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相談室:椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などで悩んでいる方の相談を引き受けます 5

.17 2018 脊椎疾患 comment(281) trackback(0)
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などの症状や治療などで悩んでいる方が全国に非常に多いことを知るにつれ、私で役立つ事があるのなら相談に乗ってあげたいと思うようになりました。

 情報が氾濫する中で、何を信じれば良いのか解らない方も多いと思います。誤った情報に動かされ、無駄な時間とお金を使わないで済むよう、力になりたいと思います。

 できるだけ、担当医からの説明で理解できない部分の補足説明とか治療方針上の悩みとか治療効果が上がらない不安などへコメントしたいと思います。

訴訟や紛争に関係するような事例への相談やコメントはいたしません。そのような事例に意見を述べるには、私がブログ上で得られる情報は余りに少なく、偏りがあるからです。私の真意を理解していただき、気軽な相談くらいに受けとめてください。

私も常に正しいわけではありませんので、断言することは余程のことでなければ致しません。相談者の判断を助ける役に徹したいと思います。従いまして、私のコメントに対する責任も負えませんのでご了承ください。さらに、専門医や医療機関への紹介や仲介はいたしませんので、これもご了解ください。

勿論、無料ですので気軽にブログ上で質問してください。返事は直ぐに出来ないことが多いと思いますが、夜遅くなっても、できるだけその日のうちに回答したいと思います。まじめな質問には必ず返事します。不適切と判断される内容には応答しませんので悪しからず。
質問には年齢と性は必ず書いて下さい。判断する上で大事になりますので。


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drshujisato
質問: 母のことで相談します。母は現在78歳です。
> 現在の主症状は、腰の痛み、背中の痛み、足先のしびれ、手のしびれです。5日前、近所の外科にかかったところ「すべり症」と診断されました。腰の痛みは6年前からかがむと痛くなることから始まり、現在は起床時が最も痛みが強く、起き上がれないほどでした。手足のしびれは、1ヶ月ほど前からです。手術も覚悟はしていますが、専門医にかかった方が良いと思います。現在住まいは埼玉県なので、専門医を探すつもりですが、一番お聞きしたいことは、手術後も痛みが残る方が多いと聞いています。先生のご経験で、手術後の痛みの残る方は多かったでしょうか?

回答:
 まず初めにすべり症について簡単に説明しましょう。腰椎すべり症では椎間板の膨隆が起こります。前屈みになるとすべりと椎間板の膨隆が強くなるために腰痛が発現します。お母様はこの腰痛を長く繰り返してきたのです。さらに現在、足がしびれるのはすべり症に脊柱管狭窄症を合併したためです。脊柱管狭窄症が進むと、姿勢は常に前屈みになり、立位姿勢保持や歩行に障害が発現するようになります。現在の症状からは、手術が必要な段階に既に入っていると推測されます。脊柱管狭窄症を伴うすべり症の手術は、神経の圧迫を除去してボルトなどを用いてすべリ部の固定を行うのが一般的です。しかし、あなたのお母様の年齢からは、脊柱管狭窄症に対する神経除圧術のみで、すべり症に対する固定術は不要な可能性があります。最終的に、どのような手術法が必要かは、腰椎の精密検査が必要です。ご質問の手術で痛みが解消するかですが、私の経験からは、痛みは消失し、生活の質が回復する患者さんが圧倒的に多いです。しかし、注意して欲しいことは、神経障害が進んでしまってからの手術では、神経障害性疼痛が後遺症として残る危険性が増しますので悪い状態を長く放置しないことです。
以上、参考になれば幸いです。
                                                 佐藤秀次
2022.09.01 22:07
松岡由美子
母のことで相談します。母は現在78歳です。
現在の主症状は、腰の痛み、背中の痛み、足先のしびれ、手のしびれです。5日前、近所の外科にかかったところ「すべり症」と診断されました。腰の痛みは6年前からかがむと痛くなることから始まり、現在は起床時が最も痛みが強く、起き上がれないほどでした。手足のしびれは、1ヶ月ほど前からです。手術も覚悟はしていますが、専門医にかかった方が良いと思います。現在住まいは埼玉県なので、専門医を探すつもりですが、一番お聞きしたいことは、手術後も痛みが残る方が多いと聞いています。先生のご経験で、手術後の痛みの残る方は多かったでしょうか?
2022.08.31 22:06
drshujisato
21/10/02のH・Yさんへ

返事が遅くなり失礼しました。
能美市立病院に受診できる状態でないということでので残念です。
手術前後の画像検査が手元にあるのでしたら、能美市立病院脳神経外科の私宛に送って頂けたら、検討して差し上げますよ。
画像は返送しなくてもよいように、コピーを送るようにしてください。
画像を送る際に、術前・術後の症状について、痛みとしびれの部位、座位・立位・歩行による症状の変化などについて書いたものを同封してください。
それではお大事に。
2021.11.13 09:49
H・Y
21/9/24の愛知県在住H・Yです。10月4日に能美市立病院にて先生の診察をお願い致しましたが、現在、左足の腰、鼠径部から足先にかけての痛みしびれ、臀部痛、両足裏の痛みしびれが深刻な状況です。
担当医は「手術は成功している。痛みの原因はあなたの姿勢が悪いから」と言い薬を代えるだけの対応です。
(リリカ、セレコックス、エチゾラムからカロナール、ツートラム、エチゾラムに変更されました)
姿勢が悪いことは自覚していますが、現在の症状をそれだけで片付けられるのは納得できません。
すでに手術前後のレントゲン、MRI画像は担当医から受け取っています。
先生の診察が心のよりどころでしたが、今の私の体の状態では能美市立病院まで行くことは体力的に不可能です。
誠に勝手なお願いではありますが、10月4日の診察は一旦キャンセルして頂けませんでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。なお、能美市立病院には先ほどその旨お伝えいたしました。
2021.10.02 15:18
H M
丁寧な説明、大変有難うございます!

すぐには手術をせず、様子を見ようと思いますが、

佐藤先生のアドバイスに改めて感謝いたします!
2021.09.26 19:45
drshujisato
2021/09/26のHMさんへ

あなたの現在の症状は、L3/4の狭窄症では説明が困難と思いますよ。症状からは、左L5神経根症による症状と思われるので、通常は、左側のL4/5の脊柱管外側部かL5/S1の椎間孔あるいは椎間孔外を疑うべきです。
L5/S1の椎間孔狭窄症は一般に、画像検査では診断が難しく、特にあなたのように既にボルトなどの金属が入っている患者さんでは、金属アーチファクトによって診断は非常に困難になります。
インストルメントを用いた固定術がどれだけ持つかは、一概に言えません。固定術を受けた時点で隣接椎間の椎間板や椎間関節の変性が進んでいた患者さんでは、一年以内に隣接椎間に問題が起こることが希ではないというのが私の経験に基づく知見です。
もちろん5年以上長く安定する患者さんは多いですよ。しかし、固定隣接椎間への負荷・ストレスは大変強いものと私は認識しています。ですので、固定術は可能な限り避けたいと私は考えています。ただし、固定隣接椎間に発生した椎間孔狭窄症の場合には、除圧のみで対応できるか、固定術を行うべきか、腰椎の状態をみて慎重に判断すべきです。
以上参考になれば幸いです。

from SHUJI SATO
2021.09.26 18:39
H M
先日来のアドバイスありがとうございます。

MRIを撮り直し、脳神経外科医でもあるドクターの診断を仰ぎましたが、L5/S1椎間孔狭窄症ではなく、L3/L4の狭窄との判断が出ました。

現症状としては、歩くとまず左脛外側が痛くなり、続いて左臀部そして手術箇所が痛くなり、腰掛けている時も、まず左脛外側がズキンズキンと締め付けられる痛みで、両足裏は指先を中心にいつも痺れています。

手術によってどの程度痛みが和らぐか分かりませんが、痺れ感の解消は難しくいと言われていて、多椎間固定術のデメリットを考えると、痛みに耐えながらも、リハビリに専念した方が良いかな!?とも考え始めました。

L5/S1 椎間孔狭窄症の可能性について、別のドクターに再診断をお願いした方が良いでしょうか?

また、個人差があると思いますが、佐藤先生がチタンを入れて手術をした患者さんの場合、何年位での取り替えが多いのか、教えて頂けたら幸いです。
私の場合、通常5〜6年と言われたのに、1年持ちませんでした。
2021.09.26 13:47
drshujisato
21/09/24のH・Yさんへ  Re: 愛知県在住H・Yです

10月4日、能美市立病院でお待ちしています。移動中、ご注意を。

from SHUJI SATO
2021.09.24 20:26
米本博
2021/9/22にご質問させていただきました、愛知県在住H・Yです。お忙しいところ早速ご回答くださいまして先生には心より感謝申し上げます。いま、わたしは手術後の痛みに心は疲弊し辛い毎日です。
さきほど能美市立病院には10月4日の診察予約をお願い致しました。診察日には手術前後のレントゲン、MRI画像を持参できますよう今回の執刀医にお願いしようと思います。当日はどうかよろしくお願いいたします。
2021.09.24 09:38
drshujisato
2021/09/22 H.Yさんへ Re: ご相談です

回答します。
L4/5とL5/S1の脊柱管内で神経除圧術を行ったが、症状はむしろ悪化傾向にあるのですね。
考えられることは、診断の問題か、手術の問題かですね。
手術の問題とは、診断は正しくても神経の除圧が適切に行われていないかです。一方、診断の問題とは、脊柱管内の問題ではなく、真の原因はL5/S1の椎間孔狭窄症ではないかです。おそらく、後者の可能性が高いのではないかと推測します。なぜなら、手術しても良くならない患者さんには、後者の問題が少なくないからです。
まずは、あなたの症状の原因を正確に診断することが先決です。もし、地元で解決困難なら、能美市立病院を月曜日に受診していただければ、解決できると思います。
ご検討ください。それではお大事に。
FROM SHUJI SATO
2021.09.23 00:09
drshujisato
21/09/19の東利一さんへ  Re: 左足大腿部歩行困難

回答します。

症状が悪化しているのですね。9月27日(月)に能美市立病病院への受診を検討してください。

from SHUJI SATO
2021.09.22 23:57
H・Y
H・Y 愛知県在住、71才の男性です。
2021年8月、脳神経外科で頸椎と腰椎のMRI検査を受け脊柱管狭窄症と診断され手術を受けまし。
手術箇所は腰椎4番と5番、5番と仙骨の除圧でした。
4番と5番に軽いすべりが認められるが固定術は不要とのことでした。
手術は片側侵入両側除圧です。
手術後、臀部痛は解消されておらず、新たに左足裏の土踏まずに違和感出現
手術一週間後に退院しましたが現在の症状はつぎのとおりです。
①左右足裏痛。
②座位での左右臀部痛・ふともも裏痛、左右足先の灼熱感
③座位・立位継続で左腰から鼠径部に痛みと足先にしびれと灼熱感
④立位・座位に関係なく腰痛有り

退院後、臀部にブロック注射(?)を受けましたが効果は二日ほどで終わりました。

先生の著書は何度も何度も読み返しました。ブログを読めば読むほど、先生の医師として、また、人としての誠意を感じます。
長文になり大変申し訳ありません。
お忙しいところ大変恐縮ですが、先生のご意見をお聞かせいただきアドバイスををご教示いただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
2021.09.22 10:26
東利一
能美市民病院でお世話になっております。
9月10日ごろより左足大腿部からの痛みが日々悪くなりました
その間、整形、内科で診察しましたが、やはり神経のせいだと思います、現在日常生活にも支障をきたして居ります。月曜日が休日で残念です
2021.09.19 06:23
drshujisato
21/08/29 HMさんへ

とにかく正確な診断が治療(手術)の大前提です。既にL4/5が固定されている状態において、もしL5/S1の椎間孔狭窄症が現在の症状の原因である場合は、所見次第では除圧のみで対応可能ですが、固定術が必要になることもあります。慎重に判断することが必要です。もし能美市立病院を受診される場合には、予め外来に電話して予約をお取りください。

from SHUJI SATO
2021.08.29 22:10
H M
佐藤先生

固定術はどうしても避けたいと思っていたので、L5/S1 椎間孔狭窄症の疑いありとの先生のご意見に大変感謝しています。

まずは近くの専門医にかかり、MD法による手術について聞いてみようと思いますが、能見市立病院で診てもらうことも考えています。

その節はよろしくお願い致します。

有難うございます!

H M
2021.08.29 12:30
drshujisato
21/08/26の山本信子さんへの返信

77歳でも、腰部脊柱管狭窄症は手術、それもMD法という小切開顕微鏡手術で治癒させることができます。ご心配なく。先ずは、検査を受けて頂いて、狭窄症の状態を正確に把握しましょう。それが治療のスタートラインです。
能美市立病院でお待ちしています。

FROM SHUJI SATO

2021.08.28 23:32
山本 信子
佐藤秀次 先生
ご返事本当に有難うございます。佐藤 先生の在籍される病院が分かるかどうかがとても不安でしたが、ご返事を頂き一先ず安心致しました。私は今77歳です。前に書いたように3~4年前より、腰部脊柱管狭窄症の症状が出ました。仰る通り石川県の能美市立病院の方が近いので、はじめての診察はそちらへ伺いたいと思っています。が、手術はより設備の完備した病院で受けたいと思っています。それも、ご指示に従いたいと存じます。   2021-08-26 
2021.08.26 23:22
drshujisato
令和3年8月25日に質問の山本信子さんへ

回答いたします。

「腰椎手術はこわくない」を読んでいただきありがとうございます。
私は現在、毎週月曜日は石川県能美市にある能美市立病院で午前・午後の外来診療を行っています。そして毎週水曜日と木曜日は札幌市清田区の札幌美しが丘脳神経外科病院で外来と手術を行っていますが、9月からは金曜日午前の外来も開始します。
能美市立病院でも札幌美しが丘脳神経外科病院のどちらでもよろしいですが、長野県在住なら能美市立病院の方が近いですね。
一回の受診で診断と治療方針を決定しますので、電話で脳神経外科外来を予約していただくとスムースに進みます。
紹介状はあった方が良いですが、お願いしにくい場合はなくてもよろしいですよ。
それではお待ちしています。

FROM SHUJI SATO
2021.08.26 00:35
drshujisato
2021年8月24日のMIYATA HIDEOさんへ

質問に回答します。

痛みの状態から、L5神経根性の痛みと思います。L4/5の固定術が成功したにもかかわらず、そのような痛みが解消せず、むしろ悪化する傾向にあるのなら、L5/S1の椎間孔狭窄症の可能性ついて検討する必要があります。もしL5/S1の椎間孔狭窄症が真の原因であるなら、L4/5を固定することで症状はむしろ悪化します。おそらくL3/4に画像上に所見があっても現在の症状とは無関係かもしれません。それならL3-L5を固定しても、症状はよくならないどころか悪化し続ける危険性があります。
ぜひ、L5/S1の椎間孔狭窄症が原因でないか、他の専門医の意見を聞かれることをお勧めします。ただし、椎間孔狭窄症の診断は困難なため、医師選びが重要になりますので慎重に進めてください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2021.08.26 00:13
山本 信子
佐藤 秀次先生 
長野県の患者です。 2~3年前より腰部脊柱管狭窄症だと言われ、腰を曲げてでなければ歩けなくなりました。歩いたり,立っているのが、辛く、先生の書かれた本(腰椎手術は怖くない)を購入、読ませて頂きました。手術を考え、金沢脳神経外科病院に問い合わせしたところ、現在、先生はこの病院におられないと言うご返事.ぜひ先生の診察を希望していますので、今、何処の病院にいらっしゃるか知りたいと存じます。よろしくお願いいたします。  令和3年8月25日
2021.08.25 15:53
MIYATA HIDEO
74歳の男性です。

2019/12月に痛みが激しくなり緊急入院。
安静治療後一旦退院したものの痛みが収まらなかったので、

①内視鏡でL4、L5の嚢腫を摘出をしたのですが、痛みが解消せず、

②2020/8に再手術。
L4、L5の椎間固定術をしましたが、2021/6頃から左脛、左大腿骨周辺、左腰部が痛くなり、8/16に検査入院の結果、L3、L4の脊柱管狭窄と軽度のヘルリア、すべり症もあると言われました。

今は動かずにじっとしていても痛みを感じ、歩く時は2、3歩で痛みや痺れのため、立ち止まっている状況です。

②の執刀医からは今のチタンを一旦取って、L3、L4とL4、L5の両方を固定する予定だと言われたのですが、多椎間固定となるため躊躇っている状況です。

通常チタン固定で5、6年は持つと言われましたが、私の場合は1年経たないうちに、上部のL3、L4が狭窄になってしまい、他に痛みを取る方法が無いものかと思案しています。

両足とも指先は痺れたままです!

佐藤先生の意見をお聞きしたく、よろしくお願いいたします。
2021.08.24 10:18
drshujisato
21/07/18の佐藤惠子さん 

遠方からの受診になりますので、7月26日(月)の午後2時の予約を取りました。診断に必要な検査も予約しましたので、その日に診断をつけ、治療方針を決めたいと思います。それでは気をつけて受診してください。お待ちしています。

from SHUJI SATO
2021.07.20 08:31
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2021.07.18 16:00
dr SHUJI SATO
佐藤惠子様

お久しぶりです。調子が良くないのですね。
是非、診察をさせてください。
毎週月曜日の午前・午後と能美市立病院で外来診療を行っていますが、
一度の受診で必要な検査を行い、結果を出したいと思いますので、
事前に都合の良い日をお知らせ頂ければ
こちらで確認して連絡いたします。
それでは検討をお願いします。

佐藤秀次
2021.07.17 21:09
佐藤惠子 72歳 女性
お久しぶりです。
2012年金沢脳神経外科病院にてL4/5固定術にて執刀いただきました。

2017年にも腰痛のため受診しました。その段階では原因特定には至らず、経過を観察していました。その後体調が良くなかったため、受診もできず、現在に至ります。

立ち上がる時に激しい腰痛が起こるようになったため、受診を考えています。

能美市立病院で受診を考えています。遠方からの受診ですが、予約なしで一日で検査及び診断が可能なのでしょうか?
2021.07.16 17:33
津田亮一
先生ありがとうございました。 
大変丁寧な診察で、痛み、しびれの理由がはっきりしました。
これだけわかりやすく説明していただいたのは、今まで初めてです。
今の病院は問診が1分もないくらいで、質問も受け付けてもらえず、説明もありません。手術数だけで選らんだ私が馬鹿でした。
しかしながら最初に手術した病院なので再手術すべきなのかどうか思案中です。家庭の事情により7月末まで動けないので、決断次第連絡させてください。
診察していただき、手術もしていただけると言っていただいて、大変感謝しています。ありがとうございました。
追伸、もし手術するならばアバウトでけっこうですので、何日ぐらい入院しますか。
2021.07.14 17:26
津田亮一
 佐藤先生へ
ありがとうございます。
1時30分には到着します。          
2021.07.10 10:57
drshujisato
津田亮一 様
 予約がとれなかったのですね。
恐らく午前中は、MRIが入らない可能性があります。
12日(月)の午後受診できますか? 午後は2時から開始しますので、それまでに受付していただければ
宜しいです。午後ならMRIなどの検査がすべてできると思います。
ご検討ください。

from SHUJI SATO
   
2021.07.09 21:29
津田亮一
 佐藤先生へ
回答有難うございます。早速能美市立病院に連絡させていただきました。予約が取れないとの事なので、12日月曜日の朝9時ごろにお伺いします。
今も右足付け根外側の痛みと足全体のしびれに悩まされています。おねがいします。助けてください。
2021.07.09 16:01
drshujisato
21/7/06の津田亮一さんへ  Re: 腰椎椎間板ヘルニア手術後7か月の後遺症

回答します。
ヘルニアの診断で、手術でヘルニア摘出が行われ、術後に症状が改善していたのであれば、ヘルニアであったと思います。しかし、現在の症状はヘルニアよりは狭窄症で見られる症状です。
私は、能美市立病院で毎週月曜日、午前と午後、外来診療をしています。受診していただければ、原因診断とこれからの治療について説明できると思います。病院の代表電話は0761-55-0560ですので、予約を取って受診してください。お待ちしています。
FROM SHUJI SATO
2021.07.07 23:07
津田亮一
 こんにちは、60代男性です。 
今年1月、右腰に激痛が走りしびれと痛みで歩くことができにくくなりました。整形外科医にてMRIを取り、腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けました。その後顕微鏡下椎間板摘出手術を受けました。術後4ヶ月を過ぎる頃から右腰に激痛が走り、右腰を押したり、体をそったりすると特に痛みます。
その後5ヶ月あたりからは、右足、お尻、太もも裏、足の先まで痺れそして痛みも出てきました。座っていれば痛みませんが立つと強く痺れ痛み歩くと余計にしびれいたいです。
散歩をすると右足の付け根外側に激痛が走り、ねるときは背骨を丸めているときは楽ですが、寝返りを打つときはピリッと痛み、寝不足になります。
 貰った薬は、タリージェ10mg朝夕、メチコバール朝昼夕。
 質問させていただきます。
1.手術しましたが、再発したのでしょうか。
2.本当に椎間板ヘルニアでしょうか?
3.椎間板の軟骨をとったので背骨が不安定になっているので様子を見ましょう。としかいわれません。
私は、富山県在住ですが、診てもらうことが可能でしょうか。
長々と失礼しましたが、是非お答えお待ちしております。

2021.07.06 17:23
YAGI HIROAKI
佐藤先生

文章を読んでいると心が救われます。このサイトを偶然見つけれて良かったです。手術していただいて色んな症状が落ち着いたこと。左足のダウンフット?も改善したのでとても感謝は主治医の先生には感謝しておりますがもうちょっと人の話は聞いて欲しいなという感じです。負荷かけるタイミングが早かったことや過活動でヘルニア出てきたのかもと相談や今後の動きや勤務について相談したいだけなのですけどね。
FBSSというのも昨日調べて精神面で痛み訴えする人が10~30%あるというのも知りました。
MRI検査までは職場も理解してくれてあまり動かない様に業務制限してくれましたので、安静にてその日を迎えたいと思います。
お話聞いていただき、本当にありがとうございました。

YAGI HIROAKI
2021.06.26 00:40
drshujisato
> 佐藤先生
> 主治医に痛み(今日はアクビするだけでも神経痛出現)、痺れがあることを伝えましたが「何人も手術してきてみんな良くなってる。痛み訴えているのはアナタだけですよ」と言われ、ヘルニア再発している可能性を伝えても「してないと思うけど」と言われましたが、なんとかMRI検査をしてほしいと依頼してして後日してもらうことになりました。
> 精神的な疼痛というのも可能性としては高いのでしょうか?


回答
21/06/22のYAGI HIROAKIさんへ

あまり他の医師を批判するようなことは言いたくありませんが、手術を多数経験すればするほど、よくできない患者さんを経験するものです。ヘルニアを例にとれば、手術は成功しても患者さんが満足できるほど症状の改善が得られなかったり、術後早々に再発して再手術をやらねばならなかったりと、いろいろあるものです。ヘルニア手術後の再発は10~15%あるといわれています。時期はいろいろですがね。そういうことで、あなたの主治医が言われたという言葉は、もし事実なら、あまりヘルニア手術を経験していない幸運な医師であるか、それとも偽りを言ったということになろうかと思います。椎間板ヘルニアは医師の技術だけで克服できるほど簡単なものではないのです。

とにもかくにも、まずMRIを受けてください。精神的な痛みがどうかは、ヘルニア再発を含めてほかに原因がないことを確認した後の診断であるということですよ。

from SHUJI SATO
2021.06.24 00:39
YAGI HIROAKI
佐藤先生
主治医に痛み(今日はアクビするだけでも神経痛出現)、痺れがあることを伝えましたが「何人も手術してきてみんな良くなってる。痛み訴えているのはアナタだけですよ」と言われ、ヘルニア再発している可能性を伝えても「してないと思うけど」と言われましたが、なんとかMRI検査をしてほしいと依頼してして後日してもらうことになりました。
精神的な疼痛というのも可能性としては高いのでしょうか?
2021.06.22 17:27
YAGI HIROAKI
佐藤先生

回答していただきありがとうございます。
L3/4でヘルニアが酷かった(術後の母への説明では隙間3mm、細いところ1mm程だったようです)ので、ヘルニアが病名で手術されるのかと思っていたのですが脊柱管狭窄症ということでした。
CTはそういうものなのですね。主治医の先生に症状を説明しMRI検査してもらい、きちんと説明聞いてみます。本当にありがとうございました。

YAGI HIROAKI
2021.06.20 20:23
drshujisato
21/6/17のH.Y さんへ

質問に回答しますが、質問内容からは、手術レベル(腰椎の何番か)と病気がヘルニアなのか脊柱管狭窄症なのかがわかりません。
しかし、術後に症状が消失したのでしたら、診断・手術は適切であったと考えられます。

その後、同じ左太ふとももと、右太ふとももにも痛みが発現し、術後3ヵ月を経過して持続しているのであれば、再発、特にヘルニアの再発が疑われます。CTは骨の情報が基本ですので、再発ヘルニアの診断は困難です。正確な診断にはMRIが必要です。
ヘルニアの早期再発は希ではありません。主治医ともう一度相談されることをお勧めします。

from SHUJI SATO
2021.06.20 09:14
YAGI HIROAKI
追記です。

主治医には6月2日CT撮影していただき、骨に異常無し、
再手術するという状況ではないと診断頂き、
腰痛体操(両ひざ抱えで腸腰筋伸ばす)を頑張りましょうと言われ毎日しています。
2021.06.17 20:19
YAGI HIROAKI
はじめまして、男性36歳です。特養で介護職員しております。
去年よりヘルニアによる腰痛・神経痛(左太もも前面)があり、今年1月に症状悪化し3月に脊柱管狭窄症と診断されて地元で手術(顕微鏡下椎弓切除術?)を行いました。
退院後1か月は重いものを持つなと言われて痺れ・神経痛・腰痛は無かったのですが、身体介護を再開してから常に腰痛・不意に神経痛(以前と同じ部位)が出出現するようになりました。就寝時の寝返りでも神経痛が出てきます。最近は右太もも(同様部位)にも神経痛が出てきました。
業務量が少ない日だと程度は低くなる感じがしております。リリカ75mg分2、ロキソニンは分3飲んでいますが効きません。

上記については、
①本格的に業務に入るのが早すぎて同部位にヘルニアが再度出てきたということなのでしょうか?
②コルセット着用等によって筋力低下し業務内容の負荷に現状耐えられないためなのでしょうか?

