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明日から外来診療を開始します。天の計らいに感謝!

.27 2015 脊椎疾患 comment(39) trackback(0)
 昨年11月25日から病気治療に専念しておりましたが、明日4月28日から外来診療を再開いたします。約5ヵ月という長いブランクがありましたが、病気は完治し、気力・体力ともに順調に回復しております。手術は顕微鏡を用いるため、手指の精巧な動きが必要であり、さらに一ヶ月くらいトレーニングを積んで再開いたします。早ければ、5月最後の週から始めることができるのではと考えています。

私の病気治療中、痛みや不自由な生活に耐えながら、私の復帰を待っていただいた多くの方々には、本当に申し訳なかったという気持ちと感謝の気持ちで一杯です。病気治療中、私の早い復帰を望む多くの方々の存在が大変大きな励みになりました。自分を必要としてくれる人々が存在する。これに優る喜びはありません。

病気を克服するためには、多くの人々の協力と病気に打ち勝つ不屈の精神が欠かせないことを身を以て体験しました。今回の病気は、普通の人生では得ることのできない多くの学びと気づきを私に与えてくれました。おこがましいと言われるかも知れませんが、「天の計らい」と受け止めたいと思います。
この体験を生かして、残る人生を医療人として全うする覚悟です。
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drshujisato
15/10/09のまなみさんへ  Re: 昨年2回目の手術をしました

症状からは、神経を障害する原因が残っていることが疑われます。
たんなる後遺症状とは考えにくいので、
セカンドオピニオンを求めたら良いと思いますよ。
それではお大事に。

FROM SUJI SATO
2015.10.13 23:08
まなみ
昨年、佐藤先生に、相談をさせていただきました。5月に腰部脊柱菅狭窄症の手術を受けましたが。1年しないうちに、腰痛、下肢の痛み等で、左の足の痛み等で、L3とL4ノ間のじょあつしました。手術前にせんこつも悪いことがわかり、そこはいじりませんでした。今はトラムセットをのみ…神経根ブログ等していますが。毎日寝たり起きたりしてます。痛みと付き合っていかないと、いけないのでしょうか。
2015.10.09 04:58
國場ちか子
こんにちは、佐藤先生去年より体調を崩され今年4月28日からの医療復帰になられてたんですね。記事を読んでとてもビックリさせられました。闘病中はすごくお辛い思いもしたことでしょう。お元気になられたことを心より喜んでおります。おめでとうございます。ただお体の事でもありますのでどうか佐藤先生無理をなさらずにいてほしいと切に願います。 天の計らいに感謝 とありました。おくがましい言葉ではなくまさに佐藤先生へ送られる言葉だと思います。ご多忙のなか合間をみて 真摯な気持ちで患者と向き合い、ブログでも心をこめて 一人ひとりに回答をして下さるお姿に頭の下がる思いです。本当にありがとうございます。佐藤先生との運命の巡り合わせに感謝です。くれぐれもお身体を大事にされて下さい  ますますの活躍に期待しております。
2015.06.12 15:08
drshujisato
15/05/24の「水戸から」さんへ

ありがとうございます。
5月27日受診されるのですね。
その日、私は外来にでていませんので、画像を検討いたします。
外来担当医の医療秘書にその旨をお伝え下さい。
それでは、気をつけて受診してください。

FROM SHUJI SATO
2015.05.25 11:58
水戸から
こんばんは、ご無沙汰しております。
診療復帰、おめでとうございます!

5月27日外来受診のため、初めて金沢に参ります。

どうぞよろしくお願いします。
2015.05.24 02:22
drshujisato
15/05/13のゆかさんへ   Re: 不思議なこと

術後どれくらいの期間が過ぎているのがわかりませんので、正確でないかもしれませんが、
あなたの症状は次のように推測されます。
術前は、ヘルニアが靱帯を破り、完全に脱出して、神経根を圧迫・刺激していたために、腰痛はなく、臀部や下肢の症状が中心になっていたと思われます。手術により、ヘルニアが摘出され、神経根の圧迫がとれたため、臀部や下肢の症状は消失したが、術後の炎症性変化が椎間板や靱帯に起こっているために、腰痛が再燃している。
手術からどれくらいの時間が過ぎているかで腰痛の原因は異なることがあります。左L5/S1付近に痛みがでるそうですが、手術は左L5/S1で行っているのですか?もしそうなら、ヘルニアの再発が軽く起こっている可能性も考慮する必用があるかもしれません。そうだとしても、腰痛のみなら、消失する可能性があるのではと思います。
ヘルニア摘出部位の痛みは、私の手術法では希ですが、ある程度の切開で行う手術では、あり得ると思います。この場合は、普通そんなに長びく痛みではありませんが。もし、長期化するなら椎間板性の問題が新たに起こっていることを疑うべきかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。
お大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.05.13 23:09
drshujisato
15/05/13のひろさんへ  Re: 幹細胞治療..

