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手術を勧めず患者さんを悪くする医師は手術で患者さんを悪くする医師と同等かそれ以上の責任がある

.16 2015 医師の選び方 comment(27) trackback(1)
 腰椎変性疾患では、手術をしたが患者さんの症状をよくできなかった、あるいは症状を悪くしてしまった医師が問題にされ易い。
その一方で、手術が必用な時期に至っていることを適切に判断せずに、患者さんを取り返しのつかない後遺症へと追い込んだ医師は問題視されることが少ないのは誠におかしなことと思います。

後に重篤な後遺症状を残さすに治すためには、神経障害が回復し得る段階で、手術が必用と判断し、手術を受けることを患者さんに勧める責任が腰椎変性疾患を治療する医師にあります。

麻痺が進み、足が動かなくなるまで保存治療を行った医師は、治療がもたらした不幸な結果に対して、手術で麻痺を起こした医師と同等かそれ以上の責任があると思います。なぜなら、麻痺が進むにまかせた医師は、患者さんに回復の機会を失わせたことになり、その判断責任は大きいと言わざるを得ないからです。
このことは通常、余り問題にされていませんが、私は重大な医師の過失と考えています。

手術で症状を悪くした医師の責任が問われるなら、手術が必用な患者さんに対して漫然とした保存治療を行い、後遺症をもたらした医師の責任も同様に問われるべきではないでしょうか。

手術治療を行う医師と保存治療を行う医師は患者さんの最終的な結果に対して同等の責任を負うべきと私は考えます。
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drshujisato
15/08/19のマリーンさんへ  Re: お心遣いありがとうございます。

まず必要な情報は、現在の症状と画像所見ですので、今までの画像は今回は必要ありません。
持ってこれるものが手元あるのでしたら、持参して下さい。改めて準備する必要はありません。
現在の症状の原因が何であるのかを明らかにしたうえで、どのような治療が可能かの判断になります。
共に頑張りましょう。
今までに私とやりとりしたコメントをコピーしてきていただければ幸いです。
それではお待ちしています。

FROM SHUJI SATO
2015.08.22 16:59
マリーン
佐藤先生。
ご多忙な中、ご親切なお心遣い、本当にありがとうございます。
診て頂ける際にはどうか宜しくお願い致します。
で 又質問で失礼しますが‥

①先生の受診に向けて、予め当方で何か準備出来る事、した方が良い事など、あれば教えて下さい。
ただ、MRI画像等は 多分約5年以上古い物しかなくて、今の主治医にお願いしても、撮影許可頂けるか不明です‥。
現在の症状について、佐藤先生には、かなり大ざっぱにしか お伝えしてないです。
慢性なので、終日痛みありますが、やはり夜は特にキツくて‥今もキリキリ 腰を切り込まれるような激痛で、暑さも加えて 頭朦朧としそうで‥ホントに苦しいです‥

質問② 私のように ヘルニア発症後約8目で、こんなに症状重くて、自然治癒する可能性は ありうるのでしょうか?
リハビリ(主に呼吸法等)は、出来る範囲でしてますが、やはり‥とにかく痛みが辛くて‥毎日は出来てないです。

心情の苦悩を書いてしまい 心苦しいのですが‥
実は度々、「一生このままで治らなければどうしよう!」と言う恐怖で、朝、目が覚める事がありまして、この恐怖と激痛の苦悩にはずっと悩み苦しんで来ました。

どうか先生‥少しでも、改善の余地あるなら助けて下さい!
お願いします!

その可能性を信じたいです。

2015.08.19 01:04
drshujisato
15/07/26のマリーンさんへ   Re: 6/4・14・7/6に投稿させて頂いた49才女性です

受診をきめられたのでしたら、一度の受診で診断と治療方針を決定したいと思います。
行き帰りが大変と思いますが、できるだけ負担が軽くなるよう効率的な診療をおこなわせていただきます。
それではお待ちしています。