③安静するべきならばもう3か月は身体介護は控えるのがベストでしょうか?

拙い文章で申し訳ありません。
佐藤先生の見解を教えていただけると幸いです。




2021.06.17 20:15
drshujisato
21/04/29のAHさんへ  Re: 頸椎前方骨化浮上術についての質問です

4年前に質問されたことがあるそうですが、確認できませんでした。
年齢やOPLLのレベルがわからないため、一般論としての回答になります。

先ず質問1については、骨化巣の浮上術は、骨化巣をドリルで薄くして、無理に脊髄側硬膜との癒着を剥がさず、周囲から切り離して浮かせて、脊髄を除圧する方法です。骨化巣の全摘出と比べて、効果は劣らず、より安全で合併症が少ないとされています。この時に高速ドリルを使いますが、振動で脊髄に障害が加わる心配はまずしなくて良いと思います。それよりは、ドリル先端に熱が発生しますので、こまめに液体を術野に注ぎ、発熱を防ぎます。また、骨化巣を薄くしたり、浮上させる操作中に脊髄に機械的な圧迫を加わえ、脊髄を障害する危険性があるので、実際にはこちらの問題の方に術者としては、より注意を払うべきでしょう。OPLLの前方手術では、脊髄の障害以外に、硬膜が破れ、髄液が漏れる危険性が高いので、これに対する対策・処置が重要です。当然のことですが、手術の安全性には、術者の技術・経験が物言うことになります。術者になられる先生は、経験豊富のようですので、安心できるのではと思いますが、不測の事態が起こりえるのが人の身体であり、手術であることは忘れるべきでなく、その点からも、手術が必要な状態であるなら、より安全性の高い手術を選択する慎重さが必要と考えます。私は、初期のものを含めて、今まで100例くらいの頚椎OPLLの手術を行ってきましたが、中盤からの殆どは後方手術を選択しています。後方から脊柱管を拡大した後、再発で前方を追加したケースは今のところ経験していません。

質問2の術後の呼吸障害の合併についてでですが、脊髄障害で呼吸障害が発生するのは、上位頸髄節(C1-C4)ですので、あなたの場合、1椎体の置換術であり、レベルが中位以下であるなら、通常は心配しなくてもよいと思いますが、万が一、より広い範囲の脊髄障害が発生したなら、その限りではありません。

質問3の許容できる合併症についてですが、現在のあなたの症状がどの程度であるかによると思います。もし、現在の症状が生活上問題になるほどのものでないのなら、呼吸や嚥下障害が軽いといっても、後遺症として残ってしまったなら、一生後悔に苛まれることになるでしょうから、くれぐれも慎重になさることです。

頚椎OPLLは手術適応と手術方法の選択では、実に難しい判断が求められます。病気をよくするために手術というリスクを冒すことが必要になった場合には、後で後悔の起こらぬよう、充分に説明を聞かれ、慎重に判断されることが何よりも重要と思います。
以上参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO


2021.05.05 14:16
AH
四年前に頸椎OPLLと診断、その際質問した者です。最近手術適応といわれました。多少の指の使いにくさがありますが、握力は左右40です。前方骨化巣浮上術(1椎間)を示され、経験豊富だそうです。決意するのに躊躇しています。
質問1.頸椎前方骨化巣浮上術は非常に難易度が高いと専門書にあります。脊髄は、ドリルのわずかな振動でも四肢麻痺になる可能性があるのでしょうか?OPLLを薄く際、どう考えても振動が脊髄に伝わると思うのです。OPLLの出っ張りが大きく脊髄はかなり圧迫されており、OPLLと脊髄がくっつき骨化している可能性もあるようです。
質問2.頸椎前方の合併症について、呼吸障害は必発と専門書や論文に書かれています。しっかり冷やすといわれましたが、窒息などがあった場合、気管切開で、人工呼吸器で寝たきりですか? 
質問3.自分の先生は熟練の専門医で、麻痺も重大な合併症もないとおっしゃっています。気管が腫れての多少の息苦しさや嚥下障害気味なら、軽微の合併症として当たり前なのでしょうか?
よろしくお願いします。
なお、後方からの椎弓形成術を希望したいのですが、10年後を考えると前方からとの診断です。
2021.04.29 12:46
橋本 裕 さん
回答します。
症状経過から、考えなければならない問題は二つあります。一つは固定部に癒合不全が起こっていないかです。この場合、ボルトの弛みが起こるので腰痛や坐骨神経痛が強くなります。もう一つの可能性は、固定に問題がなく、固定隣接椎間、すなわちL4/5の固定なら、L5/S1とL3/4などにヘルニアや狭窄病変などが発生する場合です。あなたの固定術から判断すると、L5/S1の椎間孔に狭窄症が発生し、L5神経根の症状が起こった可能性があるように思われます。ボルドが入っているためMRIなどによる診断は通常困難な場合が殆どです。そのため、原因不明とされることが多いので注意が必要です。
以上、参考になれば幸いです。
2021.03.31 13:08
橋本 裕
77歳男性です。昨年11月に脊椎管狭窄症の手術をPlifにより受けました。手術は左右L4,5とLSをボルト4本で固定しました。手術後は腰に痛みは少し残ったのですが3か月後には10,000歩まで歩けるようになりました。ところが2月中旬頃から右足が痺れはじめ脱力感を感じるようになりました。
それでも歩行を継続していましたが3月24日頃から右足の痺れが酷くなり歩行が困難になりました。(家の中では歩けます)そして昨日から今度は左足にけいれんと痺れが始まりました。問題はそのためか歩くとふらつきが出ます。現在サイバルタ20mgを服用していますが効果はありません。
今後どうなるのか非常に不安になります。何かアドバイスがあればお願いしたいです。大学病院で診察を考えています。宜しくお願いします。
橋本 裕
2021.03.29 18:04
drshujisato
21/01/06 makino haruoさんへ

 腓返りに悩んでいるのですね。これは大変辛い痛みです。腓返りは健常人でも起こることがあります。下肢の筋力が低下した方が、歩き過ぎたり、重労働をした日の夜、寝ていて起こることが多く見られます。加齢現象といっても良いかもしれません。他方、原因だと疾患があって起こるものもあります。この場合、腓返りの頻度や程度は健常者で見られるものよりも強いのが一般的です。原因疾患としては腰部脊柱管狭窄症など腰椎疾患が多いように思います。あなたの場合、かって脊柱管狭窄症と診断されていることから、その関連性が疑われます。現在、狭窄症の症状は良くなっているようですが、下肢の筋力低下はないでしょうか、下肢の痺れなど知覚障害はないでしょうか。専門的に診断していただくと宜しいと思います。原因があって起こっている腓返りであるなら、原因治療が必要になることがあります。ご検討ください。

from SHUJI SATO
2021.01.07 15:59
makino haruo
82歳男性71㎏ 昨年来10カ月  寝起き時に右脹脛激痛こむら返りというらしい。6か月理学療法士による治療(左右の体のバランスを修正していただけ)は効果なし。芍薬甘草湯を処方されたが血糖値上昇し四物湯に変更してもらいました。処方される痛み止めは効果なく。深夜に起きる激痛に空腹時にも飲める市販の「タイレノールA」と四物湯を飲んでできるだけ体を丸めて寝ていますが寝起きは痛みが和らぐ感じ。完治できるでしょうか。書き忘れしましたこむら返り発症以前に「脊柱管狭窄症」と診断されています。間欠性跛行はいつの間にか治ってしまいました。
お助け下さい。
2021.01.06 11:18
松村
3ヶ月前に椎間板ヘルニアにて固定術を行いました。しかし、術前と変わらない痛みがあらわれ、(右臀部、右下肢)薬を服用しているのですが、(タリージェ、トラムセット、サインバルタ)痛みは一向に良くなりません。医師は、後遺症?なのか、隣接障害(手術したのは、L5S1)なのか、わからないと...。L4もレントゲンでは真っ黒でした。医師がわからないとしか言わないので、不安でたまりません。

39歳女性
2020.11.15 19:25
松村
早速のお返事有難う御座います!
去年から坐骨神経痛になり、ついに7月歩行不可能になりました。L5S1を固定しました。ただ、その上の椎間板も弱っているそうです。動きすぎ...確かにその通りです!退院して、家族にこれ以上迷惑かけられないと家事もリハビリも頑張っていました。歩けば神経早く回復するかも、と散歩もしていました。あぁ、、本当に有難う御座います。本当に不安だったので。。休み休み動いて、様子を見ます。
2020.09.26 12:09
drshujisato
20/09/25の松村さんへ  Re: 腰椎椎間板ヘルニア固定術後

術後1ヵ月くらいでしょうか。椎間版ヘルニアで固定術を受けられたということは、すべり症もあったのですかね。術前に神経障害がどの程度進んでいたかわからないので正確性に欠けるかもしれませんが、回答いたします。
もともとあった下肢の痛みが次第にぶり返すようになったようですが、退院後運動量を徐々に増やしていませんか。退院後運動量を増やす過程で痛みが一時的にぶり返すことがよくあります。特に固定術は痛みがしばらく出やすい手術ですので、固定状態に問題がないのでしたら、痛みは時間の問題で、次第に解消に向かっていくと思います。消炎鎮痛剤は服用していませんか。もし、痛みが気になるようなら服用されたらよいと思います。固定術後3ヵ月くらいは痛みが気になる患者さんがいます。これから痛みがさらに強くなっていったり、しびれが発現してきたり、痛みで歩行が出来なくなったりしない限りは心配ないように思います。
もう少し様子を見るか、どうしても心配なら主治医に診てもらうとよいでしょう。
それではお大事に。
FROM SHUJI SATO
2020.09.26 00:47
松村
先月、椎間板ヘルニア後方固定術を行いました。39歳女性です。術後はすぐ歩けるようになりましたが、最近歩くと以前痛かった下肢に痛みがでます。臀部も痛いです。我慢できるレベルなのですが、これは筋肉から?神経から?と、不安でたまりません。次回の診察は術後2ヶ月後です。
御返信、宜しく御願い致します😢
2020.09.25 18:08
drshujisato
TH 72歳 男性へ  Re: 左大腿部しびれ、歩行困難

MD法とあるので、私が手術をした患者さんですか?
それはともかくとして、術前は右足の症状であったのが、術後は左足に発現したのですね。
L5/S1の固定術後であるなら、まず骨性癒合が完成しているか、癒合不全が起こっているかが問題になります。
骨性癒合が完成しているのであれば、固定したL5/S1の一つ上のL4/5に新たな問題が起こったことが疑われます。
もし、L5/S1に癒合不全があり、前回の手術の時に左椎間孔内の除圧が行われていないのであれば、L5/S1の左側椎間孔内でL5神経根の圧迫・刺激がおこったのではないかと疑われます。
他の可能性としては、固定術とは無関係に他の部位に何か問題が起こったかです。
骨が曲がっているといわれていることから、側彎変形があるのでしょうかね。
いずれにしても、このままでは改善が望めないように思います。
私は、この9月から石川県能美市立病院で外来診療を始めますし、すでに札幌の病院でも診療を始めていますので、
もし、ご都合がつくようでしたら、受診をご検討ください。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2020.08.14 19:20
TH 72歳 男性
昨年10月に腰椎分離辷り症、椎間孔狭窄症 L5/S1の手術を受けました。分離滑り症は固定手術(TLIF)、椎間孔狭窄症はMD法です。今年の1月までは右足のしびれ、痛みもなく過ごしました。
2月以降左足全体に違和感をおぼえ、その後痛み、しびれがだんだんひどくなりました、最初は朝から午前中は比較的楽でしたが、現在は日中すべて痺れ、痛みがあり、歩行にも困難また姿勢も前かがみ、右かがみとなりました。担当医に相談しても腰椎全体にゆがみがあり、外科的処置は出来ないと鎮痛剤をくれるのみです、野良仕事もできず、精神的にも落ち込んでいます、アドバイスをお願いします。
2020.08.13 11:24
YU
佐藤先生へ

早々のご回答ありがとうございます。
あまり心配ないとのことで安堵しております。今は。できるだけ身体を休めたいと考えております。
通院しているときからでしたが、先生に診察していただいて会話しているだけで安心できると思っていました。多分そんなことを思っている患者さんは大勢いることと思います。
診療を再開されるとのこと。佐藤先生どうぞお身体に気を付けてください。
手術後長年立ちますので一度診察していただきたいです。そのときはよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
2020.06.17 20:56
drshujisato
2020/06/13のYUさんへ  

 病院を離れてしまったので、カルテを見ることができず正確なことを言えませんが、
症状からは、再発を疑う程ではないように思いますよ。
筋肉の萎縮が進んでからの手術ということは、神経後遺症が残っていると思いますので、今まで同様の症状あれば、そう心配はないと思いますよ。もし、過去にけ経験したことのない部位に症状がでてきたのでしたら、再発も念頭に置かなければなりませんね。
皆さんにご心配かけていますが、7月から診療を始められるよう準備を進めているところです。
具体的なことが決定しましたら、報告いたしますね。
それではお大事に。

from SHUJIA SATO
2020.06.16 22:22
drshujisato
20/06/06のTYさんへ  Re: お礼

その後は、いかがでしょうかね。良くなっていること期待しています。
私は7月から仕事を再開する準備を進めています。正式に決まりましたら報告いたします。
それではお元気で。

from SHUJI SATO

2020.06.16 22:13
YU
佐藤先生、ご無沙汰しております。
先生、病気を克服されて本当に良かったですね。

6年ほど前、先生に頸椎の前方固定手術をしていただいた、今年58歳になる奈良県在住の男です。確か6番だったと思います。

一年ほど前から家庭内の事情で、ここ一年ほど寝不足が続いていました。今週に入ってから首の付け根がだるく、右手の人差し指に違和感があり、心なしか肩甲骨にも違和感があります。手術前から右腕の三頭筋はほとんどない状態で金沢に行きました。術後2年ぐらい先生に診察していただきましたが、「毎年来なくても,また、肩甲骨でも痛くなったら来てください。」ということでした。
今回、再発なのかと不安になり病院のHPを見たところ佐藤先生が退職されたことを知り驚きとともに、先生に診てもらえないことが不安です。どなたかも書いておられましたが、他の病院では、なかなか診てもらえないので、思案しているところでございます。
やはり再発なのでしょうか?それとも、疲れからとか季節的なものなのでしょうか?
頼れるところは、佐藤先生しかないので回答お願いいたします。

追伸
今回の戦士の休息は少し早めに切り上げお願いいたします。
2020.06.13 22:24
TY
佐藤先生
6月4日にご相談させて頂きました63歳女性TYです。早速ご回答をいただきまして大変有り難うございました。今日、ロキソニンを内服しましたら、痛みは和らぎ歩行できました。痛み止めが切れると、また再び、左大腿部前面の痛みはでてきます。しかし、佐藤先生のお話を伺い、心から安心出来ましたし、落ち込むことの無いように、努力していこうという気持ちになりました。7年前と変わらず先生にご相談出来ましたことを本当に感謝致しております。佐藤先生が診療なさっていらっしゃる病院を教えて頂けますと有り難いです。
本当に有り難うございました。
2020.06.06 22:52
drshujisato
20/06/04のTYさんへ 

L5/6のOLIFとMISTを受けられて、退院時に認めていなかった左股関節と大体前面の痛みが発現したということですね。
OLIFは、XLIFよりは頻度は少ないですが、術後の股関節痛や大体前面痛が起こることがあると言われています。
通常は術後一時的なもので3ヵ月以内には消失することが殆どのようです。
私はこの手術を行った経験がありませんので、文献からの情報です。
あなたの場合は、この痛みは術後すぐには認めていなかったようなので、手術部位、特に椎間板腔への進入路にあたる左大腰筋の炎症が十分に治まっていない段階でストレッチなどの運動療法を一生懸命にやったことで、炎症を強くしたのではないでしょうか。それによる痛みのように思います。この手術では、神経根への直接的な操作はありませんので、その問題はないと思いますし、固定隣接椎間の問題としても時期的に早すぎると思います。椎体間固定に問題が起こっていないことは確認済みなのでしょうか。もし、まだであれば、主治医に相談されるとよいでしょう。もし、炎症性の痛みであれば、ストレッチなどの運動を控えて、消炎鎮痛剤の服用でそのうち良くなると思うのですが。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2020.06.05 22:33
TY
先程慌ててご相談を送ってしまって申し訳ありません。5/6固定手術退院後3週間後の、左大腿部前面の痛みがあるTYです。年齢は、63歳女性です。
OLIF手術の後遺症として、痛みがあると聞きましたが、立位が保てない位痛く、このままでは、手術した甲斐がないと本当に後悔しています。佐藤秀治先生には、7年くらい前に一度メールでご相談させていただきました。どうかよろしくお願い致します。
2020.06.04 23:49
TY
椎間板変成症とすべり症で、5/6をOLIF手術とMi st
の手術方式で5月14日に手術し、今現在、手術後3週間です。退院してから、病院で習った階段3段目に片足をかけてストレッチすることを毎日していました。1週間前にストレッチした後左股関節に痛みを感じました。そのまま散歩にでかけましたが、帰ってから、左大腿部前面が痛くなり、今は歩く度に左大腿部前面の痛みで、歩行が辛いです。立位の状態でも、仰臥位で左脚を伸ばすのも痛く。痛みは左大腿部前面だけです。OLIF手術は、左腰から器具を入れて、手術したので、手術後、左脚股関節部分が軽度痛みがありましたが、医師は手術後は、後遺症でしばらくしたら治ると言っていました。。でも、歩行は、問題なく、左大腿部前面の痛みは、退院してきて、ストレッチの時の痛みのあとからです。
この痛みは、よくなるでしようか。私の場合、腰椎が6個あるので、固定手術したのは、5/6ですが、6/s1も椎間板変性はありますが、医師はここは固定する程ではないからと、いわれて、そのままになっています。
2020.06.04 23:31
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2020.05.14 13:50
drshujisato
2020/5/11のtekedonさんへ

 一般論として回答しますよ。18歳で腰痛が始まり、現在36歳になるまで持続。あなたの腰痛は姿勢・動作などの影響を受けて増強することはないこと、下肢に神経症状のないこと、今までの腰椎検査では所見は認められていないことなどから、腰椎の変性疾患、例えば椎間板ヘルニアなどの可能性は極めて低いと思われます。腰椎変性疾患による腰痛は、上記した特徴を持つのが普通です。可能性は低いですが、腰椎分離症では長く腰痛のみのことがありますが、分離症はないことが確認されているのですね。
長い経過でありながら、神経症状がないことは腰椎変性疾患を含めて腰椎に原因を求めることは、一般的に難しいと思います。

精神的要因の関与が疑われているようなので、その点をしっかり診てもらうことが必要ではないでしょうか。何が原因であれ、長期に渡って、腰痛で苦しんでこられたことは大変お気の毒です。諦めず、是非頑張って欲しいと思います。
それではお大事に。
FROM SHUJI SATO
2020.05.13 22:30
drshujisato
> 36歳男
> 18歳で重い鞄を背負っていて発症
> 数日で治まるが以後腰痛患う
> レントゲン異常なし
> 年々悪化して去年には座るのが2時間、立つのが2時間、合わせて4時間ほどしか起きてられず他は寝ている
> 痛みは第4腰椎のあたりがズキズキ痛む
> 下半身に痛み痺れない
> 腰が重い固まるのもない
> 前屈や反らす捻るとある動きをすると痛むのは特になく、いつも一定の負担がかかるとズキズキ痛みだす。
> 歩く<立つ<座るで痛みは大きい
> 精神疾患もあって数年前から無職で今年に入って寝たきりのような毎日に精神的に限界がくる
> 今年3月腰椎専門医師にMRI撮り診てもらうも異常なし
> 脳神経外科で脳のMRI,内科で臓器の異常から腰痛を疑い検査を一通り受けるも異常なし
> 横になり続ける苦しみが精神的に限界で今は精神科への入院をすすめられる危機的状況
>
> 治療法などを試すにも自分の腰痛はどれに分類されるかもわからず何を試せばいいのかわからないでいます
> 一般論でもいいので自分の痛みだとヘルニアが該当すると推測できるものなのか教えていただけないでしょうか
> また事態を改善するためにどうすればいいのか何でも教えていただけると助かります
2020.05.13 22:01
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2020.05.11 18:47
drshujisato
20/04/28 T.I 

 私が退職したことで、たくさんの方々に不安を与えていまし、大変申し訳ない気持ちでおります。
脊椎、特に腰椎は診断・治療、とりわけ手術治療は今もって曖昧・不確定な領域であり続けています。
それが拙書「腰椎手術はこわくない」を執筆した一番の理由です。
あなたの場合、過去に手術を受けていられることから、なおさら判断が難しいことになっていると思います。
私は、まだまだ現役を続けるつもりでいますので、今しばらくお待ちください。
それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2020.04.28 18:46
drshujisato
20/04/12 Erikoさんへ

 返事が遅くなり失礼しました。
下肢症状に加えて、上肢にも症状が出現し、さらに上下肢全体で深部腱反射の亢進が見られるとなると
一元的には頸髄病変を疑いたいところですね。しかし、MRIで頸椎の髄外病変はなそうなので、
次には髄内に問題はないかと考えるわけですが、おそらくMRIで髄内病変は明かでなかったのでしょうね。
となると、上肢と下肢の原因を別ものとして考える必要があるかも知れません。
頂いた情報からは原因特定は難しいですね。
幸い、下肢の筋力低下は進行していないということですので、今のところはリハビリ中心に経過を慎重に
みる必要があると思います。
近い将来、何らかの形で診療を再開するつもりですので、その折りに検討させて頂ければ幸いです。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2020.04.28 17:59
T.I
昨年2月に佐藤先生の診察を受けた北海道在住の者です。

今年再受診しようと金沢脳神経にアクセスしたところ
「先生は退職されますので」と話され、大きな落胆と
この先の不安を覚えました。

今年に入ってから両下肢のしびれ増強と足裏の違和感、
神経痛のような鈍痛が強くなり一日中続いています。

他の病院で手術していることもあり地元の病院で見て
もらうことも叶わず、一年前先生の手術を決断して
おけばと無念な気持ちで日々過ごしていました。

先の方もコメントされていますが、診察時、先生の
患者への誠実で親身なるお言葉がけは今でもはっきりと
思い起こすことが出来ます。

久しぶりに先生のブログを拝見し、手術を再開するとの
ことに目を疑い、同時にうれしく希望を持つことが
できました。

先生が診察を始められる日を心待ちにし、今は体を
いたわりじっと我慢しながらその日を待ちます。

お体をご大切に。

2020.04.28 15:08
ERIKO
3つに分かれてしまって申し訳ありません。

手首のことは内科の先生は’末梢神経障害?’と言っています。原因がわからず治療もできないのは理解できるのですが、このままで本当に大丈夫なのか疑問です。

ブログで相談させていただいて、わからないことも多い中
いつも丁寧にご回答いただいて本当に感謝しています。

先生がどこかで外来を再開されるときは、ぜひとも受診させていただきたいと思っています。

その際はどうぞよろしくお願いいたします。
2020.04.12 08:15
ERIKO
長文で送りきれずすみません。

実は気づいたのは3月末ですが、左手首の動きが悪くなっていて握力も低下していました。以前から首のこりと左手がしびれる感じがあり、いわゆるMyelopathy handがあって頸椎も気になったのですが、MRIでは椎間板に軽度の膨隆はあっても明らかな圧迫もなく、違うとのことです。
四肢の腱反射は亢進していて(ただ正常でも亢進していることもあるので有意かはわかりませんが)痙性麻痺もあってとなると上位運動ニューロンなのかなと考えました。
(病的反射はHoffmanがでている?Babinskiはありません)
頭部のMRIは、先日自分の病院で撮り直して異常なしでした。

