Q5:どんな腰や臀部、下肢(足)の痛みが手術によって治せるか?
A5:腰の姿勢や動作の影響を受ける痛みは腰であれ、臀部・下肢(足)であれ、手術治療によって痛みの原因を取り除くことで改善させることが期待できます。
具体的には次のような腰・臀部・下肢の痛みが手術によって改善できます
座っていると強くなる痛み、立っていると強くなる痛み、歩いていると強くなる痛み、立ち上がり際とか、動作の開始時に発生する痛み、寝ているときの体位によって程度の変わる痛み。これとは逆に、座っていると軽減する痛み、立っていると軽減する痛み、歩いていると軽減する痛み。
これらの痛みは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎症、分離症、すべり症などで起こる痛みの特徴です。腰椎の病気の種類を問わず、局所に起こる炎症や神経根の圧迫・刺激が痛みの共通した原因です。
腰椎の病気の種類によって、神経根の圧迫・刺激や炎症の起こる姿勢や動作が異なります。例えば、座っていると痛みはヘルニアでは増強し、狭窄症では軽減します。立ったり歩いたりすると、痛みは急性期を過ぎたヘルニアでは軽減し、狭窄症では増強します。これば一般的な傾向であって、常にそうなるわけではありません。
痛みがどのように発現し、経過し、どのような姿勢や動作の影響を受けるのか、痛み以外の症状はどのようなものかを知ることによって手術で良くできる痛みかそうでないかの区別がつけられます。
腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
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