腰椎変性疾患で手術を受けたが、良くならず、他の医師のセカンドオピニオンを受けたい、あるいは治療を受けたいと
思っても、なかなか受け入れてくれる医師がいなかったり、それを探すのが大変難しいことを多くの患者さんは経験されていると思います。
セカンドオピニオンを受け入れてくれても、当たり障りのない話で済まされたり、再手術が必要と説明されても、自分から進んで再手術を受け入れてくれる医師は極めて少ないのが現状です。多くは、手術を受けた元の病院に行くことを勧めます。
私なども、昔、先輩から他の医師が手術した患者の再手術はしない方がよいと教えられました。それは、最初の医師の問題を自分が背負うことになるからという理由でした。再手術して、うまくいかなければ、最初の医師の責任までも自分がかぶることになるからと、それはそれで、自分の部下が困らないようにとの配慮からの教えてあったと思います。
しかし、この言葉には医師が自分達の身を守ることしかなく、再手術の必要な患者さんは行き場のないことを意味します。
この先輩医師から後輩医師への教えは今も生きています。他で手術を受けた患者には、冷たいのが現実なのです。
私は、医師が再手術に消極的であったり、他で手術をした患者を診たがらない医師が多いことには驚きません。それほど、腰椎変性疾患の診断と手術には困難な問題が多いことを知っているからです。
患者さんは、医師の側の事情や思惑を知って、医師選びをする賢さを持たねばならないと思います。
腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
思っております。1日1クリックずつ応援お願いいたします。

- 関連記事
-
trackbackURL:https://spine.drshujisato.com/tb.php/341-de122e46