下肢の筋力低下は明らかに進行はしていないのですが、
装具はしばらくはずれそうにありません。
骨盤周囲と臀筋の低下もあり、股関節が内側に入って
足首も内反して歩行するようになっています。
せめてこの歩容を改善させたいのですが、原因もまだわからないのでリハビリをひたすらやるくらいになっています。

2020.04.12 08:11
ERIKO
佐藤先生

ご無沙汰しております。以前何度かご相談させていただきました。
しばらく更新がなかったので心配しておりましたが、お元気そうで安心しました。

実は、一度先生のところを受診しようとHPを見たら脊椎外科は終了していて非常に残念に思っていました。

というのも、整形外科では依然として脊椎に問題ないとのことで再度脳神経内科を紹介していただき、受診しました。そこでは’ジストニア’ではというお話で経過をみています。(ただ内科の先生はほとんど身体所見を取っていないのですが・・・小児科医の私からみるとこれで何がわかるんだろうと思ってしまいます。)

精神科に行っても身体表現性障害とは言えないと言われどうしたものかと思っていました。(3回相談して3回とも否定されました)

2020.04.12 08:09
T・T 60歳女性

T・T60歳女性 沖縄在住

佐藤先生、ありがとうございます。

佐藤先生の診察を受けられるのは、とてもうれしいことです。その理由は、患者が理解し、また納得できるように話してくださるからです。そして、詳しい診断力と手術の技術をお持ちです。

本当は、腰が悪くなければもっと良いのでしょうが・・・でも腰が悪かったから、佐藤先生の診察を受けられた・・・

とにかく希望を持つことができました。
心から感謝いたします。






2020.04.07 19:27
drshujisato
20/04/04 T・T 60歳女性

待てる状態とのことで安心しました。
私は、再発の場合でもできるだけ固定術は避けて、MD法による神経の再除圧術を行います。
勿論、腰椎病変の状態をみて最終判断をしますが、一般には再発≃固定術と考えられがちですが、
私の場合は固定術は極めて少なくなっています。

できるだけ早く復帰するつもりでいますので、しばしご辛抱ください。

FROM SHUJI SATO

2020.04.05 22:54
T・T 60歳女性
佐藤先生、早々のご回答を感謝いたします。
佐藤先生が、脊椎手術をこれからも継続されるとは、たいへんな朗報です。初診で、初めてお目にかかった時の先生の誠実さは、今でも、私の中に、感動を持って強く残っています。
 佐藤先生が、おっしゃるとおり、術後、沖縄に戻って半年ほど経った頃、しびれがまだあったため、近くの脊椎専門医を受診いたしましたところ、MRIを見られて、よい手術を受けられたということと、再手術は(自分は)しない、金澤で再受診し、必要ならそこで手術を受けた方がよいと言われました。
 
 佐藤先生のおっしゃるように、緊急を要する感じではありませんので、体調管理に努めながら、先生のブログを見ていこうと思います。
 
 佐藤先生が、お元気で、これからもこのお仕事を続けていかれるのは、私を含め多くの患者にとって、たいへんありがたいことです。再手術するなら、佐藤先生のおられる病院で受けたいと思っています。

 先生のご健康と、新しいことの準備のために祈っています。
2020.04.04 15:27
drshujisato
20/04/01 T・T 60歳女性へ

 3月31日に金沢脳神経外科病院を退職したことで、多くの患者さんにご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っております。
T・Tさんにおかれても、手術部位での再発なのか、あるいはその他の部位に新たに問題が発生したのか、入院データーを確認できないことから、明らかにすることができません。これからについてですが、一般的に他の病院で手術を受けられた患者さんは、再手術を敬遠される傾向が強いです。もちろん、医師次第ではあります。メールの内容からは、差し迫った症状・状態にあるわけではないと思われますが、如何でしょうか?もし、そうであれば、私は別の医療機関で手術再開を考えています。その時がきましたら、ブログ等で公表しますので、受診を検討してください。それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2020.04.04 12:23
T・T 60歳女性
佐藤先生、ご無沙汰しております。再受診について、相談させていただきます。

私は、ネットで先生を知り、先生の著書「脊椎手術はこわくない」を読んで、金沢脳神経外科病院を訪ねた者です。

 2016年12月初診で、佐藤先生の診断を受けることができ、2017年4月13日に、脊柱管狭窄症の手術を受けました。担当は飯田先生でした。

 術後は、痛みが消えて、生活の質は劇的に改善しました。
沖縄に戻ってからは、週一回のウォーキングや、自重トレで、体調管理しながら、カフェの仕事をしています。

 最後まで残っていた左下肢の外側(前脛骨筋)や足指先のしびれも、術後1年ほどで、消えました。

 ところが、今年3月ぐらいから、それが、再び出現しています。足指のしびれは、右足にも出ています。また、腰の痛みや重さを感じるようになっています。

私は、脊柱管狭窄症に加え、ヘルニア(両側)もあるとの佐藤先生の診断でしたので、もしかしたら今回の症状は、ヘルニアから出ているのではないかと思い、再受診の必要について、金沢脳神経外科病院にメールで相談をしました。
そのお返事で、佐藤先生のご病気やご退職のことを知ったという次第です。先生の、ご心情をお察しいたします。私も残念でなりません。

 私は、2008年に沖縄に移住して、すぐに椎間板ヘルニアで、整形外科を受診しましたが、脊柱を輪切り(起立して地面と水平で)でMRI撮影してもらったことは一度もありませんでした。
長年、リハビリや、リリカ服用などの保存的治療を続けるうちに、症状が悪化し、手術を強く希望しましたが、ドクターからは、「まだ、手術の対象ではない」「手術をしたら歩けなくなるよ」などと言われました。
全く先生の著書にも記されている、患者の立場にならない医師の姿を実感させられました。沖縄の脊椎外科全体が、こんな意識なのか、一部がそうなのか、わかりませんが、金澤脳神経外科病院で再手術が受けられないのであれば、ここ沖縄ですることになるのかと考えています。
でも、どこの病院に、佐藤先生のように診断し、熟練したMD法の手術をしてくださるドクターがいらっしゃるのか、患者は、どのようにして、それを見つけることができるのでしょうか。
沖縄が不可能であれば、他府県でも、必要な手術は受けたいと思っていますが、
病院は、そういう情報を公開していないようです。
ご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
 



2020.04.01 14:49
drshujisato
19/10/16のERIKOさんへ

返事が遅れて失礼しました。

 一般論として回答しますね。

質問➀原因病変がきちんと治療されていたら筋力が完全に戻らなくてもMMTで1-2程度の回復はあるような気がするのですが時間が経過するとやはり難しいのでしょうか?

回答:神経根が完全麻痺の状態にあると、その神経根の支配領域に知覚障害と支配筋の萎縮・筋力低下が強く起こります。その神経根がL5神経根なら、前脛骨筋や長拇指伸筋の萎縮を伴ってdrop footになります。このことは良くご存じだと思います。こうなってから腰椎への原因治療、例えばヘルニアや狭窄症などに手術を行っても筋萎縮や失われた筋力は回復しません。しかし実際には、神経根の障害程度は様々であり、神経根の回復力が残っている患者では、その程度に見合った筋力の回復が術後得られるのが臨床の場では普通です。あなたの場合、どう理解すればよいのか、腰椎の状態がわかりませんので回答困難ですが、結果からは、回復力が既に失われていたと理解すべきなのかもしれませんね。あくもでも執刀医が説明するように他に問題がないという前提での話ですが。


> 質問②リハビリ、自主運動、仕事も普通にしていて廃用性症候群というのは起こりうるのでしょうか
 
  回答:筋肉のボリュームや力は、それを支配する神経が正常な状態においてのみ増大・増強することができます。下肢筋の萎縮が強いと、足関節の拘縮が進むことによって、足関節の可動性が失われることがあります。つまり、リハ・運動でも筋萎縮・筋力低下を防止できないことはあり得ると思います。

以上、参考になれば幸いです。

>
>
2019.11.20 22:44
19/09/21のHIRO
19/09/21のHIROです。

佐藤先生
ご回答ありがとうございました。
どんな問題がありそうかを具体的に教えていただいて感謝いたします。

その後しびれは徐々に広がって少し強くなっている感じがします。
様子を見て、主治医の先生や、手術した病院の先生に伺ってみようと思います。
2019.10.18 06:18
ERIKO
佐藤先生

ご無沙汰しております。
以前から何度かご相談させていただいています。
(41歳女性 2012 2013 2019年と腰椎の手術を実施)

先日9月末に予約受診をしてきました。
3月末に足首の底屈、6月に腸腰筋や膝周囲の筋力の低下もあり相談をしたのですが最終的にはよくわからないようでリハビリを引き続き頑張ってほしいとのことで次回12月に行くことになりました。

リハビリも術後9か月頑張って仕事も普通にしてジムも行っているのに足首の筋力の回復がほぼみられないのと逆に低下してきているのはどうしてなのか他にまだ病変があってそのために進行しているというのであればわかるのですが’それは絶対にない’と断言されました。(これは自分の病院の先生にですが・・)

先生の外来にお伺いしたいのですがあいにく火曜日、金曜日は自分も外来日なので受診が難しく今のまま経過をみていくことになりそうです。

自分も医師なので自分で調べられるものは調べてみるのですがどれも違うと言われてしまいどうしようか考えています。

前置きが長くなってしまいましたが先生にお聞きしたいのは

➀原因病変がきちんと治療されていたら筋力が完全に戻らなくてもMMTで1-2程度の回復はあるような気がするのですが時間が経過するとやはり難しいのでしょうか

②リハビリ、自主運動、仕事も普通にしていて廃用性症候群というのは起こりうるのでしょうか

お忙しいところ申し訳ありませんが先生のご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
2019.10.16 14:06
drshujisato
19/09/12のE.H.さんへ

腰椎椎間板ヘルニアに対するヘルニコア治療に関する質問ですが、もう既に治療は済んでいるのでしょうね。
手術治療を含めて、どのような治療を受けるにしても、予め主治医から、これらのことをよく説明してもらってから納得して決めるべきですね。後で後悔しないために大切なことです。
既に事後となっていますが、一応簡単には説明しておきます。
 効果は直ぐに発現するのではなく、注射後3週間くらいからです。腰痛などの痛みがまず軽減します。副作用は、ヘルニコアは異種タンパクのためアナフィラキーショックが一番深刻な合併症です。そのため、一度の使用のみとなっています。

経過が良いことを祈ります。

from Shuji Sato
2019.10.12 23:28
19/09/21のHIROさんへ
19/09/21のHIROさんへ
    氏名:HIRO 54歳 女性

遅くなりましたが、回答しますね。

> 質問1:手術から5年経ってからこのようにおさまっていたしびれが再び強くなるということはあるものなのでしょうか。

 回答:それはあり得ますね。ヘルニアの再発でなくても、腰椎症といって軽い椎間板の出っ張りや椎間関節の変形や黄色靭帯が厚くなったりして神経根が圧迫されことがあります。この場合は、徐々に症状が進行する形をとります。あなたの場合、L5/S1の脊柱管内や椎間孔、さらにはL4/5の脊柱管内でこのような問題が起こってきているんではないかと思われますよ。画像診断が難しいことがあります。

> 質問2:画像では大きな問題がなくても、なにか新たな疾患によってしびれが復活した可能性はあるでしょうか。
>
 回答:上で回答した内容を参考にしてください。

しばらくは、症状経過をみて、痛み・しびれが下肢に広がったり、歩きにくさが出てくるようでしたら、再検討が必要ですよ。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2019.10.12 23:05
HIRO
氏名:HIRO 54歳 女性

佐藤先生

疾患があると診断されているのではないのでご相談してよいものか迷いましたが、もし可能であればよろしくお願いいたします。

これまで2度腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けています。
1度目は、2012年12月に腰椎椎間板ヘルニアの手術(L5/S1右側)を受けました。右の足先に少ししびれが残りましたが気にならないものです。

2度目は、2014年4月に、1度目と同じ先生に同じ個所の左側(L5/S1左側)の手術を受けました。
2014年1月ごろから腰の痛みでペインクリニックに通ってブロック注射の治療を受けていましたが、左の太ももの付け根付近の内側から後側・臀部が痺れて感覚がなくなりMRIを取ったところとても大きなヘルニアがみつかりました。ほどなく左脚の激痛で動けなくなり手術となりました。
2度目も術後に痛みは全くなくなり、残っていた左の太ももの付け根付近の内側から後側と臀部のしびれは徐々に薄れていき(感覚があまりないのは変わりませんが)気にならず、通常の生活を送っていました。

今年の8月初めくらいから左の同じ個所のしびれが復活してきました。
9月初めに手術を受けた病院でレントゲンとMRIを撮って診察していただきましたが、特にヘルニアの再発はない(ヘルニアになるほど椎間板が残っていないとのこと)、手術しなければならないようなことはない、とのことでした。
この時は、しびれはあるが辛いというほどではなく、半年後に経過をみるということになりました。

ところがここのところ、左のしびれ(太ももの付け根付近の内側から後側と臀部)がきつくなってきています。右の足先のしびれも若干増した気がします。立っていると腰のあたりが重いような感じがして、しびれとあいまって歩行するとだいぶ辛いように感じてきています。
座っているときはそれほどでもありません。近隣の整形外科の先生に出していただいたリリカを夜に服用するとしびれは軽くなり睡眠はとれています。
ただ、このまましびれが強くなっていかないか不安です。

質問1:手術から5年経ってからこのようにおさまっていたしびれが再び強くなるということはあるものなのでしょうか。
質問2:画像では大きな問題がなくても、なにか新たな疾患によってしびれが復活した可能性はあるでしょうか。

よろしくお願いいたします。
2019.09.21 23:00
8/24EHです。
佐藤先生

昨日、診察を受けてきました。CTと脊椎の全体レントゲン撮影をしました。やはりL4L5の腰椎椎間板ヘルニアの診断をうけました。ヘルニア自体はそんなに大きくはないのですが、痛みが中々ひきませんので、9/26に一泊2日でヘルニコア注射をする事になりました。主治医曰く、去年厚生省が認可した為、当病院でも何十人治療した結果、手術に及んだのは今現在1人だけです。なので彼方もいきなり手術ではなく、ヘルニコアで良くなる可能性が高いと言われたので、ヘルニコア注射をやる決断をしました。そこで先生に質問したいです。
質問1
治療してからどの位の期間で薬が効いたかどうかの判断ができるのでしょうか?

質問2
副作用はどうなんでしょうか?

質問3
何故、ヘルニコア注射は一回だけなのでしょうか?

佐藤先生、お忙しいところ、誠に申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
2019.09.12 19:23
19/8/24EH
佐藤先生
回答ありがとうございました。
明後日の9/11にCT,XPと診察を受けてきます。
色々不安ですが、先生達に色々聞いて、私に一番よい手術方法をきいてみます。
また、質問した時には宜しくお願いします。
2019.09.09 18:47
drshujisato
19/09/5の杉山昌之さんへ  Re: ヘルニア手術の可否について


症状が強い割に画像所見は軽く見えるケースがあります。貴方はこれに該当するかもしれません。
症状からはL4/5の脊柱管かL5/S1の椎間孔のどちらか、あるいは両方に問題があるのではと思われます。
手術が必要になるのは、神経障害が進んでいる患者や生活上の支障の大きな患者です。
貴方の原因が何であるかを言うのは、メール内容のみからでは不可能です。
どんな治療が必要かは貴方の腰椎疾患の原因次第です。

FROM SHUJI SATO
2019.09.09 00:21
drshujisato
19/8/24のEHさんへ  Re: 腰痛椎間板ヘルニア

回答します。
>
> 質問1
> 再発の手術は難しいと聞いたのですが、そんなに大変なのでしょうか。

 回答:神経の周りに瘢痕組織といって固い肉のような組織ができて神経と強く癒着していますので、初回手術と比べると
随分困難な手術になるのが普通です。
>
> 質問2
> 手術方法はやはりLOVE法なのでしょうか。

 回答:私は椎間板ヘルニアや脊柱管絞窄症の再発例も原則としてMD法で行います。小切開・顕微鏡手術です。再発例では骨の削除範囲がどうしても広くなるりますが、通常は問題ありません。一般的には、再発例では固定術が行われます。、
    、
> 質問3
> 職業は、歩く事が多いのですが、職場復帰は術後どの位でしょうか。

 回答3:それは手術法と術後の症状経過次第だと思いますよ。再発例は術後経過は必ずしも良いとは限りませんので慎重に判断することが必要でしょう。
>
> よろしくお願いします。
2019.09.09 00:04
drshujisato
19/8/21のK.Y( 男性 60才)さんへ  Re: 陰部痛

遅くなりましたが、椎間孔狭窄症で貴方のような症状を経験したことはありません。腰椎変性疾患による症状の可能性は極めて低いと思われます。では何が原因かと聞かれても、適当な答えがでてきません。原因不明の症状を呈する患者が少ないですが存在することは私も経験してきました。まだまだ我々医者の力が及ばない問題があります。残念ですが。

FROM SHUJI SATO、
2019.09.08 23:45
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2019.09.07 19:21
杉山昌之
神奈川県在住57歳男です。
20代から長時間立つと右足側が痛む兆候がありました。
10年前と1年前に突然の腰痛がありぎっくり腰だと認識していました。7月2日に1年前と同様の左側の足のしびれと腰痛がありぎっくり腰再発と思いかかりつけの医者に行くと腰が原因なので紹介状書くので大きな病院へと促されましたが、仕事で無理と言って痛め止めと湿布をもらい約2週間で鎮静しました。7月31日に今度は同じ症状が右側にでたので慌てて整形外科へ。XPとMRIで椎間板ヘルニアと言われました。牽引治療で行くと言われ不安になり先生のことを同僚から知らされ本を読み手術を検討しました。先生のHPが遠いことから同様の治療をする東京の岩井整形に受診。MRIとXPで症状から第4、5頸椎だが、画像ではすべり症はなくヘルニアの出方はオペまでの状況ではないとの診断でした。しかしならばなぜ、歩けなくなるまでの痛みが続け様に出るのかは説明なく痛みの原因がわかりませんでした。先生の本にもありました通り、年齢的にも様々な要因があると思いますが爆弾を抱えているようで不安です。現在、仕事柄10キロ前後の装備を付けての立ち勤務に今の状況では不安です。
現在も腰部両側に広範囲な鈍痛、右則側足首付近まで軽い痺れがのこっているものの、通常動作で我慢できるレベルに落ち着いています。本当にオペでなく通常のリハビリが最善なのかアドバイスいただければ幸いです。
2019.09.05 23:24
EH
57才 男
先程メール入れるの忘れてしまいました。

17才で腰痛椎間板ヘルニアL1L2
33才で腰痛椎間板ヘルニアL4L5
2回LOVE法で摘出手術しました。

今回6月末頃から右腰、右脛外側が痛くなり、しだいに歩くことが苦しくなってきました。
8月14日にMRIとレントゲンを撮影してもらった結果、腰痛椎間板ヘルニアL4L5の再発の診断を受け、今は昔見たいに手術しないので、保存治療で薬でトラムセット配合錠、タケキャップ錠、ノバミン錠、セレコックス錠を28日分出され飲んでいますが、痛みが治まりません。
毎日毎日不安でたまりません。

質問1
再発の手術は難しいと聞いたのですが、そんなに大変なのでしょうか。

質問2
手術方法はやはりLOVE法なのでしょうか。
質問3
職業は、歩く事が多いのですが、職場復帰は術後どの位でしょうか。

よろしくお願いします。
2019.08.24 12:44
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2019.08.24 11:24
K.Y 男性 60才
2017年5/2に初診で診ていただき、同年5/10にコメントをいただいた者です。その後徐々に腰の状態も悪くなりました。昨年春頃から陰部痛(恥骨付近から陰茎および睾丸の付け根の靭帯辺りに)が出てくるようになりました。また、睾丸付近に感覚異常も出ました。その後整形外科や泌尿器科を受診しましたが、異常
がなく原因不明のまま今日に至っています。今年春頃から腰全体の状態も悪くなっているのを感じていましたが、陰部痛も同じように痛みが強くなりました。以前は日常動作の時に痛みは出ていませんでしたが、最近では腹圧を強めると陰茎や睾丸に痛みを感じることがあります。また、日常の小さな動作でも陰部痛が出てくるようになりました。常にリリカを服用しているので、中止した時の実際の症状はよくわかりませんが、大腿部、股関節周り、臀部、腰部に痛みがあり、両足先裏に痺れと感覚異常が常にあります。椎間関節がかなり悪いのでいろいろ痛みが出てよくわかりませんが、腰を曲げたり、伸ばしたりすると腹部前側の腸腰筋辺りに痛みが出ます。以前先生に椎間孔狭窄の画像所見があると指摘されましたが、それが原因ではないでしょうか。毎日辛くて困っていますので、先生の意見を教えて下さい。
2019.08.21 19:24
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2019.08.02 00:03
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2019.07.29 14:24
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2019.07.26 20:34
H.K.  55歳、男性 神奈川県
佐藤先生

アドバイスおよび質問の回答ありがとうございました。

感謝します。
2019.07.22 13:13
drshujisato
> 19/07/21のH.K.(55歳、男性)さんへ 

 質問に回答します。
  腰椎分離すべり症で腰椎固定術後に歩行による腰痛は消失したが、下肢にしびれ、知覚障害、自律神経症状などが悪化したのですね。この結果から考えられることは、神経根の圧迫はとれ、固定術は今のところ上手くいっているが、手術の時に神経根が影響を受けたということです。どのような除圧操作(直接除圧?関節除圧?)が行われたかわかりませんが、すべりの矯正が行われたことと関係した可能性はあります。現時点では、再手術でよくなる問題ではないと思われますので、担当医が説明するようにしばらくは経過を観察することではないかと思います。

> 質問させていただきたいのですが、
> 1)馬尾型で、片側(私の場合、左足)に発症するようなことは考えられるのでしょうか。
    回答:分離すべり症の手術では、通常は馬尾ではなく、神経根の問題であろうと思われますが、馬尾ではないとは断言     できません。

> 2)腰椎固定術後に馬尾型の症状が悪化するというケースは考えられるでしょうか。
    回答:固定術がPLIFの場合にはあり得ます。

> 3)その場合、どのような治療法があるのでしょうか。
    回答:上述したように貴方の例では、再手術でよくなる問題ではないと思われます。
>
以上、参考になれば幸いです。
2019.07.21 22:50
H.K.  55歳、男性 神奈川県
7/18に投稿した者です。
追加で書込みさせてください。

先生のブログにあります
「腰椎変性疾患による馬尾型と神経根型の痛みとしびれの特徴」を
拝見しました。

私の症状ですが、現在痛みはありません。
左足の足先の痺れ、足首から先の冷感、ふくらはぎの外側の痺れと臀部から下全体の脱力となります。
この症状から、神経根型ではなく、馬尾型に分類されるのではないかと思いました。

質問させていただきたいのですが、
1)馬尾型で、片側(私の場合、左足)に発症するようなことは考えられるのでしょうか。
2)腰椎固定術後に馬尾型の症状が悪化するというケースは考えられるでしょうか。
3)その場合、どのような治療法があるのでしょうか。

何卒、よろしくお願いいたします。
2019.07.21 13:17
H.K.  55歳、男性 神奈川県
初めて書込みいたします。

腰椎分離すべり症を患っており、今年の5/22に佐藤先生に診察をいただいた者です。
診察の結果、腰椎固定術が必要との診断をいただき、4か月後を手術日として予約いたしました。