希望はもっていたいですよね。
質問の幹細胞治療についてですが、マウスによる動物実験では脊髄や末梢神経レベルでの再生治療は一定の成果をあげており、人の脊髄損傷への応用も始められています。将来的には、種々の脊髄神経疾患への応用も進められていくと期待されますが、具体的なことはこれからでしょう。
私も期待している新治療ではあります。

FROM SHUJI SATO
2015.05.13 22:51
drshujisato
15/05/11の藤井さんへ

手術をキャンセルされて、病院の信用を失ったということでしょうか?
自然経過で症状の改善が期待できるなら、経過を見守るべきと思います。
その上で、症状の改善が得られなければ手術ということです。
一旦決められた手術がキャンセルされたことをもって、医師と患者さんの関係が悪くなるとしたら、
それはおかしなことです。
手術には、患者さんの納得・了解が不可欠です。
この手順を踏むべきであり、病院の都合で手術を強要すべきではありません。
評判の良い病院ということですが、病院の都合で手術が進められるとしたら問題だと思いますよ。
どうか、気落ちしないでください。

from SHUJI SATO


2015.05.13 22:11
ゆか
一つ疑問があるのです。

私は長年腰痛に悩まされて来ました。
MRIの画像を見ますと、下から2つの椎間板はぺしゃんこになり、役割を果たせなくなってしまっているかのようでした。
そのためL4/L3椎間板に負荷がかかり、今回のヘルニアに至ったと説明を受けました。

不思議なのは、ヘルニアなり、足の激痛や痺れが出ている間は、腰の鈍痛が消失していたのです。
そして術後、ヘルニア由来の症状がなくなると共に、腰痛がまた帰ってきました。

腰の痛みは決まって左側のS1/L5椎間板付近で起こります。

このような現象はよく見られる傾向なのでしょうか?
腰そのものの痛みは、何が原因でおこっていることが考えられるのでしょうか。

痛みは慢性的、かつジンジンと痺れるような鈍痛です。

佐藤先生の真心こもったご対応に、いつも感動させられています。
ご多忙かとは思いますが、お時間のあります時にご意見をいただければ幸いです。
2015.05.13 13:36
ひろ
先生、お返事どうもありがとうございました。

わかってはいたもののやはり悲しい現実です...今の状況を受け止め1日1日を努力していきたいと思ってはいますがこのまま諦めたくないという気持ちもやはり消し去る事ができないです...

先日インターネットで
”脊髄神経疾患で現在治療法がない場合、脊髄幹細胞治療を試してみる価値があるかもしれない”
という記事を見つけました...
私なりに色々と情報を探してみたのですがこの治療法がいいのか悪いのかよくわかりません...
高額な費用もかかり私にはあまり現実的なことではなさそうですが
先生はこの治療法についてはどのような考えをお持ちなのかお聞きしたいです。
よろしくお願いします。


2015.05.13 06:55
藤井
とりあえず手術はしない方向にしました。信用がなくなりました。四国では評判の良い脊椎専門医の手術キャンセルだけに、気がひけます。
信用もなくなりました。
また、アドバイスお願いします
2015.05.11 17:58
drshujisato
15/05/08の藤井さんへ

トリガーポイントへの注射治療は根治治療ではありませんので、今後の経過をみて、痛みが再燃しないか、足のしびれや力の入りにくさが発現しないか、注意して経過をみてください。
もし、効果が持続するなら手術予約はキャンセルして自然経過をみることをお勧めします。
手術はあくまでも、自然治癒に向かわない患者さんに行われるべきものです。
以上、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.05.11 14:18
drshujisato
15/05/08のアルコタンさんへ  Re: 腰椎固定

L1とL4の圧迫骨折後の下肢の神経症状ですが、なぜL2~L4の固定術なのか、その理由が不明です。
症状は右L5神経根領域の症状のようですが(下腿外側部から足背のしびれなら)、この場合はL4/5あるいはL5/Sでの問題を考えます。
先ず、なぜL2-L4の固定術が必要と判断されているかの説明を受けて下さい。この手術によって現在の症状が改善されると判断されている理由をきちっと確認することです。現在、症状が改善しているようですので、手術治療の得失を理解・納得されて最終判断することが大事と思います。
新しい固定術があなたの症状をよくするわけではありません。手術法はあくまでも手段です。手段は適切に用いられなければ、もともとの症状がよくならないばかりか、新たな症状を持ち込むことにもなりかねません。
慎重に判断することをお勧めします。重大な決断ですので、セカンドオピニオンを求めることを検討されたらよいと思います。

