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腰椎手術は成功したが、良くならないのは精神的な問題とされ、真の原因を求めて 遠く県外から受診された高齢女性の一人旅

.19 2017 脊椎疾患 comment(64) trackback(0)

 「坐骨神経痛の原因は椎間孔狭窄症」の診断で、右L5/S1の椎間孔内でL5神経根除圧術とL5/S1のペディクルスクリュー固定術を受けたが、術後症状の改善が得られず、次第に悪化していると訴え、81歳の女性が遠く県外から受診されました。


執刀医から手術は成功しており、痛みが良くならないのは精神的な問題とされ、色々と強い薬を投与され、その副作用にも苦しんでこられた。セカンドオピニオンも必要ないと言われ、無効な治療が続けられてきたと言う。


私の本「腰椎手術はこわくない」を読まれ、何としても真の原因が知りたいと、1年がかりで受診が実現したと言う。精神的なものではない、必ず解き明かされない原因があるはずと、その強い思いが施設住まいの高齢女性を動かしたのである。


私は話を聞きながら、やるせない気持ちになりました。患者さんの症状についての説明を聞きながら、脊柱管狭窄症の症状、それもL4/5の狭窄症と診断できたからです。MRI画像では、診断されなかったL4/5の脊柱管狭窄症の所見が認められました。確かに、脊柱管は全体としては狭くないが椎間関節の変形肥大によって脊柱管外側部が狭くなっており、そこでL5神経根が絞扼されていました。狭窄は最初に症状が発現した右側で強く、左側はそれよりも軽い状態でした。


L5/S1でのL5神経根の除圧と固定術が無効であったのは、真の原因部位が違っていたためです。さらにL5/S1で固定されたために、隣接椎間であるL4/5に負荷が増し、脊柱管絞窄が進行し、症状が悪化したと診断致しました。


患者さんは原因が解明され、執刀医から精神的なものとあしらわれてきた惨めで不安な気持ちから、やっと抜け出せることに安堵された様子でした。そして、当院での手術を予約されていきました。辛い痛みから解放されたくて、高齢にも関わらず大手術を受けることに同意したのに、最後には心の問題とされてしまい、どれほど納得いかなかったことか、胸の痛む事例でした。それにしても私の本を買われ、独学して受診につなげられた知力と行動力に感服しました。なんとしても良くして差し上げなければ、私ども脊椎外科医の存在意義はないでしょう。

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2017.11.10 07:38
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2017.11.02 22:01
drshujisato
17/09/25の渋谷由夏さんへ  Re: 富士山

手術によって痛みと手が切れ、自由な生活を満喫していた矢先の痛みの再発で、再び不安な気持ちに
襲われたことでしょうね。無理ないですね。
それでも、七転八起の心意気で乗り越えていこうとする前向きな姿勢に安心しました。
「腰椎変性疾患は治る、治せる」のですから、心が折れないよう乗り切ってください。
朝霧高原診療所は聞き覚えありますが、残念ながら行ったことはありません。
先になりますが、行ってみたいと思います。ありがとう。
リラクゼーションは心身の健康に大事ですね。是非、病気の予防に役立てて下さいね。
私は体調が元に戻り、発病前に増して忙しくなっています。健康あればこそですね。
それでは頑張って下さい。

from SHUJI SATO
2017.10.01 23:01
drshujisato
17/09/21のJ.Nさんへ  Re: 脊髄症の術後で困っています

拡大椎弓形成術後に脊髄症状が悪化したのですね。
手術が成功したとありますが、結果から判断する限り、成功したとは思えませんね。
手術の成功とは、目的通りの手術ができ、手術によって神経症状が悪化せず、術前よりも症状が改善する可能性が得られた時に、手術は成功したと、私は考えているからです。
私の基準では、あなたの手術は成功とは言えないことになります。
何が原因で現在の状態があるのか、良くするための方策があるかを検討させていただきますので、私の外来受診をご検討下さい。
お待ちしています。受診される場合には秘書課で受診予約をお願いします。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.09.26 21:56
渋谷由夏
佐藤先生
お元気でいらっしゃいますか。

私は2年前の3月末、持病の腰痛を悪化させヘルニアを発症し、先生のブログを読み、また丁寧なコメントまで頂戴し、地元大阪での手術を決断し、完治し、2ヶ月後の6月からしっかりと仕事に復帰し、発症前よりもバリバリと仕事をこなしています。
今年45才になりました。

先生も丁度ご病気から現場を一時離れていらっしゃった時期かと存じます。
またこうして読み返すと、随分昔のことのようにも思われます。

昨日、職場の研修で富士山麓の朝霧高原診療所まで出向き、大自然の恵みに触れる機会をいただきました。

働き詰めの身体に鞭を打って参加した為、ヘルニアを再発させてしまったのか久し振りの腰痛と下肢痛に苦しんでいます。

2年前に比べれば痛みは少ないのですが、無理を重ねてしまったなぁと、反省をしているところです。

それくらい、この二年間というもの、腰痛の苦しみから解き放たれ、やりたいことに打ち込むことができていました。

慢性疼痛がないということの、幸せと自由を謳歌させていただきました。

しかしまた、暫く痛みや痺れと付き合わなくてはならないかもしれません。

現在私はリラクゼーション協会に所属しており、今回は包括ケアの取り組みに関する勉強会でした。

未病の段階で疲労やストレスの解消を目指す我々と、医療や介護での連携がこの先益々深くなることを予感させる内容でした。

佐藤先生のこの、万人に開かれたブログの素晴らしさを、改めて感じるとともに、健康に生きることの意味をもう一度見直しています。

先生、朝霧高原診療所の富士山静養園には行かれたことはありますか。
私は魂の洗われる経験をさせてもらってきました。

もう一度、己の心身と真剣に向き合い転んでも転んでも立ち上がり歩き続け、体の声を聞き、心の示すままに進んで行きたいと思っています。

とりとめのないお手紙のようになってしまい、すいませんでした。
2017.09.25 12:22
drshujisato
17/09/19のミニーさんへ

頚椎の前方固定術の場合にプレートを使うか使わないかの基準を知りたいのですね。
プレートを使う場合を説明しますと、
   ○椎体間にすべりや不安定性(椎体間の異常な動き)がある場合に使うことがあります。
    それらの程度にもよりますので、常にというわけではありません。
   ○二カ所以上で前方固定術が行われる場合にも用いられることがあります。
   ○頚椎の後彎矯正時に使用されることがあります。
   ○椎体置換といって、椎間板のみならず椎体と呼ばれる骨そのものを他のインプラントで交換する場合にも使われます。
これらが一般的なプレートの使用基準ですが、椎体間に設置したインプラントの安定化や前彎矯正をはかり、インプラントが前方(食道の方)や後方(脊髄)に脱出することを防止したり、骨性癒合(椎体間が新生骨で接合する)を促進することが目的です。

こらの場合を除くと、頚椎の椎体間固定にプレートは不要です。しかし、外科医の好みでプレートが用いられているのではと疑われるケースがあることも事実です。

手術に際しては、執刀医からプレートが必要な理由をきちんと説明してもらい、納得の上で手術に臨んでください。

それでは成功を祈ります。

from SHUJI SATO

2017.09.24 19:22
J・N
佐藤先生 初めて書き込みいたします。
東京在住、40歳、男です。
先生の過去ログを拝見しました。

まずは現在の状況から記述します。
2015年3月に自宅にて寝違えに似た頚部痛があり近医受診したところ頚椎ヘルニアが認められ、脊椎センターを構える中規模病院でMRI撮影し脊髄症と診断。両下肢の歩行障害と左上肢の握力低下、排泄障害がありました。

同年4月「頚椎症性脊髄症」「頚椎椎間板ヘルニア」の傷病名で後方手術を受けました。保存療法は以前より行っていましたので、いきなり手術となりました。

仕事と介護のやり繰りが付かず、執刀医に事前許可を貰い術後5日で退院。
2ヶ月後からリハ専門病院で週3の通院。

後日頂いた診断書には「C3から6/7に高度に広範囲に狭窄があり、C7/T1左に椎間板ヘルニアによる脊髄圧排があった。
項靭帯を温存し、右側から侵入。
側溝の幅は26mmで作成。C2ドーム形成、C3-7棘突起縦割、T1椎弓切除施工。C6からT1まで硬膜背側に発達した静脈を全て温存しFravumやpincerの要素となりそうな骨棘を除去。」と記載(原文ママ)。

