、この地域では有名な脊椎専門医の病院で手術しました。

家族ともかなり相談しての決断でした。

主治医を信頼してましたので、逆にこちらで佐藤先生に違う診断もあると言われビックリしているところです。

サードオピニオンとしても、いったい何処の病院に行けばよいのか、、
それほど、私が手術した病院はこの地域では有名な脊椎専門病院です。

脊椎患者を専門に診てきた先生が見つけられないものを地元の整形外科医が見つけられるのか疑問ですし。

こまったな…というのが、正直な気持ちです。
2012.10.08 13:49
脊柱管狭窄症患者
I.Iさん
貴女は手術を受ける際、執刀医の実力、信頼度をどのような方法で調べましたか?手術のリスクを充分に納得しましたか?安易に医師の言われるままに従いませんでしたか?術前にセカンドオピニオンをしましたか?家族、経験者に相談しましたか?私は上記の事をしてなく失敗しました。脊椎疾患の手術のリスクを知らない為の失敗です。執刀医が今の症状の原因がわからなければ医師を変えるしかありません。ただ誰でもいい訳ではありません。実績、人格、慎重に決めて下さい。ただ言える事は手術した患者はなかなか受け入れて親身に診断してくれる医師は少ない事は覚悟しておいた方がいいと思います。何か質問、アドバイスが必要な時はブログを利用して下さい。お大事に。
2012.10.08 09:46
drshujisato
お答えします:
1) 狭窄性病変とは外側、超外側ヘルニアの事ですか?

それも一つの可能性ですが、手術したL4/5の部位に狭窄性病変が存在する可能性もあります。

2) セカンドオピニオンも考えていきたいですが、どの医師がいいかも悩みどころです。
セカンドオピニオンの際、この外側、超外側ヘルニアがないか調べたいと医師にハッキリ申し上げてよい
ものでしょうか?

医師次第でしょうね。外側・超外側型に熟知した医師は患者の不安が解りますので、答えてくれると思いますが、そうでない医師もいますのでね。セカンドオピニオン自体には賛成ですが。


3)どの医師でも、このように申し上げてお願いしたらば、しっかりと見つけていただけるのでしょうか

   残念ですが、この領域の診断や手術はまだまだ発展途上です。どの医師もというわけにはいかないのが現状です。
2012.10.07 13:42
I,I
狭窄性病変とは外側、超外側ヘルニアの事ですか?

セカンドオピニオンも考えていきたいですが、どの医師がいいかも悩みどころです。
セカンドオピニオンの際、この外側、超外側ヘルニアがないか調べたいと医師にハッキリ申し上げてよいものでしょうか?
そして、どの医師でも、このように申し上げてお願いしたらば、しっかりと見つけていただけるのでしょうか
2012.10.07 13:20
drshujisato
ただいま、貴女のような方のため、ブログを更新しました。
そこに判断するヒントがあると思いますので参考にしてください。
貴女の場合、L4/5に狭窄性病変が残っている可能性があります。
再手術で良くなる可能性があるのではと推測します。
固定術ではなく、除圧術でです。
MRIを見ると判断できると思いますよ。
2012.10.07 11:26
I,I
とてもよくわかりました。

関節とは足首とかですよね?足首や母趾は普通に動きます。ただ、術後、一日の半分以上を寝て過ごす(起きてると痛みがでるので)ので猛烈な痛みにはならないので大丈夫なのかも…と思います。

