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腰椎変性疾患による馬尾型と神経根型の痛みとしびれの特徴

.26 2015 痛みとしびれにおける馬尾と神経根の違い comment(33) trackback(0)
 馬尾では痛みではなくしびれ(ぴりぴり、びりびり)が特徴です。始めは、両側の足先に始まり、足底、足背に広がり、次第に下肢後面を上行するようになります。進むと大腿・下腿後部から臀部、肛門周囲へと及ぶようになります。馬尾症状は左右対称的に足先から臀部に向かって上行することが特徴です。しびれと並行して、間欠性跛行が進行します。両足のしびれの段階では、糖尿病性神経障害と診断されている場合が少なくありません。腰椎(L4/5が最も多い)で馬尾が強く絞扼されると、最終的には歩行困難となり、排尿障害や大便の失禁が起こるようになります。

 神経根では、痛みが強いのが特徴です。坐骨神経痛という形を取ることが多く、下肢の痛みやしびれは神経根の皮膚支配領域に発現します。神経根の皮膚支配領域については私の著書「腰椎手術はこわくない」で詳しく書いてあります。普通は片方のみのことが多いですが、両側でも左右差を認めることが多いです。馬尾型と異なり、根性痛といわれる辛い痛みが腰や臀部・大腿に発現するのが神経根型の特徴です。

 馬尾型と神経根型の両方が合併する場合もあります。馬尾型のしびれと神経根型の根性痛が共存します。

間欠性跛行は、馬尾型では両側で起こり、神経根型では通常は片側ですが、両側で起こることがあります。

上記した馬尾型と神経根型の診断は画像ではできません。患者さんの症状の問診と私は人体図に痛みは赤色、
しびれは青色で患者さん自身に塗り分けてもらっています。これが最も重要な情報と私は考えています。

なぜなら、症状から馬尾型と神経根型の区別をつけることで、画像の読み方が決まるからです。

このように患者さんの症状を詳細に把握することなしには、正確な原因診断はできないことを知っておいてください。

drshujisato
16/06/04の千葉県M.F.さんへ
 
 脳や脊髄、末梢神経の異常でおこる排尿障害は神経因性膀胱と言って、色々なタイプがあり、
タイプによって特徴があります。神経因性膀胱の原因疾患は、MRI画像で診断できることもありますし、できないことも
あります。脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの場合には、必ず画像検査で診断できます。
まず、原因をきちんと診断することが必要と思います。
特に、背椎・脊髄疾患に原因がないか、専門的に診断してもらうことをお勧めします。
私の外来を受診されても宜しいですよ。
それではご検討ください。

FROM SHUJI SATO

2015.06.08 16:50
15/05/31の千葉県M.F.
(15/05/31の千葉県在住の66歳女性)

佐藤先生へ
丁寧なご回答をありがとうございます。
整形外科のMRIでは、脊椎管は異常が無いとの事でした。
そのため脊柱管狭窄症との診断は受けておりません。

泌尿器科では「膀胱の神経は細いので狭窄があってもMRIには映らない無い」との事でした。

先生の「腰椎変性疾患による馬尾型と神経根型の痛みとしびれの特徴」記事の「馬尾型」に私の症状はぴったりでした。

尿意を感じない事がとても心配です。
家に居るときは、時間を決めて尿の量を測っています。
この先どのようにしたら良いか、
どうぞ宜しくお願い致します。
2015.06.04 12:37
drshujisato
15/05/31の千葉県M.F.さんへ

 (15/05/31の千葉県在住の66歳女性へ)と回答した内容に誤字とわかりにくい表現がありましたので、
回答し直します。
>
>  症状からは、腰椎すべり症に脊柱管狭窄症を伴っているように思われます。
> 腰痛はないとのことですが、すべり症でもそれはあり得ることです。あなたの場合に問題なことは、歩行障害があり、尿意がないことです。そこで知りたいことは、MRIでは脊柱管狭窄症の程度はどうだったのでしょうか?
それが一番の問題と思います。
> 服用されている薬の内容からは脊柱管狭窄症があるのだろうと推測します。
> すべり症や狭窄症の程度と神経症状の両方を検討して、治療方針をたてる必要があります。
> あなたのお住まいの近くで納得いく対応をしてもらえないのであれば、私の外来受診を検討してみてください。
> まず、正確な診断をつけて、それに基づいた治療方針を検討したいと思います。
> それではお大事に。
>
> FROM SHUJI SATO
2015.06.03 19:21
drshujisato
15/05/31の千葉県在住の66歳女性へ