術後は色々な症状が出ました。排泄障害、知覚障害、起立性低血圧(血圧計で測定出来ず)、脱力、全身の痺れ、等々。

いまは脱力と痺れ、頚部痛が主訴です。痺れは馴れてきましたが、それでも歩行障害が出るほど段々と強くなっているのが心配です。頚部痛はロコアテープで対処しています。

執刀医は「外科的に成功している。術後の症状は後遺症なのかどうかも含めて分からない。神経内科医の受診をするように」と言われ、都内にある大学病院神経内科を受診。「機能性障害を認めるも、検査データでは分からない」と言われております。

以上のことは、定期受診の際に執刀医に報告してきましたが、以前と同様のお考えで精神的な影響も考慮すべきと言われ、また半年前にご実家を継ぐため退職されたため、いまは家族ぐるみで内科医にて総合的に診ていただいています。

術後2年が経ち、先生のブログを拝見し、勇気づけられると共に、私と同様に手術を受けても苦しんでおられる患者さんの参考になればと思い、長文になってしまいましたが自身の概要をお伝えしたく記述しました。

文面だけでは難しいと思いますが、先生の診察を受け、御判断を願うことは出来ますでしょうか?私には、まだまだやりたい事があり、さっさと完治させたいのです。お忙しいと存じますが、何卒 宜しくお願い致します。
2017.09.21 16:32
ミニー
佐藤先生、有難うございます。

先週、再度きちんと
CT、MRI、レントゲン撮りました。

このようなことが判明しました。

C45、C56  脊髄圧迫です。
両手の痛み握力低下の原因は
C56の左側がヘルニアで神経を圧迫
右側が骨棘が神経を圧迫です。

足裏の痺れはC56の後ろが若干狭いためだそうです。
したがって
やはり頸椎後弯していることもあり前方固定(C56の1椎間)がベストだそうです。

そこで佐藤先生に是非教えて頂きたいのです
前方固定は
チタン、ボルト、人工骨(腸骨)で行うと思います。
私は、プレートも使用します(留めるそうです)

プレートを使わない手術もあるようですが
プレートを使う患者さんと使わない患者さんの
違いをどうか教えて頂けますと嬉しいです。

お忙しいところ申し訳ございませんが宜しくお願い致します。


2017.09.19 11:30
drshujisato
17/09/14のC.Kさんへ  Re: 昨日無事に着きました

ご期待に添えなかったかもしれませんが、客観的には悪化している所見は認められなかったので、
今後の症状経過を見ていきましょう。
お話ししましたとおり、今後も必要があればきちっと対応させていただきますのでご安心ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.09.18 23:41
C、K
  佐藤9/12の日に先生の診察ができ 今は前より悪い状態ではないことの安堵と  この痛みと痺れから少しでも楽になるすべは今のところないとの結果を聞き複雑な胸中でした。痛みと痺れ足首膝外側までの痛みに腰痛までくっついてくるとただひたすら我慢するのみでトイレ以外動けない事も多いです。 でもなるだけ家の中ではコルセットを外し ペインで教わった空間感覚療法や呼吸法など 筋肉、筋力UPできるよう前向きに頑張っていきます。ボルト抜釘につきましてもよく考えて主人と話をしていきます。 今後も経過報告兼ねblogへ訪れますのでその際は佐藤先生のアドバイスなどを頂けましたら幸いです。  佐藤先生がこれからもちゃんと相談にも乗ることや手術が必要とあらば快く引き受けて下さると仰って貰った時には思わず泣いてしまいました。ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します
2017.09.14 20:34
drshujisato
17/09/03のなつみさんへ  Re: 頚椎 腰椎すべり

ここに書かれた症状のみでは、原因が頚椎なのか、腰椎なのかは明らかにできません。
症状の詳細とどのような神経障害なのか、頚椎と腰椎のMRI所見はどうなのか、など
のより専門的な情報が判断には必要です。

FROM SHUI SATO
2017.09.03 23:18
drshujisato
17/09/01のミニーさんへ

神経合併症は、術後一時的なものと永続的なものに分かれます。前者は術後に手足にしびれや筋力低下が発生しても2~3ヵ月までには消失するものでり、後者はそれらが様々な程度で後遺症として残存するものです。
つまり、治るものと治らないものがあるということですね。

FROM SHUJI SATO
2017.09.03 23:09
drshujisato
17/09/02のミニーさんへ  Re: 頚椎症について

頚椎手術の神経合併症とは、手術を契機にして起こる脊髄や神経根の障害による症状のことです。
具体的には、上肢や下肢の痛みやしびれ、筋力低下、排尿障害や排便障害などを指します。
前方と後方とでは、神経障害の内容には大差ありませんが、後方の場合にはC5麻痺といって、手を肩の高さよりも上に挙げられない麻痺が発現することがあります。通常は拡大椎弓形成術の場合であり、小切開による内視鏡や手術顕微鏡手術で起こることはないはずであり、もし起こったなら手術操作による神経障害と考えた方がよいでしょう。
以上、参考になれば幸いです。

from SHUJI SATO
2017.09.03 23:04
drshujisato
17/09/01のC,Kさんへ

痛みが強く、その他にも色々と不安材料が増していることは理解できますが、とにかく何が原因であるのか、
それを明らかにしない限り、どう対処できるかがでてきません。
外来受診がもう少しですので、なんとか頑張って受診してください。
難しいでしょうが、不安に押し潰されないよう気をしっかりと持って下さい。受診時には、私に何ができるのかをしっかりと検討させていただきます。それでは気をつけて受診してください。

FROM SHUJI SATO
2017.09.03 22:51
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2017.09.03 15:29
ミニー
追加で申し訳ございません
「神経合併症」は発症すると治りませんか?
2017.09.01 18:24
ミニー
先生お忙しい中
ご丁寧に有難うございます。

確かに(患者は)顕微鏡や内視鏡の手術の方が魅力です。
家事育児に負担がかからないように感じるからです。

ですが、日常生活ができない痛み。これが軽くなることが一番の願いなのです。
その場合は、前方固定も視野に入れるべきだと思っています。



A病院は  「前方固定だと上下の骨に負担がかかり、ヘル        ニア再発のリスクがある。」「○さんの場合は若いので可能性はある。」「一時的右腕が挙がらないこともある。」と説明を受けましたので、そこが悩みのひとつです。

B病院は  「100%ではないけれど、9割は痛みが良くなっている患者さんがいる。」との説明でした。 


A病院B病院、いずれも持参したMRIはもう半年以上(今年の2月)のものなので、きちんとした判断は難しいかもしれません。
今月、B病院にて、再度MRI、CT、レントゲンを撮る予定です。
そこで右手の症状が画像上確認できたら手術方法がまた違ってくるのかしら。

そこで・・・先生に、再度ご質問があります。
お忙しい中、申し訳ございません。

先生が書かれていらっしゃる「神経合併症」とはどのような症状でしょうか。
私なりにネットで調べましたが解かりませんでした。
大変お手数ですが教えて頂けますでしょうか。
2017.09.01 18:18
C、K
 2か月前に左側ボルト固定のところに小さな粉瘤があることに気付きペインの先生に触って診てもらったのですが首をかしげるだけで済まされました。以前、三回 粉瘤を取った事があります。はじめのうちは痛くないもののほんの少し大きくなっただけで痛みが走りました。粉瘤自体からの痛みではなく大きくなった粉瘤が神経を触っての痛みとなりますと医師から言われたことがありました。  左側ボルト部位の所に粉瘤らしき小豆大くらいのしこりがこりこり動いています。それが悪さを引き起こしてるのか  先の内容も含め お忙しい中申し訳ないのですがご回答頂けないでしょうか?  左側ボルト部位上部にこりこり動いている多分粉瘤?かと思います。感染症を起こさないか心配になってます。 カテーテル尖端も中に残ってるのでよけい不安でたまりません。たびたびすみません。
2017.09.01 00:32
C、K
 佐藤先生の外来受診まであと2週間になりました。 以前より足の痺れがかなり強さを増したことを佐藤先生にお伝えしてきましたがここ数日前より  腰からお尻にかけてなのかとにかく腰周辺からヒリヒリ焼けるような痛みがなかなか引かずにいます。ジクロフェナクトリウムを使いそれでも焼けきる痛みが腰から下にあり耐えがたく冷や汗をかいています。同時に左足の親指は特に電気が走るようにびりっとくる激しい痛みが常に襲っています。四六時中あまりにも痛くて痺れ痛にも参ってしまい涙が流れます。痛みと痺れの度合いがMAXの域を越えてしまっているかんじです。    体重が落ちて痩せてしまったこともあるのでしょうか?それとも 恐れてる何かが起きているのでしょうか?  佐藤先生教えて下さい。今の私を助けて下さい。よろしくお願いします。
2017.08.31 23:40
drshujisato
17/08/30のミニーさんへ   Re: 頚椎症について。宜しくお願い致します。