FROM SHUJI SATO
2015.07.26 23:55
マリーン
佐藤先生へ
ご多忙な中すみませんが、こちらのコメントで失礼します。
遠距離の問題で随分悩みましたが思い切って先生のご予約を先日お願いしました。
当方関東でして、慢性激痛等々の為‥介護タクシーの往復の受診しかないかと考えてますが一度の通院で大変な出費なので、何度も伺えるかどうか‥経済面の不安も大きく、一度の受診で、良くして頂けそうな目処がつくと良いなぁと‥まだ先の話しですが‥。
過去の治療歴等ダラダラ書く訳にも行かないので、蛇足ですが、プチ情報みたいな感じで書かせて頂きます‥
実は、ヘルニア発症後約2年以内位に、二名の医師から、固定術の提案を受けてます。
正直、まともな画像解説もインフォームドコンセントもなかったのですが、「もう手術しかないだろう」と私は手術お願いした物の‥結果この医師達から手術断られてしまった経験があります
(余計な話しかも知れませんが‥)

そのうちのA医師は、「貴女の症例は、私が扱った患者の中では難しいから、腕に自信なく切るに切れない」と教えて下さいましたが、B医師は説明なく一方的にキャンセルでしたが、「手術の現場では何が起こるか判らない」とは仰ってました。しかし、B医師の椎間板造影検査?の結果では、「手術行けそうだ、手術以外根治の方法ないから」と言われてました‥。
手術キャンセルを私に迫る際、B医師は、急に「痛みの原因は精神的問題どうこう」と言い出してました‥。
先生のコメント等拝読したら、固定術自体デメリットもあるようなので‥それも一因か、よく判りませんが‥。
この様な経験から、手術で改善する可能性 未だあるのでは? と勝手に期待してる部分もあります。
本当に余計な話しだったなら、すみませんが、今の苦しい痛いだけの生活のまま一生終えたくないです。
頑張って頑張って、佐藤先生の所に伺えた際には、どうか無力な私に、お力添え頂けますよう‥
切に宜しくお願い致します。
2015.07.26 02:59
drshujisato
15/7/11の藤田恵子さんへ

藤田さん、皆さんの応援のおかげで順調に回復しています。
ありがとうございます。
お母さんの質問に対する返事が遅れてすみません。
近日中にカルテを確認して、返事しますのでお待ちください。
記憶だけで回答して、間違いがあると迷惑をおかけしますので。
当院で治療を受けられた患者さんにはすべてカルテを確認しております。

from SHUJI SATO
2015.07.13 23:03
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.07.11 20:56
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.07.11 12:12
drshujisato
15/07/10のぷりんさんへ   15/Re: お返事ありがとうございます。

病気の治療には家族の方の協力が不可欠ですね。
その点、あなたは恵まれていますよ。
家族に感謝ですね。
確かに二度目の手術ですから、色々な意味で不安も大きいと思います。
しかし、今のままにとどまり続けることはできないわけですから、
勇気をだして、乗り越えていきましょう。
私も全力を尽くします。
それでは、手術の時にまたお会いしましょう。

FROM SHUJI SATO
2015.07.10 17:30
ぷりん
佐藤先生お返事ありがとうございます。
主人も子供も手術を受けることに賛成してもらえました。
何より元気だったころに戻してあげたい。と家族は祈ってくれています。
食べ物が受け付けなくなってしまって、日に日に痩せていき力が出なくなってしまってる私を心配してくれていました。
主人は県内、近くの他県にもいい先生がいると私がネットを見て言えばどこでも連れて行ってくれました。
毎回行きは期待、帰りは落ち込み、出口のない暗闇をさまよってた気持ちでした。
どれだけ病院を回っても先生のように体に触り、診察をして頂ける医者には出会えませんでした。
私のような患者は沢山いると思います。
医者に投げられたら行き場はなくなってしまうのです。
そんな気持ちを吹き飛ばす先生のブログは寝たきりだったときの私の支えでした。
金沢まで行くのはすごく勇気ぐいりましたが先生にお会いできて明るくなりました。
家族も電話でしか話してない友達にもそう言われます。
手術受けることに決めました。
親の入院があるので、退院して落ち着いた時にお邪魔します。
今月14日には入院の話がハッキリするのでそれ以降に病院の方へ希望日時を連絡します。
2度目の手術はすごく不安です。
でも、また普通の生活に戻るためにも頑張りたいです。
お忙しい中覚えて頂いてたのにも驚きました。
またお会いして、また先生の診察受けれる日を楽しみにしています。
最後に、世の中の先生と言われる方々が先生のような腕はなくても、患者と向き合う気持ちを持って頂けたら私のような人間も減ると思います。
先生の書かれる言葉は私の思ってる言葉と同じ時があるので、すごくスッキリします。

