drshujisato
中学生の娘のことで相談させて下さい。
質問1。二番目の医師には「腰椎の側弯は下肢変形による骨盤傾斜からきている可能性が高いから足を何とかしましょう」と言われました。やはり足を治療するべきでしょうか。
回答:一口に腰椎側弯といっても、先天的なものと後天的なものに大きくわけられますが、経験的には腰椎に骨盤の歪みが生じた結果として、脚長が異なるようになるのが私の経験で多いと思います。この場合は、通常、腰の治療が優先になります。
質問 2。二分脊椎について教えて下さい。医師からは二分脊椎については、体育も出来るし、普通の生活ができているのだから心配ない、と言われましたが、手術などは本当に必要ないのでしょうか。娘は小さいころはよく転びましたが、最近では追い付けないほど歩くのが早くなりました。
回答:二分脊椎のみでしたら、自然経過をみるのでよいと思います。これに分離症を伴っていると固定術が必要になることがあります。生活に支障がなければ保存治療で良いと思います。
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質問 3。先生は姿勢についても書いていらっしゃいますが、娘は筋肉の左右差もあると言われました。娘は珠算暗算の選手で一日五時間くらい座っぱなしで練習しています。左の骨盤に重心をかけ、右手でそろばんをはじきます。これもやはり腰椎には悪いですよね。
回答:腰椎の側彎回旋などがあると、左右の筋肉のボリュームや張り出し方に左右差が起こります。姿勢は重要ですので、良い姿勢をとるよう注意されたら宜しいとおもいます。
佐藤秀次