左上肢の症状からは、左C5/6のヘルニアか頚椎症性椎間孔狭窄症が疑われます。その後、両側上肢の症状へと進んでいるようですが、あなたの情報からは右上肢の症状の原因までを診断できません。
もし、C5/6の頚椎症性脊髄症によって両側に症状があるなら、A病院が説明された前方固定術が適応になります。そうではなくて、もしB病院が言うように両側の椎間孔狭窄症であるなら、内視鏡下椎間孔拡大術を両側で行うという選択肢がないわけではありません。しかし、両側上肢に症状があるのでしたら、前方固定術の方が無難のように思います。
経皮的内視鏡下椎間孔拡大術は高い技術が必要な手術です。医師の技術に問題がないか、慎重に判断されることです。低侵襲手術は患者さんに魅力ある手術法ですが、手術結果が悪かったり、神経合併症を起こすリスクが稀ではありませんので、ご注意ください。

FROM SHUJI SATO
2017.08.31 23:36
ミニー
先生宜しくお願い致します。
小学生2人の母です。

2年前から左の首痛がありました。
しかし、昨年9月に頸椎に酷い痛みと痺れ(左腕から親指人差し指)発生。近くの整形外科に行きました。
レントゲンのみで「変形性頸椎症」とのこと。4か月リリカを服用しました。
ですが、頸椎と腕だけだった痛みが(頭痛や、肩甲骨、両腕。両指)まで広がってきました。何かおかしいと自分からMRIをお願いしました。
私から見るとC45C56辺りにヘルニアと骨棘が
脊髄の横の水?のようなものを押して、流れが悪くなってるように見えました。

先生は、病名ははっきり言えないとのことでした。
「手術は危険なので(失敗すると車いすになる)あとMRIを診ながら1年経過をみましょう。」
それかどうしても手術希望なら
「手術は当院ではやっていないので紹介状を書きます。」とのことで、私は大学病院に紹介状を書いて頂きました。

大学病院では3時間待って「オペの必要がない。」と3分の診察で終わってしまいました。

ですが激痛で、夜中に何度も目が覚めてしまい、このままでは子育ても難しく鬱になってしまうそうで、手術をしたいと思い
2件「脊椎専門医」の病院に行ってみました。

1件目
A病院 「変形性頸椎神経根脊髄症」
    C56前方固定(チタン、腸骨2センチ)

2件目 「頸椎症神経根症」
    経皮内視鏡下頸椎椎間孔拡大術

という診断を頂きました。
私は、素人なのでどちらのオペを選択するべきか悩んでいます。
本当に痛く苦しい1年です。ブロック注射も試しましたが
駄目でした。トラムセットも効きません。

先生
お忙しいところ大変恐縮ですが
どうかアドバイス宜しくお願い致します。 
2017.08.30 17:13
drshujisato
17/08/24の安達さんへ   Re: 有り難うございます。

地元で解決しなければ、気軽にまたご相談ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.08.27 11:22
安達です。
お忙しいなかご丁寧に有り難うございます。
本来 そちらの病院に行きたいところなのですが埼玉県在住ですのでなかなかそうも行かず。。
もう一度 診察を受けて見ようかと思います。

有り難うございました。
2017.08.24 14:18
drshujisato
17/08/21のC,Kさんへ   Re: 佐藤先生おはようございます。

C.Kさん、辛い日々が続いているのですね。
私は腰椎に原因があり、神経の圧迫・絞扼が原因で起こる腰痛や下肢痛であるなら、良く出来る自信があります。
しかし、神経が障害されてしまったものをどこまで良く出来るかについては確かなことをいうことはできません。
神経障害性疼痛はブログにも書きましたが、多くは「医原性」と考えています。診断の遅れ、手術の遅れ、不適切な手術などが
神経障害性疼痛の主因であると私は考えています。従来の「歩けなくなったら、大便や尿の問題がでてきたなら、手術」。この
方針に誤りがあります。それでは遅すぎます。我々は現在、障害受けた神経を治すことはできません。手術は神経を障害している原因を取り除くのみであり、障害された神経を治すものではありません。神経の障害が軽い段階で手術を行った患者では、神経障害性疼痛は後遺症として残ることはありません。手術が遅れ過ぎた患者、多数回手術の患者で神経障害性疼痛の発生頻度が高いように思います。あなたの場合、あなたの症状の軽減に私に何ができるのかをよく検討させて頂きます。受診まで頑張って下さい。

FROM SHUJI SATO
2017.08.22 01:04
drshujisato
17/08/20のたなかさんへ  Re: はじめまして

腰椎椎間板ヘルニアと鵞足炎は別物ですので、両者が合併することはあり得るでしょうね。
症状から言えば、膝辺りの痛みは腰椎椎間板ヘルニアでも起こることがあります。あなたの症状の原因が腰椎にあるのか
膝関節辺りにあるかはあなたの情報からでは判別困難ですが、両側に症状があるのでしたら、膝に原因があるのかも
知れませんね。いずれにしてもMRI画像と症状の関連性から診断は可能と思いますがね。

FROM SHUJI SATO
2017.08.22 00:45
C、K
 ここ最近はかなり左足の痺れと痺れの激痛で歩行にも支障が来たり腰痛と坐骨神経痛も強さを増し時には冷や汗をかきじっと耐えながらベッドで横になるもすぐに向きかえをしたり涙が溢れました。神経根性障害性疼痛は私の残された人生ずーっと激痛と厳しい苦境下での生活になるんですね  あまりの激痛と左足が折れそうな程の痺れは足底膝から下と容赦なく締め付けられとにかく焼けきる様に痛く気持ちのコントロールに余裕が持てなくなってしまったりもします。佐藤先生、私の場合は死ぬまでその激痛との闘いに向き合っていくしかないのでしょうか? 9月11日から金沢へ行くまで体力温存し佐藤先生の受診でまた私を再び立ち上がらさせてくれることを切に願います。どうぞよろしくお願い致します。  手術のタイミングが遅れれば遅れるほど自分の神経にも大きな影響が出てきます、それが後に大きな後遺症として残ってしまった時、後悔してもあとには戻りません。激痛との闘いが毎日四六時中あることを今身を持って経験してる私です、まさに生き地獄となってしまいます。 今腰痛疾患で悩み医師、病院選び、手術を恐れてる方がいらっしゃるのなら 本当に良くしたい、治したいというお気持ちがあるのなら何のためらいも迷いもなく佐藤先生の元を訪れてみて下さい。絶対後悔することはないでしょう。同じ腰痛疾患で苦しむ皆様に少しでもこの苦境から抜け出して欲しいとの思いから私の想い、気持ちを込めたメッセージが役に立てたらありがたく嬉しいです。神経根障害性疼痛は本当に生き地獄になります。そうなる前に  1歩前進して欲しいです。   佐藤先生、受診日までの間何か気を付けて過ごすこととかアドバイスがあるなら教えて下さい。いつも本当にありがとうございます。主人は佐藤先生を大信頼しております、勿論私もです。受診の際は何卒よろしくお願い申し上げます。
2017.08.21 07:01
たなか
昨年9月に腰ヘルニアの手術をしました。術後1ヶ月目ぐらいから、ジムで筋トレをはじめてから、腰痛が続いています。

5月末に、鵞足炎を患い、6月には両膝鵞足炎になってしまいました。整形外科に行きましたが、足を上げる運動だけで、リハビリを受けることが出来ず、未だ治りません。

念のため、他院に見てもらいましたが、同じ回答でしたが、腰から来ているかもしれないとの事で、良く分からないとありました。

そこで質問なのですが、腰のヘルニア手術をし、未だ治っていない状態で、鵞足炎になることはあるのでしようか?