2015.07.10 00:46
drshujisato
15/07/07のぷりんさんへ   Re: 今日佐藤先生にお会いしました

遠方から受診していただき、解決への目処がたったこと、本当に良かったですね。
難しいヘルニアであったと思います。
もとの生活に戻ることができるよう全力を尽くしましょう。
手術法の具体策は既に私の頭の中にできています。
それまで頑張ってください。

FROM SHUJI SATO
2015.07.08 23:01
ぷりん
今日ずっと診て頂きたかった佐藤先生に診て頂きました。
私の痛みは一生の痛みと言われ、何をしても痛みは変わらず歩くのもやっと、、まで来ましたが痛みが来ると胸が苦しくなりました。
うつ病、パニック障害、、色々病気をしその度に食事が取れなくなり生理も止まってしまい今は更年期障害と戦っています。
治るから、元に戻れるから。と言われた手術、何も変わらないので痛みに怯え生きていることすら辛い毎日を過ごしていました。
今日、ヘルニアが残ってる可能性が高いとの診断は私の真っ暗だった抜けることのない不安の日々に明るい日差しをさしてくれました。
ヘルニア発症してからの2年、地獄でした。
死んでしまいたい。何度も思いました。
見た目が普通なので、すれ違う人がぶつかってくる、対処できない私はそれだけでも恐怖でした。
元の生活に戻れるかも知れない。諦めていた言葉を聞き、前に進むことができそうです。
手術、前向きに考えます。
佐藤先生なら今、医者という立場の人を信じれなくなった私でも信用してお任せしたいです。
私が私に戻るために、力を貸してくださろうとして頂いた佐藤先生、本当にありがとうございました。
また改めて連絡病院の方にします。
痛みから逃げるために死にたいと思う気持ちは消えました。
今回佐藤先生に出会わせてくれた神様と家族に感謝してもしきれないです。
又お世話になりますが、今日は本当にありがとうございました。
愛知県、葛谷多美子
2015.07.08 01:09
drshujisato
15/07/07のマリーンさんへ   Re: お励まし頂きありがとうございました。

Never give up ! 頑張ってください。

from SHUJI SATO
2015.07.07 21:10
マリーン
佐藤先生
昨日の投稿に対して
ご多忙な中 お励ましのコメント頂き 本当にありがとうございました。
Dr.の言葉って患者にとって大きいんですよね。
ましてや、先生のようなご立派な先生からの お励ましの言葉は大変心強く有り難く、胸が熱くなりました。
お医者様も人間だから 日々色々あるかと思いますが、本当にありがとうございました!
これからも、諦めないで行こうと思います。

2015.07.07 00:41
drshujisato
15/07/06のマリーンさんへ  Re: ご回答ありがとうございました
> 新たな質問で大変失礼しますが(すみません)

回答しますね。
>
> ①「脊髄に病変があっても明らかに精神的な要素が強いタイプの腰痛」とは‥?
> 先生のご経験やお考えでは、例えばどんなタイプの症例か 差し支えなければ 参考までにご意見教えて頂けますか?
>
> 私は家庭内のストレスが長年あるので その話を医師にすると 「痛みの原因は精神的な物」のように? 言われる事が多かったようですが、どんなにキツいストレスがあっても ヘルニア発症以前は腰痛0でした
> 因みに蛇足ですが、過去告げられた病名は 「ヘルニア」「椎間板変性」「椎間板症」等です
> 腰痛発症原因は 約8年前の厳冬期に 無理して親類の遺品整理をした為、腰に負担かかってしまったからです
>
 回答:精神的な原因のみで、急に腰痛や坐骨神経痛が起こることはまず考えにくいと思います。その原因が不明とされたり、効果のない治療が長々と続くことで、患者さんの精神が病み、痛みに過剰な反応を示すようになることはあります。かなり、患者さんの性格と関係しているように思います。しかし、手術で原因が取り除かれ、痛みそのものがなくなると、精神的な安定を取り戻すということが私の経験から得られた答えです。