 腰椎すべり症に脊柱管狭窄症を伴っているように思われます。
腰痛の有無より、歩行障害や尿屎がないことの方がはるかに問題です。
MRIでは、脊柱管狭窄症の程度はどうだったのでしょうか?
このことが一番問題です。
服用されている薬からは脊柱管狭窄症があるのだろうと推測します。
すべり症や狭窄症の程度と神経症状の両方を検討して、治療方針をたてる必要があります。
あなたのお住まいの近くで納得いく対応をしてもらえないのであれば、私の外来受診をご検討ください。
まず、正確な診断をつけて、それに基づいた治療方針を検討いたします。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.06.02 15:00
千葉県 M・F
はじめまして、66歳・女性・千葉県在住です。
2015年2月頃より、急に足が痺れ出し、歩行10分くらいで足が固まり歩けなくなります。
同時に尿意が感じられなくなりました。ただ、トイレに行くと尿は出ます。

整形外科でレントゲンとMRIを撮ると、(L3-4)(L4-5)のすべり症との事です。
ですが腰の痛みは無いので、すべり症が原因では無く、異常無しで終了になってしまいました。

別の病院の神経内科で再度レントゲンとMRIを撮りましたが、結果は同じで、
整形外科を紹介され腰の痛みが無いので異常なし、次に泌尿器科へと紹介されました。
泌尿器科では「尿意が無いのは歳なのだから現実を受け止め、腹膜で感じるようにする」との事でした。

2015年4月29日より肛門の周りがジンジン・ビリビリととても違和感があります。

とても不安がありますが、
私の場合どの様にしたら良いでしょうか。佐藤先生の診察は可能でしょうか?
どうぞよろしくお願いします。

飲んでいる薬は
・プロレナール5ug(1日3錠)
・メチコバール250(1日3錠)
・リリカ25m(就寝前2
2015.05.31 15:22
-
はじめまして、66歳・女性・千葉県在住です。
2015年2月頃より、急に足が痺れ出し、歩行10分くらいで足が固まり歩けなくなります。
同時に尿意が感じられなくなりました。ただ、トイレに行くと尿は出ます。

整形外科でレントゲンとMRIを撮ると、(L3-4)(L4-5)のすべり症との事です。
ですが腰の痛みは無いので、すべり症が原因では無く、異常無しで終了になってしまいました。

別の病院の神経内科で再度レントゲンとMRIを撮りましたが、結果は同じで、
整形外科を紹介され腰の痛みが無いので異常なし、次に泌尿器科へと紹介されました。
泌尿器科では「尿意が無いのは歳なのだから現実を受け止め、腹膜で感じるようにする」との事でした。

2015年4月29日より肛門の周りがジンジン・ビリビリととても違和感があります。

とても不安がありますが、
私の場合どの様にしたら良いでしょうか。佐藤先生の診察は可能でしょうか?
どうぞよろしくお願いします。

飲んでいる薬は
・プロレナール5ug(1日3錠)
・メチコバール250(1日3錠)
・リリカ25m(就寝前2
2015.05.31 15:21
drshujisato
15/05/26のpuyopuyoさんへ

残念ですが、現在の主治医は現在の症状の原因を解明し、それに対する治療を行うことにおいて
限界があるようですね。
「経過を見る」とは、自然に良くなる期待が持てる場合であって、なぜその期待がもてるかを患者さんに説明できなければなりません。そして、不幸にして良くならなかった場合も想定して、次に予定している治療方針を説明できなければなりません。
これらの説明がなされない医師においては、明確な理由・根拠が示されないまま、ただずるずると時間のみが過ぎ、患者さんの苦痛は解消に向かわないということが起こる危険性があります。
ぜひ、他の医師の意見を求められたらよいと思います。

それでは、頑張って下さい。

FROM SHUJI SATO


2015.05.27 11:29
puyopuyo
過去の相談 15/05/15 15/05/22

術後18日目です。担当医に今後のことについて質問しましたが、このまま経過をみる。とのこと。これ以上できることはない。と言われ、主人も愕然としています。いまだ、歩行器なしでは歩けなく、日によっては激痛のためベットで寝ていることしかできないほどです。
セカンドオピニオンを考えた方がいいのでしょうか?