色々と調べては、聞いたりしているのですが、分からないので、先生のご意見をお聞きしたいです。

何かとお忙しい中かと思いますが、宜しくお願いします。
2017.08.20 19:12
drshujisato
 左だけではなく、両下肢に症状があるのですかね。
症状からはL5神経根の障害が疑われます。
問題の部位は、腰椎の4番と5番の脊柱管外側部か腰椎の5番と仙椎の1番の椎間孔内・外であろうと思います。
担当医が診断できていないのでしょうね。
画像の読影はおこなっておりませんので、セカンドオピニオンを求められたらよいでしょう。
諦めずに良い結果を求めて下さい。

FROM SHUJI SATO
2017.08.19 22:42
安達
何度も同じメールを送信してしまっていたらすみません。

昨年 疲れると左側脹ら脛にに痺れが出ていて数日休むと治る程度だったのですが、近くの評判の接骨院に針治療をしようかとか行ったところ仙腸関節の動きや背骨の動きが悪いんじゃないかと強めに押されてから臀部に痺れや突っ張りが出始めてしまいました。
それがだんだんと下肢へひろがり整形外科でレントゲンをとってもらってもヒビなどはなく特に問題はないと言われ、それから色々試したりしたのがいけなかったのか、悪化してしまい、再度 地元の総合病院や都内の大学病院へ行き検査をしましたが5番目に負担がかかっているのと仙骨との間が狭いが訴えるほど
の所見はないと、、。
なんだか内臓が引っ張られる感じと便秘ぎみになったり、馬尾症候群かとみてもらいましたが違うとの事。
尾骨周辺や仙骨にも痛みがあります。股関節や鼠径部、太腿外側に痛みがでたりしています。
どこかで神経を圧迫していると思うのですが、、これ以上どこでみてもらったら良いのか分からず今はAKAをしてますがイマイチ効果はわかりません。

もし良ければMRIを見ていただきたいのですが、、
宜しくお願いします。
2017.08.15 10:35
drshujisato
17/07/31のC.Kさんへ  Re: 丁寧な心温まる返信を下さりありがとうございます。

ご質問のボルトを抜いて痛みが良くなるかは、何ともいえません。ボルトが痛みの原因になっているのであれば、抜けば軽くなるかも知れませんが、検査するまで何とも言えません。

現在通院中のクリニックからの紹介状は、もし頂けるのでしたら、頂いてきてください。必ずとは言いません。

ジクロフェナクナトリウムの1日量は100mgまでですので、1日50mgを2錠までとした方が良いでしょう。

手術が必要かどうかは検査して判断致します。

それではお待ちしています。

from SHUJI SATO

2017.08.01 23:45
C、K
 いつも夜分にすみません。佐藤先生の診察日にあたり  今、通院しているペイン外来からの情報提供か資料 紹介状など必要でしょうか? 左足痺れの激痛には耐えがたく腰痛も伴うとほぼ寝たきりになりベッドでもがき苦しんでます。とにかく痛みが左側ボルト固定のところから尾骨を通り左足外側の骨が異常なほど痛みます。歩行にも伝え歩きか誰かに支えてもらってないと左足が内側に入り転びかけたりします。神経障害が進んでるのでしょうか? 1月の入院時に カテーテルの尖端が中で折れてから症状がおもわしくなっているのは事実です。 9月に受診する際 ジクロフェナクトリウム50mgを最悪の場合1日三回使ってもよろしいでしょうか。飛行機やタクシーでの長時間移動での座位困難もあるので しのぐためにはやむを得なく使っても大丈夫か教えて下さい。 なぜにこんな悲惨なめにあわなければいけないのか最初で手術した医師が許せません。佐藤先生、ボルトを抜く事で個人差はあると思いますが今の苦境から少し解放されることもあるのでしょうか?  折れた尖端とボルト固定を外すことに問題なければ佐藤先生の手術で私を助けて下さい、救って下さい、このままではまた廃人になりそうです
2017.07.31 01:41
drshujisato
17/07/29のC.Kさんへ  Re: 佐藤先生のお言葉に涙が溢れ心より感謝申し上げます

腰椎固定術自体が患者さんを不幸にしている事例が多いことに胸が痛みます。
私の外来にはあなたのような患者さんが全国から来られます。
その中には再手術で良くなる方もおられますが、手術でよくなる見込みが立たない方もおられます。
良くなる期待を胸に受診された患者さんに再手術を勧められない時には、私も辛い気持ちになります。
しかし、救える可能性が少しでもある限りは、その可能性を求めて全力で再手術に挑みたいと考えております。
それではお待ちしています。

FROM SHUJI SATO
2017.07.29 23:20
C、K
 去年6月に腰痛と思い2ヶ月あまり整形外科へ通いつめ治療をしていた次女姉があまりにも症状が悪化していくばかりだったのでもしかして、との思いから大きな病院でMRI検査をお願いしました所、原発巣(乳ガン)からの骨転移がわかり、リンパ、今では全身転移となり厳しい状況にあります。 そんな中 長女姉までもが 脳幹出血で今年6月に倒れてしまい 今、私たちは 実家の母が高齢で一人暮らしでもあり母の面倒を皆で交代してやっています。長女姉がリハビリ病棟で自立に向けた訓練を受けられるまでになったので、やっと佐藤先生の予約を入れる事ができました。私の体はどんどん悲鳴をあげてるようです。ボルトの入った左側部位から尾骨 左足外側(L/5神経)に強い痛み、左薬指、小指が曲がらない、全指もとにかく痛く 親指にはビリビリと電流が走る痛みに足裏も激痛を伴っています。佐藤先生が見放すことはしませんとの言葉がどれだけ心救われたことでしょう。本当にありがたくて 主人からも 佐藤先生は本当に素晴らしく信頼してお任せできる最高の先生だと救ってもらえるのは佐藤先生しかいないからお前も予約を入れた日までとにかく我慢して乗りきって頑張れと励まされました。私には愛する家族がいます、孫もまた、一人増えました。生きてる限り可能な限り手術で良くなるのであれば前進していきたいです。佐藤先生心強いお言葉で引き受けて下さり本当にありがとうございました。   現在、腰痛疾患で苦しんでる方々がたくさんおられるかと思います。 お医者様を慎重に選ぶべきです。私はことごとくたくさんの病院からボルト固定を受けていた為 受け入れを断られてきました。 そんな中 blogで佐藤先生の存在を知りました。佐藤先生だけが唯一私を受け入れて下さり 再手術で歩けるまでに回復させてもらいました。もし どこの病院へ行けば良いのかどうすれば良いのか迷いのある私の様に苦しんでる方がおられましたら 是非 佐藤先生の元を訪れてみて下さい。納得いく回答が得られます。手術を受けられすぐに回復してる患者さんが多いのには驚かされました。  
2017.07.29 01:26
drshujisato
17/07/27のC,Kさんへ  Re: お忙しい合間に返信を頂きましてありがとうございました

了解しました。次回受診時によく検討いたしましょう。見放すことはしませんのでご安心ください。

FROM SHUJI SATO
2017.07.28 21:58
C、K
L/5、S/1での固定も骨癒合もできてるので ボルトを外すには何の支障もないと佐藤先生から以前に助言を頂いた事がありました。ボルト固定を抜いて少しでも何かが変わるのであれば佐藤先生の元で抜いてもらいたいです。もう地元では大きな不信感と信頼性も失っているので 私が唯一身を委ね託せるのは佐藤先生しかいないと思っています。 佐藤先生どうかお願いします。佐藤先生の所でボルトをとってもらいたいです。佐藤先生しか私たち夫婦には頼れるおまかせできる先生がいないのでどうか是非検討をしてもらえないでしょうか  今回L/4へ滑りもあり カテーテルの尖端が折れてる事も感染症を引き起こす誘因になりリスクが高くなっています。9月の受診の際には佐藤先生にすべてをお任せしますので夫婦共々何卒よろしくお願い申し上げます。しびれ通、知覚異常指先が何かにぐるぐる巻かれてるようです。座薬を一日2回使用シテイマス   佐藤先生の診察で今の私のきつくて辛い状況から解放して頂けることを切に願っております。私も頑張りますので佐藤先生 私を見放すことなくどうかよろしくお願い致します。
2017.07.27 02:08
drshujisato
17/07/23のC,Kさんへ  Re: 佐藤先生への予約を入れました