> 質問②
> 診断がつかないタイプの患者は‥結局辛い痛みと共に‥治療法もなく、生きて行くしかないのでしょうか‥
> 大変厳しい現状に思いますが‥

 回答:医師によって診断力は大きく異なりますので、諦めずに原因究明と適切な治療法を求めて欲しいと思います。腰椎変性疾患による症状であるなら、必ず良く出来ると私は思います。
>
> ③再生医療?とやらの 腰痛治療への応用の研究等されてる様ですが?(詳しくは存じ上げませんが)
> 臨床への応用はまだまだまだ先でしょうか?
> 現段階で腰痛等の治療治癒への 高い効果を期待出来そうでしょうか?
> (又ド素人なのに、生意気で申し訳ありません)

 回答:この分野はまだまだ進んでいません。それよりも利用できる現時的な治療法を求めることの方が大事と思います。
>

参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2015.07.06 23:42
マリーン
先生
大変ご多忙な中、6月14日のコメントに対して、お返事頂きありがとうございました
残念ながら原因追求し切れない腰痛もやはりあるんですね…
でも‥過去の経緯では、あくまで主観ですが‥先生のように丁寧慎重に 診断等を検討して下さる医師は‥ほぼいなかった様な気がします‥。
新たな質問で大変失礼しますが(すみません)

①「脊髄に病変があっても明らかに精神的な要素が強いタイプの腰痛」とは‥?
先生のご経験やお考えでは、例えばどんなタイプの症例か 差し支えなければ 参考までにご意見教えて頂けますか?

私は家庭内のストレスが長年あるので その話を医師にすると 「痛みの原因は精神的な物」のように? 言われる事が多かったようですが、どんなにキツいストレスがあっても ヘルニア発症以前は腰痛0でした
因みに蛇足ですが、過去告げられた病名は 「ヘルニア」「椎間板変性」「椎間板症」等です
腰痛発症原因は 約8年前の厳冬期に 無理して親類の遺品整理をした為、腰に負担かかってしまったからです

質問②
診断がつかないタイプの患者は‥結局辛い痛みと共に‥治療法もなく、生きて行くしかないのでしょうか‥
大変厳しい現状に思いますが‥

③再生医療?とやらの 腰痛治療への応用の研究等されてる様ですが?(詳しくは存じ上げませんが)
臨床への応用はまだまだまだ先でしょうか?
現段階で腰痛等の治療治癒への 高い効果を期待出来そうでしょうか?
(又ド素人なのに、生意気で申し訳ありません)

今の主治医の先生は、質問への答えがほぼなくて 申し訳ありませんが 佐藤先生の方が分かり易く色々解説して下さるから 質問させていただきました。
もし失礼等あれば すみませんでした。
いつもありがとうございます。
2015.07.06 02:08
drshujisato
R15/06/30のマリーンさんへ  e: 6月4日 14日に相談させて頂いた49才女性です


質問に回答しますね。
>
> で 先生に叉質問させて頂きたいのですが 以下失礼に当たれば本当にすみません!
>
> 1 先生は脊髄関連の痛みを訴える患者は どんな症例の患者でも 現在ベストを尽くして治療に当たってらっしゃいますか?
> (ホント失礼ならすみません!)

 回答:私は治せる腰椎病変が隠されていないか、先ず診断に全力を尽くします。後は、最終診断にもとづいて、手術で良く出来る可能性のある患者さんには手術を勧めます。手術を行っても良くなる確信の持てない患者さんでは、しばらく症状経過を見せてもらうことにしています。中には明らかに精神的な要因が目立つ患者さんもいます。この場合は心療内科の先生の意見をきくようにしています。、
>
> 2 そしてそれでも尚 痛みの原因が追求し切れなかった患者さんは いらっしゃいましたか?
>
回答:原因を追求しきれない患者さんはやはり存在します。この場合は、定期的に経過を見せてもらうことが重要と思います。
腰椎変性疾患の多くは経時的に悪化傾向を示すからです。一度の受診で診断のつかない場合は二度、二度目でもなお診断のつかない場合には三度というふうに病状の悪化の有無を慎重に判断するようにしています。
質問の回答になっておればよいのですが。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.07.06 00:26
マリーン
佐藤先生
確かにこの記事は ご尤もと思います
何だかんだ言っても(特に腰痛だと、大変動きにくくなる為)患者は弱い立場なので 患者側が漠然と感じてた事をお医者様が明言して下さるのは大変有り難いものです。
でも‥同時に過去何年も手術して貰えず、漫然と改善しない治療(放置?)を受けて来たのは何だったのか と空しくも感じます‥

で 先生に叉質問させて頂きたいのですが 以下失礼に当たれば本当にすみません!

