drshujisato
質問①
坐骨神痛はL4,L5,S1,S2,S3からなっている。
回答:その通りですが、L4神経根は坐骨神経よりも大腿神経への関与が大きいです。
質問②各神経根障害によって症状は違うのですか?
回答:違いますよ。皮膚の感覚と筋肉の支配が神経根によって異なります。私のブログでも説明したことがありますので、調べて見て下さい。
質問③先生のブログにはL5神経根障害が多いのですが、他の神経根障害はないのですか?
回答:勿論、他の神経根症もありますが、L4/5が狭窄症やヘルニアなどの好発部位であること、さらに、
L5/S1の椎間孔や椎間孔外など障害を受ける部位が多いのがL5神経根症の特徴です。
質問④L5神経症はL4/L5の脊柱管内とL5/S1の椎間孔内外に多いとブログで拝見しました。またMRIで確認出来る。しかし先生は独自の撮影方法により出来ると思いますが通常の撮影方法だと無理なのでしょうか?他の医療機関でのMRI画像で問題が無いのが先生の撮影で発見される事が多いですか?
回答:私は横断、矢状断、冠状断をルーチン検査で行い、横断撮影は椎間板の部位のみではなく、連続的に輪切り状に横断撮影を行います。椎間板レベルのみの横断像だと外側へ遊離したヘルニアを見落とすことがでてきます。さらに椎間孔内外狭窄は横断と矢状断と冠状断の組み合わせて診断していきます。撮影の仕方もありますが、読影法の違いも大きいと思います。私は自分で画像所見を読影します。症状・所見と合わせてMRIを読影しますのでフォーカスを絞った読影ができるのです。
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