FROM SHUJI SATO
2015.05.11 14:12
drshujisato
15/05/08の谷次さんへ

取り残しのヘルニアは自然吸収されて、消失することはあり得ることです。
約3ヵ月くらいで症状の改善が進まない場合には、自然経過ではよくならない何らかの病的状態が
持続していると判断してください。
私の外来待ちの患者さんが多く、期待に添えないことが多々あります。
良い方向に展開することを祈念します。

FROM SHUJI SATO
2015.05.11 13:57
drshujisato
15/05/08のゆかさんへ  e: おめでとうございます

手術の成功おめでとうございます。執刀医に感謝ですね。
ネットでは、手術治療そのものを否定するコメントが多いようですが、とても残念に思ってきました。
良い話は拡散されず、悪い話ばかりが拡散されるのが世の常ですね。
悪い話で前に進めない患者さんが多いと思います。
その点で、ゆかさんは執刀医を信じ、執刀医はその期待に応えたわけで、こんな嬉しいことはありません。
私のコメントがお役にたったのなら、なおさらのこと嬉しく思います。
私も今回、世間では大病と言われる病気をして、再度復帰するチャンスをもらったわけですが、
お互いに、今回の経験を生かすことに致しましょう。
私への激励文ありがとうございました。

それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.05.11 13:51
drshujisato
15/05/08のひろさんへ

逆算すると25歳の時に発症されたのですね。脂肪腫が原因で発生した低脊髄円錐症候群で二回の手術を受けられたそうですが、脂肪腫と馬尾の癒着が強かったために術後馬尾症状の悪化が発生したのだと思います。
この病気に対する手術は、症状悪化を防止することが目的であり、症状自体の改善は不良とされています。
その点では、悪化防止の手術で悪化したのですから、お気の毒としかいいようのない気持ちになります。
現在、腰椎がどのような状態にあるのかがわかりませんので、今後のことについて回答できませんが、一般的に言いまして、脊髄神経症状の改善は難しいと思われます。
この病気の成人例の手術経験は私自身ありませんので、せっかくのご質問ですが、力になることができず、申し訳ありません。

「毎日を必死に生きている」という言葉、本当にその通りと思います。今回、私は大病をして、闘病生活の中で考えたことはまさにあなたの言葉です。この世に残された日々を一日一日必死に生きるしかないということだと思います。

どうぞ、頑張ってください。

from SHUJI SATO

2015.05.11 12:37
藤井
今日あるトリガーポイントの病院を受診してきました。あれだけのヘルニアの痛みが7割くらい改善しましした。不思議な感じです。
手術予約をキャンセルしようか迷っています。
アドバイスお願いします。
2015.05.08 18:33
アルコタン
初めて相談します。
経過:昨年10月L/1とL/4同時に圧迫骨折
今年㋀末頃から右足外側ひざ下から指先2本までのしびれ
2月L/1の偽関節化が分かりセメント注入手術
手術後左足にもじんわりしたしびれ、右足のつっぱり感
3月右足の間歇破行のような歩きにくさと脱力感、椅子に
座るとしびれが増強
4月入院して詳しく検査して外側ヘルニアと診断された
L/2からL/4までをXLIFで固定する手術を勧められた
6月に手術の予約をしている

質問:インターネットで固定術を調べてみると固定した上下の
椎間板に過剰な負荷がかかり早期に変性が進むとありまし
た。私のようにL/1に骨折による変形がある場合でもこの
ような固定術が第1選択になるのでしょうか。

確かに椎間板が薄くなっていて不安定なのかもしれません。
現在はしびれはありますが歩きにくさはあまり感じなくなっています。調子の良い日や悪い日があり症状がよくなっているのか悪くなっているのか自分でもよくわかりません。日常生活に不自由はありませんが、長いコルセット生活でやる気が失せています。
固定は最終手段にとのことですので負担の少ない治療法があればと思います。
手術受けるのは後を考えると不安です。先生の病院を受診するべきか悩んでいます。
よろしくお願いします。






2015.05.08 18:10
谷次
佐藤先生
返答ありがとうございます。

取り残しのヘルニアがあった場合は、自然消滅はあるのでしょうか?

診察を勧めていただいたので、
外来受付へ予約を入れたのですが、
10/27と約6ヶ月待ちとなるらしく
競技への早期復帰を希望するものとしましては
あまり現実的な日数ではなく残念な思いです。
2015.05.08 17:26
ゆか
佐藤先生!
診療復帰、おめでとうございます!