1 先生は脊髄関連の痛みを訴える患者は どんな症例の患者でも 現在ベストを尽くして治療に当たってらっしゃいますか?
(ホント失礼ならすみません!)

2 そしてそれでも尚 痛みの原因が追求し切れなかった患者さんは いらっしゃいましたか?

詳細割愛しますが 私も過去 様々な先生方から‥色々傷つく対応を受けて来たのもあり‥
また慢性激痛の苦痛で弱気になるのもあり‥
どうしても様々な不安が拭えないので 質問させて頂きました

前回の質問には 明確なご回答頂き本当にありがとうございました

痛みの為文面纏めるのも一苦労ですが ご迷惑でなければ また新たなご相談や質問等 どうか宜しくお願い致します
2015.06.30 02:18
drshujisato
15/06/23のH・Iさんへ

発症後3ヵ月としますと、自然治癒するヘルニアは痛みが消失する頃です。
腰痛や下肢の痛み・しびれが座位や立位、歩行などでどうなるかを自己チェックしてみてください。
強い痛みやしびれが動きで再現するのであれば、自然治癒に向かっていない、つまりヘルニアが吸収
消に向かっていない可能性があります。最終的にはMRIでのチェックになります。
腰痛体操などはヘルニアの状態を踏まえて考える必要があります。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.06.25 19:14
H・I
ご回答ありがとうございます。
4月5日から3ヶ月が経とうとしていますので、少し焦りを感じます。
今現在の生活は、家事はできず、20分ほど散歩したり、20分ほど椅子に座ったり、ウロウロ家の中を歩いたりしています。
後はできるだけ安静にベッドに横になっています。
コルセットもずっと装着し、寝る時もつけています。
左腰部の痛みと痺れが悪化すると怖いので、少し疲れると休んでしまいます。
疲れると座る時に痺れが強くなるので、まだ自然治癒の方向とは言えませんか?
ただ、もう日常生活の動きをした方が良いのでしょうか?
悪化する動きはどのようなものがありますか?
腰痛体操などした方が良いですか?
2015.06.23 13:20
H・I
ご回答ありがとうございます。
4月5日から3ヶ月が経とうとしていますので少し焦っています。
今現在の生活は、家事はできず、20分ほど散歩したり、20分ほど椅子に座ったり、ウロウロ家の中を歩いたりしています。
後はできるだけ安静にベッドに横になっています。
コルセットもずっと装着し、寝る時もつけています。
左腰部の痛みと痺れが悪化すると怖いので、少し疲れると休んでしまいます。
疲れると座る時に痺れが強くなるので、まだ自然治癒の方向とは言えませんか?
ただ、もう日常生活の動きをした方が良いのでしょうか?
悪化する動きはどのようなものがありますか?
腰痛体操などした方が良いですか?
2015.06.23 13:17
drshujisato
15/06/22のしゃぼん玉さんへ

なるほどです。
今日のブログ記事にアップさせていただきました。
ありがとうございます。

FROM SHUJI SATO
2015.06.22 20:49
しゃぼん玉
佐藤先生。


今まで私が受けた診察や、私と同じように腰痛に悩んで診察や手術を受けた人の話を
まとめると大雑把ですが医師は下記のような対応をしてます。
それぞれの医師の考えによって細かいところでは違いはあっても
大まかな部分では患者に対しての対応には共通するパターンがあります。


①診断はつかないけど一生懸命原因を探そうとしてくれる医師
 
 この医師の場合は画像を何度も見て原因を探そうとしてくれます。
 患者にどこが痛くて痺れてるのか何度も確認をします。
 なんとかして治してあげたいとする姿勢が患者に伝わってきます。
 電気治療、薬の処方など効果の期待できないことはしません。
 対応できない場合は他の病院に紹介状を書いてくれます。

②診断がつかなく治す気がない医師
 この医師の場合はレントゲンしかとりません。
 レントゲンでよく分からなくてもMRIはとりません。
 「様子をみましょう」と言うのが口癖です。
 時間の経過で自然に治ることを期待して放置します。
 電気治療、湿布、痛み止め、ブロック注射を患者が通院してくる限り何年でも続けます。
 症状が悪化して手に負えなくなってから他の病院へ流します。