その後症状が悪化したため不安になり、先生のところでの手術を待ちきれず、
以前よりかかっていた地元の病院で、この6/21に腰椎固定術の施術を受けました。

手術からおよそ4週間が経った術後の状態ですが、

■改善したこと
・長時間(10分以上)の歩行で腰痛が出ていたのがなくなった。

■悪化したこと
・術前から感じていた左足の第一趾の内側の痺れが強くなった。また痺れの範囲も広がった。
・左足の足首から先の冷感が発症した。(実際に触ってみて、右足と比較して冷たいです)
・右太ももの前側の違和感を覚えるようになった。(直接触っても何か間に布があるような感覚です)

となっており、芳しくありません。
これらの症状は特に就寝時に強く感じ、睡眠導入剤なしでは眠れない状態です。

主治医に確認したところ、
「手術の際に除圧は十分行った」
「手術後のレントゲン写真を見る限り手術はパーフェクト」
「腰椎固定術ですべりを大きく矯正しているので、一時的に症状が悪くなることもある」
「まずは3か月は様子を見るべき」
という診断をいただきました。

冷感については、もしかして、エコノミークラス症候群や閉塞性動脈硬化症も気になりましたので、
一昨日、循環器内科を受診しましたが、検査の結果、循環器系の問題は見つかりませんでした。

先生の書かれた本を再度読み直してみたところ、固定術後に発生する下肢の神経症状の原因として、
問題が起こるのは、すべり症の矯正に伴うことが多いと推測されるとの記載がありました。
神経根の除圧が不十分であったのではと疑っています。

他院での手術を選択してしまったことについて、もう少し我慢しておけばよかった、と後悔しています。

身勝手なお願いで本当に恐縮ですが、今後の治療について、アドバイスを頂けますと幸いです。

何卒、よろしくお願いいたします。
2019.07.18 12:52
drshujisato
19/06/10のコウエンさんへ

 メールの情報だけでは、判断が難しいですね。
L3/4の外側型ヘルニアの手術後の状態がわからないので、なんとも言えませんが
セカンドピニオンを求められたらいいかも知れませんね。
二度の手術が既になされているので、敬遠する医師が多いと思いますが、
きっと一生懸命対応してくれる医師がいると思いますよ。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.06.23 23:52
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2019.06.15 22:50
コウエン
19/06/09のコウエンです。
早速のお返事ありがとうございました。
ご質問の件ですが、分かる範囲でお答えします。

【症状について】
  痛みや冷え感は大腿部の上部(足の付け根)までで、下腿部や足には痛みも痺れもありません。
  最近、左膝に若干の痛みを感じることもありますが苦痛に感じるほどではありません。
【手術について】 
 1回目の手術
  L3/4(通常の狭窄)、L4/5(すべり症による狭窄)の2カ所
  腰椎の後方部分(椎弓)を少し削り靱帯を切除して神経の圧迫を除去する手術だったそうです。
   ちなみに、L1/2にも狭窄があるとのことですが、現在の症状がその部位の症状とは違うということで手術はしていません。今の痛みとは関係ないでしょうか。

【すべり症の程度】
  1回目の手術の説明書では、L4がL5に対して前方にずれているが、矯正・固定をするほどの症状ではないということです。
  ただし、狭窄の症状としては、「けっこう酷い」と言われました。

  2回目の手術については、L3/4の外側ヘルニアの手術だったそうです。

手術説明書によるものですが、この程度しか分かりません。以上でよろしいでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


  
2019.06.10 16:19
drshujisato
19/06/09のコウエンさんへ 

> <質問>
>  痛みで歩けず仕事にも支障を来し、精神的にもか なり落ち込んでいます。どんな原因が考えられる か,どんな対処法があるか教えてください。

 回答:症状は大腿部や下腿部、足にはないのですか? 最初の手術は具体的に何番に行われましたか? 最初はL3/4ですか、それともL4/5ですか? L4/5のすべり症の程度について、どのような説明を受けていますか? 急に発症していることから、椎間板ヘルニアが疑われますが、L3/4のヘルニア摘出が不完全であったか、あるいは外側型ヘルニアがなかったか、L4/5の脊柱管内や椎間孔内に問題はなかったか、色々と検討しなければならないでしょう。上記の質問に回答をお願いします。

FROM SHUJI SATO
2019.06.09 22:52
コウエン
58歳男性です。
昨年9月、突然左腰部から臀部、鼠径部にかけて痺れと痛みが起こり歩行困難になりました。
病院での診断は第4腰椎変性すべり症、第3第4脊柱管狭窄症とされ、12月に内視鏡下椎弓形成術、内視鏡下椎弓切除術の手術を受けました。結果、痺れはとれたものの痛みが全くとれませんでした。その後の検査で第3第4腰椎椎間板ヘルニアと診断され、今年2月に再度、経皮的内視鏡下椎間板摘出術の手術を受けました。しかし、全く痛みの改善がありません。現在は服薬のみでの様子見です。
MRIでも原因がはっきりせず困っています。
症状は
・現在、30メートルほどの歩行も困難で無理をす ると足が外に広がり動かなくなる。
・腰を伸ばしたりねじったりするとすぐに痛みが出 る。
・仰向けや横向き寝は比較的楽だが、うつ伏せにな ると痛くなる。
・座位は比較的長時間保てる。
・夜間は眠ることができる。
・軽いストレッチは問題がない。
・腰部から臀部にかけての感覚がなくなってきてい る。また、鼠径部あたりに冷えを感じる。
服薬  
 リリカ(75㎜)&トラムセット・・・朝晩服用も 効果が見られない。

<質問>
 痛みで歩けず仕事にも支障を来し、精神的にもか なり落ち込んでいます。どんな原因が考えられる か,どんな対処法があるか教えてください。
 お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお 願いします。
 
2019.06.09 18:00
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2019.06.06 12:56
drshujisato
19/06/03のヘルニア発症者へ  Re: 発症者で今後についてご相談


>質問1.保存療法を選択しましたが、痛みでめげそうです。
>    自然治癒が始まるサインとかありますか?
>    手術選択切換はどのタイミングが良いでしょうか?

 回答:自然治癒が始まるサインは臀部や下肢の痛みが軽減することです。詳しいことはこのブログで説明していますので、
    是非読んでいてください。

    手術のタイミングは、発症から3ヵ月以上過ぎても臀部や下肢の痛みが軽くならないで慢性化する場合、3ヵ月以内でも
    足に麻痺が進み、動かしにくくなってきた場合には手術が必要です。さらに排尿や排便障害が出てきた場合には、手術
    を急ぐことが必要です。

> 2.数日前から右手に力が入らず上がりません。
>    ドライヤーを頭上に持って行けません。痛みはありませんが
>    ヘルニアと関連はあるのでしょうか?原因は?治療は?

 回答:上肢の症状は腰ヘルニアとは無関係です。痛みやしびれがないにも係わらず、腕に力が入りにくくなる頚椎の問題があ     ります。もし、腕を頭上に持ち上げられないのであれば、C5麻痺といって、C4/5の頚椎症で発生することがあります。

以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2019.06.05 00:11
drshujisato
19/06/02のなつさんへ  Re: 腰椎すべりと椎間孔内ヘルニア>


44歳の女性で、L3/L4にすべりがあり、そのレベルの椎間孔内ヘルニアですね。
手術に関しては、二通りの考え方があります。一つはヘルニアを摘出して、固定術を行う。二つ目は、低侵襲にヘルニアの摘出のみ行い、固定は行わない。このうちどれがあなたの腰椎手術に適するかは、あなたの腰椎の画像所見を検討しなければなりませんね。
私は、ヘルニアのみであれば、どの部位にあっても、固定術は行いません。ただし、すべり症のある部位にヘルニアが発生した場合には、固定術を行うことが多くなります。

FROM SHUJI SATO

2019.06.04 23:57
drshujisato
19/05/20 TMさんへ  Re: L4分離すべり症

遅くなりましたが、回答いたします。

L4分離すべり症があり、分離は右側のみ、症状は両側ですね。
症状からは、両側のl5神経根症状が疑われます。そうすると、L4/5の脊柱管内かL5/S1の椎間孔内のどちらかに原因があるということになります。L4/5の椎間孔狭窄症の場合には、l4神経根の症状になりますので、あなたの症状とは異なるかも知れませんね。
L4/5にすべり症があるのなら、L4/5に脊柱管外側狭窄がないでしょうかね。L5/S1の両側椎間孔狭窄症も稀ならず存在します。私はそのような患者の手術を多く経験しています。あなたの症状はL5/S1の椎間孔狭窄症でも説明は可能です。
なかなか難しい診断とは思います。

FROM SHUJI SATO
2019.06.04 23:47
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2019.06.03 17:38
-
氏名:H.N. 65歳 男性 
腰椎椎間板ヘルニア発症者で今後についてご相談させてください。
発症日:2019/5/12
前日まで左腰に痛みがありましたが普通に動けていました。
12日朝起きたら痛みが激しく動けなくなりました。左太股の痺れも大。
日曜日のため一日様子見、翌朝も変わらず救急車で総合病院へ入院。
MRI検査等経て左L3/4の外側型ヘルニアと診断。
5/17・5/24の計2回神経根ブロック注射を受けるも何とか数十メートル
我慢して歩行出来る程度。
手術・保存療法の選択を迫られ保存療法選択したところ、
5/30強制退院となり自宅療養中です。
処方薬 トアラセット配合錠 ナウゼリンOD錠10
現在でも薬が切れると左太股にギリギリ我慢出来る痛みが出ます。
【ご相談】
1.保存療法を選択しましたが、痛みでめげそうです。
   自然治癒が始まるサインとかありますか?
   手術選択切換はどのタイミングが良いでしょうか?
2.数日前から右手に力が入らず上がりません。
   ドライヤーを頭上に持って行けません。痛みはありませんが
   ヘルニアと関連はあるのでしょうか?原因は?治療は?

先の見えない痛みと動けないこと、右手まででかなり落ち込んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
  

2019.06.03 10:05
なつ
44歳で女性でL4に軽度すべりあり。おまけにL34に椎間孔内ヘルニアを発症。足と腰が痛くて立ち仕事ができないのです。右側が神経のルートが見えないようです。この場合、近くの医師は固定になると話していましたが、先生も同じ意見でしょうか。
2019.06.02 06:31
TM
T.M

55才 男性 教員

前回質問させていただいた者で、二回目の相談です。

第4腰椎分離すべり症ですが、滑りが軽度で分離も右側だけなので、4月15日にMELによる除圧術で手術し、現在手術から35日目になりましたが、手術前と症状は変わらず、やや悪化しています。
自分では佐藤先生の分離すべり症の記事を読んで、L4椎間孔狭窄症ではないかと思っているのですが、症状が両側に出ているのが疑問です。

そこで先生に下記のように質問します。

質問1
 椎間孔狭窄症で痛みやしびれが両側に出ることはあり得ますか?

質問2
 おもな症状は座位が5分、立居が10分くらいでつらくなります。仰向けやうつ伏せ寝では症状は軽く、臀部や足の痛み・しびれ、尿漏れがありますが、椎間孔狭窄症の症状と見てよろしいか?(足の痛みやしびれは体制や時間によって、コロコロ変わります。足の痛みは下肢の外側が多いですが、脹脛にもきます。しびれはおもに親指・人差し指です。尿漏れは前立腺肥大かもしれません)


 お忙しいなか恐縮ですが宜しくお願いします。
2019.05.20 20:39
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2019.05.20 00:19
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2019.05.16 12:05
T.U
T.U.
氏名:T.U. 60歳 男性 広島県在住 
職業:理学療法士

佐藤先生へ
ご返答ありがとうございました。
先生がいつも述べられているように、手術のタイミングを逸しないように、症状に注意して、もう少し仕事を続けてみます。
本当はもうすべき時機と思われますが、職場の事情でままなりません。
手術は是非佐藤先生にお願いしたいと願います。
その時はよろしくお願い致します。

重ね重ね、先生のご健康とご活躍をお祈り致します。
2019.05.11 06:52
drshujisato
19/05/05のななみさんへ Re: タイトルなし

お気の毒な状態です。
お父さんの年齢が書かれていませんが、高齢者であるなら、
廃用性と言って、動かない、運動しないために筋肉が萎縮し、体力が低下してしまったのではと思われます。
腰の圧迫骨折だけなら、その程度も関係はしますが、現在の状態に止まってることが解せません。
他に問題がないのでしたら、適切なリハビリが必要でしょう。
リハビリが受けられる病院とご相談ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.05.08 00:04
drshujisato
19/05/03のTMさんへ  Re: MEL手術しましたが改善しません

質問に回答いたします。第4腰椎分離すべり症という前提で説明しますが、恐らく、腰椎4/5に脊柱管狭窄があり、今回は
脊柱管内でl5神経根をMELで除圧したのだろうと推測します。分離すべり症の場合、椎間孔狭窄を伴うことが多いのですが、
この問題はないという前提に致します。。

質問1
 術後17日間しかたっておりませんが、もう少し時間がたてば回復する可能性はあるのでしょうか?

 回答:術後、炎症が起こるために痛みがぶり返すことがあります。その場合であれば、通常は術後2週間頃には鎮静しますので、少し長いように思われます。もし、姿勢の影響や立位や歩行で下肢の症状が悪化するなら、単に炎症のみではない可能性があります。神経の除圧が不十分ではないかということを、最終的には再検討が必要です。

質問2
 第4腰椎分離すべり症で、滑りが軽度で分離も右側だけの場合、MELによる除圧術を適切な方法でしたか?

 回答:理論的には、それで良い場合もありますが、あなたの場合がそれに該当するかまでは、専門的な情報がないために
お答えはできません。

質問3
 私は手術した病院は内視鏡手術の件数も非常に多く、信頼して選んだつもりですが、常に混んでおり、術式の説明や、術後の説明もないなど、患者にはあまり親切な感じでは
 ないため、再手術を同じ病院で受けるべきか迷います。(私の住んでいる件には内視鏡手術出来る病院はほとんどないため。)
 セカンドオピニオンを経て、他の病院で手術するべきでしょうか?

 回答:どんな手術でも、インフォームドコンセントが不可欠です。手術が多いから、説明が不十分はおかしな話です。患者さんがいらぬ不安をもつことなく、きちっと納得いく形で治療が受けられることが重要です。それができる病院、医師を選ぶべきですね。

質問4
 本当は佐藤先生に是非みていただきたいのですが、何カ月も待てる精神状態にありません。最短何日後に診察(手術)をしていただけるのでしょうか?急なキャンセルで空きが
 出たりすることもあるのでしょうか?

 回答:最短何日かは答えようがありません。外来受診、さらに手術も混んでおり、ここで正確なことはいえませんので、
もし、それに関する情報が必要であれば、当院の秘書課宛電話でご確認ください。このブログは病院とは関係なく、個人的に
おこなっているのでご了解ください。

FROM SHUJI SATO
2019.05.07 23:56
drshujisato
19/05/04のT.U.さんへ  Re: 腰椎すべり症での手術の適否について

腰椎L5/S1の腰椎すべり症の診断を受けているそうですが、症状からは左L5神経根症と思われます。
もし、L5/S1でl5神経根症が起こっているなら、椎間孔での問題となります。
どの程度のすべり症なのかが不明ですが、もし、これで間違いないのであれば、年齢とPT職の継続を考慮するなら
手術が必要になると思います。通常は、固定術が必要でしょうが、話だけではそこまでの判断は困難です。
少し気になるのは、l5神経根症は通常はL4/5レベルの脊柱管内で起こりますが、ここには問題ないのでしょうか。
よく検討していただくと良いと思います。
もし、固定術を受けられるなら、低侵襲固定術を受けることをお勧めします。
それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.05.07 23:23
ななみ
父親なんですが相談をお願いします。

2年前に腰を圧迫骨折して入院していました。1か月です。ずっと寝たままの生活でした。
その後、リハビリをあまりせずにいたので筋肉がなくなり歩けなくなっています。今、遅いけどリハビリをしていますが中々歩けるようになりません。
筋肉が落ちてかなりやせ細っています。
食べても太れなくなっています。
太い時は70キロあったのに今は54キロです。
お酒をやめたことと腰を折って入院した事でガクンとこんな状態になっています。
このようになってしまったのですがどうしたら改善出来太れ歩けるようになるのでしょうか?どうかよろしくお願いします。
2019.05.05 23:58
T.U.
氏名:T.U. 60歳 男性 
職業:リハビリ職(PT)
相談内容:長年の腰痛のため、数カ月前に近隣の脊椎外科を受診しました。L5/S1腰椎すべり症の診断で、筋力強化で何とか仕事は続けられるでしょうと言われました。
ここ数週間、腰痛に加えてこれまでも時々起こっていた左下肢のしびれ、痛みが強くなってきました。特に左下腿外側から足背にかけてジーンとしびれており、時折針で刺すような痛みが間歇的に起こります。感覚障害はありません。
筋力低下も特にありませんが、拇趾の伸展に違和感があります。
膀胱直腸などの障害はありません。
症状は自制内ですが、今が手術を受ける時期なのか、手術を受けたとすれば、術後も理学療法士として(頻繁に全介助の患者様を移動や移乗の必要あり)仕事を継続していけるのかが分かりません。
近日中に再度受診する予定ですが、先生のご意見を伺いたく相談させて頂きました。
何卒よろしくお願い致します。
2019.05.04 23:07
TM
T.M

55才 男性 教員

今回初めての相談です。本当に助けていただきたくて質問します。

私は34才の時に腰痛(20分以上立ち続けるとが)が出始め、軽い手術(問題のある神経根の際に生理食塩水を注射器で流し、神経の滑りを良くするとのこと)にて、軽快しました。
それから20年後、昨年の夏ごろから座位の時に腰痛が復活するようになり、だんだん悪化していきました。今年の3月頃には、30分座位がきつくなり、寝ていても左右の下腿の外
側から足の指にかけての痺れ感と左右腿裏の神経痛、尿の切れの悪さ、便秘等が出るようになったため、手術を決めました。
愛知県のH整形外科にて4月15日に手術し、現在手術から17日目になりましたが、手術前よりもやや悪化しており、希望が持てなく病んでおります。
3月の診断では第4腰椎分離すべり症で、固定術が必要と言われ躊躇していたのですが、滑りが軽度で分離も右側だけなので、MELによる除圧術で行うことになりました。
内視鏡は分離している右側椎弓から穴をあけて、執刀医曰く、出ている物はすべて取りました。上手くいきましたよ。と言われ、時間と共に回復するものと信じていました。
退院するまでの4日間は、足の指先にわずかにしびれが残っている程度でした。10日後の抜糸の時には左右の下腿に神経痛も少し出てきた事を申したのですが、まだ10日ですから
様子を見てくださいと言われ終わりました。
その後約7日間、症状は変わらず、10連休に入ったため病院にも行けず、不安な毎日を過ごしています。激痛はありませんが、痛みの無い時間はありません。

そこで先生に下記のように質問します。

質問1
 術後17日間しかたっておりませんが、もう少し時間がたてば回復する可能性はあるのでしょうか?

質問2
 第4腰椎分離すべり症で、滑りが軽度で分離も右側だけの場合、MELによる除圧術を適切な方法でしたか?

質問3
 私は手術した病院は内視鏡手術の件数も非常に多く、信頼して選んだつもりですが、常に混んでおり、術式の説明や、術後の説明もないなど、患者にはあまり親切な感じでは
 ないため、再手術を同じ病院で受けるべきか迷います。(私の住んでいる件には内視鏡手術出来る病院はほとんどないため。)
 セカンドオピニオンを経て、他の病院で手術するべきでしょうか?

質問4
 本当は佐藤先生に是非みていただきたいのですが、何カ月も待てる精神状態にありません。最短何日後に診察(手術)をしていただけるのでしょうか?急なキャンセルで空きが
 出たりすることもあるのでしょうか?

 お忙しいなか恐縮ですが宜しくお願いします。
2019.05.03 16:36
T.U.
氏名:T.U. 60歳 男性 広島県在住 
職業:理学療法士
相談:初回
内容:業務により長年の腰痛を抱えています。以前より時折、左下肢のしびれ、疼痛がありましたが、最近増悪しております。
しびれ・痛みは左下腿外側から足背にかけて、どのような姿勢でも終日、症状があるようになってきています。痛みは間歇的に起こりますが、自制内です。
麻痺はありませんが、左母趾伸展がわずかに弱いですが、フルレンジの伸展は可能です。
膀胱直腸関係の症状はありません。

近隣の脊椎クリニックで診察を受け、L5/S1の腰椎すべり症と診断されました。近日中に再度受診する予定です。
職業柄、重い患者様を抱えることも多く、手術を受けるべきか、手術後の仕事の継続は可能なのかをご教示願いたく相談させて頂きました。
何卒、よろしくお願い致します。
2019.05.03 08:13
drshujisato
19/04/24の腰痛なんちゃんさんへ  Re: 診察予約しました

 ボルトが入っていると、MRIでもCTでも金属アーチファクトが起こります。そのため診断に困難が生じます。
それはそうなんですが、画像だけで診断するわけでないので、ご心配なく。
そのまま受診していただければいいですよ。
それではお待ちしています。


FROM SHUJI SATO
2019.04.25 23:41
drshujisato
19/04/21のERIKOさんへ

 筋力低下には神経障害の程度と廃用の両方が関係します。
もともと底屈力が弱くなっていたのであれば、その可能性が高いと思います。
Drop footであるなら、底屈力も経年的に弱くなると思います。
そもそも神経障害が進んでからの手術では、回復が不良になるのは避けられないんですよ。
筋力をつける運動をしなければ、廃用による低下がさらに進むので、頑張って運動することだと思います。

from SHUJI SATO
2019.04.25 23:33
腰痛なんちゃん
6月12日水曜日に予約させていただきました。
一つ気になることがあります。予約をする時に、MRIは撮れますかと聞かれましたが、私が手術をした病院では、手術後はMRIは金具に反射するので撮れませんと言われ、以後は全てCTでした。
受付の方に、MRIでわかることがCTではわからないかもしれないが、それでもいいですかということでした。
金具を取り除いて診察を受けた方がいいのでしょうか。どうせなら、きちんと診ていただきたいので心配です。
2019.04.24 10:13
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2019.04.23 19:11
ERIKO
佐藤先生

たびたびすみません。
先日も投稿させていただいてからそう日が経過していないのに
すみません。

実は左足に関して背屈はもともとできなかったのですが底屈は
多少弱かったかもしれませんが普通にできていました。
それがここ2週間くらいの間にほとんど底屈ができなくなっています。
足首の可動域制限もあるのでそのせいかと思ってPTさんにも聞いてみたのですが可動域はリハ開始のときとあまり変わらないとのことです。PTさんも3月初めにリハビリを開始したときと比較しても明らかに低下していると言ってました。

まだ次の診察まで日があるので自分の病院の先生に聞いてみましたが
もともとMMT3くらいだったのがMMT2になっただけではと言われました。

また長文になってすみません。
もともと大臀筋の筋力もMMT 2くらいなのですがそれと関連はあるのでしょうか。
3回目の手術を行って腰痛は改善したのに筋力がまた低下しているのは少し心配です。
どのようなことがあるのかわかれば教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。
2019.04.21 18:15
腰痛なんちゃん
お返事ありがとうございました。今年こそは、新幹線とサンダーバードを乗り継いで診察を受けたいと思います。秘書の方を通じて予約をさせていただきます。
的確な推測をいただいただけでも、気持ちがスッキリしました。
めんどくさい患者ですが、その時はよろしくお願いします。
2019.04.19 22:41
T.I
返信ありがとうございます。

痛みや痺れの原因を突き止める。それが重要であるとの佐藤先生
の考え方をお聞きし治療への希望がわきました。

本当にありがとうございます。


2019.04.18 17:23
drshujisato
19/04/17 T.I Re: しびれの増強

私のMD法では、可能な限り原因を突き止め、無症候、無関係と判断される部位への手術は行いません。しかし、
無関係と判断できない場合には、複数箇所を同時に手術することがあります。
画像上、狭窄やヘルニアがあっても、症状と無関係のことが少なくありませんので、慎重に原因診断を行うことが重要です。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2019.04.17 23:35
drshujisato
19/04/11 腰痛なんちゃん  Re: 以前コメントをいただきました。

 L4/5で固定術が行われ、その後、L5/S1に固定延長されたが、癒合不全を起こし、ボルトの緩みがあるということですね。
現在の症状の可能性としては、L5/S1の椎間孔内でのL5神経根の除圧が不十分で、さらに癒合不全を起こしたために
椎間孔内でのl5神経根の圧迫・刺激が続いているのではないかと推測されます。
夏休みに当院受診を計画されているようですので、原因について検討させてもらいますよ。
それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO

2019.04.17 23:27
T.I
2018年11月22日、23日投稿したT.Iです。
本年2月の受診の際はありがとうございました。
このたび新たな症状につきまして佐藤先生のご意見を伺いたく投稿しました。

