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腰椎変性疾患の本質を見極めなければ、治療に成功しない!

.08 2014 腰椎変性疾患の治療 comment(9) trackback(0)
MRIやCT,脊髄造影など腰椎変性疾患を可視化して、診断する方法が主流になっていますが、これらを駆使しても、診断できない腰椎変性疾患は数多くあります。

痛みを誘発するテストや痛みを抑制するテストで原因部位を特定しようという方法がしばしば用いられていますが、これらも決定的な診断法にはなりえません。

椎間板ヘルニアも脊柱管狭窄症もすべり症も無症状のものが多く、何が患者の症状の原因であるかを特定することは、そう簡単なことではないのが腰椎変性疾患の泣き所です。私は独自の腰椎変性疾患の診断法を行っています。

誤診されたり、診断に確信がもてないためにそのままにされたりが実に多いのが腰椎変性疾患です。
私は患者を苦しめる腰椎変性疾患の本質は何であるかを長年、臨床の場で研究してきました。その結果、腰椎変性疾患の種類を問わず、腰痛や下肢痛・しびれを起こす原理は極めて単純であるとの結論に至りました。真理は単純。まさにその通り。腰椎変性疾患は椎間板の傷害や神経根の絞扼・刺激によって腰痛や下肢痛・しびれなどを起こします。

その結論に基づいた手術治療を私は行っています。自分で言うのもおこがましいですが、満足できる良好な手術結果を得ています。それでなければ、年間300人を越える患者さんが私の手術を希望して全国から来られることはないでしょう。良くなった患者さんが他の患者さんに伝えるという、口コミ情報で患者さんが集まってこられます。病気の本質に基づいた手術治療であるからこそ、患者さんは術後速やかに改善を実感できます。他の治療法に多い当たり外れのないことが私の手術治療の大きな利点と言えます。
腰椎変性疾患の診断と手術には、コツがあり、それを知らない限り、安定した良好な結果を出し続けることはできません。
しかし、そのコツを習得したなら、腰椎変性疾患治療の9割打者になれること間違いありません。

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panpanpanda
お忙しい中早速のお返事、本当にありがとうございます。
正直なところ、何を信じて良いのかとても不安でした。佐藤先生にお返事頂いて、気持ちがいくらか落ち着きました。
今通ってる病院では手術するとしたら固定については伺ってませんが、顕微鏡手術になるようです。また確認してみようと思います。
金沢までとっても行きたいですが…かなり遠いので途中で行き倒れそうです…。
昨日から久々腰に危うい痛みがくすぶっている感じで、また強烈なのがくるんじゃないかとドキドキしています。
また相談させてください。
ありがとうございました。
2014.10.14 00:36
drshujisato
14/10/13のpanpanpandaさんへ

私の印象では、椎間板ヘルニアでL3/4の超外側型あるいは外側型の可能性が高いですね。
この部位のヘルニアは症状が強いにも関わらず、なかなか診断されないことが多いからです。
ヘルニアが発現しても、本格的に痛みが始まるのは半日くらいたってですので、ヘルニアの経過と
矛盾しないと思います。
あとは、正確な診断をつけ、手術が必要か否かを早く決定することが必要と思います。

FROM 佐藤 秀次
2014.10.13 23:52
panpanpanda
お忙しい中、お返事くださり感謝致します。
救急搬送された時は、腰椎より少し右側(骨盤の一番高い位置を腰椎に向かっていった場所)が猛烈に痛いのと、右脚大腿部前面が腰程ではありませんが痛かったです。右脚に少し痺れと冷感もありました。
搬送前日は近所の整形外科でレントゲンを撮り、異常なしとの事でした。その時は普通に歩けてました。
翌朝腰が急変し、搬送されたのは総合病院で、色々検査しましたが異常が見当たらず、ぎっくり腰との事でしたが、少しも動けないため入院させて頂き、その間もしかしたらという所があるとおっしゃられ、神経根ブロックを受けました。
外側ヘルニアとだけ聞いておりますが、佐藤先生の以前のブログ画像を拝見したところ、自分のMRIのコピーと比べてみて、当てはまるとしたら超外側型なのかな…と素人ながら思ったりしております。
大腿部をお腹の方に持ち上げるのは一応出来るんです。
寝転がってれば身体を丸められるのに、立って前傾になると腰が痛いです。8月の半ば過ぎに前傾になると痛いところから始まりました。
痺れよりも痛み(安静に過ごしてるので悶絶するほどではないですが、立位や座位が長持ちしません)が気になります。あと関係ないかもしれませんが、地べたから膝だちで立ち上がる時腰の噛み合わせが動くような?音はしませんがパキッとなる事が腰を悪くしてからあります。
今思い出したのですが、救急車で運ばれる時進行方向に寝ていて、ブレーキでかかる力は痛くないのに発進時かかる力はかなり痛かったです。
うちの子供達に介護がいるので、
保存療法の期間、手術なら手術の期間…考えると仕方ないとわかってはいますが、焦ります。介護は出来るようになるのかと不安になります。
長文乱文すみません。
よろしくお願いいたします。
2014.10.13 23:25
drshujisato
14/10/13のpanpanpanndaさんへ 
     Re: 外側型腰椎椎間板ヘルニアについて