2015.05.26 20:21
drshujisato
15/04/27のたけさんへ

病気はまず、予防に努めることが重要なことには異論はありません。しかし、椎間板ヘルニアがなぜ起こるかについては、その原因や仕組みは未だ完全に解明されていないことから、確実な予防法はないといってよい状態が続いています。喫煙や肥満はヘルニア発症に関係が深いと考えられていますが、喫煙や肥満がなくてもヘルニアは起こります。遺伝的な関係が強く疑われる患者さんもおられます。ヘルニア発症の仕組みとその予防法が確立されていない以上、確実に予防することは不可能です。仮に、原因や発病の仕組みが解明されたとしても、完全に予防されることにはならないでしょう。脳卒中や虚血性心疾患などは原因と予防法の解明が進んでいても、患者数が減らないことからも、理屈と現実とは一致しないことがわかります。なかなか理屈通りにはいかないのが人の健康といってよいでしょう。
したがって、ヘルニアの患者が発生すること、手術治療が必用な患者もまた発生することを前提にして、手術技術の向上を図っていくことが重要です。
ヘルニアの再発もまた起こり得ることとして、予防と治療の両面から対策を講じることが必用です。外科治療はヘルニアなどの腰椎変性疾患の根本治療として、これからも不要になることはなく、むしろ需要は増加していくと私は考えています。

from SHUJI SATO


2015.04.28 23:59
たけ
ヘルニア手術して、痛みやしびれはとれたとします。
患者が気をつけないといけないのは、再発です。ヘルニアに完治はありません。
また、そこから、少しずつ悪化していきます。医師が伝えないといけないのはそこなんです。手術して痛みがとれた、それだけで医者は終わってはダメなんです。ヘルニアは必ず悪化する病気だという事を患者に伝えてください。
手術は、医師が考えているより、最終手段なんです。
脊椎専門医が今後やるべき事は、手術の腕を磨くより、腰痛の予防キャンペーンや、ヘルニアにならないたためのキャンペーンを、マスコミでするべきなんです。
そうすれば、ヘルニアになる患者は激減します。その方がたくさんの人を幸せにできるんです。
2015.04.27 11:21
drshujisato
15/04/26の・・・さんへ

患者にも色々の人がいるように、医師にも色々の人がいます。人間性やプロ意識において、医師も個々に大きく異なります。あなたが言われるような医師もいると思いますが、だからといって良心的な医師の存在を否定するのは誤りと思いますし、良心的な医師が増えることを私も望んでいます。

猫の手で失敗とありますが、私には意味がわかりません。猫の手ブログがあることは知りましたが、治療の実態は把握しておりませんので、これにはコメントできません。

FROM SHUJI SATO
2015.04.26 22:54
さん
手術失敗を正直に話す医者はいるはずがないです。
ヘルニア手術は開けてみないとわからないんですよ。
自分は猫の手で、失敗しました。恨んでいます
2015.04.26 07:42
drshujisato
15/04/25のシャボン玉さんへ

 私ども医師にとっても、患者さんにとっても大変重要な心構えを示して頂いたと思います。
手術を含めた腰椎変性疾患の治療法は、その結果において不確定な要素が未だ多いことを今までのべてきました。
このような疾患に対して、絶対などはあり得ないのです。治療において試行錯誤が避けられない疾患であるとの前提に立つなら、医師は結果と真摯に向き合うことが、患者さんへの責任の取り方、思いやりと思います。
残念なことに、改善不良=失敗=訴訟が患者さんの口から発せられやすくなった今日においては、医師も無防備ではいられなくなっている面も否めません。もとはといえば、手術結果に対する医師の対応の仕方に問題があったことが、患者の医師への不信を招く原因になったことは否めません。
あなたが指摘するように、手術治療の目的は何であるのか、医師も患者も冷静に考えることが必用と思います。

貴重な意見ありがとうございました。

FROM SHUJI SATO
2015.04.26 00:33
しゃぼん玉
佐藤先生。

手術しても良くならなかったことに対する医師の対応の多くは
プライドを守るための逃げの姿勢でありそこに患者は不満を持ちます。

医師が言う手術は成功したというのはその医師による
「診断=悪いと思われる部位」に対する手術は完璧にやったという対応だと思います。
「手術は成功した」、「私は悪くない」、「私は失敗なんかしてない」という医師の強いプライドを感じます。

「今回手術した場所は痛みの原因ではなかったのかもしれない、
ただ、私の診断力ではどこが痛みの原因なのかを
特定することはできませんでした」と説明できる勇気ある医師は
非常に少ないんだと思います。