術前も安静にしてさえいれば猛烈な痛みではなく、(痺れは安静にしても常時ありました。)
ただ、立ちっぱなし、歩きまわると猛烈に痛くなって、ビッコをひいてました。


2012.10.07 10:19
drshujisato
お答します。
 現在の症状は右L5神経根の症状です。この神経が圧迫刺激されると臀部から大腿と下腿の外側、足背から親指にかけて痛みがしびれが発現しますが、鼠径部に関連痛として痛みがでます。神経自体が出す痛みは腰痛よりも上記した部位の痛みであり、しびれです。横になっていると楽であり、坐位や立位歩行で痛みが強くなるのは椎間板が不安定だからではなく、L5神経根の圧迫が残り、姿勢の影響を受けて症状が変動するのだと思います。やはり、L5神経根の影響が取り切れず残っているか、L5/S1の外側型、超外側型ヘルニアを合併しているのか、幾つかの可能性が考えられます。術後直ぐに痛みが強かったのは手術操作による神経根の影響が出たのではと推測されます。これは次第に改善し、もともとのL5神経根を圧迫する原因それ自体が完全に取り切れていないため現在の症状が続いていると考えるのが最も妥当と思います。昨日も書いたように椎間板が薄くなって、痛みがでているわけではありませんし、手術による筋肉の影響でもそのような症状がでることはありません。手術が不完全になっていることが疑われます。腰椎ヘルニアの手術が成功するにはいくつもの条件があり、なかなか難しいケースもあります。結果をもって、医師を責められないと思いますが、大事なことは現在の症状の原因を正確に診断し、それに対して適切な治療を行うことです。Failed back surgeryにしてはならないからです。適切な対応がとれないまま、精神的な問題に転嫁されてしまう患者が多いのです。その多くの原因は医師の診断力と技術力にあると私は考えています。一つ質問ですが、足関節や母趾を反らす力は落ちていないでしょうか?

2012.10.07 09:48
I,I
やはりそうですか。
私もなぜ、痺れがとれ痛みが残るのか疑問に思っていました。何か違う原因があるのかと…悩んでおりました。
術前の状態
右下肢全体的な痺れ、右側膝下外側~足首、親指の痛みでした。
今年はじめより臀部~膝下外側の痛み痺れでしたが、術前はとにかく膝下外側の痛みが何より酷かったです。痺れも酷かったです。

現在の状態
右側臀部、股関節、鼠径部、膝下外側の痛みです。とくに臀部、股関節が痛み、膝下に広がっていく感じです。

一つ気になる事は
術後、麻酔から覚めてすぐ、傷口付近の痛みよりも、右側骨盤、股関節付近が猛烈に痛みました。これは入院中ずっとありました(日に日に痛みはよくはなりましたが…)入院中の回診でこの事を医師達に伝えましたが、それぞれ違う事を言われました。
「椎間板が不安定だから」とか、「筋肉を切っているから…」などです。
じきに良くなりますと。
しかし、私には、この痛みがそのまま坐骨神経痛に移行したように感じられます。
股関節が悪いのかと思い、主治医に話しても、レントゲンでは股関節が悪いようには見えないし、骨盤の不安定さもないようだと。

それで今週の木曜日にMRI で椎間板の不安定での痛みのように言われました。

椎間板は素人が見ても明らかに薄くなっていてショックな画像でした。

こちらのブログを読ませていただいて、違う所にもヘルニアがあったのかなぁ~など思いましたが、痺れはなくなったので、、
しかし、痛みは多少良くなりましたが、歩きまわる事はできませんし、椅子に座るのも痛いです。