しびれが強くなっているそうですが、検査をしなければ何が原因か推測困難です。
受診された時に原因を詳しく検討致しましょう。

FROM SHUJI SATO
2017.07.23 23:09
C、K
佐藤先生の「腰椎手術は怖くない」の著書を購入することが出来 何度も読み返したりしています。    9月12日に佐藤先生への予約を入れる事が出来ました。佐藤先生の本を読んだ事で 勇気が沸き また一歩と足を踏み出すことが出来ました。   7月10日にペイン外来時に レントゲン
撮ってもらいました。以前同様L/4に滑りがあり悪くもなっていないとの事でしたが  私の痛みや痺れが前にも増してかなり強さを増し 腰痛の頻度も多くなっています。ジクロフェナクトリウム50mgも1日二回は使用しないと過ごせず 佐藤先生が懸念していた事が起きてない様祈る日々で予約の日を待っています。出来ることなら、固定術はもう2度としたくないが本音であります。沖縄で腰痛患者や整形外科へ訪れる患者が溢れる程多く居たので私も信頼し手術を受ける事にしました。結果 L/5 S/1への固定術がうまくいかず最悪な結果となり私の人生や生き方が全てが変わってしまいました。 佐藤先生にすがる想いで 一昨年金沢へ 飛行機、タクシーでの移動はとても大変でしたが先生の手術を受けてからの
私は 最初の手術でL/5神経を傷つけられてしまったので神経根症状が高度なほど残されてしまいましたが痛みや痺れがありながらも自分の足で歩ける、時には家事仕事が出来るまでになっていました。     今は痺れの度合いがあまりにも強すぎて 座骨神経痛も酷くなり 佐藤先生に今回もまたすがる想いで金沢への予約を入れてます。何卒宜しくお願い致します。
2017.07.23 01:20
drshujisato
17/07/17のyoshikoさんへ   Re: 腰部脊柱管狭窄症の固定術後の悪化

固定術後に下肢の症状が改善せず、むしろ悪化したということは神経根に何か問題が起こったと考えるべきです。
どのような問題かは、与えられた情報からは判断困難です。
セカンドオピニオンを求められたらよいと思いますよ。
現状では改善の方向に向かう可能性は低いのではないかと思われます。
私の経験では、神経根除圧が適切であるなら、固定術で根症状が悪化することはないことをお伝えしておきます。

from SHUJI SATO



2017.07.20 23:25
yoshiko
はじめまして。
腰部脊柱管狭窄症で固定術の手術から2週間もの間、激痛に苦しむ父。
いろいろ調べているうちにこのサイトにたどり着きました。
「腰椎手術はこわくない」を読みました。
とても読みやすく、
腰椎の複雑な痛みの関係もわかりやすかったです。

父の年齢67歳。身長182センチ。体重73キロ。
体を鍛えるのが趣味のような父でした。

2015年7月
バーベルをあげて腰を痛めA病院を受診。湿布と内服薬で改善せず、

2015年11月
紹介状を持ちB病院へ。湿布と内服薬に加え、ブロック注射5回。
(4,5,6番のうちのどの腰椎がいけないのか?)
改善せず、強い痛みにより睡眠障害。左臀部から左の太もも、左ふくらはぎの
強い痛みで座ることもままならず、食事は立って摂る状態。
手術も視野に入れる。手術をするなら、娘である私の近くでと
近くに引っ越してきました。
2017年1月
レントゲンやMRIのCDと紹介状を持ちC病院へ。
手術は半年先になるとのこと、湿布と内服薬を処方される。
とにかく常に、痛みがあり、睡眠もままならない状態の中、
手術を待ちわび、痛みから解放されることを願い、良くなったら、みんなで食卓を囲んで食事できるね。
旅行もしたい。私の近くに引っ越してきて安心したのか痛みが和らいだ気がするといってくれ、嬉しかった。
ほぼ毎日、3~40分の散歩。15分おきに休憩をはさみながら、散歩の途中で私の家に寄る。
一番楽な姿勢は、和式のトイレにしゃがむ感じのヤンキー座りです。
買い物くらいしか楽しみがないと言いつつ、母の運転で、近くのホームセンターでドーナツを買ってきては、
私の家に届けがてら、顔を見にくる。(ずっと、離れたところで暮らしていたから)
ホームセンターに行くたび花や野菜の苗を買って、小さな庭はお花や野菜でいっぱいになっていきました。

2017年7月
固定術
骨密度平均より上。持病も無し。
5番6番(腰椎が1本多いとのこと)の間の神経根の圧迫をとり、
自分の骨を移植して、ねじ4本で固定。
麻酔を含め約3~4時間の手術でした。
手術室から出てきたとき、父は顔をゆがめてすごく痛がっていて、不安でしたが、
出血も少なく、先生が良い患者さんでしたと。筋肉がしっかりしていたけど、
体鍛えてた?と、傷口はテープにしましたと。

術後すぐの家族の説明では、2日めからリハビリを始められ、
2週間後には退院のはずが、手術後から激痛(手術前に痛かった左臀部、左太もも、
左ふくらはぎがそのまま痛い)が二週間も続いています。
リハビリどころではないのです。1日に内服薬7錠、座薬鎮静剤2回、
点滴の痛みどめ2回。
相変わらず、座ることもできず、食事も立ってして、痛いので掻き込むように食べます。
執刀に立ち会った先生に、あまりの痛さに「痛すぎて、精神がおかしくなりそうだ。
車いすになって良いから、痛みの神経を切ってくれ」とまで言ったのです。
一体、父の体で何が起きているのか?

2日めか3日め、執刀に立ち会った若い先生が回診に来て、神経を痛めて2年近くにもなる。
ずっと潰れていた神経が戻ろうとしている痛みだと説明してくれたそうです。
ただそれが、回復するのにどのくらいかかるか不明。1年ほどかかるか~?ともおっしゃった
そうです。それを聞いた父は、神経が戻ろうとしている痛みなら、頑張れると
思っていたところ、その夜、痛がる父の回診に来た執刀した先生は、手術で神経根の圧迫はとれている。
神経根が戻るのを確認したから、眠れないともたないから、点滴の痛み止めを夜中に1回追加し、
様子をみましょうとのことでした。
あれ?執刀に立ち会った若い先生と、執刀医の話が
噛み合ってない違和感。
術後のレントゲンの確認もして、執刀医が手術に問題は無い。と言うのならばと、父は痛みをこらえて、
リハビリを頑張っています。
父は、頑張ろうと言う強い気持と不安で弱い気持が入り乱れている状態です。

素人の私が診断できるはずもないのですが、
手術前の説明の時のレントゲンは4番5番6番の腰椎が右左右と「だるまおとしの積み木」のように
歪んでいたのですが、5番6番のみ固定で、4番に負担がかかっていたりとかしているのではないか?
もっと他に真の痛みの原因があるのでは?
筋肉が硬くなって傷むのか?リハビリにより改善するのか?
リハビリした方がいいのか?リハビリで悪化しないか?
鎮静剤漬けで脳神経は大丈夫か?

 B病院の先生もよくしてくれ、また、C病院の先生も、とてもよくしてくれてると思います。


回復に向かうように、頑張ろう。
明日、疑問や不安はちゃんと先生に伝えて、みんなで前向きに、これからの最善を確認しよう。
と励ましあったところです。
父は、最悪、手術前の状態(朝晩痛み止めを飲み、痛くて眠れないときには、睡眠薬を飲み、毎日
湿布を貼って、近くで買い物、花壇に水をやり、少し散歩ができれば)でもいいから、とにかく、
激痛をなんとかしてほしいと。

でも、それでは、何のために手術をしたのかわかりません。
運動したいとは言いません。
せめて、座って食事がしたい。散歩も休み休みでなく、笑顔で楽しく散歩が出くるようになれば
それだけで十分なんです。

長々と、すみません。
佐藤先生、
資料も無く、私の話だけでは何とも回答しかねるかとも思いますが、
佐藤先生はどのように思われますでしょうか?

