腰椎変性疾患ほどとらえどころのない病気は少ないかも知れません。
患者さんの苦痛を客観的に表す指標はないからです。
血圧や糖尿病の様に数値化して重症度を表せない病気、それが腰椎変性疾患です。
医者でさえ、患者の本当の苦しみを知ることはできません。
ましては、家族や会社の同僚や上司にも理解できません。
痛みが良かったり、悪かったりするから、傍で見ている人には何が本当かわからなくなります。
心の病だろう。いや仮病だ。きっと仕事したくない病だ。などなど患者周囲の見方は時間がたつほど
厳しくなっていきます。
動くから、働くから痛いんだから、何もせずそっとしていたらいい。痛い痛いは聞き飽きた。
長引くほど、周囲は無関心、見て見ぬふり、触らぬ神に祟りなしを決め込みます。
理解されない苦痛に患者の孤立感は深まります。うつが死に神のように忍び寄ります。
これは腰椎変性疾患の特徴を知らないが故に起こる不幸です。
この病気の本質を理解したなら、患者を見る目は変わります。
まずは、変幻自在に姿を変える腰椎変性疾患の正体を見極め、それに悩む患者さん達に
理解を示してあげましょう。このたび執筆した「腰椎手術はこわくない」は単に手術の話にとどまらず、
病気の本質に深く踏み込んだ内容になっています。
病気の人もその家族も、同僚、先輩、上司の方々にもきっと「なるほど」という気づきが得られる
はずです。この本がいよいよ明日発売開始です。
(こちらからご購入いただけます)⇒ 腰椎手術はこわくない


腰痛・坐骨神経痛で悩むより多くの方に読んでいただきたいと
思っております。1日1クリックずつ応援お願いいたします。

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