しかし、患者が望んでるのは痛みや痺れが無くなることなので、「手術は成功した」と言い張る医師には不満を持ちます。
佐藤先生がよくブログで書かれている悪い場所を見落として、関係ない場所を手術して失敗するというケースに患者は不満を持つんです。
だから、正直に話して欲しいのが患者の希望です。
正直に話してくれると医師に恨みを持つ患者はいなくなると思います。
これが医師と患者の真摯な関係なのかもしれません。

それと、手術をした医師が悪い場所を手術できなかったのは
過失ではなく力不足による結果なのでこれを理由とした
訴訟を起こされると医師にとって気の毒だと思います。

最後に、患者が戦う相手は手術で良くしてくれなかった医師と法廷で争うことではなく腰痛だと思います。
裁判に多くの時間とお金をかけるのは賢明な行動だとはやはり思いません。
裁判で勝っても負けても腰痛は治りません。
腰痛を治してくれる腕の良い医師をみつけることに時間とお金を使うべきだと思います。

2015.04.25 09:48
drshujisato
15/04/23のシャボン玉さんへ

 腰椎変性疾患の手術治療は結果の予測が困難なことが大きな問題としてあります。
手術治療でなければ良くならない患者を見極め、適切な手術を行うことは、今でも極めて困難を伴います。
従って、手術結果に当たり外れが起こってしまうのが実情です。
あなたの言われるように、良くならないことを以て訴訟なんの、ということになるなら、外科医は萎縮せざるを得なくなるでしょう。特に、将来を担う若い脊椎外科医のモチベーションは低下せざるを得ないと思います。
腰椎変性疾患は術前も術後も患者の自覚的な問題を客観的に測定する方法はありません。患者の実感、主観によって結果を判定しなければならないという難しさもあります。
腰椎変性疾患の手術治療は、患者と医師の間に人としての真摯な関係がなければ、双方にとって報われない結果に終わるでしょう。困難な病気に患者と医師がともに協同して立ち向かうという心構えが必用と思います。
とはいっても、明らかに起こるべきでないことが手術によって起こった場合には、医師にきちっとした説明を求める権利を患者はもっているので、必要以上の遠慮は不要です。

FROM SHUJI SATO


2015.04.23 23:29
drshujisato
15/04/22のかささんへ

 ヘルニアによる腰痛と筋肉性腰痛は性質の異なる痛みです。ヘルニアによる腰痛は神経に関係した痛みです。従って、ヘルニアにより圧迫・刺激されている神経(多くは神経根ですが)の圧迫・刺激を強くする姿勢や動作によって腰痛が誘発・増強されます。足に痛みやしびれを伴っていると判断はよりしやすくなります。これに対して筋肉性腰痛は無理な姿勢やし慣れない仕事や運動後に発現することが多く、痛みを出している筋肉に圧痛といって、筋肉を指で押した時に痛みがあります。この筋性腰痛は普通は数日で解消し、1週間以上も持続することはありません。これとは別に線維筋痛症という痛みが全身性に起こる原因不明の痛みが問題にされています。この痛みはMRIを含めて検査上、異常所見が乏しいという特徴があります。しかし、MRIで異常所見を診断できないことから、安易に線維筋痛症と診断されていることがありますので注意が必要です。
2015.04.23 22:37
しゃぼん玉
私の周りには手術しても治らなかった人、悪化した人、すぐに再発したけど再手術には応じてくれなかった人などたくさんいます。
知り合いの知り合いを合わせると数えきれないほど残念な人がいます。
ただ、その結果をもって医師に対して裁判するという話は聞いたことがありません。

手術して治らなかったことを理由に裁判すると言われると
医師は、「もう手術なんか絶対にしたくない」と思うかもしれませんね。
医師によっては、脊椎疾患という難しい病気に挑戦するモチベーションが下がるのではないでしょうか?

リスクを取って挑戦する医師が少なくなるのは患者にとって不幸なことです。
難しい脊椎疾患に挑戦する医師が増えて欲しいと思っていますので「裁判」の話は個人的にはすごく残念な気持ちです。

どこかの大学病院での腹腔鏡手術で多くの患者が亡くなったケースは明らかに病院側に問題があるとは思いますが、
ヘルニア手術で治らなかったというのは、医師の力が及ばなかったということだと思います。
手術をした医師は「治してあげたい」という思いで頑張ったんじゃないかと私は思います。
それが理由で裁判をされると、その医師は今後どうなるんでしょうか?
手術をするのが嫌になるんじゃないでしょうか。
救われる患者が減ることに繋がるかもしれません。

あと、患者は医師に対してわがままになってはいけないと思います。
モンスター・ペイシェントにだけはならないように気をつけたいと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88

