大間の巨大マグロ釣りに挑む漁師達の格闘を記録したBS放送が今終わった。
名人といわれる漁師の経験と頭脳に裏打ちされた洗練された漁、その一方で二年に渡りなかなかマグロの釣れない漁師の苦悩。名人が苦悩する漁師に叱咤激励する。どう釣ればいいかは解っていると言い訳する漁師に、
「お前は解っていない。だから釣れないんだろう。解っていれば釣れるはずだ」。
群れの先頭を泳ぐマグロしか餌を食わないらしく、釣り上げるためには、その先頭をきるマグロの前に生きイカを落とし、流さなくてはならないそうだ。そのために沢山の漁船がソナーを使い、有利な位置を確保するため漁場に集中する。釣れない漁師は、その競争から逃げていたのが釣れない理由であった。
「勝負に挑め」。
名人の言葉が釣れない漁師を鼓舞する。
そして、番組の最後にはめでたしめでたしの場面が来る。
頭で解っていることと、実践の結果は別物であることを如実に示した大間のマグロ漁であった。これは、どんな職業にも言えることであろう。印象に残るマグロの一本釣り名人の言葉は、
「金のためにマグロを追っているのではない。400KGを超える過去の大間の記録を更新するためである。それでなければ、マグロ漁の歴史に名を残せない」。
どんな分野にも道を究める夢を抱き、戦い続ける人々がいる。皆、謙虚に反省を繰り返しながら、道への歩みを続けている。この姿こそが、実業界であろうとスポーツ界であろうと、その他すべての分野で先頭を歩む人々に共通している。
腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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