想像より早いご復帰に正直驚きを隠せません。
私もご報告があるのです。

先生のブログに勇気をいただき、先日腰椎ヘルニアの内視鏡による摘出手術を受け、無事退院して参りました。
今は自宅でリハビリ中です。

私の中でも納得し、安心・信頼して手術に望めました。

摘出後は痛みや痺れは全く消え、翌日から脛に軽い痺れを感じるものの歩行能力は劇的に改善されました。
執刀してくださった先生にも、心構えを授けてくださった佐藤先生にも、心より感謝しております。

不安定な骨格そのままに、仕事や日常への復帰に対する不安はありますが、この治癒の日々を神様がくれた休暇と思い、これまでの自分の生き方を真正面から見直す時間となりました。

佐藤先生の仕事へのご復帰を心の御守に、大切に人生を慈しみ、生き直しをしたいと思います。

お会いした事こそありませんが、ここにも1人先生の患者がおり、そしてこれからもずっと益々のご活躍をお祈り申し上げております。
2015.05.08 16:48
ヒロ
はじめまして...
先生、ご回復おめでとうございます。
私は26年前に脊髄の手術をし、その後も回復することがなく年々少しずつ悪化している状態で日々痺れが酷く医師からも治療法がないと見放され何か治療法はないものかとネットを見ていて先生のブログに辿りつき是非先生にアドバイスを頂きたいと思いコメントさせて頂きます。

私は佐賀県在住の現在51才女性です事の発端は25歳の時...勤務中座ってると時々左ももの裏側に少しの痺れと左足親指の先が少し感覚がおかしいなと感じたのが最初です。
日常的には全然気にならない程度だったので病院には行きたくなかったのですが結婚を控えてた事もあり念のために診察を受けました。
MRIを二箇所の病院で撮ったところ一箇所の病院では異常なしという結果でしたが別の所では馬尾神経が腰の脂肪に癒着していて神経が引っ張られてることによる痺れで”低位脊椎円錐症候群”という診断名でした。
その数日後、癒着した神経を剥離する手術を行いました。
悲しいことに、術後は術前よりかなり悪くなっていました。
左足裏の感覚が鈍く、スリッパを履くと脱げてしまう状態...
手術前日は走ることさえできていたのに...目の前が真っ暗になりました。
その4年後に別の病院で再手術を受けましたが治ることはなく年々少しずつ悪化しております...。
最後の手術から20年経った今の状態は排尿排便障害があり排尿時はカテーテル使用。
排便は一週間に1度下剤使用。
1人で直立が出来ない。
歩行はなんとかできますが両足の裏の感覚がなく左足は下垂足、右足は外側に重心がかかる内反足です。
外出時には両足にゴム製の装具着用。
歩く時も杖はまだ使ってないのですが長く歩くことはできません。
走る事、つま先立ちももちろん出来ません。
足に数十キロの重りを付けてるように重く、痺れ痛み共に酷い状態です。
椅子に長く座ると痺れが増し足首から下が紫色になります。
薬は一年前から医師の勧めでリリカとトラムセットを服用しています

ふらつきと痒みの副作用がありますが飲まないと足がますます重くなりますので1日に各2錠服用しています。
身体障害者手帳2級1種。
このような状態で毎日を必死に生きています...。
この先また悪化していくことを考えたら老後が不安でたまりません...
私にはもう本当に治療法はないのでしょうか?
どうか先生のご意見をお聞かせ下さい。
2015.05.08 12:09
drshujisato
15/05/06の谷次さんへ

 左L5/S1の椎間板ヘルニアの診断で、内視鏡によるヘルニア摘出術を受けられて約1ヵ月経過しているのですね。術後経過の全体から判断すると、手術は成功したとは言えない印象があります。手術が成功しても、手術操作の影響で、術後一時的に痛みやしびれが強くなることはあり得ることです。しかし、あなたの場合、術後1ヵ月近く経過しているにも関わらず、左下肢の症状の改善が悪いことと新たに右下肢の症状がでていることは、術後経過が良い方向にあるとは言えない状態です。症状からは左L5/S1のヘルニアで通常起こる左S1神経根の症状のみではない印象があります。症状からは、L5神経根の影響もでているのではないかと疑われます。まず、診断自体の見直しが必用と思われます。そのうえで、どのような対応が必用かの判断になります。プロのスポーツ選手として、悩みが深刻であることはよく理解できます。やはり、受診していただき、神経機能検査とMRI画像をあわせて検討することが必要です。私の外来受診を検討してみてください。もし、受診されるのであれば、予約外来になっていますので、手続きは当院の秘書課までお願いします。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.05.07 23:46
drshujisato
15/05/06のKMさんへ  Re: 術後1年検診

