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しばらくぶりにブログを更新しました。高齢者でも腰椎手術の結果は良好です!

.05 2013 腰椎変性辷り症 comment(1) trackback(0)
先月から何かと忙しく、しばらくブログをご無沙汰しておりました。手術の合間をぬって、学会に行ったり、
会合にでたり、雑誌原稿を書いたり、講演したりの忙しさで、やや疲れ気味ではあります。しかし、手術は既に11月頃まで予約びっちりの状態で、長く手術を待つ患者さんには大変済まないと思います。
私の外来へはますます腰の悪い高齢者が増えています。手術治療など適応外とされた高齢者が一縷の望みをもって受診してくるのです。先月末に80代の女性でL4/5の腰椎辷症(2度)と高度の脊柱管狭窄による間欠性跛行に対してMD法による神経除圧を行いました。L3/4にも脊柱管狭窄が進んでいましたので、両方とも併せて手術しました。術後経過はすこぶる良好で、歩行は改善し、しびれは膝上まであったのが、1週間たらずで足のところまで下がり、大変喜んでおられます。高齢者の腰椎辷症では、辷りがあっても、動きが殆どないため、狭窄症の手術に準じて、神経除圧のみで良好な結果が得られます。高齢者だから結果が悪いと言うことはありません。若い人でも神経障害が進んでいる方では、神経障害によるしびれや筋力低下が改善するには時間を要します。中にはそれらが後遺症状として残る人もおります。
大事なことは神経障害が進む前に手術を行い、神経を圧迫している原因を取り除くことです。狭窄症型の腰椎は次第に悪化していきますので、先を見極めた対応が必要なのです。
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まなみ
まなみです。お忙しい中お返事ありがとうございます。佐藤先生のご意見をいただいて、安心いたしました。手術後メールにてご報告させていただきます。今後もよろしくおねがいします。まなみ。
2014.05.12 00:23

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