あと、不思議と午前中は痛みが軽くて、午後になると強くなります。午後も安静にしてると楽です。
とにかく寝ていると楽なのです。

この事も主治医に伝えました。
「夜寝ている間に椎間板が安定して午前中は割りと楽で、起き上がって、動きまわると不安定になってきて痛みが増す」と言われました。

長々、書きましたが、このようなかんじです。よろしくお願いします。
2012.10.07 00:54
drshujisato
お答えします:
 L4/5の椎間板ヘルニアの摘出術後にしびれはほぼとれたが、坐骨神経痛が良くならなかったとのこと。不思議な結果です。普通は坐骨神経痛が早くとれ、下肢のしびれが無くなるのに時間がかかるものです。椎間板が薄くなっているとのことですが、薄いだけでは痛みがでることはありません。私のヘルニア手術の経験から見ても、合点のいかない結果だと思います。固定術は椎間板ヘルニアなどの術後に症状の改善しない患者で最後の手段のように行われていますが、私は1000例を超える椎間板ヘルニアを手術していますが、そのような理由で固定術を行った経験はありません。症状の原因診断に疑問を感じます。術前と術後の痛みやしびれの部位について詳しく教えて頂ければ、もっと正確なことが言えるかもしれません。筋力は今回の症状には関係ありませんよ。
2012.10.06 22:49
I,I
相談の場所がわからず、こちらに書いてしまいました。
すいませんでした。こちらでも、相談にのっていただけますか?
書き直したほうがよろしいですか?
2012.10.06 16:52
I,I
37才女性
突然ですいません。悩んでいるので質問させていただきますm(__)m
今年7月、腰椎4.5番の椎間板ヘルニアの摘出除圧術を受けました。
痺れはほぼなくなりましたが、坐骨神経痛がなくなりませんでした。
先日、再度MRI にて検査したところ、椎間板が薄くなっていました。
医師には「大きく飛び出てるものはないですが、椎間板が不安定で痛みが出ている」と言われました。
固定術する事もできるけど、あなたは若いから様子を見ていきましょう、という事で痛み止めが処方されました。
質問
1.椎間板が不安定で坐骨神経痛(術前と同じ右側のみ)が出るメカニズムを詳しく知りたいです。
私の元々の筋力が足りなかったのでしょうか?

2.これはよくある事なのですか?
固定術をしなくてはならない人は何%くらいでしょうか?

3.医師が「もっと椎間板が薄くなるといいのだけど…」とつぶやいておられましたが、それはどういう意味でしょうか?

4.筋力をつける事で良くなっていきますか?どのような事に気を付けて生活すればいいでしょうか?

以上、
お忙しいのに沢山の質問で申し訳ありません。
よろしくお願いします。
2012.10.06 11:10
drshujisato
医師の成績表は確かにあれば、患者が医師を選択する際の大きな助けになると思いますが、
今の日本の医療制度でそれが実現したなら、需要と供給のバランスが大きく崩れ、特定の医師に
長蛇の列ができ、手術まで何カ月どころか、何年も待たなければならない事態が発生する
恐れがあります。これもまた問題です。日本の医療制度は、どこでも均質な治療が受けられる
という国民の幻想で成り立ってきた一面もありますが、それがこれから先、医療が高度化するに
つれ、崩れていくのでは推測されます。
特定の医師、病院に患者が集中することは既に始まっており、患者サイドから見ると良質な医療は
狭き門になっていくと危惧されます。そういう中で、信頼できる医師選びは仮にできても、順番を
待ちきれずに、セカンドベスト、あるいはサードベストを求める動きもでてくるのではと思われます。
2012.10.03 23:10
脊椎管狭窄症患者
先生のご理解に感謝します。先生のブログなので先に許可得てコメントすべきでしたが、コメントせざるを得ない思いが強く、失礼しました。私は前コメントで医師の前に患者が変わらねばならないと言いました。その後いろいろ考え、どう変わればいいのかと自問しました。病気は医師と患者と戦うということ、手術で言えば戦場に赴くこと、戦場は危険で無傷では帰還できない事もあると覚悟がいる。当然医師は戦場の危険性をしっかり教え、医師の覚悟も伝え、その上で一緒に戦場に赴く。お互いの信頼が無ければ当然行けません。一緒に戦えば最悪の結果が出ても最後は戦友です。理解します。医師は無傷で帰還、患者は傷だらけで帰還できず無駄死に、これだけは何としても避けねばなりません。さあどうしたら良いか?何かいい方法ありますか?教えて下さい。私はこう思います。医師もある意味プロでスペシャリストです。プロの世界は数字、成績がでます。佐藤先生は正直に自分の成績表(手術実績等)を公表してます。義務づけられてはいません。何故か?手術の経験者は承諾書を書かされたと思います。その意味は分かっていると思います。そこで提案、患者は手術をする判断を医師の成績表を見る事が出来たらどうでしょう?医師の成績表はあるのか?自己申告すれば済む事です。あと巷で言う「神の手」「名医」はマスコミが勝手に付けた名前では、くれぐれもおきおつけ下さい。
2012.10.03 19:46

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:https://spine.drshujisato.com/tb.php/199-3fa79dd5