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腰椎変性疾患の患者さん、諦めない!希望を捨てない!光を求めて行動を!

.17 2015 脊椎疾患 comment(12) trackback(0)
自分自身が患者となり、闘病生活の中で学んだことが沢山あります。
医師であっても、自分の病には自分では何もなすすべがありません。
治癒への可能性を信じ、自分の病のことを必要以上に調べることはやめました。
調べたところで、結局、確率論に振り回されるだけだと思うからです。
治癒する可能性は50%なのか、あるいは90%なのか、100%がない以上、自分がどこにいるかは神のみぞ知るです。腹を決めて、光が輝く方角を見つめて歩むだけです。光がある限り。

腰椎変性疾患で悩むたくさんの患者さん達に心から伝えたいことは、あなた達の病気は必ず治すことができるはずのものだと言うことです。治癒への希望の光は絶えることなく輝いているのです。しかし、それを見ることができない闇に落ちこんだ人々が実に多く悲しいことです。その責任の大半は私ども医師にあるからです。私の病の行方は神の手の中ですが、あなた達の病気の行方は医師の手の中にあるのです。諦めてはだめです。希望を捨ててはだめです。あなたをしっかりと受け止める力強い手をもった医師が必ずいるからです。しかし、そのような医師を自らの手でつかみとらねばなりません。それが腰椎変性疾患の治癒への希望の光を見いだす唯一の方法です。頑張って行動を起こして欲しい。

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drshujisato
17/05/10のRoppyさんへ   Re: 手術をすべきか悩んでいます。

質問にお答えします。

 腰椎変性すべり症と脊柱管狭窄症の診断で、現在の症状状態、さらにあなたの年齢を考慮しますと、手術が必要な段階に入っていると思われます。その理由は私の本「腰椎手術はこわくない」に詳しく書いてありますので、是非ご覧になって下さい。
手術が必要である理由が理解できるでしょう。手術は年齢から、通常は腰椎固定術が必要になると推測されます。
腰椎固定術は各種手術方法がありますので、私は低侵襲固定術を行っている病院で受けられることをお勧めします。
固定術は合併症も多いので慎重に執刀医を選ばれることです。
きちっと治せば、もとの生活に戻れると思いますよ。

FROM SHUJI SATO
2017.05.11 00:03
ryoppy
52歳女性です。腰椎の脊椎管狭窄症、変性すべり症です。分離はしていません。手術するか悩んでいます。

坐骨神経痛の痛みが最大の悩みで、特に右のふくらはぎのあたりが痛くなります。間歇歩行については、今の日常生活程度の歩行の中では、特に意識したことはありません。

投薬を2年半続けています。最初はブレドニンとボルタレンに胃薬を飲んでいましたが、最近薬が変わり、セレコックと胃薬になりました。リリカとトラムセットも試しましたが、めまいと吐き気がするため、現在の薬になっています。薬を飲むと、一応は、痛みは引きますが、切れると痛くなります。薬は手放せず、日に2度ですが、毎日ほぼ必ず飲んでいます。

体の疲労の具合と痛みはとても相関関係があり、睡眠が十分足りていると、日に1度くらいの薬でも耐えられますが、現在は、教員の仕事をフルタイムでしており、なかなかそういうわけにもいきません。

MRIと、神経ブロックの検査をしました。神経ブロックは効果が見られましたが、また数日で痛みは戻ってきました。医師の診断は、2年前よりは、すべり症のずれが進んでいるように見える。脊椎管の中の流れが途中から悪くなっているが、全く流れていないわけでもない。 
それほどひどい状況ではないので、積極的に手術を勧める状態というわけではないが、もし手術を希望するなら、それもありかと思う、とのことです。でも、迷っているうちはしないほうがよいのでは、とも言われました。

このまま薬を飲み続ける生活を送るのか、手術を受けるかで悩んでいます。

もっとひどくなってから手術を受けると、圧迫を受け続けた神経の回復が悪くならないか、また術後の回復が遅れないか、年齢も上がっており、骨密度が落ちていて、手術の成功の割合が下がらないか。それとも今のように薬で痛みを抑えられているのなら、とことん薬に頼って飲み続けるほうが、手術のデメリットよりも、長期投薬のデメリットのほうがうんと小さいのか。

