具体的に何が起こったのかはわかりませんが、術中に神経根に悪影響がでたことは
間違いないと思います。
手術操作が原因の問題です。
術後の画像で、原因がわからないことはが少なくありません。
手術はどんなものであれ、簡単には考えないことが大事ですよ。
自然の回復を期待できるのか、原因が不明ですので予測はできません。
FROM SHUJI SATO
脊髄症が既に発症しているのであれば、手術を前向きに考えた方がよいでしょう。なぜなら、脊髄の障害が進むと回復不良になるからです。症状程度と画像所見は一般には一致しますが、一致しない場合もあります。例えば、脊髄の圧迫が強くなくても、椎間に病的な動き、すなわち不安定性があると脊髄の症状は強くなる傾向があります。
それでは質問に手短に回答致します。
① 一般的に、後方椎弓形成術ではc3-7までをさわり除圧するのでしょうか。それとも私が提示されたように必要な部分のみ除圧するのでしょうか?
② > ②skip式や筋層再構築式をはじめとする後方の筋肉温存手術では首が前傾になりにくいとのことで、症状改善の次にそれを大事に考えています。筋肉温存手術でc2・c7の筋肉を特に大事にするような書かれ方ですが、c4-6のみの場合にはc2・c7は当然触らないのであんまり関係ないのかなとも思います。それでも筋肉温存手術がいいという考えに傾いていますが、主治医の言われるc4-6のみの術式と比べて、それ以外のメリットがあるのでしょうか?
③ > ③主治医は、紹介状を書いてもいいけど九州で白石式をしている方を知らないとのことです。近畿まで行けばいらっしゃるようですが、先生は九州で筋肉温存手術をしている先生をご存知でしょうか?或いは先生方の行われる術式などを知る専門誌があるのでしょうか?各病院に問い合わせることもありますが、当然一度来てからですという回答です。遠方へはなかなか行けないので、これはという確信がないと・・・。手術となれば半年待ちでも大丈夫かなーとも思ってますし、なかなか情報は入りずらいです。
回答:
不幸な結果で私も残念に思います。明らかにfailed back surgery すなわち「失敗腰椎手術」と思います。病名が腰椎椎間板変性症でL4/5の固定術を受けられたとのこと、私にはあなたの術前の症状と病名、そして手術が論理的に結びつきません。そして、結果が悪いと、あなたの精神的な問題にすり替えられる。こんな不幸な事後処理が医師の都合で延々と繰り返されてきたのです。患者さんが賢くならない限り、この不幸を断ち切ることはできないでしょう。執刀医が「手術をすればよくなる」と判断した根拠はどこにあったのか、それが極めて重要なのです。単なる医師の経験的な判断ではなく、あなたの症状の正確な原因診断に基づいて手術法が選択されるべきです。手術法には色々あり、それぞれに一長一短、優劣があります。数ある中で、どの手術法がよいか、慎重に検討され、結論されるべきことです。そういう点において、安易に手術が行われたような気がします。もし、そうでなかったのなら撤回し訂正します。
親身にあなたの問題と向き合ってくれる医師を紹介して欲しいとのことですが、残念ですが希望に添うことができません。地元でセカンドオピニオンを受けられたらいかがでしょうか。これも親身になってくれる医師がいるかの保証はありませんが、このまま悶々としているよりは出口への行動を起こすべきだと思います。