受診帰宅後2,3日してから両下肢外側のジリジリとした焼けるような強い痺れ感と両足底に袋を踏んづけているような異様な感覚が出てきました。

痺れる箇所は日によって変わり、内側であったり、また太ももの内股まで痺れたりしています。
最初はそのうちに軽快するだろうと思っていましたが、一向よくならず現在まで続いています。

今考えると、受診後結構歩いたりしましたし、また荷物をデイバッグで担いでいたので悪かったかなと思っています。
重量は7~8kg位あったと思います。

今月手術後半年の検査があったので主治医にその症状を伝えたところ、「固定したL4,5間に異常なし、その部分の痺れだと多分胸椎2,3のこの部分が影響しているかなあ」とCT画像を見ながら話していました。

私の方から「L5、S1間になんらかの原因があるのでは」と言いますと主治医から「そこには神経などないからそのような症状は出ない。もしかするとL2,L3間かもしれない。」と一方的に話され唖然としてしまいました。
手術を進められましたがお断りしました。信頼していた主治医でしたが残念でした。

私の症状から佐藤先生がお話ししていた
1下肢内、外側の痺れからL4又はL5神経
2足底の感覚異常はS1、L5神経
3内股の痺れはL3神経
が影響しているのではないでしょうか。

現在は歩くこと、立っていることはあまり問題はありませんが、両足がだるくデスクワークが辛く、帰宅後横になっていても痺れが収まることはありません。
運動することもままならず、このまま更に神経の障害が進んでいくことが不安です。

佐藤先生にお伺いしますが、
MD法は神経を障害している箇所が複数ある場合でも一回の手術で治療できるのでしょうか

ご意見のほどよろしくお願いいたします
2019.04.17 14:16
腰痛なんちゃん
2017年に何度か質問をさせていただいた腰痛なんちゃんです。あれから一年半くらいになります。年齢も56歳になりました。
2016年2月にO大学病院整形外科においてすべり症でL4とL5の固定手術、2017年(平成29年)11月8日、同病院にて、左椎間孔狭窄症、L5S1固定(L4.L5固定からの延長)手術を受けました。結局は今でも手術前と同様の痛みプラス左足の痺れに悩まされています。医師にとって、めんどくさい患者だと思います。
術後、数回担当医の診察を受けましたが、半年くらい経った頃には、順調にいっており、運動を再開してもいいと言われました。しかし、診察のたびに痛みが取れていないと訴えたのですが、画像上悪いところは見当たらず、打つ手はないと言われ、我慢をしてきました。
昨年(2018年)5月頃にはあまりの痛みにブロック注射を希望し、自宅に割と近い痛みのクリニックを紹介してもらい、そこでもCTとかの画像診断等を受けましたが、それまでの経緯で、ブロック注射も長続きしないことから、注射はしない方がいい、痛みの位置や具合からして、仙腸関節が原因(座れない、仰向けに寝れない、歩くのは苦痛でない、痛みの場所が仙腸関節付近など)の可能性が高いので、継続的にリハビリをした方がいいと言われ、現在も週に2回くらい、そこでリハビリを受けています。(10ヶ月くらいやっていますが、申し訳ないですが、効果はゼロです。)
昨年12月、O大学病院整形外科担当医の診察を受けましたが、CTとかの画像診断から、手術で固定したところの骨がくっついていない、ボルトが2本緩んでいると言われました。(これが痛みの原因ではないことくらい自分でもわかります)
その病院には脊椎専門の研究グループがありますが、私の痛みの原因究明とか研究はする気がなく、病院まで遠く駐車場もいつも満車、診察の結果はいつも同じことから、自宅近くのR災病院に転院をお願いし、紹介状を書いてもらいました。
現在は、痛みのクリニックとR災病院の二箇所に通院していることになります。
R災病院整形外科でも画像診断等の結果、骨がくっついていないこととボルトが緩んでいることを指摘されましたが、神経の圧迫も見られず、結局は今のところ手術とかする部位はなく、仙骨からのブロック注射(ブロック注射をした後は数時間は無痛状態になりますが、徐々に元に戻ります)を継続的に行い、投薬(トラムセット1日4回各二錠)で痛みを我慢するしかないとのことでした。(トラムセットも最近では効かなくなっています)
現在の担当医は、私の話を聞いて、2016年2月にすべり症の固定術、2017年に固定の延長手術を受けているが(その前には、脊髄刺激療法も試しました)、結局は医師の診断ミスというか、見立てが違っていたことになりますかねぇ、と言っています。
O大学病院の整形外科医に言わせれば、手術は、かも知れないという一か八かの賭けみたいなもので、その手術で痛みがなくなればそれが原因だった、痛みが取れなければ、ほかに原因があるということになるとのことです。
私としては、痛みの状況、範囲、部位、痺れの状況とかを事細かく問診し、触診し、画像を見て、さらに経験と今まで発表された論文、知り合いの専門医などの意見を聞く等していただきたいのですが、患者の数も膨大で、そこまでしていただける医師に当たらなかったのかなと思っています。
これだけ腰部から臀部、鼠蹊部まで切り刻まれて、結局原因はわかりませんでした、ジャンジャンでは流石に納得がいきません。しかも、腰痛に加えて以前はあまり気にならなかった左足の痺れが出ており、真摯に原因究明をしていただきたかったと、残念でなりません。
現在の状況ですが、●腰痛(場所は左右の仙腸関節周辺。特に左側が激痛。悪い時は痛みで寝れず、ボルタレン座薬と睡眠導入剤を併用。)●長時間椅子に座れない(10分くらいで腰痛が強くなり、椅子から立つ必要がある。車に乗っても同じで、いつもいごいごしなくてはいけない)●仰向けに寝ると、腰痛が強くなるので、最初は横向きに寝ており、肩が痛くなる。●例えば風呂掃除とか、何かを組み立てるとか、中腰になったり立ったり座ったりを繰り返すと、腰痛で動けなくなる。●左足のふくらはぎ辺りから親指周辺がいつもジリジリというかジンジンというか、正座をした後のように軽い痺れがあり、さらに冷たい。(座った時や寝転んだ時に特に感じる)●間欠性跛行はない。歩く方が腰痛が和らぐ。
といった具合です。
このように、画像上悪いところはない、痛みは薬とブロック注射で我慢しなさい、と言われている私ですが、本当に異常はないのでしょうか?精神的なものとなってしまうのでしょうか?手術をしても痛みが取れないのには、何か隠れた原因がないのでしょうか?
とにかく、少しでも長く椅子に座りたいのです。
数多くの経験から、何か思いつけば教えていただきたいと思っています。
今年は6月以降、夏休みを取った時に、貴院において先生の診察を受けたいと思っています。よろしくお願いします。
長文失礼しました。
2019.04.11 09:55
ERIKO
佐藤先生

返信ありがとうございます。

下腿に関しては以前よりも左右差がはっきりしているように
思います。やはりここまでになると回復が難しいということを
身をもって感じます。短下肢装具を使用していますが、ヒールはもちろん今まではいていた靴がはけなくなってしまいなんとか回復してほしいと願うばかりです。

リハビリは6月以降も回数を減らしてやってくださるとのことです。今は自宅近くのリハビリ専門の病院に行っています。ジムでも自分なりに筋トレなどはしています。
どこまで回復するのかわからないですが引き続き頑張っていこうと思います。また経過を報告いたします。
2019.04.10 12:05
drshujisato
19/04/06 のERIKOさんへ  

なかなか下垂足が改善しないのですね。
恐らく、前脛骨筋や長拇指伸筋の萎縮が進んでいるのだと思います。下腿周囲径が健側と較べて、細くなっていませんか?
l5神経根障害が長期に及ぶとこれらの筋萎縮が進み、非可逆的になります。
下垂足が後遺した方には、短下肢装具を使用してもらいます。手術タイミングはこのような後遺障害を残さないために
極めて重要です。神経障害を治す治療は手術を含めて今のところないのですから。
それでも根気よくリハビリを続けることが必要と思います。
頑張ってください。

FROM SHUJI SATO
2019.04.08 23:19
drshujisato
19/03/27 のhfさんへ

遅くなりましたが、回答します。

腰椎分離症で椎間板ヘルニア、あるいは椎間孔狭窄を伴う患者では、あなたのように
座位や前屈で痛みが強くなり、背屈では痛みがでない場合があります。
下肢に症状がなくても、腰痛のために生活の支障が大きい場合には、私は手術、それも
固定術を選択します。固定術は、わたしもTLIF+ペディクルスクリュー固定術を低侵襲に行います。
十分に経験を積んだ外科医であれば、必要以上に不安を膨らませる必要はないと私は思いますよ。
以上、参考になるでしょうか。それでは、お大事に。

FROM SHUJI SATO

2019.04.08 23:06
ERIKO
佐藤先生

ご無沙汰しております。以前に何度かご相談させていただきました。L5/S1の椎間こう外狭窄で手術を行い、今回は隣接椎間障害で2019/1にL4/5の固定術を受けました。手術して早いもので2か月半経過し症状は改善しているので経過はいいと思います。

ただ下垂足や殿筋の低下に関しては術後リハビリを行っていますがほぼ変わりません。入院中は毎日できていましたが退院後は外来でやっていて仕事もあるので週1-2回が限度です。それも術後150日のしばりがあり6月まででリハは終了になってしまうかもしれません。
先生が以前おっしゃっていたように回復はなかなか困難なのでしょうか。今は下肢の装具をつけないと歩くのが難しいのですがやはり目標としては下肢装具はとって今まで通りに歩けるようになりたいと思っています。ただリハを開始して今までの経過をみるとあと2か月くらいで変わるのは難しいのではと思ってしまいますし、自分であとはやるとなっても足首の可動域も落ちてしまっていてなかなか難しいような気がします。

同じような患者さんはどうされているかもし先生がご存知でしたら少しアドバイスをいただければと思います。

仕事(医師)は術後1か月で当直も含めて復帰しています。

よろしくお願いいたします。
2019.04.06 06:15
hf
佐藤先生、三月九日のhfです。
先日の回答ありがとうございました。

先日の先生の助言をもとに住んでいる地区で低侵襲の固定術をしているという医師を見つけ診察をうけてきました。

やはり五番の分離症という診断でした。
その医師は足に症状がなくてもこの年齢で仕事に差し支えがあるならば手術をしてみようかと言っていました。

ただ手術をしなくても椎間板は三か月ぐらいで生まれ変わる可能性もあるかもと言っていました。

手術となるとMIS-TLIFという固定術らしく年間200件弱の手術件数の医師みたいです。
やはりネットなどで見ていると、後遺症などが気になります。
一般的に分離症は後屈で痛みが強くなるとありますが、症状としては座っているのと、前屈が辛いです。 後屈で痛みはありません。

やはり分離症によって近いところの椎間板が痛んでいるのでしょうか?
椎間板を取りのぞき違うものを椎間板のかわりに入れチタンで固定するというのは恐怖心があります。
繰り返す腰痛ということで手術は受けた方がいいとは自分でも思っているのですが助言のほう、お忙しいとは思いますがよろしくお願いします。


2019.03.27 13:08
drshujisato
19/03/09のhfさんへ

L5腰椎分離症による腰痛を繰り返しているのですね。下肢に神経症状を認めていないようですので、
今まで、手術治療を勧められなかったというのが、一般的であろうと思います。
分離があっても腰痛のない生活しているヒトもいれば、繰り返す腰痛に悩まされているヒトもいます。
この違いはなぜなのか、その理由がわかれば、治療法の大きなヒントになります。
私は、多くは、分離による腰椎不安定性増大に伴う椎間板性腰痛であろうと考えています。
分離症では、椎間孔内・外のヘルニア(外側型、超外側型)を合併したり、椎間孔狭窄症を伴う患者もいます。
いずれにしても、あなたの治療法を考える際には、l5分離症による腰痛がどのような理由で起こっているのかを知る必要があります。
私は、仕事や生活に支障の大きな腰痛のみの分離症患者でも、手術を行うことがあります。その際には、腰椎固定術が必須です。固定術は、低侵襲固定術を行うことで、腰痛が後々残ることは避けられます。
あなたの場合には、まず手術を行うことが必要であるのか、必要であるなら、低侵襲固定術を行っている医師であるのかを確認されることを勧めます。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO



2019.03.10 22:32
drshujisato
19/03/06 35歳 男性へ  Re: 椎間板ヘルニア手術後の悪化について

 受診予約されたとのこと。
必ず、原因診断を行って、取るべき治療法を決めさせて頂きます。
途中、気をつけて受診してください。

from SHUJI SATO
2019.03.10 22:06
hf
初めまして、北海道在住49歳 男性です。
長年の腰椎5番の分離症に悩んでおります。

20年以腰痛を上前から分離症との診断をされていますがほとんど症状のないときが2年も続くなど、良くなったり、悪くなったりを繰り返しています。
一度を腰痛を覚えると、症状が軽くなるまで2,3か月かかるので、手術をしたいと病院に行ったところ、繰り返す痛みでもそのくらいの期間で軽減するならしないほうがいい、固定術を行うと術後のほうが大変だとの診断をされました。
やはり分離症は固定以外には方法がないのでしょうか。
もし、それ以外の方法があり、北海道でもできる病院はないのでしょうか? 
症状としては腰痛のみで足にはなにもありません。滑りもないとの診断でした。
お忙しいところ恐縮ですがよろしくお願いします。


2019.03.09 10:23
35歳 男性
質問へのご回答ありがとうございました。

しびれの部位からいくとL5神経根が痺れているみたいです。
神経根ブロック注射を打ってから1日経ちましたが、痛みはあまり感じないものの痺れはまた発生してしまいました。
発症からもう4ヶ月経ちますし、その間に安静にしていても治癒してないということは、先生のおっしゃる通り自然治癒は期待できないのではと思っています。

主人は前回の手術後に悪化したことから手術に対して抵抗があるようです。
しかし手術をするのであれば先生にお願いしたいですし、まずは主人の痛みや痺れは一体どうしてなのか知りたいので先生の診察を予約させていただきました。

主人はもちろん、私自身も先生に質問に答えて頂いて希望が見えました。
診察していだけるのを心待にしています。
2019.03.06 23:09
drshujisato

19/03/05 35歳 男性 さんへ   Re: 椎間板ヘルニア手術後の悪化について


質問に回答します。
>
> 質問1
> 数週間ではありますが改善がみられMRIに問題がなければ手術は成功していて、現在の痛みや痺れはやはり新たな別の部分のヘルニアなのでしょうか。(痛みや痺れの場所は手術後では少し違います。)

回答:術後、症状が悪化した時点で、新たな問題が起こったためと思われます。それは同じ部位のヘルニア再発か、別の部位で新たにヘルニアが発生したかでしょうね。症状が術前と異なるのでしたら、別の部位かも知れません。L5/S1のヘルニアでは脊柱管内ですと通常はS1神経根が障害されます。もし、同じL5/S1でも外側型の場合にはL5神経根が障害されますので、症状は多少異なることになります。大まかには、S1神経根では臀部から大腿・下腿後部、l5神経根では臀部から大腿・下腿の外側部(後部も含むことか多い)に痛みやしびれが発現します。さらにS1では、足底、l5では足背にしびれが発現します。これを参考に症状を検討してみてください。
>
> 質問2
> 新たなヘルニアの発症の原因はなぜでしょうか。術後の安静にしている時に発症したように思います。

 回答:原因は通常は不明です。安静にしていても起こることがあります。
>
> 質問3
> 外側型ヘルニアは手術をしなくても保存療法で治るとのことでしたが不安です。
> 先生なら手術できるのでしょうか。

 回答:外側型ヘルニアが自然治癒しやすいとは私は考えていませんが、外側型は通常は痛みが強いのが特徴です。
私は、MD法でヘルニア摘出を行っています。外側型ヘルニアでは、固定術が行われることが多いですが、私は固定術は
行いません。

>
ご心配と思います。私の外来を受診できるのなら、原因診断と治療法を検討いたしますよ。もし、受診されるなら、当院の秘書課で受診予約が必要です。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.03.05 23:09
35歳 男性
はじめまして。

相談したいのは主人の椎間板ヘルニアについてです。35歳の男性です。

最初にヘルニアになったのは約20年前です。
7年前に2回目、昨年の8月に3回目のヘルニアと診断されました。
保存療法をしていましたが改善されないので、発症から2ヶ月後にL5/S1の内視鏡MED手術をしました。

術後3週間程は痛みや痺れはなくなったと感じていましたが、術後1ヶ月後には再び激痛と長時間座っていられないなどの症状が再び現れました。

主治医の先生に急ぎみてもらったところ、MRIでは何の異常もなく、痺れは残っても痛みはそのうち治るだろうとのことでした。

しかし痺れや痛みは悪化するばかりでした。その間にも診察を受けましたが様子をみるばかりで術後6ヶ月がたちました。
再度MRIをとるとやはり異常はなく新たに別の場所、外側型ヘルニアを発症しているのではとのことでした。

外側型ヘルニアは手術はしなくても治るとのことはで神経根ブロック注射をし様子をみるとのことでした。それが今日のことです。

注射をしてからは座ることもできるようになり痛みも軽くなったようですが、これまでの経験からだと神経根ブロック注射の改善は一時的なものなのでこのままでいいのか不安です。
そこで先生に質問があります。

質問1
数週間ではありますが改善がみられMRIに問題がなければ手術は成功していて、現在の痛みや痺れはやはり新たな別の部分のヘルニアなのでしょうか。(痛みや痺れの場所は手術後では少し違います。)

質問2
新たなヘルニアの発症の原因はなぜでしょうか。術後の安静にしている時に発症したように思います。

質問3
外側型ヘルニアは手術をしなくても保存療法で治るとのことでしたが不安です。
先生なら手術できるのでしょうか。

私は現在の主治医の先生が術後すぐに主人の痛みや痺れと向き合ってくれたらと、不信感を抱いてしまっています。
手術から半年たっても悪化する一方で不安でたまらず、そんな時佐藤先生のブログを拝見しました。
私の不安に対する答えがあり感動しました!

主人の体がどうなっているのか、これからどうしていけばいいのか佐藤先生に是非みていただきたいのですが、県外からになるのですぐに行動に移せず質問させていただいた次第です。
お忙しいなか恐縮ですが宜しくお願いします。
2019.03.05 16:36
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2019.02.24 10:12
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2019.02.19 22:45
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2019.02.18 14:25
drshujisato
19/02/15の兵庫県54歳女性Re: タイトルなし

> あなたの年齢、女性であること、すべりの程度、症状経過からみて、薬など保存治療でよくなる限界を超えています。
>腰椎固定術が必要になる可能性が高いと思います。
>しかし、昔ながらの大きく切る腰椎固定術は、手術自体が強い腰痛を残したり、下肢の痛みやしびれを悪化させたり、感染症を合併したりと、リスクが高い手術です。そういうことから、今まで手術を勧められてこなかったのだろうと思います。
しかし、近年、腰椎固定術も低侵襲化が進み、痛みの少ない、安全性の高い手術になっています。そのためには、医師選びが不可欠です。医師の評判を確かめてから決断されることをお勧めします。
>手術は、結果が悪いからと言って、やり直せばよいということは通常ありません。一回勝負と思って慎重に判断することです。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.02.15 22:14
drshujisato
19/02/05 70歳 女性 KN さんへ  Re: 腰椎すべり症の再手術が不安


質問
> 1 腰椎固定術だけでも可能でしょうか
> 2 今体に入っている金具を外すことは可能でしょうか
> 3 取り外した場合骨にあけた穴どうなるでしょうか? 将来支障はありますか

一般論として説明することの難し質問です。あたなの腰椎の状態が正確にわからない以上、1の質問に対する回答は差し控えます。
2の回答:固定が完成していれば、金具(ボルト)を抜くこと自体は可能です。
3の回答:骨の穴は自分の骨で埋まっていきます。抜くときに人工骨を充塡する場合もあります。
 
>以上、お大事に。

FROM SHUJI SATO
2019.02.15 21:58
drshujisato
13/01/30 S.J.さんへ   Re: 脊柱管狭窄症の手術’法に関して
>
回答が遅くなり失礼しました。一般論として私見を述べます。
> 質問1;
> 狭窄症はいずれ進行するものでしょうか?私には介護の必要な母が居りまして、先々
> 杖を突いていては居られなくなると思います。手術をするならば遅くも年内にはやっ
> てしまいたいと思うのですが。

 回答:脊柱管狭窄症は加齢で進行するのが特徴です。進み方は色々です。狭窄が軽い段階では、悪くなったり、良くなったりを繰り返します。しかし、狭窄が進むと、悪い状態が長引き、なかなか改善しなくなります。そして、進み方が早くなります。さらに下肢にしびれが持続するようになり、立っていることや歩行が困難になっていきます。薬物治療はある程度進行すると、効果を失います。進行を止め、改善させるためには手術が必要であり、手術しか根本的に治す方法はありません。
>
> 質問2;
> MD法とは顕微鏡下手術という意味と拝察致しますが、インターネットには手術の技法
> として通常の開窓除圧法、片側侵入法、棘突起縦割式など紹介されています。どれが
> 適当でしょうか。医師からは、L3は細く手術は複数個所なので内視鏡は不適当と言わ
> れて、開窓除圧法でと言われておりました。

回答:MD法とは直径16mm、または18mmの筒状の開創器を挿入して、その中を顕微鏡で拡大して行う手術法です。皮膚切開は16mm~18mmのため、痛みが少なく回復が早いのが利点です。私は、すべての腰椎手術をこのMD法で行っていますが、安定した成績を出すためには相当の経験を積む必要があります。脊柱管狭窄症の手術法としては、手術顕微鏡あるいは内視鏡を用いるのであれば、手術方法に余りこだわる必要はありません。圧迫されている神経除圧の技術が確かであれば、どの方法を用いても、良い結果が得られます。
>
> 質問3;
> 手術に依る背骨の強度低下はありますか。日常母を持ち上げてすべり症等を引き起こ
> すなど可能性は在りますか?

回答:低侵襲手術、最小侵襲手術と呼ばれる手術法は、骨の削りを少なくして神経の圧迫を取り除くので、背骨が弱くなることを心配する必要はありません。しかし、大きく開いて、骨を大きく削る、昔ながらの肉眼の手術は背骨を弱くするばかりでなく、手術成績や合併症の観点からもお勧めできません。手術顕微鏡や内視鏡を用いる手術の殆どが低侵襲、最小侵襲手術です。
術後にすべり症は絶対発生しないとは言えませんが、心配し過ぎる必要はありません。

以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2019.02.15 21:50
-
昨年(2018年)11月末に腰の激痛に見舞われロキソニンを2日服用し様子をみましたが全く効かず、近くの外科を受診。レントゲンにて「すべり症」と診断されました。
10年前にも腰痛で受診した外科なのですが、その時は特に処方はされず「腰痛体操」の本を渡され毎日するようにと言われ、毎日続けてきました。そのときのカルテには「前弯が強い」と記入してあるそうです。
10日分セレコックスとロキソニン湿布を処方され服用しましたがなおりませんでした。
その後別の「整形外科」を受診。再びレントゲン撮影。やはり「すべり症」とのこと。リリカカプセルとセレコックスを2週間分処方されましたが、少し軽減したものの良くならず、MRIを撮ることに。結果、4番と5番が4分の1ずれて神経をつぶしている、とのこと。
現在は、リリカ1日150㎎、セレコックス、コルセット、ホットパック、電気治療をしていますが、全く良くなる気配はありません。ズキズキしたり腰から足にかけて重く痛くなったりします。寝ているときも痛いときがあります。
手術の適応か?と問うたところ「リスクがあるし、とても大掛かりな手術なのでおすすめしない」とのこと。
しかしながら、快方に向かうことなく、悪くなっている日もあるので不安で仕方がありません。
このままここで保存療法を受け続けるか、総合病院に紹介状を書いてもらうほうが良いのか迷っています。
かかりつけの内科では「保存治療はどこでもいっしょでしょ」と言われました。
ストレッチは禁止されています。
薬も血管拡張剤などは出ていません。
もう3ヶ月になるので辛いし不安です。
昨年離婚し仕事をしなければ・・・とのあせりもあります
趣味の旅行も一度キャンセルしてとても悲しかったので早く行けるようになりたいです。
今後、私はどうするのが一番良いかご指導いただければ幸いです。
兵庫県54歳女性
2019.02.15 15:05
70歳 女性 KN
2年前にすべり症と狭窄症で手術しました(腰椎固定術)
1年3か月過ぎから金具の音がし始め(今は音はほとんどなし)その後半年後から痛みも出現その間2度主治医の診察を受けるも様子見で腹筋、背筋運動の指導のみ 不安になり他病院で診てもらって再手術を勧められています 検査で脊椎と腰椎がくっついていると言われネットで調べたら強直性脊椎炎の症状らしく心配です 後弯症もらったある為医師は脊椎全体の手術を考えていますが 不安でそこまではしたくありません 持病でリウマチ、リウマチ性多発筋痛症あり 過去に骨盤臓器脱、尿漏れの手術を受けています 後湾症で腰曲がりを老化現象で受け入れた場合

1 腰椎固定術だけでも可能でしょうか
2 今体に入っている金具を外すことは可能でしょうか
3 取り外した場合骨にあけた穴どうなるでしょうか
  将来支障はありますか

尚はじめての手術の際は事前説明、退院後の生活指導一切ありませんでした

以上よろしくお願いいたします。

east_anne_920@opal.plala.or.jp
2019.02.05 21:29
S.J.
61歳 男性

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症(馬尾/神経根混合)と診断されています。狭窄症の
患部はL3/L4の2か所です。ヘルニアは6~7年前に発症し保存療法を取ってきました
が、2か月前に腰に痛みが走りました。MRI/CT検査の結果、悪化が明らかになりま
した。
医師にはヘルニアの除去と狭窄部分の除圧の手術が必要と言われていましたが、間
欠跛行が少し良くなった(杖を突いてですが、100m歩けなかったものが1キロ歩ける
ようになった)ので保存療法に変更になりました。
元々のヘルニアから左足は階段が上がれますが右足は膝に力が入らず上がれません。
2か月前の悪化以降、腰の痛み、足全体の痺れ、膝まわりに感覚の鈍麻が出ました。
痛み痺れはだいぶ引いたものの、膝はまだ鈍麻感がかなり残っております。

質問1;
狭窄症はいずれ進行するものでしょうか?私には介護の必要な母が居りまして、先々
杖を突いていては居られなくなると思います。手術をするならば遅くも年内にはやっ
てしまいたいと思うのですが。

質問2;
MD法とは顕微鏡下手術という意味と拝察致しますが、インターネットには手術の技法
として通常の開窓除圧法、片側侵入法、棘突起縦割式など紹介されています。どれが
適当でしょうか。医師からは、L3は細く手術は複数個所なので内視鏡は不適当と言わ
れて、開窓除圧法でと言われておりました。

質問3;
手術に依る背骨の強度低下はありますか。日常母を持ち上げてすべり症等を引き起こ
すなど可能性は在りますか?