  お返事、お待ちしております。





                                         2017.7.16
                                          yoshiko

2017.07.17 02:26
腰痛なんちゃん
毎回、ご丁寧な回答をありがとうございました。
大変参考になりました。
かかっている病院は名のある大学病院ですので、ぜひとも低侵襲手術をお願いしようと思っています。
先生もお身体を大切にして、これからも腰痛難民のために頑張っていただきたいと思っています。
本当にありがとうございました。
2017.07.05 17:57
drshujisato
17/06/30の腰痛なんちゃんへ  Re: 毎回ありがとうございます

椎間孔狭窄症に対する一般的な手術法は、椎間関節を削除して神経根を除圧し、固定術を行います。
これが一般的です。すべりがなくても椎間孔狭窄症の場合には固定術が行われます。その理由は、神経根を除圧するために椎間関節を削除するため、術後の腰椎の不安定性やすべりなどの発生を防止するためです。この場合にも、通常の大きな切開法によるものと低侵襲法がありますので、一応希望を伝えられたら良いですが、多くの外科医は低侵襲手術法に対応できていないというのが現状です。私は椎間孔狭窄症では、固定術は行わず椎間孔を拡大して神経根の除圧のみ行います。しかし、私のような方法は例外的なものですので限られた施設でしか行われておりません。
以上、参考になれば幸いです。

from SHUJI SATO
2017.07.04 22:49
腰痛なんちゃん
いつもありがとうございます。
改めて説明用の画像コピーを見ましたら、L5/S1左側の椎間孔狭窄症でした。前回、ここの固定のみのように表現してしまいましたが、ここの骨を削って除圧し、さらに固定をするとのことでした。ただ、滑りがあるという説明はありませんでした。滑りがなくても、固定はすべきなのでしょうか?
また、こちらで執刀してもらう場合には、低侵襲でしてくれとお願いしてもいいものなのでしょうか?それとも、任せるのがいいのでしょうか?
今のままでは、孫を抱っこするのもきつく、今回で、ぜひ腰痛からおさらばしたいと思っています。
毎回ご回答をいただきありがとうございます。
2017.06.30 08:03
drshujisato
17/06/29の腰痛なんちゃんさんへ  Re: 入院診断を受けました

L4/5で固定術が行われており、その下、すなわち固定隣接椎間であるL5/S1に椎間孔狭窄症が発生したのであれば、
私はMD法で椎間孔内で神経根除圧術のみ行います。もし、L5/S1にすべり症も伴っているのであれば、固定術が必要になることがあります。
あなたの主治医は椎間孔狭窄症ということで固定術を選択されたのでしょう。
それが一般的な手術法です。私のMD法による除圧のみは例外的な方法であると断っておきます。

FROM SHUJI SATO
2017.06.29 23:52
腰痛なんちゃん
またまた、失礼します。
6月26日にO大学病院に入院し、腰椎の造影剤検査及び神経根ブロックを受けました。
とにかく左側の腰が激痛である旨を訴えたところ、検査の結果、先生と同じ診立ての腰椎椎間孔狭窄症と診断されました。また、L4とL5を固定しているため、その下のL5とS1にさらに固定が必要と言われました。手術方法は顕微鏡とか内視鏡を使うものではないと言われています。低侵襲手術は時と場合により、その症状とか場所によって使い分けているとのことでした。
思いもよらず、先生と同じ診断でしたのでもう一回ここの病院でお世話になろうと思うようになりました。
次回7月24日の診察で、詳細を聞き、色々決めようと思っています。
先生のところではMD法でほとんどの手術をされているようですが、私のような場合にでも低侵襲手術ができるのでしょうか?それとも、担当医の言う通りにすればいいのでしょうか?前回がナビゲーションシステムを使った最先端の内視鏡手術を受けたので、心配しています。
今回の手術で腰痛が治ればいいのですが。治らなければまた相談させていただきたいと思います。
原因不明の9割の中には入りたくないと思っています。
2017.06.29 19:50
drshujisato
17/06/13のりこさんへ

具体的な情報がないので答えようがありませんが、
受診できるのであれば、検討致しましょう。
受診の際には当院秘書課で受診予約をお取り下さい。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2017.06.14 23:10
りこ
母は今まで3回腰の手術をしており、一回目の手術が失敗して癒着して、二回目また手術して、三回目骨盤の骨を移植して手術をしたのですが、年々痛みがひどくなり、何箇所も整形外科を受診しても骨が歪んでるし狭窄もあるけどどないもならんからコルセットと痛み止めでということしかいわれず落ち込んでいます。
なんとか助けてあげたいのですが、お力をかしてもらえませんか?
2017.06.13 20:03
drshujisato
17/06/08のC.Kさんへ    Re: 佐藤先生夜分にすみません

C.Kさん、失礼しました。そしてハッピーさんにもご迷惑をおかけし済みませんでした。
前回の回答をここにコピーしました。そして、新たな質問については固定の状態を確認する必要がありますので
カルテを見た上で後日返事致します。


前回の回答のコピーです。
> 私の記憶では、固定術が行われたL5/S1の一つ上のL4/5にすべり症があったように思います。
> 固定術が行われたところで更に症状が悪化することは考えにくいので、もしかしてL4/5が悪くなっているのではと
> 懸念しています。お姉さんが脳幹出血に倒れられたとのことですが、誠にお気の毒です。
> 一日も早く回復されるとよいですね。
> レントゲンでは詳しくはわかりませんので、受診を検討して下さい。
> それではお大事に。
>
> FROM SHUJI SATO
2017.06.11 22:40
C、K
   佐藤先生からの返事(ハッピーさんへ)とありましたが  私C、Kのことでしょうか? やはり固定術部ではなくあらたな場所にもしかして…ということみたいなので姉の容体が落ち着き次第 佐藤先生への予約を入れます。(金沢で私が手術を受けた際、ずーっと付き添ってくれた姉です)………。 佐藤先生の記憶力に感服致しました、たくさんの患者さんを診てきてる中 私の滑りがL/4にもあることを覚えていらっしゃるので本当にありがたく涙が溢れながら 佐藤先生からの返事を読ませて頂きました。本当にありがとうございます。  最後に もう1つ聞きたいことがあります、もしL/4の滑りが原因となれば 固定術になるのでしょうか?  地元で受けたL/5、S/1のボルト固定は取り除きたいのですが ペイン外来の先生によると  その固定のお陰で骨が支えられてるので取る事をすると、その支えがなくなり 良くないと言われ 佐藤先生との意見の食い違いがありました。その事も含めて 教えて頂けると幸いです。
2017.06.11 19:32
drshujisato
17/06/05の腰痛なんちゃんへ  Re: たびたびすみませんRe: たびたびすみません