腰痛が治らないのですね。
わかりました。
5月8日(金)に受診されるとのこと、腰椎も調べるように指示しましょう。その結果を私も
検討いたします。当日は外来にはでていませんので、外来担当医から説明してもらうように致します。
それでは、気をつけていらっして下さい。

FROM SHUJI SATO
2015.05.07 15:32
谷次
佐藤先生、復帰おめでとうございます。

腰椎椎間板ヘルニアで悩んでおり先生のブログに辿り着きました。

術後の経過が思わしくなく(悪化)、四六時中状態が悪いことを悩み、精神的にもかなり苦しくなり、このままずっとこんな状態が続くのかとかなり悲観的になっています。

しかし、先生の言葉に感激し
とにかく希望をもって行動していこうと思いコメントしました。

状況としましては、
28歳 男 プロスポーツ選手
3/19日に階段から転落し左臀部から太股外側、ふくらはぎ外側にかけて痛みが発生し
その後、左ふくらはぎ外側から小指薬指にかけて痺れ

MRIで椎間板ヘルニアと確定。
L5/S1の後方正中を主体にやや左寄り
左下方に脱出し左外側陥凹に及んでいる。

10日ほどして痛みがとれたが
競技への早期復帰を期待し手術を希望。

県外の有名医師に3/31に受診。

4/8にMEDによる椎間板摘出術を行ったのですが、
術後、左小指薬指から甲外側に痺れが増え
太股、ふくらはぎに痛みも出ました。

執刀医にその旨を訴えると、術中に神経を避けたり触っているので一時的に痛み痺れは出るかもしれないが心配ないと言われました。
私は心配だったのでMRIでの確認を希望し、医師は術後すぐはヘルニアが取れていないように見えるがその事は承知しておいてくださいと言われて、
それまでに術前、術後のMRIの比較もインターネットで調べていてわかっていたので
了承しMRIを撮影しました。

MRIを確認したところ、正中に出ていた椎間板は、袋はまだ膨らんでいるが中は白く写っておりヘルニアは取れている。
下方に脱出していたヘルニアも取れており圧迫していた左S1神経根は徐圧されている。と説明を受けました。
そこは理解できました。

しかし、画像をみているとその正中に出ていたヘルニアを下方のヘルニアとの間に影があり、輪切りにした画像をみても正中やや左寄りに影がうつっており、その部分は術前と変化がなかったことから
取り残しかと思ったのでこの影はなんですかと聞くと

医師は、術後は取りきれてないように見える。
だから術後すぐにMRIを撮ってもあるように見えるといったじゃないですか。
神経質なんじゃないですか?
顔をみていると不安そうなのがよくわかる。
心因性のものもあるから、もう少し様子を見てくださいよ。と言われ

左臀部の横側にも痛みがあるのですがこの痛みの原因はなんですか?
と聞くと
そんなのは私にはわからない
とにかく様子を見てくださいよ。
と言われたところで
私のこの医師へ信用、信頼関係は完全に無くなりました。
医師が痛みや痺れの原因を追求せず、ただ様子を見ろと言われたことに愕然としました。

その後痺れはおさまらず、若干痛みはありましたが
歩行は可能だったため術後8日、4/16に退院。

信用できないながらも
脊椎医師では有名で腕は確かとのことだったので
やはり自分の精神的な弱さのせいか、
ストレスのせいかと思い
極力気にしないように、
動作は気をつけてとにかく再発はしないように慎重に動くように心がけていましたが、

退院後、腰に痛みがでて足の痛みがまたでたり、臀部からふくらはぎにかけて電気が走るような痛みがあり、
4/28に診察。

親と診察に行き、
医師がMRI撮影し診断してもらうと
再発は無し、ヘルニアも圧迫していたところは取れていると言われたのですが
やはり取り残しのようなものが気になり、
この影はなんなのかと聞くと、
めんどくさそうな顔をして
これは後縦靭帯です。
2~3ヶ月でなくなります。
と言われました。

そして私は後縦靭帯といわれてもその影がそのように見えず納得できずにいると、

ヘルニアは取った、神経の圧迫も取れていて痛みがあるのはこれ以上どうもできない。
親子そろって神経質、不安なのがありありと出ている。と医師から言われました。

こういう言い方しかできない医師にはやはり信頼関係は築けないと思いました。

しかし医師に見捨てられた気持ちになり
もうこれ以上どうしようもないのだと絶望感がありました。

そして、4/29に右足親指から二本、甲から脛にかけて痺れが出てきました。
不安になりましたが時間がたてば引くのかなと思い、過ごしていますが引く気配はなく、
5/4より陰部にチクチク痛みが出てきて不安で仕方ありません。

今は左小指よりから足の甲、足の裏、ふくらはぎ外側に痺れ、右足の親指側から足の甲、脛に痺れ、陰部の痛みです。
足には鈍痛はありますが歩けないほどの痛みではありません。

質問ですが、
いまの症状を佐藤先生の見解を教えていただけますか?