誠に恐縮ながら質問させて頂きます。宜しくお願い致します。
2019.01.30 02:35
drshujisato
19/01/25のy.kさんへ   Re: 頸椎ヘルニア治療法

頸椎ヘルニアの治療法について知りたい方が多いと思いますので、
ブログ記事で取り上げ、説明します。
さらに質問がある場合にはお問い合わせください。

from SHJI SATO
2019.01.26 20:58
y.k
追記
年齢53歳 女性です。
2019.01.25 11:17
y.k
初めましてこんにちは。
頸椎のヘルニアと診断され10年経ちます。
仕事は辞めるしかなく、家事も半人前程度しか動けません。
痛みや倦怠感がひどいのですが特に治療法はないとのことでボルタレンを飲んでいましたが、それも数年前から効かなくなりました。
鍼治療で痛みを和らげ過ごしてきましたが先日TVで「ブロック注射を定期的に続けることで炎症が治まり、治るケースがあると聞きました。
貴医院ではそのような治療法はされておりますか?

当時2つの病院へ行きましたがどちらも「手術はリスクが高すぎるのお勧め出来ない」と言われました。
手術以外で治る道があるなら試してみたいと思います。
お返事お待ちしております。

2019.01.25 11:14
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2019.01.07 15:10
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2019.01.05 10:07
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2019.01.05 00:02
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2018.12.28 18:16
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2018.12.26 16:26
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2018.12.05 11:00
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2018.12.03 21:12
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2018.12.03 17:00
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2018.12.03 09:36
drshujisato
18/11/26のシンイチさんへ  Re: 腰椎椎間板ヘルニアについての再質問

 自分で症状を調べていないので正確なことは難しいですが、
l3神経根とL4神経根の症状の特徴から鑑別しなければなりません。
これにMRI所見を合わせて、診断することになります。
主治医の診断は症状と画像所見がその通りであれば、正しいということになります。
私の立場としては、それ以上のことを言えません。
悪しからず。
画像所見と症状のサイドは一致しますが、画像所見が乏しいため、症状の原因になっていながら、そう診断されないことが
多く起こっています。

FROM SHUJI SATO
2018.12.02 22:14
drshujisato
18/11/26の株式会社石井組石井高志 さん

 手術で神経障害が発生しても、その程度によって回復の期待は持てます。
障害がどの程度かが回復の決め手になります。一般的に、神経障害の回復を期待できる期間は
手術後3~6ヵ月です。それを越えると回復不良になります。
私の外来受診を希望されているとのこと、勿論、検討させて頂きます。
予約制ですので、当院秘書課で予約をお取りください。診断は一回の受診で行い、治療方針
を立てます。受診時に腰椎レントゲン撮影、MRI、ケースによってはCTを行い、これらで診断します。
紹介状は必須としていません。無理なら持参されなくて結構です。受診時に画像を持参ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.12.02 21:31
drshujisato
18/11/27の山下さんへ  

 拝見していないので、正確なことは言えませんが、高齢者の腰椎変性疾患は運動して
よくなることは通常ありません。しかし、歩かないでいると足腰が弱くなりますので、
無理のない範囲で歩行訓練をなさるといいと思います。絶対に無理はいけません。
後から痛みが強くなるからです。現状、生活に大きな支障がないのでしたら、今しばらく
様子を見られてもいいかもしれませんね。
困ったときには受診されたら良いでしょう。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.12.02 21:22
drshujisato
18/12/01のけんさんへ   Re: 変性すべり症を伴う脊柱管狭窄症の手術について

 高齢のお母さんに大きな手術の提案があり、さぞ困惑されていることでしょう。
今もそれが一般的な手術方針だと思います。しかし、私はそうは思いません。
私の手術患者の35%は75歳以上の高齢者です。80歳代も多く、大半は女性です。
これらの患者はすべり症あり、側彎症あり、脊柱管狭窄症あり、椎間孔狭窄症あり、
多椎間障害ありで、症状の原因診断が困難なことが特徴です。
私はこれらの患者でも原因部位を絞り込み、MD法による神経除圧のみで対応し、
良好な結果を得ています。これら高齢者では、まず固定術は必要ありません。
以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2018.12.02 21:14
けん
はじめまして。
78歳の叔母の手術があるため、相談したくご連絡しました。

現在叔母は痺れと痛みで歩く事が出来ず、痛み止めと神経ブロック注射をして凌いで入院しています。

主治医から検査後に傷病名について以下のように告げられました。
・腰部脊柱管狭窄症(多椎間狭窄 特にL4/5で高度狭窄)
・L4/5変性すべり症 不安定性 椎間関節破壊像
・L5/S1左椎間孔部で左L5神経根障害の疑い

左L5神経根麻酔では、左臀部下肢痛の軽減を認めたため、主病巣はL5神経根症と判断している。

■手術内容
①L4/5については関節破壊像があり除圧で対応出来ないため、除圧+固定術(PLIF)。
②L5/S1については両側開窓(左L5/S1椎間孔入口部には関節温存の可及的な除圧を追加してもよい)
の2つ(①+②)を行う。

■ご相談
手術には15センチくらい切開して行いトータルで7時間くらいかかるそうです。そうすると合併症の感染リスクが懸念され怖いです。
また術後の痛みなどにも高齢の叔母が耐えられるか不安です。
先生が実施しているmini-openPLIFやTLIFで対応できないか、または他に身体に負担の少ない手術ができないものか模索してます。
歩けるようになるのかも正直分からないまま今の病院で手術を迎えてしまう事に、大変悩んでおります。
ぜひアドバイスの程よろしくお願いします。
2018.12.01 23:39
山下
ありがとうございます。
母親なんですがどうしても先生の病院に1回行きたいと言っていますが遠いので先に診てもらってないのですが分かる範囲で教えてもらいたくて質問しています。

腰の骨の5つともに椎間板変性症で4番目は前方に対してすべり症と言われましたが、歩くことも出来るし今の所ずっと立っていると腰とかお尻の左が痛くなるみたいです。
しびれはたまにあるくらいです。
脊椎狭窄の症状もありそうです。
運動療法で少し痛みはマシになっているみたいです。
冬になって冷えると痛みが出ますが。
自転車も今は乗れるので今のところ手術はいらないのかな?と思い質問しました。今、何を家で出来るのか教えてもらいです。いよいよとなると先生の病院の診察に行く予定にはしております。その時はよろしくお願いします。
2018.11.27 17:57
株式会社石井組石井高志
2018/11/22,23に投稿したTAKASHIです。
お忙しいところご返答頂きましてありがとうございました。

場合によっては再手術しても症状の改善は出来ないのですね。
その場合は手術により神経が障害を受けたということと思いますが
神経の自然回復は期待できないのでしょうか

期待して受けた手術でしたが残念です。

何が原因なのか佐藤先生の診察を是非とも受けたいと思いますが
先生の診察は出来ますでしょうか?

診察が可能であれば診察、診断にはどの位の日数が掛かりますか?
遠方地に住んでいます

MRI画像、CTデータ(印刷したものは手元にあります)、紹介状
は必要ですか

よろしくお願いいたします。
2018.11.26 10:34
シンイチ
11月18日に質問をした51歳男性シンイチです。お疲れのところ、深夜にご回答をいただき深く感謝申し上げます。
最初の投稿後に状況が変わったので、再度の質問をお許しください。
投稿後の20日に再度綿密に腰椎のMRIを撮った結果、L3/4の外側型ヘルニアを摘出してL3神経根障害を取り除く手術を行うことになりました。理由は以下です。
・L4/5の外側型ヘルニアは以前からあったが、膝折れは無く歩けていた
・L4/5の外側型ヘルニアは2018年1月のMRI画像よりも縮小している
・L3/4の外側型ヘルニアの発生と膝折れ歩行障害の時期が一致
・膝折れ歩行障害は、L3神経根障害の可能性が高い
・脛前面やふくらはぎ内側のしびれ、触られた時の違和感はあり、これはL4神経根障害と思われるが、日常生活に支障は無いのであえて縮小中のL4/5の外側型ヘルニアを摘出することはない

お忙しいところ大変恐れ入りますが、以上の見立てに対して、是非とも佐藤先生のご見解をお聞かせください。

追伸:最初の投稿に対して、“症状からは左l4神経根症でよいと思います。”とお返事をいただきましたが、右足に症状が出ているときは右の神経根障害ですよね。
2018.11.26 08:23
drshujisato
18/11/22と23のTAKASHIさんへ   Re: 脊椎固定術後の再手術

回答します


> 1この症状は馬尾の神経症状に当てはまるのではと思います
>  がいかがでしょうか。

 回答:神経根の症状である可能性もあります。勿論、馬尾も否定できませんが。
>
> 2術後直後からこのような症状が出ているので除圧が不完又
>  は他の部分で神経の圧迫がある、
>  ということが推察できますがいかがでしょうか

 回答:術後に悪化したのであれば、手術操作と関連した神経症状と考えた方がよいでしょう。術前の症状がまったく
改善せずに、そのまま術後も続いているのであれば、あなたの想像通りと思いますが。
>
> 3椎弓形成術、脊椎固定術(制動術)を行っていますが、再
>  手術は可能でしょうか

 回答:原因次第です。手術操作で悪くなったのであれば、再手術しても改善は期待できないでしょう。
>
> 4可能な場合、どの位の期間を置くのでしょうか

 回答:術後、炎症期に一時的に症状が悪化する場合があります。この場合、術後直ぐには悪化なく、数日して悪化する場合です。あなたの場合には術後直ぐに悪化しているので再手術が必要かどうか、なんとも言えません。
>
> 馬尾神経障害であれば重症になったり、症状が経年により悪化し
> 動くことが出来なくなるのではとの不安がものすごく強いです。
>
> 痺れや痛みがなくなり、QOLが改善することが出来るのであれば
> 、再手術を選択したいと思います。
>
> その際は今度は是非にとも佐藤先生の診察を受けたいと思い
> ます。

とにかく、悪化原因が何であるのか、これを解明することが次に何ができるのかを決める鍵になります。


FROM SHUJI SATO
2018.11.26 00:22
drshujisato
18/11/18のシンイチさんへ e: 腰椎椎間板ヘルニアをMD法で手術予定

質問に回答します。

> 1 執刀医の判断に対する佐藤先生のご見解をお聞かせください(少ない判断材料で難しいとは思いますが)

  回答:症状からは左l4神経根症でよいと思います。

> 2 L4神経の圧排はL3/4ヘルニアが内側に飛び出した場合と、L4/5ヘルニアが外側に飛び出した場合の2ケー
スあるということでよいですか。もし違う場合は正解を教えてください

  回答:その通りですが、あなたの場合はどちらに該当するかまではMRIを見ていないので判りません。

> 3 除去するヘルニアの部位を、切開後に変更することはできませんよね(切開後にL4/5ヘルニアをL3/4ヘルニアに変更等)

  回答:ヘルニアの存在する部位によって、私の場合には同一術野内で、あるいはそれぞれ別個に同時手術する場合があります。

> 4 脊柱管狭窄症やすべり症などの合併が無ければ、ヘルニアの飛び出し位置が内、外に関係なく固定術は不要ですよね
> ご多忙のところ大変恐縮ですが、手術が迫っているので早めにお返事いただけるとありがたいです。

  回答:私の場合は固定術は行いませんが、ヘルニアでも固定術を行う医師がいます。特に、外側型や超外側型では固定術を行う医師がまだ多いので、よく確認されることです。

FROM SHUJI SATO
2018.11.26 00:02
drshujisato
18/11/14の山下さんへ  Re: 椎間板

椎間板症ということは、腰痛のみの症状でしょうか?
症状が具体的に書かれていないので、どんな腰椎の問題があるのか不明です。
私見ですが、椎間板症のみで手術が必要になることは先ずないと考えています。
高齢者では正常な椎間板などあり得ません。変性が進んでいるのが普通です。
もし、下肢に神経症状があるのでしたら、年齢から見て、狭窄病変を疑うべきでしょう。

FROM SHUJI SATO
2018.11.25 23:48
TAKASHI
2018/11/22に投稿したTAKASHIです。
昨日より左右内股から下肢両脛から足表の痺れ、足底の袋を
踏んでいるような違和感が増強してきました。
これまでは睡眠中は症状が無かったのですが、昨夜は脛の痺
れ感で目が覚めてしまいました。(右足の症状が強い)また腰、
脚の痛みはありません。

佐藤先生にお伺いしたいのですが
1この症状は馬尾の神経症状に当てはまるのではと思います
 がいかがでしょうか。

2術後直後からこのような症状が出ているので除圧が不完又
 は他の部分で神経の圧迫がある、
 ということが推察できますがいかがでしょうか

3椎弓形成術、脊椎固定術(制動術)を行っていますが、再
 手術は可能でしょうか

4可能な場合、どの位の期間を置くのでしょうか

馬尾神経障害であれば重症になったり、症状が経年により悪化し
動くことが出来なくなるのではとの不安がものすごく強いです。

痺れや痛みがなくなり、QOLが改善することが出来るのであれば
、再手術を選択したいと思います。

その際は今度は是非にとも佐藤先生の診察を受けたいと思い
ます。
2018.11.23 13:21
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2018.11.22 20:29
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2018.11.22 18:06
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2018.11.22 17:36
TAKASHI
佐藤先生はじめまして
64歳男性です。
私は20歳台に腰椎ヘルニアを発症し、ここ7,8年前より両下肢に痺れが出てきまして年々強くなり、医師よりL4の腰椎すべりにより足底や足指の痺れが出ているので重症であり手術を勧められました。(低侵襲ではありません)
 低侵襲術式で佐藤先生を知り、是非とも佐藤先生に診察して頂きたいと思いながらも地域的な理由で断念しました。
 地元の他の病院で今年9月にL4,L5間のすべり症による脊椎間狭窄症の診断でしたので、低侵襲による脊柱管狭窄の除圧と2椎間の固定術を受けました。
 私の場合は椎弓形成術、脊椎固定術(制動術)、脊髄誘発電位検査と言われる術式で、ケーシングの移植はなし、コルセットは使用している市販のもので良いとのことでした。
術後
・左右内股から下肢内、外脛の痺れ及び左足冷感の増悪、
・左足指付け根付近に何か張り付いているよう感覚及び
 左足指外側2本の麻痺感の出現
・術後X線画像を見ましたが腰椎のずれが術前と同じであった
・左右腸骨稜と左右膝内側に痛みの出現
 (痛みは4,5日で直りました)
医師に相談したところ
・痺れ、冷感、足指の違和感の出現は、神経の癒着があった
 ためその回復に時間が掛かる
・これ以上腰椎がずれることがないように固定しました
・腸骨稜の痛みは仙腸関節痛であり手術によるものではない
との説明でした。腰椎のずれがなぜそのままなのか疑念がわきました。痺れと足付け根、足指の感覚の違和感は現在でも続いています。
 術後3ヶ月なので早急な判断は出来ないですが、このような症状が出ているのは、
・除圧が不完全、他の狭窄箇所があるのではと、医師への信頼もありますが、この症状が将来も回復できず続いてしまうことへの不安感も大きいものがあります。
 長文になりましたが佐藤先生のご意見をお聴かせ願えればと思い投稿いたしました。
よろしくお願いいたします。
2018.11.22 10:16
シンイチ
重ね重ねの連続投稿、申し訳ございません。
必須事項を書き忘れていました。
私、シンイチは51歳男性です。
よろしくお願いいたします。
2018.11.19 14:11
シンイチ
昨日投稿しました、シンイチです。
連続投稿失礼します。
大事なことを書き漏らしていました。
「右足」の症状で追加です。
・椅子に座って足を上げる⇒約5cm、5~10秒間上がる
・椅子に座ってひざを伸ばす⇒動くが、完全に一直線には伸ばせない。時間は5~10秒間
・まっすぐ横になって足を伸ばしたまま床から上げる⇒約5cm、5秒上がる
ちなみに左足は上記どの動作も正常にできます。
それから、右の腰がときどき少し痛みます。
以上、佐藤先生の参考になれば幸いです。
2018.11.19 07:15
シンイチ
佐藤先生、初めまして。
2015年に腰痛のため病院へ行き、MRI撮影と診察により腰椎椎間板ヘルニア(L4/5)と診断されました。少し経つと痛みが軽減したので放置。2018年1月に再度腰痛がひどくなり受診し、MRI撮影と診察により同部位のヘルニア診断でしたが、また痛みが軽減したので放置。
2018年11月10日から突然右足に激しい痛みが出て、かつ右足で踏ん張れず転倒したため翌日病院へ行き、MRI撮影と診察により従来の腰椎椎間板ヘルニア(L4/5)に加え、L3/4および、胸椎椎間板ヘルニア(T7/8)があるとの診断でした。
現在の症状は、右足で踏ん張れません。ひざを伸ばした状態のままなら、杖なしでもゆっくりと歩けます。
右の股関節から太ももの前面、膝の前面、ふくらはぎの内側、すねにしびれがあります。手で触られた感覚も通常とは異なります。足首、足指は正常に動きます。
左足は脱力、痛み、しびれ、手で触られた時の違和感などすべて無く、正常です。
現段階の執刀医の判断は、症状の原因はL4神経が圧排されていることにある、というものです。
私も素人なりに調べた結果、執刀医の判断に賛成です。
11月20日の最終MRI検査で結論を出し、11月26日に親族に説明。12月3日が手術です。手術方法はMD法です。
1 執刀医の判断に対する佐藤先生のご見解をお聞かせください(少ない判断材料で難しいとは思いますが)
2 L4神経の圧排はL3/4ヘルニアが内側に飛び出した場合と、L4/5ヘルニアが外側に飛び出した場合の2ケースあるということでよいですか。もし違う場合は正解を教えてください
3 除去するヘルニアの部位を、切開後に変更することはできませんよね(切開後にL4/5ヘルニアをL3/4ヘルニアに変更等)
4 脊柱管狭窄症やすべり症などの合併が無ければ、ヘルニアの飛び出し位置が内、外に関係なく固定術は不要ですよね
ご多忙のところ大変恐縮ですが、手術が迫っているので早めにお返事いただけるとありがたいです。
2018.11.18 22:06
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2018.11.15 15:12
山下
お聞きしたい事があって質問します。よろしくお願いします。

近くに脊椎専門の先生が居なく少し遠いですが画像だけ送り今の状態を診てもらいました。
結果、腰の骨の5つともに椎間板変性症で4番目は前方に対してすべり症と言われました。
自分では脊椎管狭窄だけを色々と調べていたのですが
脊椎管狭窄もあるけど椎間板変性症で影響してるのかな?との事でした。
脊椎管の手術ばかり考えていたのですが、椎間板変性症の手術も同じ狭窄症の手術で治るものでしょうか?
今は無理をしたら坐骨辺りや腰の辺りが痛むけど、
歩くとなると結構歩けます。自転車も乗れます。
自宅で運動をしています。年齢は80歳です。
手術はどの時期でしたら良いのかどのような手術が適応なのか
教えてください。
診察をしてもらっていないのでハッキリ回答はもらえないかもしれないけど一般的な事でも良いので教えてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
2018.11.14 23:53
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2018.11.13 19:54
drshujisato
18/11/11の比嘉さんへ  Re: 脊柱間狭窄症とホルモン剤投与

女性では、中年以降、エストロゲンが減少して骨粗鬆症になることはよく知られています。
私の知識では、エストロゲンの補充療法と脊柱管狭窄症との間に直接的な関係はないように思います。
積極的に調べたわけではないので、治療を受ける所でも確認してみてください。


FROM SHUJI SATO
2018.11.11 22:02
drshujisato
18/11/05の川口光治さんへ  Re: 股関節の痺れ

回答が遅くなり、失礼しました。
 股関節部のしびれということですが、臀部や下肢には痛みもしびれもないのですね。
l4にすべり症があるとのこと、L4/5の椎間孔狭窄が関係している可能性があるかも知れませんね。
股関節の問題ではなさそうですし、症状からは、やはり腰椎に原因がないかですね。
すべりは関係していないと診断されているようですが、否定はできない症状と思います。
椎間孔をより専門的に検討していただくと宜しいと思いますよ。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.11.11 21:37
比嘉
66歳男性です。
MTFなので女性ホルモン剤エストロゲンを定期的に注射していました。
10ヶ月前に脊柱間狭窄症と思われる痛みで整形外科にかかり、ホルモン投与を控えています。
ホルモン剤投与を再開したいのですが、ホルモン投与は脊柱間狭窄症と関係ありますか?
2018.11.11 09:59
川口 光治
53歳男性です。右の股関節の横が痺れます。麻酔を打っているようで左右の筋肉の硬yさに違いがあります。10分位立っているの痺れて辛いです。屈伸すると少し良くなります。座っている時はどんなに座っていても痺れません。仰向けで足を伸ばしていても同じく10分くらいで痺れて足を曲げないと辛いです。
MRIを撮りましたが、脊椎すべり症が4番目にありますがここが原因ではないということでした。(20歳の頃サーフィンで痛めたが自然に治った)
色々な病院、行きましたが原因わかりませんでした。千葉県在住ですよろしくお願いします。
2018.11.05 08:47
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2018.10.24 23:20
drshujisato
18/10/24の彩さんへ  Re: 原因不明の坐骨神経痛

 原因不明の痛みで生活に支障が大きいようなので大変気の毒に思います。
さて、あなたの場合、症状からは仙腸関節に問題があるのではなく、腰椎に問題があるのだと思います。
ヘルニアや狭窄症の診断が大変困難な患者がいますが、あなたの場合もそうなのだと思います。
12月に私の外来受診を予約されたとのこと、その時にしっかりと原因を究明し、治療法を確定しましょう。
学校生活がおくれるよう頑張りましょう。

from SHJJI SATO


2018.10.24 23:01
drshujisato
K.Y(男性 59歳)さんへ  Re: 両腕の痛み

 後縦靭帯骨化症による神経症状について説明します。
靱帯骨化が①脊髄を圧迫して脊髄症を来す場合、②神経根を圧迫して神経根症を来す場合、さらに③脊髄症と神経根症の両方をきたす場合があります。①の脊髄症の場合は、先ず両手指のしびれから始まり、次第に前腕・上腕へと広がります。手指の使いにくさも自覚するようになります。しばらくたってから足にもしびれが発現し、歩行にも支障を感じるようになります。脊髄症の痛みはぴりぴり、びりびりしした不快な感じです。②の神経根症による痛みは根性痛といって、肩甲部や上腕、前腕に差し込むような耐えがたい痛みになります。通常は片側ですが、両側に認めることもあります。首を反らすと首から上腕に痛みやしびれが放散することが多く見られます。③の脊髄症と神経根症の合併は、これら両者の特徴を持ちます。
注意しなければならないのは、後縦靭帯骨化を認めても、神経症状は靱帯骨化によるのではなく、合併する頚椎症や椎間板ヘルニアによる場合があることです。現在の症状の原因診断は専門医でなければ難しいと思いますよ。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATOMAR
2018.10.24 22:46
初めまして。20歳の女性です。
先生のブログを見つけ、なんとかこの坐骨神経痛の原因を突き止めていただきたく、今年の12月の中旬に先生の外来を予約しました。
2017年の9月頃から右足先の痺れと右太腿の裏側と右足裏の痛み、そしてそれらに加え今年の9月頃から尾骶骨周辺の痛み、右臀部の痛みが続いています。

