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腰椎変性すべり症の固定術を受けられた患者さんのコメントを紹介します

.06 2013 腰椎変性辷り症 comment(6) trackback(0)
腰椎変性すべり症で固定術を受けられ、手術が成功し、人生の新たな出発をなされた
患者さんからのコメントを紹介いたします。
ヘルニアや狭窄症、辷り症などの腰椎変性疾患は進行するとあらゆる保存治療が無効になり、神経障害が進むようになります。信頼できる脊椎外科医を選び、良いタイミングに手術を受けられることを私も勧めます。

コメント
2012/7月初旬に腰椎変性すべり症の手術(L4/5のTRIF固定術)を受け、
2012/8/17・8/18・9/5にこちらでお世話になりました幸(62歳)です。
その節は、術後間もない時期の不安を取り除いて下さいまして有難うございました。
お陰様で、術後9ヶ月近く経った現在、まだ多少の違和感や
姿勢を変える時痛かったり・・の症状はたまにあるものの、すべり症独特の鈍痛は全くなく、
かなりの距離も歩けるようになり一年前の苦痛が嘘のように暮らしています。

経験者でなければ分からない腰痛に、いわば命をかけて真摯に取り組まれていらっしゃる
佐藤先生のブログが気になり、時々拝見しておりますが、固定術経験者としての意見が、
日々悩んでいらっしゃる方々のお役に立てれば・・との思いで私の経験談を投稿させて頂きます。

初めて腰に異変があったのは2010年9月です。
起床時に腰全体に電流が走ったような痺れがあったのが始まりでした。
それから手術して頂いた病院に辿りつくまで、2件の病院と1件の整体を経るわけですが、
手術まで約2年を要しています。その間の各病院への通院・検査にかかる時間やその費用たるや、
馬鹿になりませんでした。

それでも私の場合、運良く信頼できる先生に巡り合うことが出来ましたが、
まず信頼できる先生探しの作業が非常に大変なことであると思います。
特にネットで情報を収集することの難しい年配者にとっては
至難の業になるものと思います。

私の場合、すべりの程度は1センチでしたが、
幸いまだ下肢痛や下肢の痺れはありませんでした。
腰全体の重い感じの痛みと、20分程度の歩行で腰中心部に
不安定な痛みがありました。

先生は最初の2ヶ月間、血流を良くする薬を処方されましたが、
効き目がないことや、私の日常生活を話すと
「手術しましょう。1ヶ月後には職場復帰も可能だし、
1年後にはゴルフでも何でも今まで通りの生活が出来ます。それには少しでも早い方が良い。
何故なら本当に自分が手術したいと思った時にあなたが手術出来ない体になっているかも知れない。
若い人ほど早く元の体に戻しこれから先の人生を楽しむべきだ」とおっしゃいました。

そして手術に至るわけですが、入院して同じ部屋の方々の話を聞き、
先生のおっしゃったことに納得しました。

Aさん
3年前に手術しようと思ったら癌を患い、その後も様々な病気をして、
やっとすべり症の手術ができるようになった今、足先まで痺れるようになってしまい、
ここまで悪化すると完治するのは難しいらしい。

Bさん
何件もの病院を回っているうちに骨粗鬆症が進み、
更に足先まで痺れるようになってしまった。
もっと早いうちに手術できたらどんなに良かったか。

腰痛に悩み、しかし手術を躊躇されていらっしゃる方々に、
私も声を大にして申し上げます。

まず信頼できる先生選びが大切ですが、
そのような先生を探すことができ手術を勧められたら、
是非悪化しないうち手術に踏み切ってください。

固定術は、確かに術後数ヶ月のケアは大変ですが、
それから先の生活は間違いなく明るいものになる筈です。


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drshujisato
16/02/28の固定術後7年経っても地獄さんへ

最小固定術と一口で言いましても、色々な手術のやり方があります。
あなたのいう最小とはどんな方法を言うのか、わかりません。
最小侵襲であろうと、昔からの方法であろうと、固定術の目的は基本的には
腰椎の骨性癒合を図ることで、最終的には椎体間の動きが失われます。
残念ですが、「椎間が動かない時点で後遺障害11級」の意味がわかりません。
椎間が動かないこと自体、自然にも起こりますし、必ず問題が起こるわけでもなく
それ自体が後遺障害とはなりません。
これが私の見解です。この種の質問はこれを最後にしてください。

FROM SHUJI SATO
2016.02.29 23:12
固定術後7年経っても地獄
最小侵襲固定術は椎間が動くんですか?
椎間が動かない時点で後遺障害11級ですよ。回答よろしくお願いいたします。削除しないで下さい。
2016.02.28 10:43
drshujisato
16/02/21の固定術後7年たっても地獄さんへ

お気の毒な結果ですね。
通常の腰椎固定術を受けて苦しんでいる方はご指摘のように多いようです。
誠に残念と思います。
私は、そのような問題が起こるのは診断と手術方法に問題があるためと考えています。
私が行っている最小侵襲固定術では、身体障害者になるような患者さんは
発生していません。ただし、複数回の手術を受けてこられる患者さんには
痛みやしびれなどの改善が不良な傾向はあります。
ご指摘のように、固定手術自体が患者さんに与え得る問題については、充分に説明して
おくことが必用です。インフォームドコンセント(説明と同意)は不可欠です。

FROM SHUJI SATO
2016.02.21 22:30
固定術後7年経っても地獄
固定術をして仕事ができなくなってる人はたくさんいます。労災で固定術を行うと、後遺障害8級か11級に該当します。後遺障害が残る手術ということを患者に説明している医者はいるんでしょうかね?
2016.02.21 12:14
drshujisato
賛美と批判は保存治療と手術治療の両方に存在しています。私は手術治療を
無批判で賞賛するものではありません。
なぜなら、現実を見るなら手術治療は人々を必ずしも幸せにしていないからです。
あなたのコメントをブログ欄に引用いたしました。
貴重な意見ありがとうございました。
2013.04.07 23:32
手術
医療サイド側が発信する患者の声は手術を大々的に賛美するコメントですが患者側が発信する手術後の声は必ずしも手術を賛美してません。その証拠にFBSSで苦しんでる患者さんが多々いますよね。医療サイド側が発信してる術後だとFBSSはありえないと思いますが現実は、その逆です。PLDDも医師側が発信してる情報は奇跡の治療で即効性があり悪影響はないと謳ってますが実際は即効性はなく椎間板を破壊してるだけです。医療サイドが発信する患者の声ほど、あてにしてはいけないものはありません。
2013.04.07 11:30

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