やはり執刀医が言うように2~3ヶ月で影はなくなり症状は良くなるのでしょうか?
これが取り残しであっても自然に消滅するものなのでしょうか?それとも残ったままなのでしょうか?

取り残しがあった場合早期手術をしたほうが、この症状はよくなるのでしょうか?

スポーツを職業としていることもあり、
ただ歩ければよい、動ければよいというのではなく、
微細な感覚が違ってくるのも選手として致命傷となるため、痺れなどの後遺症が残る前に対応したいという思いです。

足の力は入り歩くことは出来るのですが
スポーツ選手ということもあり、
早期復帰を望んでいるので、再手術して良くなる可能性があるならすぐにでもしたいのですが、
信頼できる医師の検討がつかず
先生の言葉に強く共感、感銘をうけたので
先生に診てもらいたいという気持ちが強いです。
四国在住なのでMRIで診断可能ならばお送りいたします。

先生も復帰して間もないので手術開始は5月末からとのことですが、
何卒よろしくお願いいたします。


コメントからでもメールからでも構いませんので返答お待ちしております。

長文失礼します。
2015.05.06 19:44
K.M
昨年5月15日に後縦靱帯骨化症の手術をしていただいた者です。4つの病院を回りようやく判明した自分の病名。その節はお世話になり、ありがとうございました。
明後日、術後1年検診を受診予定となっておりますが昨夏より腰痛を発症、普段なら1ヶ月くらいで治まるのですが今回は10ヶ月経っても治まる様子がありません。
また診察をお願いいたします。
2015.05.06 12:29
drshujisato
15/05/05の藤井さんへ

手術治療を否定する医師がいることは、それなりの理由があってのことです。特に整形外科医でありながら、腰椎変性疾患に対する外科治療を全面否定するのは、気の毒な経験に基づくからと同情さえ感じます。なぜなら、先輩達が手術でよい結果を出せない歴史をみてきたことと自分自身もおそらく結果のでない手術を繰り返してきたことから、手術治療を否定するに至ったのであろうと考えるからです。私は自分の経験から。腰椎変性疾患であれば、保存治療で良くなるし、保存治療で良くならないものは手術治療で良く出来ると確信しています。
あなたの場合、どんな病気でどんな手術を予定されているのかわかりませんが、結局、医師次第なのです。診断力や技術力の高い医師の手術であれば、良い結果を期待できるでしょうが、そうでなければ満足できない手術結果に終わる危険性があります。だからといって、保存治療の効果の期待できない段階に進んだ患者さんが保存治療に固執するとこれもまた不幸な転機をたどる危険性が高くなります。結局、患者さんが信頼できる医師を選ぶことができるか否かで治療に満足できるかできないかが決まると言ってもよいのです。
まずは、医師からあなたの症状の原因である病気の説明とそれに対する治療の考え方や治療の見込みなどについて詳しく聞き取ることが必用と思います。
いつも言うことですが、治療法と医師の選択は患者さんにとって最も難しい課題です。

from SHUJI SATO
2015.05.06 01:43
藤井
他院で手術予約している男性です。
このブログを見つけました。
カタダ整形外科や、加茂整形外科が言うように手術はしない方がいいのでしょうか?
このブログでも失敗した人が多くおられているみたいですし。
アドバイスお願いします。
2015.05.05 16:11
drshujisato
15/05/05のしゃぼん玉さんへ

 悪意のコメント投稿と思いますよ。腰椎変性疾患に関しては、患者さんにとって、何が本当かわからないくらいに様々な治療法が世に氾濫しています。何が真理かを見極める理性が患者さんに求められているのだと思います。
YOSHIKIさんの術前にみやねやからコメントを求められた時に、運動麻痺がどこまで回復するかが問題であろうと回答しましたが、復帰されていたのを見て安心しました。神経障害の回復は患者さん個々で異なりますのでね。
とにかく、誹謗・中傷する輩に惑わされない理性的判断ができるよう、患者さんには正しい知識を持っていただきたいと思います。