今のところ、手術を受ける方向で進めてもらっていますが、もし気持ちが変わっても、まだ引き返せますよと言われています。

職業柄、海外出張もありますし、生徒の提出物のノートなど、重いものを持つ機会もたくさんあります。登山合宿やキャンプの引率に当たるときもあります。今は、薬さえ飲んでいれば、登山合宿以外のことはできます。

目指したい自分の姿は、薬をやめてもそういう業務を普通にできるようになることです。

昨年の年末から、今年の夏は、手術を受けるかもしれないと伝えていたので、担任を外してもらっています。そうそう毎年外してもらうこともできないので、もし今年手術をしなければ、それで5年くらいはいく覚悟をしなくては、と思っています。

以上のような状態ですが、先生はどのようにお考えでしょうか。判断の材料になることをなにかアドバイスして頂けないでしょうか。

よろしくお願いいたします。
2017.05.10 01:21
drshujisato
NKさん、良かったですね。
自分が手術をした患者さんが良くなった時以上に嬉しい気持ちでコメントを読みました。
かってのあなたと同じように迷い、悩んでいる方々にはすばらしい朗報です。
「腰椎変性疾患は必ず治せる」私はそう信じて疑いません。もし、治せなければ私たち医師の力不足が原因です。
そういう意味では、私も完璧ではありません。治療法に悩むことは少なくありません。
いつも書きますように、外科医の真価は診断力と技術力の両方にあります。どちらが欠けてもだめです。
良い外科医に巡り会い、本当によかったですね。
再発した時は、いつでもウエルカムですよ(笑)
2015.03.06 23:18
NK
佐藤先生、こんにちは。

私は、2013.5.15に医療相談室でお返事をいただいた者です。その節は大変お世話になりありがとうございました。

佐藤先生のアドバイスのお蔭で、昨年地元の大学病院で固定術の手術を受けました。今では痛みもなく元気に風をきって走り回れるようになりました。
毎日、痛みと不安で過ごしていた日々を思い出すと今は夢のようです。

術後半年間のコルセット装着期間は、毎日どこかが痛くて、手術は失敗だったんだろうか…と痛みに応じて気持ちも上がったり下がったり…。
時には手術をしてしまったことを何の根拠もなく後悔したこともありました。
でも、今は心の底からあのタイミングで手術を受けて本当に良かった!と思います。

こちらのHPに出会うまでは、「手術は歩けなくならないと受けられないもの!」と自分とは全く関係ないと信じ込んでいました。
実際、こちらのHPで「手術をすすめます」と先生からご助言いただいた時はショックもありましたが、今ではそれが何よりも正しく的確なアドバイスであったことは言うまでもありません。

それを考えると、腰痛で苦しむ人たちの判断を惑わす無駄で大げさなキャッチコピー付の情報が、世の中にこんなに溢れていていいんだろうか…と怒りさえ感じます。

多くの腰痛に苦しむ方々が無駄な回り道をせずに、佐藤先生のご著書を目にされ、このHPを訪れて一日も早く痛みから解放された日常を取り戻されることを願ってやみません。

最後になりましたが、先生は私たちにとってかけがえのない存在でいらっしゃいます。
どうかどうかご無理なさらず、ゆっくりご養生なさって、そして一日も早くご回復なさいますように心からお祈り申し上げます。
お大事に…そして、本当にありがとうございました。
(再発の時には、またよろしくお願いします♪)
2015.03.05 17:41
drshujisato
15/02/21の河野ちひろさんへ

今は中川さんでしたね。
心配をかけましたね。お陰様で、経過は順調で私も4月から病院に顔をだせると期待しています。
4月から、また一緒に頑張りましょう。
私も中川さんの笑顔に元気をもらってきましたよ。ありがとう。
それでは、see you!

from SHUJI SATO
2015.02.21 12:03
drshujisato
15/02/20のT.M.さんへ Re: 9月16日大阪から

TMさん、受診をお待ちしていますよ。
医師冥利に尽きる言葉をいただき、ありがとうございます。
医師は患者となった人のために存在する職業です。
医師が逃げたのでは患者さんは光を失います。
全力を尽くしますので、ご安心ください。