2017年9月頃に右足の痺れと右太腿の痛み(特に座位)で一度だけ地元の整形外科を受診したものの、メチコバールを処方されたのみでした。その後は特に症状が悪化することもなく私の大学受験もあり、病院には通っていませんでした。この頃、睡眠薬としてルネスタ、デパスを心療内科で処方されており、これらを飲むとなぜか症状が軽減されることから、我慢できていたように思います。

しかし2018年3月、症状が悪化し、常に右足先は痺れ、座っていると右太腿の裏側が痛くて長時間座れない状態になったため、再び地元の整形外科を受診し、レントゲン、MRI共に異常が無かったため仙腸関節障害と診断されました。処方されたロキソニンやリリカなどが全く効かず、痛みによりデパスが手放せませんでした。

2018年4月、東京への進学を機に総合病院での治療を開始しました。仙腸関節にブロック注射を2回ほど打った後、足の裏の違和感は残ったものの、太腿の裏の痛みは気にならなくなり、そこから8月の半ばまでブロック注射を打ちつつでしたが、長時間の座位、歩行にほとんど問題が見られなかったように思います。デパスもあまり必要ありませんでした。

しかし8月の半ばになって、ある日長時間の歩行をしたら、次の日から、また以前の坐骨神経痛と思われる症状が現れ始め、そこから現在に至るまでどんどん症状が悪化しています。仙腸関節にブロックを打ってもらいましたが、なぜか全く効かなくなってしまいました。リリカ、サインバルタ、トラムセットも全く効きませんでした。依然としてデパスやルネスタなどのベンゾやベンゾ系の薬はよく効きます。
特に9月に入ってからは、足先の痺れと太腿の裏側の痛みのみならず右臀部痛と尾骶骨周辺の痛みが現れ始めました。10分と座るのが辛く、特に通学のバスの振動や講義で長時間座るのがとても苦痛です。
総合病院で診てもらいましたが、頚椎、胸椎、腰椎のMRI全てに異常なし、膠原病もなしで途方に暮れています。

ちなみに座位が一番辛く、次に立位、そして臥位が一番楽です。しかし臥位でも左向きに寝ると尾骶骨の痛み、足先の痺れなどが発生しますが右向きでは発生しません。そして前屈、後屈で痛みにあまり変化は無いように思います。

せっかく入学した大学にも通院や痛みでなかなか通えておらず、とても不安で悲しく憔悴しています。先生の診察は既に予約してありますが、こちらでも先生のご意見を伺いたいです。よろしくお願いいたします。長々と申し訳ありません。
2018.10.24 01:34
K.Y 男性 59才
昨年先生に腰の診察を受けた者です。今回の相談は腰の方ではありません。数か月前から両肘付近が痛くなり、徐々にその範囲が広がり肩・肘付近の上腕部・肘から手首・指などに痛みが出て来ました。指で抑えると痛いのですが、痛気持ちいいのでついつい押さえてマッサージをしています。1日の中で常に痛みがありますが、時々痛みを忘れて感じないこともあります。しかし、痛みが強く寝られないことが多くあります。また、左右いつも同じような箇所が痛みます。地元の病院で診察してもらってもはっきり言ってもらえません。持病に後縦靭帯骨化症があり、首から肩甲骨付近が1年前から痛むようになりました。私はそのせいで腕に痛みが出ていると思うのですが、何か他に原因があるかもと心配しています。そこで先生にお聞きしたいのですが、後縦靭帯骨化症による神経症状はどのようなものものですか?私の症状はどのように思われますか教えて下さい。
2018.10.23 19:05
drshujisato
18/10/22のマリアさんへ

 脊柱管狭窄症による下肢の痛みやしびれが持続する状態であるなら、X-STOPの効果は
期待できないと思います。年齢からみても、狭窄症はかなり進んでいるのではないでしょうか。
この場合は、手術で神経除圧することが最も確かな治療法です。
超高齢者の手術は困難なことが多いので、相当に経験を積んだ医師による低侵襲手術を受けられることです。
前後しますが、X-STOPは間欠性跛行を呈する比較的軽い段階での脊柱管狭窄症に適応ありますが、先ほども書きましたように
年齢的に無理があると思います。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.10.22 22:54
drshujisato
18/10/16のゆうさんへ   Re: 腰痛の悩み

 症状経過からは、L4/5の固定隣接椎間であるL5/S1の椎間孔部に狭窄症が発生したように思われます。
L5/S1の固定術をうけられたそうですが、同レベルの椎間孔内あるいは外でl5神経根の除圧が適切に行われたか、
疑問の残る結果です。もし、除圧が適切であったなら、しびれは全てでないにせよ
ある程度は軽減していたはずです。どうすれば治るかは画像情報などがありませんので、回答は控えます。
よくならなかった原因を究明することが先決です。

FROM SHUJI SATO
2018.10.22 22:45
drshujisato
18/10/12のErikoさんへ

 手術の予定になってのですね。
今度も固定術になるのですね。手術方針についてはコメントする程の情報を私は持ちませんので
コメントを差し控えますが、良くなることを期待しています。

from SHUJI SATO


2018.10.22 22:36
drshujisato
18/09/18のErikoさんへ

 回答が遅れ失礼しました。
椎間孔狭窄症による症状であるなら、今後も神経障害が進む可能性があると思います。
麻痺が進行しているようですので、このまま保存治療を続けることには疑問を感じます。

from SHUJI SATO
2018.10.22 22:28
マリア
こんばんは。
宜しくお願いします。

母親が狭窄症で痛みや痺れで悩んでいます。
80歳です。
この歳でもし神経を損傷したら怖いと手術を悩んでいます。
そんな時にX-stopの手術があると聞きました。
この手術は日帰りで局所麻酔とのことですが、
ふつうに手術をするのと比べて成功率は低いのでしょうか?
この歳でも安心して受けられるのでしょうか?教えてください。
2018.10.22 00:01
ゆう
佐藤先生はじめまして、よろしくお願いいたします。50歳代男性です。20代後半にL4/5の脊柱管狭窄症で固定術をしました。経過は良好でした。約10年間は大丈夫でしたが、30代後半に右腰痛、右下腿外側と右足甲と右足裏の痛みとしびれが出現しました。保存療法(内服、各種ブロック(仙骨孔、硬膜外、神経根、椎間関節、トリガー、持続硬膜外など)で様子をみていましたがよくなりません。思い切って50代前半でL5/S1の固定術をしましたが、術前と変わらず、同じ症状が残っています。どうすれば治るのでしょうか?教えてください。
2018.10.16 20:36
Eriko
佐藤先生

先日は返信ありがとうございました。
9月に受診したときに7月と比較しても筋力低下が進んでいること
ここまでいろいろ筋力回復のためにやっているが回復の兆候がないこともふまえて手術に関してのお話がありました。
いろいろ相談し、考えた上来年1月に手術を受けることにしました。L4/5の不安定性が強いこともありやはり固定術になるようです。自分の病院の先生も時間が経過しておりどこまで回復するかはわからないとは言っていましたがこれからのことも考えてやる方向で決めました。
また経過報告いたします。
2018.10.12 12:36
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2018.09.28 14:16
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2018.09.28 11:20
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2018.09.21 13:27
Eriko
佐藤先生

返信ありがとうございました。

周囲の先生が手術と言われる中、主治医の先生からは原因がつかめずリハビリしながら経過観察と言われていたので私自身もなかなか踏ん切りがつかない状況でした。突然というよりもいつの間にか左足首と親指が動かなくなってしまったように思います。以前は歩行速度がすごく低下したなとしか感じていなかったのですが、最近は歩くのが大変と感じるようになっています。
前脛骨筋の左右差は若干左が萎縮している状態ですが、まだ運動継続していたことはよかったかと思います。

今この状態で今のまま経過観察になった場合やはり神経の症状は進行していく可能性はありますか。今はよくても60代、70代になったときにどうなってしまうのかは心配です。
今週病院に行くのできちんと相談してこようかと思います。
ありがとうございました。
2018.09.18 15:30
drshujisato
18/09/13のErikoさんへ

以前にもご相談受けましたね。
下垂足になってしまっているのなら、それは放置し過ぎた結果ですよ。もちろん、治療・リハビリを行っていたと思いますが、
現在の神経障害の状態からは、もっと早くに手術治療に踏み切るべきであったと言わざるを得ません。これから手術を行ったとしてどれほどの改善が得られるか、なんとも言えません。もし、前脛骨筋や長拇指伸筋などのl5神経根支配筋の萎縮が進んでいるのでしたら、手術による筋力の改善効果は余り期待できないでしょう。しかし、やれることをやって、その効果を見るというのも選択肢の一つと思いますよ。仕事の都合もわかりますが、一生の問題として残るかもしれません。よく検討してみてください。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2018.09.18 00:10
Eriko
40歳女性

佐藤先生御無沙汰しております。以前から何度かご相談させていただいております。L5/S1椎間孔外狭窄に対して固定術を行い5年が経過しました。左下肢の筋力低下についてもご相談させていただきました。それ以降リハビリ、ジムでの運動、できる範囲でダンスも続けていますが回復してきません。先生からは神経の圧迫がある間は回復しないといただいたのでそのためかもしれません。最近は家にいるときは横になっているのが一番楽なので横になっている時間が増えており、座っていても痛みが強く歩行がだんだん大変になっていることが気になって自宅近くの整形外科クリニック(脊椎専門の先生です)に行ってみました。(先生のところも考えたのですが予約が先になってしまいそうなので自宅近くで早めに受診できるところを選択しました。)
そこで診察してもらいMRIの画像もみてもらいました。
今の状況は下垂足で膝立てもできないくらい臀筋が低下している。装具を作ることも考えてもいいくらいでこれが昨日、今日の話であれば緊急手術になるくらいと話していました。画像に関してもL4/5で圧迫所見があるのではと意見をいただきました。自分の病院の先生も合わせて5人の先生のうち4人は手術したほうがよいとの意見です。

ただこの症状になってから1年近くは経過しています。その上で手術をして今までと同じまで回復できるのかという疑問があります。
仕事(小児科医)も当直などの関係で休めないので痛みだけであればトラムセットでなんとかコントロールはできているので歩きにくい、歩行速度の低下などがどこまで回復するかによって保存を続けるのも一つの考えなのかなと考えています。

長くなってすみませんが現段階で手術が適切にされリハビリなどもしっかり行った場合どの程度回復できるかご教授いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
2018.09.13 11:06
drshujisato
18/09/11のa.kinotos.さんへ   Re: 手術すべきか悩んでいます

症状からはl5神経根の症状ですので、L5/S1のヘルニアだとすると、外側型ヘルニアということになります。
症状経過からは手術を考えるべきと思います。
それは、麻痺が強いと思われるからです。発症後4ヵ月近くになろうとしているのに麻痺の改善が不良であることから
ヘルニアは慢性化していると思われます。麻痺が進んでからでは、手術による改善効果は低くなりますので、
神経機能の回復力があるうちに手術をすべきです。経験を積んだ外科医であれば、問題なく手術をおこなってくれると
思いますよ。ただし、外側型ヘルニアの場合には、固定術を行う医師もいますので、固定術を行わずにヘルニア摘出を
行う医師を選ぶことです。手術方法には余りこだわらないことです。顕微鏡手術でも十分よい結果を期待できます。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.09.13 00:02
drshujisato
18/09/09のl.m.nさんへ

それはよかったですね。
しばらくは無理をせず、慎重に生活復帰をはかってください。
手術成功、おめでとうございます。


from SHUJI SATO
2018.09.12 23:45
a.kinotos.
佐藤先生、初めて相談させて頂きます。
44歳、女、専業主婦です。

もともと、20年ぐらい前にコンクリートの上に仙骨の辺りを強打した事があり、それ日を境に腰痛に悩まされて、ギックリ腰を繰り返しておりました。

そして、今年の5/20に坐骨神経痛になり、後にMRIを撮りL5/S1のヘルニアだとわかりました。飛び出したヘルニアが上方向に伸びており、L5神経を圧迫しているのでは無いかと(ただし、L5神経を神経根ブロック注射しても、接種前後の差はありませんでした)。

現在、1日あたり、ワントラム 100mgを1/4個、リリカ錠25mgを1個を飲んでおり、最初の頃の激痛はなくなり、そろそろ、薬を飲むのを止めようという段階です。

激痛はもう無いものの、1時間ぐらい歩くと右足全体がだるくなるのと、右足の親指の痺れ、足首が上方向に上がらないという麻痺が残っています。ただ、垂れ足の様に、全く上がらない訳ではなく、正常な足首の曲がる角度が60度なら、麻痺のある右足は90度ぐらいでしょうか。指は上がるので、気を付ければ歩く事は出来ます。

そこで、質問です。
私の症状は手術すべき対象なのでしょうか。もし、手術するにはヘルニアが大きく広がって飛び出しているので、内視鏡手術では困難らしく、顕微鏡による手術で、少し大きく切り、骨も多めに削る事になると言われました。

手術による痛みはいずれ無くなるのなら我慢は出来ます。
ただ、新たな後遺症が増えるのではないかと心配しています。
そもそも、足の痺れや麻痺は、手術して改善は見込めるのでしょうか?

足首が動きづらくなってから、もうすぐ4ヶ月になります。
手術すべきなんでしょうか?
手術すべきなら、いつまでには決断した方が良いのでしょうか?

長々と申し訳ありません。
2018.09.11 16:36
drshujisato
18/09/06のN.H.Kさんへ   Re: 腰椎固定術後の1年検診が終わって

 N.H.Kさん、予定外のことが起こり、辛い闘病生活になったことはとても残念に思っています。しかし、よく乗り越えましたね。
気持ちが折れることも多々あったと思いますが、それでも優秀な患者でしたよ。きちっと、ご自身の問題と向き合い、戦い抜いたのですから立派です。病気に打ち勝つ強い精神力がなければ、どんな良薬を用いても病気に打ち勝つことはできません。手術も同じです。気力が快復力を生み出します。薬も手術も魔法、魔術ではないのですからね。「天は自ら助くる者を助く」です。私はほんの少し手を差し伸べただけです。異国の生活は大変なことも多いと思いますが、あなたなら乗り越えていけます。頑張ってください。応援していますよ。また、その後の様子を知らせてください。あなたのメッセージは同病の方々の大きな励みになると思います。ありがとう。

FROM SATO


N.H.Kさんからのメッセージ

> 2017/10.24にL5-S1固定術、 L5椎間孔除圧術を金沢脳神経外科病院で受け、今日少し早い1年検診を受けました。
>
> 2017/2/13 2/20 5/9 5/12 7/25 8/4 9/5 9/6 9/15 9/21 たくさん先生に質問し、その都度その時かかっていたお医者さんの診断と自分の症状を真剣に考えて、悩みに悩んだ末先生の元で手術する事を決めました。
> 手術を誰にお願いするか決めるまで、私にも沢山の不安や葛藤が有り本当に苦しい時期もありました。しかし、そのおかげで私は100%信頼できる脊椎医を見つける事が出来ました。
> 医師と信頼関係を築くことは病気を治療する上でとても大切な事だと経験しました。
> お医者さんは、私たちが自力で治せない疾患に対して力を貸してくれる存在です。
> だから私たちも自分の病気を知り一緒に戦ってくれるお医者さんを探さなければなりません。
> 私は術後、違う病気になってしまいました。これは手術のミスではなく、誰にも予測不能のあくまで個人的な病気です。正直、予想外の出来事に心が押し潰されそうになりました。先生だってびっくりしたと思います。
> そんなハプニングにも、先生は一生懸命治療を考えてくださり、先生との信頼関係が私の心を支えてくれました。この1年検診が終わり改めてお礼を言わせてください。
> 固定術に関しては、低侵襲の手術のおかげで良くあると言われる術後の筋肉剥離が大きいために起こる不快な痛みは無く、傷口付近のしこり、押した時の痛みはありません。術前にあった問題はなくなり、長時間立ったり、座ったりする事が出来るようになりました。術部周辺の筋肉の硬さは感じますが1年の経過を見ていると、これからゆっくりと時間をかけて最終的にほぼ元の状態に戻ると感じられます。
> 今日の検診で、固定術後に起こりえる腰椎疾患についての説明がありましたが、その時はもし可能であればまた力を貸していただければ幸いです。
> ありがとうございました。
>

2018.09.10 23:39
drshujisato
18/09/04の後藤恵美さんへ   Re: 困っています

 L3/L4/L5の椎間板ヘルニアと診断されているようですが、すべてのヘルニアが症状に関係しているわけではないと思いますので、
先ず、原因を特定することが必要です。さらに、内科的疾患があるようですが、手術の支障になるような疾患なのでしょうか。
具体的なことが書かれていないので判断が難しいです。アドバイスとしては、先ず、現在の症状の原因診断をつけることと、内科的疾患がどんな支障になるのか明らかにしてもらうことです。もし、診断がつかないのでしたら、私の外来受診をご検討ください。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.09.10 22:54
l.m.n
18/08/15のl.m.nです。

佐藤先生、お返事ありがとうございました。

MEDでヘルニアの手術をしてくださる先生が見つかりましたので、
先週の月曜日に手術して頂き、本日、退院しました。

筋肉をにぎりつぶされるような下肢痛から開放され、手術してよかったです。
リハビリでしばらく通院しますが、再発しないよう頑張ります。

不安な気持ちを解消くださってありがとうございました。
2018.09.09 17:34
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2018.09.06 07:18
後藤恵美
4年前より腰痛があり、近くの整形外科に受診L3のヘルニアと診断されました。すぐに手術をと言われましたが、内科の疾患があるためその時は手術をスルーし、内科と同じ病院の整形外科に、移り投薬治療のみ3年、症状の悪化にもレントゲン検査もしない先生に不信感を抱き、腰椎専門のクリニックへ受診し レントゲン MRI などで L3 L4 L5の腰椎椎間板ヘルニアと診断 その1週間後ギックリ腰で動けなくなり自宅療養後 同クリニックへ行き仙骨ブロックとプロスタグランジンの点滴を3ヶ月間 その後ペインクリニックにて硬膜外ブロック トリガーポイント注射とプロスタグランジン点滴を3か月受けたが改善せず 手術を勧められて他院紹介も内科の疾患のある人はこの病院ではOPは出来ないとたらい回しされ、自身で都内の大学病院を受診もやはり内科が・・・と言われ内科医に相談し体調に合わせてならばと 診療情報提供書を持ち再受診するも 全く話にならない状態です。何処の病院に受診すれば良いのか 自分の症状は一体何なのか 夜も眠れません。

両足に痺れ 左足首の軽麻痺 間欠性跛行(10メートルも歩くと痺れと腰痛の為直立不能) 早朝の激痛 5分以上の立位保持不能 疼痛性湾曲 仙骨と腰椎が姿勢を変えると バキバキと鳴る 骨盤後傾 が主な症状です。
どうぞよろしくお願い致します。
47歳 女
2018.09.04 18:37
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2018.08.30 14:46
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2018.08.27 19:23
drshujisato
18/08/18のやすべえさんへ   Re: 腰部脊柱管狭窄症

固定術後ですので、診断自体が難しいと思います。
以前にも書いたように脊柱管ではなく、椎間孔に問題があると思われます。
椎間孔の診断は極めて難しく、経験の多い医師でも困難です。
椎間孔は痛みが強いのが特徴です。
私の外来受診まで頑張ってください。

FROM SHUJI SATO
2018.08.26 23:12
drshujisato
18/08/16のケイトさんへ

 術後すぐに腰痛などは良くなり、4~5日たってから両下肢にしびれがでたそうですが、
これは術後の炎症による症状であろうと思われます。術後は神経に炎症を起こして、下肢に痛みやしびれが
強くなることがよくあります。そうであるなら、1~2週間で痛み・しびれは軽減・消失していきます。
今頃は軽減しているかも知れませんね。
もし、2週間過ぎても下肢の痛み・しびれが軽減せず、歩行にも支障がある場合には精査が必要です。
ボルトで第2と第3腰椎を固定したとありますが、第3、第4、第5などには狭窄はないんでしょうね。
なければ心配ないように思います。

FROM SHUJI SATO
2018.08.26 23:05
drshujisato
18/08/15のl.m.nさんへ  

 35歳女性で既に側彎症がありますので、ヘルニアの有無に関わらず、将来的には
側彎が進むと思われます。現在のヘルニアに対しては、低侵襲手術であれば側彎を直ぐに
悪くする心配はないと思いますよ。私なら、ヘルニアに対する手術を行いますね。
側彎症の問題は将来のものと見なすのでよいと思います。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2018.08.26 22:58
やすべえ
たびたび恐れ入ります
手術をした L4と5の上下にはヘルニアや狭窄は見られないとのことでした
しかしここ2週間ぐらいのあいだに痛みと痺れがかなり強く増し、痺れは右臀部から下肢にかけてと右脚裏が特に強いです
起きてると痛くなってくるので、ほとんど寝たきりです
寝てばかりなので鬱状態になってるのを自分で感じます
急な診察で若い先生でしたので、もっとベテランの先生に頼んだ方がいいのでしょうか?
2018.08.18 19:02
やすべえ
お忙しいところ失礼いたします
8月9.11日相談したやすべえです
痺れと痛みが以前より強くなってきたので、都内の脊椎専門病院でレントゲンとMR Iをとつて診察していただきましたが、やはり手術した箇所の上下には異常が見当たらないと言われました もしそうならこの下肢の痛みと坐骨神経痛のような症状は、なぜ起こるのでしょうか❓
専門医でもわかりにくい事なのでしょうか❓
2018.08.18 14:14
ケイト
はじめまして。

母が7月30日に脊柱管狭窄症の固定術を受けました。
母は79歳です。
第二と第三部分をボルトで固定しますとのことでした。
神経に障っているところは削って他の骨を移植しますとも
おっしゃっていました。

現在術後17日ですが、とにかく辛かった腰の痛みは無くな
ったそうです。
しかし、術後4~5日して右足全体の痺れが出現し、今は
左足も同じ症状が出ているようです。
もともと足の痺れは右足の指先ぐらいだったのです。
手術後に両足に痺れが出てしまっていることに母が非常に不安を覚えています。
もちろん私もですが。
痺れのためになかなか寝つけないと嘆いています。
まぁ、腰が痛くなくなったので良しとするべきなのかもしれま
せん。
しかし、術後にあらたな症状。
とても気になります。
ビリビリとした痺れだそうです。
術後の一時的なものならいいのですが。
完全に良くなるのではと期待していた母は落ち込んでしまって
います。
お忙しいところ恐縮ですがご意見を伺えればと存じます。

2018.08.16 22:21
l.m.n.
佐藤先生

7月14日にご相談したl.m.n.です。
隅角解離を伴うヘルニアの35歳女性です。
足のしびれと痛みがひどく、手術をしてくださる先生を探しています。

実は私は側弯症もあります。
これまで受診した先生は、側弯症にヘルニア手術は関係ないとおっしゃっており、
ヘルニア手術しても大丈夫だよとおっしゃってくださってました。

しかし、この間受診した先生に次のように言われました。
1.ヘルニア手術をして椎間板が痛むと側弯が進行する危険がある。現在歩けているようだし、20年後のことを考えるとヘルニア手術はすすめない。
2.側弯症が原因でヘルニアになったことも考えられる。
3,痛みは、気持ちの持ちようだ。

ヘルニアの手術をすると、側湾症が悪化するのでしょうか?
怖くなってしまいました。
ご教授いただけると幸いです。
2018.08.15 20:19
やすべえ
返信ありがとうございます
そうですね、冷静にならなくてはいけませんね
執刀医の先生は体調が悪くなって退職なさり、今はとても若い先生が担当で、前回症状を話してもあまり真剣にきいてくれませんでした
そして今毎日ベッドで寝てばかりで悪いことばかり浮かび、夫は数年前に先立ち同居の娘にとても申し訳なく鬱状態になってます
ありがとうございます