とにかく正確な原因診断が必要ですね。
私の外来受診も検討されているのでしたら、検討し判断致しましょう。
主治医の判断が正しいのか慎重でなければならない気が致します。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2017.06.11 00:15
C、K
  佐藤先生こんばんは。ご無沙汰しております、C、Kです。佐藤先生の力強いコメントに毎日励まされております。ボルト固定術や腰痛の手術を受けても尚 術後の苦しみ痛みから解放されず 佐藤先生の助けを求める患者さんの絶えないこと 悲痛な叫びが胸を締め付けられます。  私は 最近 以前にも増して 左足の神経症状が酷くなり 一日も早く佐藤先生への予約をと思っていた矢先…… 姉が倒れてしまいそれどころではなくなってしまいました。 腰痛の頻度が多くなり 左足の痺れが外側に沿ってだったのが 膝下より全体が痺れ指先もかなり強く痺れて痛い、足裏全体の知覚異常?座骨神経痛の痛みも右側まで出てきています。コルセットなしでは動けずにいること、横向きで左足を少し上げただけで左足親指が今までにない ピリピリした強い痛みの継続 ボルトがずれて少しの動きで神経に当たってしまってるのか、  除圧術をしなければいけない状態なのか 急を要するに状態にあるのか教えて頂けないでしょうか  6/4姉が倒れ(脳幹出血) 集中治療室にて手当てを受けています。  姉の状態をみて佐藤先生への予約を検討しております。  私は光と陰の中に例えられたら まさに陰の中に置かれたという佐藤先生のお言葉に 逆に懸命に闘って負けないでいてという佐藤先生のありがたいお言葉をもらえたような気がしました。本当にありがとうございます。   佐藤先生 お忙しくご無理を承知で大変失礼ではありますが  私が今ペイン外来で撮ったレントゲン等を送って画像判断(一月に折れた腰部へのカテーテル先端)をお願いすることは可能でしょうか?勝手を申しましてすみません。お忙しいので断られる事も承知しております。私は手術するなら佐藤先生しか信頼できないです。 私は地元で手術を受け結果 最悪な状態になり対応にも不信感を抱き 手術を担当した主治医から離れました。 身勝手な患者なのかも知れませんが 医師や病院は本当に慎重に選ぶべきだと何度かこのブログでも書かさせて頂きました。  佐藤先生の方のような医師が少ない事に腰痛疾患で苦しみもがく私達にとって 非常に悔しく思います。                 佐藤先生 前後してしまいましたが お体の方は安定していらっしゃいますか いつもその事が気がかりでいます。心から佐藤先生のお体の事を祈っております。ブログへ訪ねられたこと 佐藤先生との出会いにいつも感謝しております。ありがとうございました。今後も引き続きよろしくお願い致します。
2017.06.08 00:06
腰痛なんちゃん
何度もすみません。
あまりの腰痛で、8月の診察を今日に変更していただきO大学病院の診察を受けました。
レントゲンを撮って、診察を受けましたが、術後のMRとかを見て、脊柱管狭窄症はきちんと治っており、腰痛は神経とは全く関係ないと言われました。腰痛の9割は原因不明で、私の場合もそれに含まれるとのことでした。
一応、L5とS1の椎間板が少しだけ悪いらしく、今月末にミエロをすることになりました。
あと、私に対する治療はここを固定してみるだけらしいです。どの脊椎外科医でも同じ判断をするとのことです。ここを固定するとお尻が拭きにくい、足の爪が切りにくいなどの症状が必ず出るとのことです。若いから勧めないと言われたので、検査だけ受けて固定は断るつもりです。
たぶんこれ以上、この病院での診察や治療は無理で、近くの開業医へ転院させられる気がしています。
もしそうなったら、一度先生の診察を受けたいと思います。それで同じ結果なら、治療は諦めてトラムセットの投薬で我慢しようと決心しました。
痛みは数値に表れないし、経験しないとわからないと思いますので、診察も難しいことと思います。なんとも寂しい限りだと思っています。
もし先生の診察を受ける場合には、病院に問い合わせをしたいと思います。岡山から列車を乗り継いで行きます。その時はよろしくお願いいたします。何度もコメントして、申し訳ありませんでした。失礼します。
2017.06.05 22:27
腰痛なんちゃん
わざわざ返事をしていただきありがとうございました。私の腰痛が単純でないことが、よくわかりました。こちらでの診察が、8月だったのを今月に代えていただいていますので、もう一度私の症状を訴えてみようと思います。それで悪いところがないと言われたら、転勤した執刀医を訪ねるか、先生の診断を受けたいと思います。今は数年前から処方されているトラムセットを1日4回8錠飲んで、なんとか我慢しています。自分で言うのもなんですが、精神的なものではないとは思っています。
私は、岡山県岡山市居住ですのでどうなるかわかりませんが、もしそちらでお世話になる場合には、よろしくお願いします。
余談ですが、岡山県と石川県は、戦国時代豊臣五大老の一人宇喜多秀家が同じく前田利家の娘を娶っていることから、何か近いものを感じます。
2017.06.02 04:33
drshujisato
17/05/30の腰痛なんちゃんさんへ   Re: 手術をしましたが腰痛が治りません

ブログ上で判断することの困難な腰痛と思われます。
最も近い原因は腰椎椎間孔狭窄と思われますが、しかし、合点のいかない点もあります。
既に手術などの治療を受けられていますので、なおさら判断が難しくなります。
私の外来受診を検討されているようですので、受診されましたらしっかりと診断させて頂きます。
それではお大事に。

from SHUJI SAO
2017.06.02 00:03
腰痛なんちゃん
はじめまして。ひどい腰痛で悩んでいる54歳、男性です。
私の話を聞いていただきたく、このコメント欄を利用させていただいています。
平成22年頃から、
じっと座っていられない腰痛
腰痛が強く、立ったり座ったりの動作がきつい
背筋を伸ばすことができない
痛いときは、夜寝れない、眼が覚める
しかし、間欠性跛行は全くなく歩ける
で、自分で探したり医師に紹介された整形外科やペインクリニックを転々としました。病名は腰部脊柱管狭窄症等でしたが、どの医師にもたいしたことはないと言われ、ブロック注射と投薬のみでした。ある医師には、注射も薬も効かないのなら鬱病と言われました。
平成25年からは、日本でもトップクラスの大学病院ペインセンターで各種ブロック注射を受けていました。(入院が必要な高周波熱凝固ブロックも試しました)
ブロック注射も限界となり、身体に刺激装置等を埋め込む脊髄刺激療法も受けました。
しかし、これも効果なく同病院の整形外科を紹介されました。すると、初診で骨がずれてグラグラしているので早めの手術を勧めますと言われました。
ここでの手術は、間接除圧であるが、9割の人に効果がある、効果がない場合は再手術で除圧する必要があるとのことでした。
平成28年2月に、刺激装置抜去、最先端のL4L5の前方後方同時固定術OLIF手術を受けました。
術後すぐに背筋を伸ばして歩くことが出来るようになりましたが、腰痛の改善はありませんでした。その症状を訴えましたが、執刀医は「人間の脳は優秀で、昔の痛みを覚えている。足を切断した人でも指先が痛いと訴える」とのことでした。
執刀医はすぐに転勤し、他の病院から転勤してきた医師が担当となり、今日に至っています。
去年の暮れに受診した時に、治らない左側の強い腰痛について訴えるとMR画像を見て「神経が圧迫されているところがあるのでこれを削れば良くなると思う。ついでに固定している金具も外します。歯医者が虫歯を削るくらいの簡単な手術です。死ぬまで痛みで苦しむことはありませんから安心して下さい。」と言われ、光が見えた気がしました。
しかし、本年3月に受診すると、「もうすることがないから次は半年後に来てください」と言われたので、「前回、骨を削る手術をすると言われた」と聞き返すと、「足が痛くないなら手術はしません」との返事でした。私は、「人生54年で足が痛いと訴えたことは一度もない」と言うも「足が痛いと言ってた」と言い張り一歩も引かなかったので、めんどくさくなりそれ以上訴えるのはやめました。
今までの経験経緯から、整形外科医に対する不信感が強く、今回のことでますます強くなっています。身体を触らず画像しか見ないことに対しても不思議に思います。
現在の症状は次の通りです。
とにかく強い腰痛。特に左側。
間欠性跛行は全くない。
椅子に座ると腰痛が激痛になる。
仰向けに寝ると腰痛が強くなる。
座ったり立ったりする時に、左足親指まで痺れがある。
です。
このような腰痛は治る可能性があるでしょうか。
本は購入して読みました。いつか、先生の診断を受けたいとも思っています。
2017.05.30 20:33
drshujisato
17/05/10の腰椎狭窄症患者の娘さんへ

手術は無事済み、症状は改善しているでしょうか。
前後してしまいますが、術前に症状のなかった左に激痛が起こった原因として考えられることは
すべりを矯正した時に神経根に圧迫が発生したことが疑われます。
これは、矯正する前に神経根をしっかりと除圧しておけば避けられる合併症です。
固定術では、起こり易い合併症の一つです。
再手術後の経過を教えて頂ければ幸いです。

FROM SHUJI SATO
2017.05.11 00:10
腰椎狭窄症患者の娘
今日、再手術するにあたり、心強いコメントありがとうございます。
CTの結果からS1のボルトが神経に当たっているので、ボルトの角度を変える。
しかし、術前に症状の無かった左脚の痺れや痛みが増してきている事は、S1のボルトが原因とは考えられない。
原因は、不明との事。
今の症状を取るには、左側の圧迫している骨棘を切除してかいほうする処置も追加してボルトをはめ直す事になりました。
ただ、それで症状が良くなるかわからないとの事で不安が残ったままの手術となりました。
日に日に、左脚の症状が悪くなりっているので、急いでの手術する必要があるらしいです。

順番が逆になってしまいましたが、
先生の本を読ませていただき勉強してみようと思います。
2017.05.10 05:52
drshujisato
17/05/08の腰椎狭窄症患者の娘さんへ

「術後寝たきりになったり、再手術で良くならない人が普通」とは驚きです。
そのような結果になるなら、手術はやるべきではありません。
私の本「腰椎手術はこわくない」に書きましたが、私は手術でよくなって当たり前と思っていますし、
実際に良くなっていますので、あなたが見聞きしていることばかりでないとご理解ください。
そのような手術結果をだしているから、手術はいつまでたっても信頼がえられないのであろうと思います。
誠に残念なことです。

FROM SHUJI SATO
2017.05.10 00:05
腰椎狭窄症患者の娘
面識も無いのに、詳しい説明ありがとうございます。

今回の手術で母(82歳)は、3日間痛みがひどく痛み止めで苦しんだらしく、再度手術と言う事と、術前よりひどくなり、術前は、杖を付いて5分ぐらいは我慢しながら歩けたらしいですが、今は食事の時間とトイレ以外は車いすに座るのもきついようで、ベットに横になってうずくまっています。

知り合いの整形外科の看護師さんの話として、
手術して寝たきりになる人や再手術しても良くならない患者さんがいっぱいいる。との事らしく、

母に再手術を進めるべきなのか、迷っています。

手術中に神経にあたってないかの、確認は難しい事なのでしょうか?