医師に上から目線で馬鹿にされたことがありますが、
私は絶対に医師に向かって汚い言葉を使わないようにしてきました。
これからもそのつもりです。
2015.04.23 19:51
かさ
ヘルニアからくる腰痛と、筋肉腰痛を見分ける事はできますか?
手術しても良くなるとは言えないと言われました。
佐藤先生なら、治せますか?お願いします。
2015.04.22 00:33
drshujisato
15/04/20のまこさんへ

 「ヘルニア手術自体が無駄な手術」との意見に関しまして、
私はそうは考えていません。しかし、患者さんの満足が得られない腰椎手術がいまだ多い
ことは事実として認めます。そのような手術結果に医師自身が自ら疑問をもち、
その改善に取り組むことが患者さんの信頼を回復する唯一の道と私は信じています。
腰椎手術を行う医師の中には、そのような改善に真摯に取り組んでいる者が決して少なくないことを
お伝えしておきたいと思います。

from SHUJI SATO

2015.04.20 21:35
まこ
とりあえず、弁護士に相談します。 関東の方では勝訴した判例があるみたいですし。
ヘルニア手術自体が無駄な手術とも言われています。
ありがとうございます。
2015.04.20 17:30
drshujisato
15/04/18の竹内さんへ

 そういう気持ちになることはよく理解できますが、医師に明らかな業務上の過失がない限りは
訴訟にはできないでしょう。腰椎病変に限らず、治療には不確定性が存在します。必ずよくなる保証は
もともと存在しないと言ってよいでしょう。理屈はこういうことですが、あなたの気持ちはよくわかります。
身内や知り合いが5人も手術は成功、結果は不満足では、そう考えたくなりますよね。
私がブログで訴えるように、腰椎手術の結果を決めるものは、医師の診断力と技術力です。この二つの条件が満たされなければ腰椎手術は患者さんにとって満足いくものにはなりません。
以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2015.04.20 14:56
竹内
ヘルニア手術をして、よくならなかった身内や知り合いが5人もいます。医師は手術は成功したといいます。
身内は手術は意味なかったとみんないいます。
裁判にできますか?
2015.04.18 18:25
drshujisato
15/04/15のゆかさんへ  Re: L3/4ヘルニア

 L3/4のヘルニアでもすね外側部に痛みが発現することがあります。あたかもL4/5でL5神経根が障害されているかのような症状になることがあります。現在、遅ればせながらL4神経根領域にも痛みが出ていることを考慮すると、
L3/4のヘルニアで説明できる症状と思います。しかし、本当のところは、自分で診察とMRIをチェックしないと正確なことを言うことはできません。椎間板腔から垂れ下がったようなヘルニアは自然縮小することが多いので、経過を見て判断でよいと思います。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.04.15 12:16
ゆか
先日コメントさせていただきました、その診断結果です。
心のこもった返信に、辛い日々の中で希望の光が灯る思いでした。本当に感謝しております。

激痛の最中このブログに辿り着き、朦朧としながらコメントさせていただき、今はリリカ2カプセルとブロック注射で保存療法しながら自宅でひたすら安静にしています。

MRIの画像では、素人目にも分り易いほど大きく、ヘルニアが飛び出し、線香花火のように垂れ下がっていました。
かなり大きなヘルニアでしたが、大きさの割には神経症状は小さい、という診断でした。

今は痛みは引いてきたものの、薬の副作用でぼんやりフラフラしており、左下肢の動きは何処までもぎこちなく、あちこち移動する疼痛に悩まされています。

かれこれ、最初の激痛から一ヶ月が経過しました。

私が気になっているのが、左下肢外側の痛みです。

前駆の腰痛が出る前、眠れないほどの脛の痛みに悩まされており、それは現在にも引き継がれているのですが、L3/4ヘルニアの症状に一致しないという点です。

ペインクリニックの先生は、飛び出た髄核がL5も刺激しているとの説明でしたが、それにしては痛みの出る順番が違っていたのはなぜなのでしょうか。

内腿周辺への激痛の出現は、それから1周間ほどが経過してからだったのです。

今は前より心身の状態が落ち着いていてきましたが、先生のブログを拠り所に麻痺の進行状態を見守る不安な日々を送っています。

先生の復帰の日は近いとのこと、大変心強く思いました。
ブログからも、大きな勇気をいただいております。
2015.04.15 00:28
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.04.14 22:20
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.04.14 09:00
drshujisato
15/04/06のゆかさんへ 
      Re: 感動しました

