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著者 柴田美智子ー脳神経外科の脊椎手術「首と腰の狭窄症手術体験記」が出版される。

.12 2017 腰部脊柱管狭窄症 comment(3) trackback(0)
首と腰の狭窄症手術体験記

頚椎と腰椎の狭窄症手術を受けられ、active lifeを取り戻された柴田美智子さんの体験記が出版されました。
本書では、一患者さんが不安や葛藤を乗り越えて、どのように手術治療に至ったか、そのプロセスが詳述されています。
柴田さんはご自身の体験と手術治療に関する多くの学習・情報収集から、著書の中で手術成功には三つの秘訣があると述べています。その一つはよい医療との出会い、二つ目は手術の時期、三つ目はリハビリ。脊椎手術を専門にする私も全く同感です。
また、私の拙書「腰椎手術はこわくない」から幾つかの文章が引用されており、大変光栄に思います。
本書はこれから頚椎や腰椎の手術を受けられる患者さんにとって大変参考になるほか、脊椎手術を専門にする医師にとっても
患者心理を知り、適切なインフォームドコンセントと手術治療を行うために極めて有用と思います。
                                                     「脊椎外科医の戦場」佐藤 秀次
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en (52歳女性札幌)
先生、アドバイス本当に有難うございました。
主治医とよく相談して、慎重に判断します。
先生のブログと本のおかげで、とても勉強になっております。
又 医療相談室で悩みや疑問を聞いて下さり、感謝しています。
お忙しい中、ありがとうございました。
2017.12.19 22:26
drshujisato
17/12/15 en 52歳女性(札幌)さんへ

お久しぶりです。質問に回答します。
L3/4の狭窄症とL4/5のすべり症+狭窄症で、除圧固定術が検討されているのですね。
10cm位の切開ということは、手術侵襲の大きな一般的な固定術ですね。
一般の除圧術は低侵襲に行っている医師でも固定術は通常の侵襲性の高い方法で行っていることが
多いです。すべてを低侵襲に行うことが理想と私は考えています。
しかし、そのような医師は全体からみて少ないのが現状です。
注意して欲しいのは、すべり症は常に固定術が必要というわけではないことです。
腰椎の状態によっては、すべりがあっても固定術は不要です。
このあたりのことを慎重に判断することが必要です。
これはあくまでも一般論として理解してください。
最終的には主治医とよく相談されて判断されることをお勧めします。
それではお大事に。

from SHUJI SATO


2017.12.18 23:47
en 52歳 女性 札幌
17/07/23にアドバイス頂いたen (52歳女性札幌)です。
先日は本当に有難うございました。先生に又、相談させて頂きたいのですが・・
現在、脳神経外科病院へ通院し、以前から診断されたL4/5の腰椎すべり症と脊柱管狭窄症の他にL3/4も狭窄症といわれ L4/5の脊柱管は通常の半分でした。
現在の症状は、薬のおかげで、間欠性跛行はあまり感じませんが、左足のふくらはぎから足裏親指と人差し指の間のしびれとふくらはぎ外側の痛み、右足ふくらはぎ内側が重苦しく新たに尾骶骨が痛く、乗り物に座り揺れると辛いです。
薬はカロナール200・オパルモン・新たにリリカ25㎎が増え、薬が切れると痛みとしびれが出るので、手術を勧められました。
L3/4 L4/5の除圧と固定術をすると言われましたが、傷口は10㎝と言われました。先生のアドバイスを頂き、低侵襲の病院にいったのですが、除圧する箇所が2個所と固定術があると、その位の傷口になるのでしょうか?
又、尾骶骨の痛みも改善されるのでしょか?
先生の本や先日のブログからも本当に良い医療との出会いは、大切だなあと思います。今通院している先生は、話を聞いて下さり、検査の資料・画像のコピーもすべて下さり説明して下さいますが、固定術の件で慎重になってしまって、ご相談させて頂きました。
お忙しい中、申し訳ありません。宜しくお願い致します。
2017.12.15 21:31

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