③なんとなく診断はついてるけどギリギリまで放置する医師
 この医師の場合は悪い場所はたぶんここだろうと検討はついてます。
 しかし、違う可能性もあるので積極的な手術治療には踏み込みません。
 患者が痛みや痺れで苦しんでることも把握してます。
 「まだ手術は早い」、「まだ普通に歩けてるから大丈夫です」など
 後ろ向きな言葉で手術する日を先延ばしにします。
 「今手術するのはもったいない」というのもこのタイプの医師に共通する言葉です。
 この言葉の意味は、「手術しても治らないことも多いんだからどうせ手術するなら
 どうにもならなくなった時にイチかバチかの賭けで手術をすれば良いんだ」という意味です。
 過去やってきた手術結果で経験してるんだと思います。
 この医師の手術を受けるのは手遅れのタイミングになってからになるので
 治らないことが多いですが、その時には、「神経のダメージがかなり進んでたので仕方がない」という
 説明を患者にするケースが非常に多いです。

④積極的に治そうとしてくれる医師
 患者の話を聞いてくれて、しっかり検査をして原因を特定できたら手術を検討してくれます。

⑤最低な医師
 私がもっとも許せないタイプの医師です。
 自身の診断に対して見落としの可能性を一切考えません。
 レントゲンしか(あるいはMRIだけ)とってないのに全て分かったような顔をします。
 患者がどんなに痛みや痺れをうったえても聞く耳を持ちません。
 画像所見でどこも悪くないと判断した時点で患者を相手にしません。
 「ひょっとしたら見落としがあるのでは?」なんてことは全く考えてくれません。
 見当違いな病名や理由を痛みや痺れの原因だと言ってきます。(筋肉が硬い、精神的なもの、血流が悪い、、、など)
 他の病院への診察を希望しても拒否します。
 汚い言葉使いや態度で患者に接してきます。
 ②や③の医師の責任も重いですが私はこのタイプの医師が一番許せないと思ってます。
2015.06.22 20:14
drshujisato
15/06/19のH・Iさんへ  Re: 腰椎椎間板ヘルニア

4月5日発症のヘルニアとしますと、現在で発症後2ヵ月と17日でしょうか。
現在、ロキソニンで痛みやしびれが消失するのでしたら、自然改善する可能性がまだあると思います。
今後の治療を判断するためには、先に診断されているヘルニアがMRIで消失しているかどうかが重要です。
ヘルニアが消失に向かっているのでしたら、自然治癒が期待できます。
もし、ヘルニアが吸収されず、そのまま認められるのであれば、症状の程度を判断して治療法を決めることが
必要です。もし、ヘルニアが残っても、症状が消失してしまったのなら、手術の必要はありません。
手術はヘルニアを摘出することが目的ではなく、症状をよくすることが目的だからです。
無症状のヘルニアはいくらでも存在しますので、画像所見のみにこだわることは誤りですので、そう理解して対処してください。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2015.06.22 19:36
drshujisato
15/06/17のしゃぼん玉さんへ

コメントが遅れ失礼しました。
私ども医師にとっては、耳の痛いコメントですが、腰椎疾患の治療の現場にはご指摘のような問題が根付いています。
患者さんを良くしたいと医師は考え、手術を行うわけですが、結果が思わしくないと、やりっぱなしにしてしまう現実があります。腰椎変性疾患は奥の深い、複雑な疾患であり、私ども医師の力が及ばない問題がまだまだ多く存在します。
ところが、己の力を超えた問題と謙虚に判断して、患者さんのために次の行動を取る医師が少ないのは残念なことです。
私を受診される患者さんは、医師への信頼を失ってから、自らの判断で受診される方が少なくありません。
あなたのように心を傷つける言葉を医師から向けられている患者さんも少なくありません。
医師は技術も大切ですが、それ以上に医師の人間性を問題にすべきです。
腰椎変性疾患は一度手術を行えば、一生大丈夫というわけではありません。
長い付き合いを想定した医師選びを是非行って欲しいと思います。
いつも貴重なコメントありがとうございます。