腰椎変性疾患に悩まれる多数の患者さんから、この疾患の本質を私自身が学んできました。
患者さんを救うための診断や治療はまだまだ発展途上です。
患者さんが難民化するのはそのためです。
私自身がこの病気の本質により近づくことができたために、患者さんの苦しみを共有できるようになりました。
たった一度きりの人生がこの病気で台無しになることをなんとしても防ぎたいと考えてきました。これからも
患者救済のための戦いを続けていく所存です。
私の病気は順調に回復へ向かっていますので、現場復帰は間近です。
私で力になれることは、何なりとご相談ください。
全力を尽くします。

それではお大事にしてください。

FROM SHUJI SATO
2015.04.06 22:43
ゆか
大阪在住42歳女性です。
只今下肢の痛みと痺れにより自宅療養中です。
これまで20年以上腰痛と闘って来ましたが、今回は激しい痛みと痺れで動くこともままならなくなり、ほふく前進でベットとトイレを往復する日々です。
痛み止めが切れると夜中に一人で涙を流しています。

あまりの辛さにネットで色々調べている内に、佐藤先生のブログに流れ着きました。

最初から読ませていただき、長年の心のモヤモヤが一気に晴れていきました。
現場で臨床を積まれた先生の言葉の一つ一つに魂がこもっており、こんなにも患者に寄り添ってくれる先生がいたのかと、深く感動しました。
そうです、私も長年原因不明で放置されてきた、腰痛難民でした。
そして今、はっきりとした下肢の痛みと痺れ、歩行困難が現れて初めてMRIを撮ってもらえました。
診断結果は2日後です。

今まで腰痛の原因を色んな事を言われてきました。
けれどはっきりと脊椎に原因があり、キチンと診断して治療をすれば治ると明言してくれた先生に初めてお目にかかりました。
ブログから伝わる情熱に、感謝と感動の気持で涙が出てきます。
治ってもいないのに、心が救われた思いです。
先生、辛い腰痛や下肢の痛み痺れとこんなにも真摯に向き合ってくださり、ありがとうございます。

今後もし症状が改善されず日常生活が普通に送れないことが続くようであれば、是非金沢まで指導を乞いに伺いたいと思いました。

しかし先生は先生でお加減が優れないご様子なのですね。

もし治療を受けられないとしても、先生のような方がおられると知れただけでも本当に幸運です。
理解してもらえるということは、こんなにもうれしいことなのですね。

長々と書いてしまいましたが、どうぞ健康を取り戻されますよう、そしてまだまだたくさんの苦しみを取り除いてくださいますよう、お祈り申し上げます。
2015.04.06 19:16
drshujisato
15/03/30のしゃぼん玉さんへ

その時がくれば、頑張って治しましょう。
私も全力を尽くしますよ。

from SHUJI SATO
2015.04.02 21:59
しゃぼん玉
佐藤先生、ありがとうございます。

腰痛が発症して今年で14年目になります。
ゆっくりゆっくり悪化してます。
先生のおかげでなんとか滑り込みセーフで助かりそうです。






2015.03.30 22:29
drshujisato
15/03/27のしゃぼん玉さんへ

椎間孔狭窄は神経根を障害します。初期は局所刺激による腰痛(根性腰痛)で始まり、坐骨神経痛を伴うようになり、神経根の障害が進むと足先からしびれが上行するようになります。
椎間孔狭窄は通常、片側のことが多いですが、長い経過の内に両側に発現することも少なくありません。
しゃぼん玉さんの場合は、馬尾は大丈夫だったと記憶しています。


FROM SHUJI SATO
2015.03.30 21:22
しゃぼん玉
私は佐藤先生にL5/S1の椎間孔狭窄と診断してもらいました。
椎間孔狭窄は神経根なのでしょうか?それとも馬尾なのでしょうか?

最初は腰痛だけでした。
その後、坐骨神経痛。
数年後に太ももの前や裏側の痛みと痺れ。
さらに数年後、両足先のピリピリした痺れ、両足全体、両方のふくらはぎ。
どんどん上に上に痺れが上がってきてます。

なんかムチャクチャな状態になってきてます。

神経根と馬尾の合併なのかな?って記事を読んで思いました。
診察時に画像を見ながらちゃんと説明してもらってるので安心してますが、神経根と馬尾についての詳しいことまで把握できていませんでした。
素人がそこまで知る必要はないのかもしれませんが。



2015.03.27 22:54
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.03.27 22:00

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