外側型は椎間孔という狭い骨の中にヘルニアがでるので、神経根の圧迫が強くなり、痛みが強いのが特徴です。
自然改善が期待できることもありますが、症状の悪化が早く進むこともあるので、慎重に見ることが必要です。
L3/4の外側型ヘルニアでは、大腿部前面から膝あたりに痛みやしびれが起こり、股関節を屈曲、つまり、大腿部をお腹側に持ち上げる力が落ちることがあります。貴方の症状はこのような症状でしょうか?
3ヵ月までに症状の改善が進まなければ、あるいは症状の悪化が進むなら、手術が必要です。
外側型では、腰椎固定術を行う医師がいますが、固定術は通常は不要なので、慎重に判断することです。

FROM 佐藤 秀次
2014.10.13 22:34
drshujisato
14/10/11のまほさんへ

お名前からは女性と思いますが、年齢がわからないのでヘルニアなのか狭窄症なのか、あるいは腰椎症なのか判断がつけられれません。また、現在の症状は片側だけでしょうか、それとも両側でしょうか。
片側だけとすると、ヘルニアが疑われます。L4/5のヘルニアでL5神経根の症状でしょうかね。
もしL5/S1のヘルニアなら外側型や超外側型も一応念頭に置く必要があります。
きちんと診断をつけることが必要だと思います。

FROM 佐藤 秀次
2014.10.13 22:05
panpanpanda
はじめまして。どうぞ宜しくお願い致します。30代半ばの女す。
9月のあたまに、腰部のひどい激痛のため救急搬送にて入院させて頂きました。入院中に怪しいところがあると言われ、ブロック注射を受けました。3番目と4番目の外側型腰椎椎間板ヘルニアだそうです。
今は保存療法中です。炎症鎮痛止めと胃薬を飲み、貼り薬をしてます。ほぼ安静にまだ過ごしてます。
最初のような痺れや冷感はほぼありません。でもちょっと動き回ると腰や股関節や臀部と、当初激痛だった腰の場所がいくらかずくずくと痛みます。日によって痛みに波があります。
この外側型腰椎椎間板ヘルニアは保存療法があまり有効ではないが3ヶ月は様子をみましょうと主治医の先生は言っておられました。
結局は手術になる事が多いのでしょうか。保存療法では改善は見込めませんでしょうか。

長文になり、申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。
2014.10.13 01:01
まほ
ブログ拝見させて頂いてます。
今朝から腰と太もも外側に強い痛みが出ています。元々腰のヘルニア持ちですが、その箇所のしびれはありません。腰痛と股関節、太もも外側にズキズキと痛みがあり、歩くのが辛いです。やはりヘルニア症状の一つなんでしょうか。L5/S1のヘルニア手術は以前経験しています。L4辺りのヘルニアが、また別に少し見受けられると以前に病院で診断を受けました。そのヘルニアの悪化でしょうか?気になっています。
2014.10.11 21:07
しゃぼん玉
今回の記事はすごいと思いました。

単純=簡単 と解釈しがちですがそうじゃないですね。

多くの無駄な勉強、研究を続けた結果、腰痛の根本原因を突き止めるために必要なモノだけを手元に残すことができた。
正しい診断を最短距離(極めて単純)でおこなう高度なレベルを身につけることができたんだと思います。

佐藤先生の努力を腰痛に悩む市民として尊敬します。
2014.10.10 20:53
-
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2014.10.10 20:24

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