FROM SHUJI SATO
2015.02.21 11:56
drshujisato
15/02/19のしゃぼん玉さんへ。

ありがとうとうございます。
お陰様で順調な経過にあり、4月からは復帰に向けての助走を開始できるのではないかと期待しています。
あなたのような病気の真実を訴えつづける患者さんがいてくれるからこそ、私たち医師の目が開かれていくのです。
医師の治療結果の採点者は患者自身であると私は考えています。しかし、どの程度の改善を合格点とするかの基準がないから患者さんは判断しようがないと思います。
また医師は自身が行った治療の結果を医師側の基準で判定しますので、患者との不一致が起こることがあります。いづれにしても、良性の病気でありながら、診断と治療が困難なことから、治療結果を予測し難いことに腰椎変性疾患の難しさがあるのだと思います。
これからも、患者側の立場で発言をお願いします。

FROM SHUJI SATO

2015.02.21 11:50
河野ちひろ
院長先生へ

作業療法の河野(今は中川になりました)です。
昨年の1月から育休を頂いています。
先生がお休みされていると聞いて驚きました。具合はどうですか?すごくすごく心配です。
廊下で会った時の優しい笑顔と
声かけにいつも元気をもらってました。白衣姿の先生に早く会いたいです。
私は4月から復帰予定です。先生がいつ戻ってきても大丈夫なように、私は自分のやるべき作業療法の仕事を頑張ります。

2015.02.21 00:29
T.M
佐藤先生。私達にとって光は先生です。母も家族も感謝しております。
来月、診察に行き原因を調べていただくことになりますが、もし手術となれば母も私も先生を待っています。
2015.02.20 06:49
しゃぼん玉
佐藤先生。

先生が記事を更新されたら必ず読んでます。
新年の挨拶の書き込みもするつもりでしたが記事がずっと
更新されなかったので久しぶりの書き込みになってしまいました。
先生は療養中ですので仕方ないとは思ってました。

佐藤先生、無理せずゆっくり休んでください。


2015.02.19 23:39
drshujisato
15/02/18のシャボン玉さんへ 

しゃぼん球さん、ひさしぶりです。
今回の私の記事は少し、誤解を招いたかも知れませんね。。
病には運不運があり、同じ病でありながら亡くなられる方、その一方で完治して天寿を全うされる方。
人知を超えたところに人の生死があるのです。
そういう意味において、じたばたしても仕方ないという心境を伝えたかったのです。
勿論、私にはまだ果たさなければならない使命が残されており、私の手術を待っている方々のためにも必ず復帰します。

しかし、腰椎変性疾患は私の病とは異なり、患者自身が自ら運を切り開かねばなりません。
自ら学び、良くなる可能性を求めて自ら行動を起こさなければなりません。
その意味で、あなたは立派だと思います。患者としてすべきことが何かを理解されているからです。
腰椎変性疾患の治療は必ず変わっていきます。患者さんのニーズを満たす手術へと必ず変わっていきます。
それが歴史的必然だからです。そんな日が必ずやってきます。

from shuji sato

2015.02.19 21:01
しゃぼん玉
佐藤先生。

先生が病気になられたことを診察の時に聞いた時には
驚きましたが、どのような病気なのか聞くのは失礼だと思い聞きませんでした。
今も気にはなりますが・・・。

私は諦めの悪い性格なので今後も1%でも可能性がある限り
行動していこうと思います。

「なんでそこまでするんだ?」と言われますが、
答は、「痛いから」 です。
我慢をしても何も良いことはないことを痛感してます。

昔から日本人というのはとにかく我慢する性格なのでしょうか。
また、医師もそのような考え方をもたれてる人が多いような印象をうけます。

しかし、佐藤先生のような悪い場所がわかれば「治しましょう」という医師も徐々に増えてきてるようです。
これも時代の流れなのでしょうか。

いろんな疾患が、治せない時代から治る時代になってきてるのであれば、医師の治療スタイルもどんどん進化して欲しいです。

あたりまえですが、患者さん一人ひとりも疾患について勉強する時代になってると思います。
なんでもかんでも医師任せにしていてはダメだと思いました。
2015.02.18 20:03

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