10月17日と18日の二日間、大阪で開催された日本脳神経外科学会総会に出席してきた。17日は当院の医師の発表があり、18日には私の発表があった。当院の医師の発表は頚椎変性疾患に対する前方固定術と頚椎後方最小侵襲手術、MD法との比較検討を行ったものです。発表のポイントは病気の状態に応じて前方と後方を使い分けることで、より侵襲の少ない手術法が選択できるということです。私の発表は、腰椎変性疾患に対する最小侵襲固定術におけるO-armとナビゲーションの使用はスクリューの挿入過誤をなくし、手術の安全性を向上させ、より難易度の高い側彎変形や骨の回旋の強い症例までも安全に最小侵襲法で対応可能になるという内容です。
今日まで学会はあったのですが、昨晩戻って、今日の午後からは、ブログ相談室を通じて県外から最小侵襲固定術を希望して当院に入院された変性すべり症の60代女性の手術を行い、無事終了しました。これでやっと、長い腰痛と不自由な生活から解放され、新しい人生が開かれていくと期待されます。
私は、学会はいつもトンボ帰りで、手術と手術の間に発表してくると言った感じです。実際、多くの手術を行っている外科医はおしなべてそういものであり、そうそう休みなどとれないものなのです。
腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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