どうか、ご教示お願いいたします。


2017.05.08 09:59
drshujisato
17/05/03の腰椎狭窄症患者の娘さんへ   Re: 再手術の判断について

腰椎固定術では、ボルトは完全に骨の中を通るように挿入しますが、その本来の軌道から外れてボルトの先端部分が骨の
外に出てしまうことが起こります。もし、ボルトの先端部が脊柱管内や椎間孔内に侵入するとそこを通る神経根や馬尾神経を
障害することがあります。その程度は様々ですが、もし神経障害が起こるなら原則としてはボルトの入れ直しが必要になります。
その確認にはCTが良いと思いますが、もちろんMRIでも可能です。レントゲン撮影でも確実ではありませんが、それを疑うことはできるように思います。患者の訴えとは、ボルトが神経を障害すると、下肢に痛みやしびれが発現しますので、症状からも疑うことは可能です。
以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2017.05.05 00:48
腰椎狭窄症患者の娘
一週間前、L3からS2までボルトを固定する手術をしました。訴えていた右脚の痺れはとれましたが、左脚に痺れが出現してしまいました。
主治医からS1の左側が神経に当たってるらしいので、再手術して左側の連結しているボルトを神経があったているS1を少しずらすと良くなるとの事でした。1時間ぐらいで終わるとの事でした。
主治医の判断は、母の訴えから判断されたようです。連休に入るので、来週にMRIの空きがあるとき検査して最終判断をするとの事でした。
ただ、MRIでは、わからない事が多いので、患者の訴えが一番の判断材料だとの事でした。

先生のご意見をお聞かせ下さいませんか?



2017.05.03 06:26
drshujisato
17/04/28のRAMさんへ   Re: 腰椎分離すべり症

 L5/S1の分離すべり症による椎間孔狭窄による両側のL5神経根症状であろうと思われます。
あなたの年齢と症状の進行状態から、手術が必要な状態にあります。
ブロックはあくまでも対症療法であって、根本を直すわけではありません。
このままでは生活の質がより損なわれていくと思いますよ。
腰椎分離すべり症も最小侵襲固定術によって良好な改善が期待できます。
詳しくは私の本「腰椎手術はこわくない」に書かれていますので、参考にしてください。
神経障害が進んでからでは、症状の改善が不良になりますのでご注意ください。

FROM SHUJI SATO
2017.04.30 00:26
RAM
佐藤先生、はじめまして。
55歳女性です。
今年3月中旬より、腰の痛みがあり、整形外科での検査の結果、第5腰椎分離すべり症、と説明を受け今治療中です。2年前にも痛みがあり同じ病院でその事は、検査で判明していましたが、その時は、痛み止め飲み薬とシップで、おさまりました。
今回再発してから、最初は、軽い腰の痛みでしたが、この一カ月で急激に状態が日に日に悪くなって行きました。主治医の説明では、すべり具合も、通常よりあり、1、2、3段階だと、2のレベルだそうです。そして、それに加えて私の場合、第5関節?だったと思いますが、椎間板間がすり減ってない状態という事です。

今は、トラムセットという痛み止めを飲みながら、コルセットを着けて、それでも、家の中を動くのがやっとの状態です。長く歩く事はできませんし、起き上がりも大変で、前にかがむ動作も全くできません。痛み止めを飲んでも、動作を変える時には、痛みが走ります。薬が切れる頃には、足をちょっと上げただけでも痛みが走り、動けなくなります。
左側の腰が痛いのですが、右足の膝から下がしびれていて、両足の外側にヒリヒリ感が若干あり、下半身が全体的になまりが付いてるように重いです。もともと頻尿ではありましたが、夜中に起きる、などさらに症状が出ている感じはします。
主治医は、なるべく手術はせず、最後の手段で取っておいた方が良い、との説明です。痛み止めトラムセットで、過ごしています。これも飲み続けても大丈夫なのだろうか?という不安もあります。
このように、身体が自由が効かず、痛み止めを飲んでも、外を歩けない、では、この先どうしたものか、と悩んでいます。
ブロック注射も、最初は、仙骨ブロックをうちましたが(それは1日ぐらいは効きました)色々な箇所に打って試す事により、痛みの発症源を突き止める、実験的なものを試しています。(そうしないと、どこが原因かわからないと、手術もできないように説明を受けました)
最初は、神経ブロック、そして、分離している骨への、分離ブロックを打ったのですが、どちらも効き目はありませんでした。
そして、今度は、椎間関節ブロックを打つ、(椎間板への注射)との事なのですが、こちらは、麻酔科医の先生からも、難しい注射である、と説明を受けました。
後遺症も残る場合も、稀にある、との説明を受けたので、若干恐ろしさも感じています。もしも、希望しないならば、受けなくても良い、と、ドクターからのお話でした。
それで、ご質問ご相談なのですが、この椎間関節ブロック注射は、打っても大丈夫なものなのでしょうか?
それから、もしもこの注射を受けたとして、この椎間関節ブロック注射に効き目があったとして多少痛みがひいたとしたら、この部分が原因であることがわかり、今後の治療や手術の方向性がわかるのでしょうが、このブロック注射に効果が、ない場合、どこが原因が特定できないので、私は、いつまでたっても、手術が受けられない、ということになるのでしょうか?
又、痛み止めのお薬もずっと飲み続けて大丈夫なのでしょうか?
私としては、手術をしてでも、この痛みがなくなり、今より自由に動けるようになりたい、と思っています。
佐藤先生のブログにたどりつき、拝見しているうちに、先生にぜひアドバイスをいただきたいな、と思いまして、勝手ながら、メッセージさせていただきました。
何卒よろしくお願いお願いいたします。
2017.04.28 15:29
drshujisato
16/04/22のねこさんへ   Re: はじめまして、

誠に残念な結果であり、医師による術後の対応に疑問を感じます。
椎間板ヘルニアの術後経過としては明らかに問題があります。
しっかりと原因を診断できる医師を探すしかないと思いますよ。
必ず周囲にいると思いますので諦めず医療機関を当たって下さい。
もし、周囲に適当な医師が見つからないのであれば、
私の外来を受診していただいても宜しいですよ。
ご検討ください。
繰り返しますが、諦めないことです。ヘルニアなら良く出来るはずですので。

FROM SHUJI SATO
2017.04.23 23:22
ねこさん
昨年9月に、腰椎椎間板ヘルニアの手術をしました。
退院後、腰の痛みは良くなったり悪くなったり繰り返し、4月に両足に痺れが広がっりました。
現在は、腰の骨の痛みに両足の痺れに悩まされており、二時間程しか立って居られないので、働く事もできません。

主治医に予約を入れましたが、1か月後とあり、リハビリで通っている整形外科で、見てもらうと、MRIは異常はないようで、もう治らないとの事。

先生の話では、手術をして、感覚症状は治せないので、折り合いをつけて生活するしかないとの事です。

ネットで色々と調べて、ペインクリニックの診察を薦められましたが、そこで治ったと言う声が、少ないです。
ペインクリニックは対処療法にしかならず、分からないみたいです。

やはり、もう治らないのでしようか?
出来れば手術したくありません。

精神的にも肉体的にも、経済的にも疲れてしまいました。

私はどうすれば良いのでしょうか?
2017.04.22 20:26

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