FROM SHUJI SATO
2015.05.05 00:33
しゃぼん玉
佐藤先生。

私は今回のコメントをされてる方は以前から感情的な書き込みをしている同一人物だと思ってます。

手術をして治らなかったこと。
医師に対して怒りや恨みを思ってること。

そして、失敗手術をする前にもっと慎重に医師を選ぶべきだったと後悔してること。
佐藤先生の手術を受けてたら結果は違ってたのではないか??とか。
佐藤先生の手術を受けて治ってる患者が羨ましい、嫉妬の感情。
「なんで自分だけこんな目に合わなければいけないんだ!」と。

医師に対する恨みと、医師選びを間違った自分に対する怒りとか。
一連の書き込みを読んでるとなんとなく気持ちはわかります。

私もいろんな病院をまわってきたのでわかります。

病から抜け出せないと毎日ロクなことを考えません。
健康な人を羨ましいと思います。
あまりにつらくて自◯したくなる人の気持も今の私には少しわかります。
「これが一生続くのか???」と思うと途方に暮れます。

そうなると、周り対して攻撃的になったりしますし、ネットを利用して無茶苦茶な書き込みをしたくなるんだと思います。

そうでもしないと心のバランスが取れない人もいるんだと思います。

だからといって、「許される行為」ではないですが。



2015.05.05 00:30
しゃぼん玉
4月30日の「シャボン玉氏」の書き込み内容は
下記のサイトのコメント欄をコピーして貼り付けてますが
目的が不明です。
佐藤先生の仕事を批判してるんでしょうか?

http://junk2004.exblog.jp/24404661/

加茂整形外科の先生はなんでもかんでも筋筋膜性疼痛症候群だという考え方です。
私も本を読んで信じていた時期がありました。

たしか数年前、X JAPANのリーダーのYOSHIKIさんが
頚椎の手術を受けるというニュースに対しても筋筋膜性疼痛症候群だから手術は無意味だという感じのコメントされていた気がします。
しかしその後、YOSHIKIさんは手術の予後も順調で仕事をされています。
去年末、テレ朝のミュージックステーションでも元気にドラムを叩いてました。
「頚椎の調子は良くなってるんだな~」って思いました。
たしか、YOSHIKIさんの手術は「頚椎椎間孔症」に対する拡大手術だったと思います。
アメリカで手術されたはずです。

手術を完全否定して、なんでもかんでも筋筋膜性疼痛症候群だと言い張って、トリガーポイントブロック注射で治るという極端な考え方を患者に押し付ける医師は信用できません。

手術で治った患者に対しては、手術で治ったのでなくプラセボ効果だとか、全身麻酔によって筋肉が柔らかくなったから治ったとも書籍に書いてあったと思います。

私はこの医師の書籍を読み終わった後に、しばらくして信じることが馬鹿らしくなって本を捨てました。

2015.05.05 00:09
drshujisato
15/05/04のしゃぼん玉さんへ

しゃぼん玉さん、私はわかっていました。あなたがこのような低レベルのコメントをする訳がありませんからね。このような他の名をかたってまで、悪意のコメントも寄せる輩がいます。対応するのは時間の無駄ですので、普段は削除しますが、今回はこのような愚かなコメントもブログ相談室に寄せられることを知っていただくために公開しました。ご心配なく。

from SHUJI SATO
2015.05.05 00:09
しゃぼん玉
上記の4月30日の「シャボン玉」さんのコメントは私の書き込みではありません。

私の書き込みは4月29日のみです。



2015.05.04 23:50
シャボン玉
加茂整形外科より
手術したくなくなりますよね。
Commented by じん at 2015-04-26 07:38 x
石川や、高岡、猫の手にみせてあげたいですね。猫の手で手術失敗しました。
Commented by じゅん at 2015-04-26 09:49 x
東京の有名な病院で、ヘルニア手術後悪化しました。猫の手なんてブログに騙されました。
Commented by ふじ at 2015-04-27 08:46 x
高岡の病院でヘルニア手術失敗しました。
しなければよかったです。
Commented by 倫子 at 2015-04-28 10:41 x
ヘルニア手術して、5年後再発しました。今、思うとしなければよかったです。2回目は医者も手術を嫌がりました。脊椎専門医なんて信じなければ良かった。東京の有名な病院です。ブログも書いています。みなさん気をつけてください。
Commented by 山中 at 2015-04-29 13:47 x
金沢の病院で、頚椎ヘルニア手術後しばらくは良かったんですが。
その後、悪化しました。理由はわからないらしいです。
2015.04.30 07:08
drshujisato
15/04/29のシャボン玉さんへ

 予防も治療もともに大事ですね。腰椎変性疾患は医師にとっても、患者さんにとっても、未だにとらえ所のない難しい問題をかかえていますので、手術を含めて治療に不信感をもつ患者さんが多いことは当然であるとともにとても残念に思います。
しかし、私は自分の経験から、腰椎手術は患者さんの信頼を必ず得ていくことができると信じています。