from SHUJI SATO
2015.06.22 19:26
C、K
何度もコメント投稿申し訳ありません。先生の外来がいよいよ来週受けられる運びとなり感謝致しております。ただ 昨夜は腰から下全部に激痛左足首上部から指先まで締め付けられる強い痛み、コルセットを装着するたびに両足に痺れを伴いさすがに昨夜は大泣きでした。激痛に耐えられず悶え苦しみ痛み止めの服用、座薬使用、安定剤、眠剤を使いました。立っても座ってもいられず横になってもどの姿勢体制をとってもキツくて容赦なく襲ってくる激痛、歩行もままならずになってきました。私の顔から笑顔が消えました、作り笑いをしても痛みに耐えかねる状況の中で笑えてない自分になっています。辛い現実に打ちのめされボロボロになっています。 ブロック注射で少しでも良くなるならと週に2回通院してますが ブロック注射の痛いこと、うまく神経に当てられず1度目失敗、2度目も左右のお尻から足にかけピリピリした痛みが走りました。この状態、状況で飛行機に乗って行けるのかさえ主人も心配しています。だけど今の苦痛から助けられるのは佐藤先生しかいないんだよと 飛行機はストレッチャーの
空きがなく座席を増やして切符購入しています。お金持ちても裕福でもないです でも治る可能性を信じて佐藤先生に的確な診断をしてもらいお任せし元気になって痛みや痺れからも介抱され自分の足でしっかりと歩き笑顔で帰らせて下さい。お願いします。
2015.06.22 16:48
H・I
初めてコメントさせていただきます。
35歳、女性です。
今年の4月5日にぎっくり腰を発症し、子育てもありましたので安静にしきれずにいたところ、5月11日に4・5の腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。
左臀部から親指に痺れが出ましたので、牽引や電気をあてたりの治療が始まりました。
授乳中ということもあり、カロナールと湿布で痛みを凌ぎました。
どんどん悪化していきましたので、5月28日に別の病院で診察したところ、親指が麻痺しているから手術と半々だよと言われました。その日に硬膜外ブロック注射を打ちました。
6月1日に痛み止めの注射を打ちました。
6月15日に二度目のブロック注射を打ちました。
痛み止めもカロナールからロキソニンに変更し授乳もやめるように言われました。
6月19日現在、ロキソニンを飲めば痛みやしびれはあまり感じませんが、効き目がきれる頃には左腰部の鈍痛と足の痺れが出てきます。
2週間後には手術か判断すると言われていますが、自然治癒の見込みはないでしょうか?
2015.06.19 09:40
しゃぼん玉
家電製品の調子が悪くなったら街の電気屋さんへ持っていきます。
お店で対応できない場合はメーカーへ送って修理します。

腰の調子が悪くなると病院へ行きます。
その病院の医師で対応できなければ対応できる医師や病院を
紹介するのが当然だと思うのですがなぜか違うようです。
何ヶ月も何年も保存治療を引っ張り続けます。
電気をかけたり湿布を出したり痛み止めの薬を処方したりします。

街の電気屋さんのほうが仕事としてはプロだと思います。
対応できなければ対応できる人へ仕事をまわすのがどんな
職業でも当たり前のことだと思います。
お客さんの信用を失うわけにはいかないから当たり前の対応をしてるだけです。

しかし、医師の世界ではこのあたりまえのことができる人が少ないということが良くわかりました。


なぜ、治りもしない薬の処方や電気治療を続けるんでしょうか?
なぜ、何ヶ月も何年も同じことを続けるんでしょうか?
まともな人間なら数ヶ月様子をみて効果がなかったら
違う対応を考えると思います。

私にはこのような医師の考え方は理解できません。

今回の記事を読んで、腹の立った経験を思い出してしまいました。
頭にくる医師の対応や説明を思い出してしまいました。
佐藤先生に診断してもらって、「やっぱり自分は間違ってなかった。あの偉そうな医者の言うことはやはり間違ってたじゃないか」と言う気持ちです。
今でも私のことを馬鹿にした医師に対する怒りはあります。
佐藤先生の診断結果を、その医師に見せて謝らせたいくらいです。
「首も腰も悪くない!君の痛みや痺れは脳の血流が悪いからだ」と私に怒鳴った医師は今でも許せません。







2015.06.17 21:34

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“「手術を勧めず患者さんを悪くする医師は 手術で患者さんを悪くする医師と同等かそれ以上の責任がある」 手術で症状を悪くした医師の責任が問われるなら、 手術が必用な患者さんに対して漫然とした保存治療を行い、 後遺症をもたらした医師の責任も同様に問われるべきではないでしょうか。 手術治療を行う医師と保存治療を行う医師は患者さんの最終的な結果に対して同等の責任を負うべきと私は考えます。...