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今日は3件の腰椎手術あり

.25 2013 腰椎椎間板ヘルニア comment(0) trackback(0)
今日の午前は20代男性、午後は30代女性の腰椎ヘルニアのMD手術を行った。20代男性は今回はL4/5の手術、以前にはL5/SのMD手術をしているので、今回が2回目。30代の女性はL5/Sの初回手術。二人とも術直後に下肢の痛みは消失。腰には重だるい感じありとのこと。ヘルニアによる下肢痛の解消の仕方は劇的である。ヘルニア手術に関しては、保存治療を充分に行った上で、良くならない患者に手術を考慮するのが一般的な考え方であるが、このように劇的な症状の改善を見ていると、発症後1,2週間の激痛のつらい時期に手術で迅速に痛みを取ってやりたいとう気持ちになる。その方が、苦痛期間も短縮されるし、通常生活への復帰も早くなるし、なによりも患者の経済的負担が軽減されるであろう。ヘルニア術後、2週間には退院し、殆どの患者は通院不要である。すなわち、薬物治療などは不要になる。術後は時間のみが薬であると私は患者に説明する。痛みの原因を除去したなら、後は身体自体が治していくのである。そのための時間である。ヘルニアがまだまだ難病のように扱われている現状に切なさを覚える。今日は、さらに飛び込みの手術が夕方からあった。それは約1週間前に腰椎固定術を行った患者の椎体間に挿入したチタンケージが部分的に脱転したのである。幸い、下肢に症状の悪化は起こらなかったが、善は急げで早急にケージの入れ直しを行った。腰椎固定術でケージの許容範囲を超えた脱転は初めての経験である。何が脱転の原因であったが、検討を要する。幸い、患者本人と家族からは、早く対応したことに謝意をいただいた。しかし、複雑な心境である。不可抗力とは言え、まだまだ完成されていないと知らされ、忸怩たる思いが残った。

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