このブログには、皆さんに紹介する値のないコメントが寄せられることがありますが、そのようなコメントは無視させてもらっています。しかし、現在の治療に対する不信感や批判などのコメントには真摯に向き合いたいと考えていますので、これからも私の考えを添えて紹介いたします。

シャボン玉さんのように問題を理性的にとらえられる方とは医師も向き合いやすいと思うのですが、過去に医師から苦い思いを味わってこられたことを思うと、医師の人間性とプロ意識が問われるべきと思います。
 
いつも貴重なコメントありがとうございます。

FROM SHUJI SATO
2015.04.29 23:35
drshujisato
15/04/29のT.M.さんへ 
    Re: 9月16日大阪から

お母さん、リハビリを頑張っていられるとのこと、安心しました。
診療に復帰できましたので、心配なことがありましたら、ご連絡ください。
お互いに患者さんのために頑張っていきましょう。
コメントありがとうございます。

FROM SHUJI SATO

2015.04.29 22:49
drshujisato
15/04/28の幸さんへ

温かい励ましの言葉をありがとうございます。
患者さんと医師は苦悩と希望を共有し合う関係であるべきが医師としての私の信条です。
今回、医師である私が患者となって医師と向き合う機会をもつことができたことから
医師を必用とする患者さんの心理を尚一層理解できるようになったと思います。

これからも、脳や脊椎疾患のために悩む患者さんが希望をもって生きることができるよう、脳神経外科医として
微力を尽くしたいと思います。

「こわい病気、こわい手術」を「こわくない病気、こわくない手術」に変えていくことが私ども医師の役目と受け止め、命と力の続く限り頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。

from SHUJI SATO


2015.04.29 22:44
しゃぼん玉
佐藤先生。

元気になられたようで安心しました。
私も含めて多くの人が行列を作って待ってると思いますが
先生にとって無理のないペースで頑張ってください。

話は変わりますが。

手術をしたのに良くならなかったことに不満があるのか、
ヘルニアという疾患が完治するものではないことを患者にちゃんと
説明しない医師に不満があるのか、手術治療に積極的に取り組んでる佐藤先生に不満があるのか。
感情的になってると本質からどんどん外れた議論になっていくような気がします。

あらゆる疾患は(例外を除いて)完治などしないと思います。
完治するなら人間は永遠に死にません。
手術を含めて治療を受ける患者は完治を希望しているのではく、
残りの人生を少しでも健康な状態で生活していくために治療を受けています。
また、多くの医師はそのようなことを当然患者に説明しているはずです。

ただ、人間というのは見たいもの、聞きたいことしか頭に入ってきません。
脳科学者の本に書いてました。
私もそういう経験があります。
その時、医師が説明していても説明を受けてる患者側が、その説明内容に興味や関心がない場合は聞き流します。
そして、後になって「そんな話は聞いてない」と言います。

人は年をとれば必ずどこか悪くなります。
悪くなる場所が人により違うだけではないでしょうか?
腰が悪くなればヘルニアや狭窄、眼なら白内障、
膝なら変形性膝関節症、内蔵、脳・・・・。
悪くなった場所をできるだけ100%に近づけるために手術技術の上達を目指すことと、予防のアドバイスをすることは、
分けて議論するテーマだと思います。
予防と手術は別の問題です。

火事が起きてしまってる家と、どうすれば火事を防ぐことができるかを一緒にして議論しても平行線のままだと思います。
2015.04.29 10:11
T.M
復帰良かったです。嬉しいです。
母も週2回リハビリに通っています。
私も大阪で患者さんの為に頑張ります。
先生も無理せずにいてください。
2015.04.29 08:48
佐藤先生

ご全快のお知らせ、本当に嬉しく拝読いたしました。
心よりお祝い申し上げます。(胸が躍っています!)

お辛い療養中にも、腰痛に苦しむ方々へのご助言を継続され
ていらっしゃるお姿に、頭が下がる思いでおりました。
どれだけ多くの方々が救われたことでしょう!

まだまだ先生の診断・手術を必要としている方が大勢いらっしゃいます。
今後はどうぞご自身のお体をご自愛なさりつつ患者に向き合ってください。
決してご無理をなさらないでくださいね。

先生がいらっしゃる限り、腰椎手術は決して怖いものではなく
明るい未来・希望をもたらす術であると確信します。

どうか、いつまでもいつまでもお元気で現役をお続けくださいますように、と願って止みません。
2015.04.28 19:56

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