2018.08.14 11:30
T.Y
御多忙のなか、有難うございました

退院後、足の痺れは徐々に消えるものと
近くのクリニックで処方してもらった
漢方(牛車腎気丸)とメチコバールを
続けていました

八ヶ月経ってもそれほど改善しないので
再発なのか、後遺症なのかと不安でしたが

佐藤先生にご意見を伺って
気持ちがかなりすっきりしました

私の場合、症状がでてから手術まで
ほぼ一ヶ月でした

腰痛ではなく右足すねの外側に
堪えられない激痛が出たのは突然でしたが

気づかぬうちに
徐々に神経圧迫があったのですね

思い当たることといえば
とにかく尿意が近かったです
さっき出たのにまたもよおしてきたり

時々、階段を上がるときにつま先が当たって
つまづいたりすることがありました

今後も注意しながら痺れと付き合っていこうと思います

本当にありがとうございました









2018.08.13 13:17
drshujisato
18/08/11のやすべえさんへ  Re: 腰部脊柱管狭窄症

不安な気持ちはわかりますが、皆さん同じ気持ちで順番を待っておられます。
狭窄症であれば、脊柱管でも椎間孔でも安静を保っていれば、そんなに急に神経障害が進むことは
通常ありませんし、
膀胱直腸障害は大きな椎間板ヘルニアでもないかぎり、急に発現することは
まずありませんので、ご安心ください。もし、どうしても不安であるのなら、
執刀医の先生に急に悪化をきたす問題、特に大きなヘルニアが脊柱管内にないか、確認してもらってください。
椎間孔の場合には狭窄症であれ、ヘルニアであれ膀胱直腸障害をきたすことはありません。
冷静に問題と向き合うことが必要です。

FROM SHUJI SATO
2018.08.13 00:10
drshujisato
18/08/10 のT.Yさんへ   Re: 椎間板ヘルニア術後の不安です

ヘルニア手術後、痛みは速やかに消失したことからは手術は真の意味で成功したと言って良いと思います。
手術時に既に足に麻痺が進んでいたようですので、足底のしびれは後遺症と思われます。
術後すでに8ヵ月が経過していることから、これからも残ると受けとめた方がよいと思います。
歩行などに問題なく、生活できているのであれば、MRIなどを行ってもたいした情報は得られないと
思います。発症から手術までの間に、神経障害が進んでしまっていたように思いますよ。
以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2018.08.12 23:35
やすべえ
お忙しいところ恐れ入りますが9日にメールしたやすべえです
10月に先生の予約が取れました
しかし一昨日から両下肢の痺れが増して酷くなり(右脚裏と会陰部も痺れます)立っているのも辛く、夜中も痺れと痛みがありよく眠れずトイレもとても近くなりました
このような状態はもっと進むのでしょうか?
10月までとても不安です

2018.08.11 13:31
T.Y
はじめまして
私は神戸市に住む57才男です
右足の脛の外側に激痛がでて
一ヶ月程薬で様子を見ましたが改善せず
ブロック注射(神経根ブロックも含めて)も
効き目がなく、そのうち足先に力が
入らなくなってきたので
主治医のすすめで
昨年12月20日に市内の総合病院で
椎間板ヘルニア(L4L5)の手術を受けました

現在、手術後八ヶ月です
手術後はすぐに痛みはとれました
しかし、足の裏に砂袋を踏んでいるような違和感と
右親指にビリビリした痺れが手術直後からあります

それに加え、最近切開した腰の辺りに
筋肉がつっぱるような感覚が出始めました

これらは後遺症としてこの先もずっと
残るものでしょうか

退院直前に主治医に聞いたところ
手術はうまく行ったので
徐々に痺れは治るはずだということでした

手術を受けた病院では
退院後の定期的な診察は特にないそうです

MRIを撮ったほうがいいでしょうか

よろしくお願いします










2018.08.10 17:59
drshujisato
18/08/09のやすべえさんへ  Re: 腰部脊柱管狭窄症

外来は予約制ですので、当院秘書課に電話で予約してください。
レントゲンやMRIは持参できるのであればそうしてください。こちらでも一通りの検査をさせてもらいますので
無理なら持参されなくても良いです。もし、固定術前のMRI持参が可能なら、受診時にお願いします。
診断に役立ちますのでね。

FROM SHUJI SATO
2018.08.09 23:45
やすべえ
こんなに早々のお返事ありがとうございます
坐骨神経痛は臀部と下肢にあり特に臀部は固くなります
先生の病院に予約を入れればよいのでしょうか?
その時にこちらからレントゲン写真とMR Iの画像を持参すれば良いのでしょうか?
申し訳ありませんが、東京在住なので時間をかけられないので
2018.08.09 20:46
drshujisato
18/08/09のやすべえさんへ  Re: 脊柱管狭窄症の術後

 原因が確定されず、ブロックなどの治療が効果ないとのこと、大変つらいことと同情します。
確かに固定術を受けた後の腰椎の問題は診断も手術も困難なことが多いため、患者も医師も
辛い思いをします。
 さて、あなたの問題ですが、症状の具体的なことが書かれていないので正確ではないかも知れませんが
もし、腰痛や臀部から大腿・下腿外側部、さらに足背に痛みやしびれがあるなら、固定が行われたL4/5の
下の椎間、すなわちL5/S1の椎間孔内・外に狭窄かヘルニアが起こったものと思われます。その場合でも
固定器具には触らず、私の行っているMD法で狭窄やヘルニアを手術できます。私はあなたのような患者を
受け入れ、多数手術を行い、良くしてきました。
諦めることなく、私の外来受診を検討してください。きっと、良くできると思います。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO

2018.08.09 19:19
やすべえ
先程ブロック注射の先生から電話があり、症状が改善されてないようなので、これ以上続けてのブロック注射は出来ないと言われてしまいました
とにかく安静にしてなさいと
どうしたらいいのか
2018.08.09 13:13
やすべえ
お忙しいところよろしくお願いします
私66歳女性です。2年前の6月に腰部脊柱管狭窄症でL4と5の固定術をいたしました。その後は順調に回復したのですが今年3月ごろからまた以前のような症状があらわれ、手術した病院で調べても問題はないと診断されましたが、日に日に痛みがましてへつの病院で調べるとたぶん術後の影響で負荷がかかり、椎間孔狭窄症がおきてるようだと言われ、ブロック注射を3回ほどしましたが効かず毎日腰痛と坐骨神経痛が酷くてほとんど寝ております
神経根注射の先生はとても上手で注射は全然痛く有りません ただ固定のボルトのため画像が見にくくうまく出来ないそうです
注射を何回かして様子を見ましょうとの事でした 新たな手術は難しいし勧められないとも
娘と二人暮らしで負担にななりたく有りません
このままどうなってしまうのか、毎日ベッドの中でとても不安で自分がうつ状態なのを感じます
よろしくお願いします




2018.08.09 12:08
kome
7月28日に母の事で相談をしたkomeです。お忙しいのにお返事下さいましてありがとうございました。今回回答を頂いた内容を手術の前に知っていれば母は手術をしなかったかもと後悔しました。痛み痺れは相変わらず強い様です。主治医の先生は、「痛みは母の精神的なものなので、前向きに治療に専念できる様に 担当医として頑張ります」と言ってくれてますが、母本人はどうも納得いかない感じです。痛みは本人しかわからないですから。まだ感染の治療で入院中なのでどうする事も出来ませんのでしばらくは 様子見になりそうです。
2018.08.04 09:26
drshujisato
18/08/01のいしださんへ  

L3/4/5のXLIF固定術と梨状筋症候群の手術を勧められているとのことですが、慎重に判断することです。
どうも私には合点がいきません。

FROM SHUJI SATO
2018.08.02 23:12
drshujisato
18/07/31のYTさんへ  Re: 回復の度合いからの重症度

質問にお答えします。

質問①仮に手術中に何か起こったとしても、回復度合いからみて術前並に階段登り降りする事は可能でしょうか?

 回答:筋力の回復が順調に進んでいるのでしたら、階段の上り下りもできるようになるでしょう。リハビリを頑張ってください。

②しゃがんだ状態からの立ち上がりには通常どの程度の日数が必要でしょうか?

 回答:運動機能は術後3~4ヵ月で期待できる回復程度の80%位いに到達すると、私は考えています。残る20%は4ヵ月後ということです。効果的なリハビリが大事ですので、専門の方からしっかりと指導を受けて
継続することです。

頑張ってください。

FROM SHUJI SATO
2018.08.02 23:04
いしだ
2018.7.15, 7.21 に相談、質問させていただいた石田です。
神経根ブロックについて、丁寧な回答ありがとうございました。分かりやすかったです。
先週、病院へいった時、佐藤先生に教えていただいた椎間孔狭窄について聞いてみたのですが、狭窄はないと言われました。狭窄はないほうがいいですが、原因がわかるかもと期待していたので残念でした。腰椎のズレや、歪みなど不安定なのも痛みがでる原因になると説明してくれましたが、今になって言われたので、押しが弱い理由に感じてしまいました。腰椎L3L4L5のXLIF固定手術と臀部の痛みに梨状筋の手術をすすめられています。私が困ってる方を先にといってくれました。このまま寝たきりの生活よりはやく、手術を決めた方がいいと言われましたが原因がハッキリしたとは言えないので迷っています。他にも原因があったら手術しても痛みが残ってしまうかもと不安になります。このブログを参考にさせてもらいながらもう少し考えてみます。今の病院では先生が忙しすぎて質問や自分の症状を伝えにくいときがあったので、このブログのように患者さんの質問や先生の回答があるものは参考になると同時に焦る気持ちを落ち着かせてくれます。ありがとうございます。
2018.08.01 19:12
18/07/29のYT
先生回答ありがとうございます。

主治医の先生に現状をよく説明し、詳しく伺ってみます。
現在もリハビリに励み、室外歩行も出来るようになり段差もある程度はゆっくりなら越えられるまでになりました。
5日前の状態では、全く出来なかった事を考えると、このまま指示に従い筋力アップに努めて行きたいと思うのですが、①仮に手術中に何か起こったとしても、回復度合いからみて術前並に階段登り降りする事は可能でしょうか? ②しゃがんだ状態からの立ち上がりには通常どの程度の日数が必要でしょうか?(まったく抽象的な質問で回答が困難と思われますが、経験則からのお答えで十分です)宜しくお願い致します。
2018.07.31 14:46
drshujisato
18/07/29のYTさんへ  Re: 手術後に階段登り降りが困難になる

腰椎固定術中に硬膜が破れたということですが、その時に神経障害が発生した可能性がありますね。
ただ硬膜が破れただけでは、神経が障害されることはありません。神経障害と言っても、色々な程度があり
一時的な障害から永続する障害まであります。現在の症状が術前にはなかったものであるなら、術中に発生したと
考えるのが自然です。もし、そうであるなら、神経の障害程度によって、回復程度は決まります。執刀医との間に
信頼関係があるとのことで安心しましたが、どうしても納得できないのであれば、セカンドオピニオンを
求めることがよいと思います。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.07.30 23:55
drshujisato
18/07/29の松田隆さんへ  Re: 脊椎管狭窄症の手術について

 文章内に病院名がありますので、これを削除して公開し、回答いたします。

質問:

> 昭和24年3月生まれの69歳の男性です。21歳ごろに・・・・病院にて椎間板ヘルニアの手術を行いお陰様で今日まで痛みもなく過ごしてきましたが年のせいか今年の5月頃から左腰や左足の大腿部に歩くと痺れや鈍痛があり、(寝ている時や座っている時は痛みや痺れはありません。)特に10m位歩くと特に痛みが酷く、歩いている間ずっと続きます。整骨院、某病院の注射治療を受けましたが全く改善されなかったので・・・・医療センターでMRIで検査したところ3番~4番の間が狭くなっており、脊椎管狭窄症と診断され、薬治療(ロキソプロフェン)を1カ月間始めましたが全く効果がなかったのでその後、神経ブロック注射をしましたが効果がありませんでした。現在,鍼治療に通院していますが効果はありません。鍼治療と同時に再度7月の18日に・・・・医療センターで診察を受けたところオパルモン錠、リリカOD錠75㎎の投薬治療を行っていますが今現在全く改善が見られません。手術が必要でしょうか?

回答:
 L3/4の狭窄症と診断されているようですが、症状から判断する限り、L3/4の脊柱管狭窄症による症状ではないと思われます。まず、正確な診断が必要です。診断に誤りがあると、治療法も誤り、取り返しのつかない結果に見舞われることになりますので、ご注意ください。

FROM SHUJI SATO
2018.07.30 23:42
drshujisato
17/07/28のkomeさんへ  Re: 腰椎固定術後の痛みとばい菌について

70代のお母様の固定術後の状態が思わしくないのですね。さぞご心配のことと思います。
痛みが良くならない可能性について説明します。
一つ目の可能性は、固定術を受けた部位とは違う部位に真の原因があり、そのために痛みが良くならず、悪化している場合です。
二つ目の可能性は、固定術に関連して痛みを起こす問題が発生した場合です。具体的には、すべりを矯正した際に神経根障害が発生した場合です。
術前と術後の下肢の症状が具体的にどう変化したかがわかればもっと正確なことが言えるのではないかと思います。
感染を合併したようですが、この場合、腰痛の原因になっても、下肢のしびれに関係しているとは考えにくいです。
すべり症のある高齢女性では、脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄症を複数認める場合が多く、症状の真の原因を診断することが
困難なケースが多いです。そのため、真の原因が見落とされ、症状とは無関係な部位に手術が行われることが稀ではありません。
他の医師の意見を求めるのが良いと思いますが、固定術が行われているときちっとした意見を得られないことが多いと思います。
それでは参考になれば幸いです。

from SHUJI SATO
2018.07.29 23:40
drshujisato
17/07/21の石田さんへ  Re: 返信ありがとうございます

神経根ブロックについての質問ですね。
> 質問1、神経根ブロック注射は椎間こう狭窄の診断にもなりますか?

 回答:神経根ブロックはどの腰椎レベルの神経根に痛みの原因があるかを診断するのに有用ですが、部位までを特定できるわけではありません。例えばL5神経根に問題が起こっている場合には、L4/5の脊柱管内に問題があるのか、L5/S1の椎間孔内・外に問題があるかをブロックで区別できるわけではありません。さらに、ブロックで痛みが軽減しないからといって、ブロックを行ったレベルに問題がないとは言えません。つまり偽陰性があります。結局、ブロックで痛みが消失した場合のみ、そのレベルの神経根の問題と言うことができます。ちなみに、私は診断のために神経根ブロックは行いません。

> 質問2、 複数の問題箇所がレントゲンにあって、原因が特定できない場合でも神経根ブロック注射は一ヶ所にしか打たないものですか?後日もう一ヶ所に打つとかはないのでしょうか。

 回答:レベル診断を行うのに神経根ブロックにどれだけ頼るか、医師によって違いがあるように思います。そういうことですので、部位を変えてテストする医師もいるわけです。また私のように診断に神経根ブロックを用いない医師もいるのです。

以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2018.07.29 22:56
l.m.n.
佐藤先生

7月14日質問した、l.m.n.です。

お忙しいなか、お返事ありがとうございます。

今みてくださっている先生も優秀な方だとは思うのですが、
後悔がないように他の病院にもあたってみることにしました。

先生にアドバイス頂けたおかげです。

ありがとうございました。




2018.07.29 22:11
YT
男性 54歳

腰椎すべり症によりL3.4.5番の固定術を受けました。その際、硬膜との癒着があり、剥がす際に硬膜の損傷があったとの説明がありました。4日間程酷い頭痛に苦しみましたが、その後リハビリを開始し、歩行器でのリハビリ中でしたが、術後2週間で退院となりました。
術後3週間経つ現在も左足に力が入らず、階段の昇降が出来ない状態で、痺れは両足下肢表面に焼ける様な感覚がまだ残っています。
主治医は硬膜損傷に離床が遅れた事による筋力の低下が原因と説明し筋力をつけて様子を見るとの見解です。
自分として気になることは、左右の足で左足だけが力が抜ける様な感覚がある事です。また、術後に付けた血抜きのドレーンが途中で何度も止まる事があり、看護師があれこれ操作しても分からず、2日後に技師らしき人が調整に来た事です。(関係性があるかは分かりませんが気になっています。)
質問ですが、このまま筋力アップを続ける事により改善が見込まれるでしょうか?それとも、他院での受診を先決とすべきでしょうか?
主治医の先生には5年間診て頂き信頼関係もあり悩んでおります。
宜しくお願い致します。
2018.07.29 19:42
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2018.07.29 08:27
kome
はじめまして。
70代の母が5月にすべり症のため第5腰椎の固定術を受けました。側弯症もあるのですが 全部はリスクが高いのですべり症だけでもと手術を行いましたが、足の痺れ痛みが全く取れず、今まで痛みがあまりなかった反対側も痛くなり、座る事も辛くなりリハビリ病院でも寝ている事か多くなりました。
あまりに痛みが酷い為手術した病院で再検査することをリハビリ病院で進められ検査をした所ばい菌が入っているみたいとの事で抗生剤を打ちながら入院治療をしています。痛みは増すばかりで 母はもう歩く事をあきらめ、元気が、なくなってます。主治医の先生はMRIを見ても術後は成功しているので、ばい菌がなくなれば痛みがなくなると言われましたが、術後の経過がわるいと元の生活に戻る事は難しいでしょうか?
2018.07.28 23:13
drshujisato
> 07/15に相談させて頂いた石田です。
> 御忙しい中、拙い説明に返信頂きましてありがとうございます。ペインクリニック科での診察が期待していたものと違った感じになって落ち込んでいたので返信いただけて少し元気が出ました。先生のブログをみて数日前から、椎間こう狭窄や、神経根の圧迫が気になって調べていたところでした。診断は難しいのですね。前の病院でMRIに問題がないことや排尿障害はないと言われていたのですが症状が悪化して、椎間孔狭窄なら手術のタイミングなど逃しているのではと不安です。新しい疑問があるのですが質問してもよろしいでしょうか?
> 質問1、神経根ブロック注射は椎間こう狭窄の診断にもなりますか?
> 質問2、 複数の問題箇所がレントゲンにあって、原因が特定できない場合でも神経根ブロック注射は一ヶ所にしか打たないものですか?後日もう一ヶ所に打つとかはないのでしょうか。
> 返信頂いたばかりなのにすいません。よろしくお願いします。
2018.07.23 23:45
石田
07/15に相談させて頂いた石田です。
御忙しい中、拙い説明に返信頂きましてありがとうございます。ペインクリニック科での診察が期待していたものと違った感じになって落ち込んでいたので返信いただけて少し元気が出ました。先生のブログをみて数日前から、椎間こう狭窄や、神経根の圧迫が気になって調べていたところでした。診断は難しいのですね。前の病院でMRIに問題がないことや排尿障害はないと言われていたのですが症状が悪化して、椎間孔狭窄なら手術のタイミングなど逃しているのではと不安です。新しい疑問があるのですが質問してもよろしいでしょうか?
質問1、神経根ブロック注射は椎間こう狭窄の診断にもなりますか?
質問2、 複数の問題箇所がレントゲンにあって、原因が特定できない場合でも神経根ブロック注射は一ヶ所にしか打たないものですか?後日もう一ヶ所に打つとかはないのでしょうか。
返信頂いたばかりなのにすいません。よろしくお願いします。
2018.07.21 21:21
drshujisato
18/07/15のいしださんへ  Re: 相談させてください

私の経験から言うなら、梨状筋症候群よりは、椎間孔内あるいは椎間孔外狭窄症による症状ではないかと
おもいます。まず、これらを除外してから、梨状筋症候群を疑うべきでしょう。
椎間孔内・外狭窄症の診断は行われないことが多いので、ここは慎重にまず、正確な診断をつける
ことだとう思います。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.07.21 00:22
drshujisato
18/07/15のMさんへ  Re: 術後の再発について

ヘルニアの再発手術を受けられたのですね。
まだ痛みがあるそうですが、痛みは手術をおこなったから直ぐ無くなるわけではないので、
今少し、経過をみて判断すべきですよ。
もし、また再発したら、私は固定は行わず、再発ヘルニアの摘出による神経除圧を行います。
しかし、L3/4となると3回目の手術による骨の削りは大きくなるので、慎重に手術方法を検討する必要はあります。
通常、再発ヘルニアに対しては、固定を行う医師が多いと思いますね。
私は固定は避けたいと考えています。

それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.07.21 00:17
drshujisato
18/07/14の l.m.nさんへ

回答が遅れ失礼しました。
隅角解離を伴う椎間板ヘルニアの手術法についてのご質問ですね。
隅角解離の程度にもよりますが、手術の目的は圧迫されている神経根の除圧にありますので、
通常は、ヘルニアを摘出して神経根を除圧するすればいいわけです。
解離した骨片が神経根の圧迫に関係している場合には、これを必要な程度に摘出しますが、
私の経験では、そこまでの手術が必要なケースは余りありません。
腰椎固定を行う医師もおりますが、私は固定が必要とは考えません。除圧のみで症状はよくなります。
私は隅角解離を伴う場合でも、MD法という最小侵襲手術法で対応しています。
手術方法は医師の考え方の違いや技術力の差にもよりますので、そのあたりのことを踏まえて
判断されたら良いでしょう。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO、
2018.07.21 00:09
いしだ
初めまして。50才女性です。三年前から腰痛で去年から悪化しトイレ以外は寝たきりです。原因が特定できない状況なので相談させてください。長文になりますがよろしくお願いします。症状は左右腰痛。右が特にひどく腰とお尻の境目、お尻、一週間前から右足が歩行困難な痛みです。レントゲンでは、L5右横突起が仙骨、蝶骨と偽関節形成。L4左に傾きL4/L5椎間板極小、L3左にズレ、やや左に傾きL3/L4やや椎間板極小 。L2から上は緩やかに湾曲してバランスをとってます。MRI、伏臥位での造営検査で脊柱管の圧迫、狭窄はないので臀部は梨状筋が原因といわれました。L5偽関節神経根ブロックは1部分に24h効果あり。梨状筋等のステロイドいりブロックは微妙。ステロイド仙骨列孔ブロックは右部分的に5時間の効果。という結果でした。偽関節など情報も少なく、手術も迷っています。先生のご意見がいただきたくお願いします。
2018.07.15 16:10
M
初めまして。先日椎間板ヘルニアのL3/4の内視鏡手術をしました。退院一週間後に左足の付け根の痛みが酷くて歩けない程になり受診した所、早期再発と診断され同じく内視鏡にて再手術となり術後5日でまだ入院中ですが、まだ少し左足の付け根が痛みます。医師には次に再発をしたら、もう意味がないので固定術になると言われ、痛みも残っていることから、不安で仕方ありません。もしまた再発したら固定術しか方法はないのでしょうか?先生のようにまた内視鏡の手術をしてくれる医師は探せば見つかるのでしょうか。出来れば先生の病院に受診させて頂きたいのですが、神奈川県在住なのでこちらで見つかかるといいのですが…。また、再再発の確率はどれくらいあるのでしょうか?医師にはわからないと言われています。再発しない為の注意点等もありましたらご助言下さい。宜しくお願い致します。55歳 女性
2018.07.15 09:00
l.m.n.
佐藤先生

お忙しいところ申し訳ありませんが、
隅角解離を伴う腰椎ヘルニアの手術方法について教えてください。

35歳女性です。
昨年の夏にMRIで腰椎ヘルニアと診断され、保存療法を行い、痛みはある程度回復してきていたのですが、痛くて椅子に座るのが辛かったり、寝て左足をあげる痛くてあげれなかったり、足の爪を切れないという症状はずっと続いていました。

経過観察を続けていたところ、約1年後の今年の6月にはじめてブロック注射を必要とするような痛みを経験しました。CTをとったところ、隅角解離を伴うヘルニアであることが確認されました。

1ヶ月経過し、6月の痛みと比べて現在痛みはだいぶましになっているのですが、痛くて椅子に座るのが辛かったり、寝て左足をあげる痛くてあげれなかったり、足の爪を切れないという症状はまだあります。

1年ほど保存療法を行っても症状がとれず日常生活にも支障がでていますし、手術を検討しているのですが、隅角解離を伴っているため、内視鏡手術は難しくlove法にすると先生に言われています。来週末に、手術をするかどうかお返事をすることになっています。

隅角解離を伴う手術だと、低侵襲性のMED法は難しいのでしょうか?
隅角解離した骨だけとれば、症状がよくなることはあるのでしょうか?
(できたら靭帯や背骨を削るのは怖いのでしたくありません)

毎日不安でそのことばかり考えてしまいます。

お忙しいところお手数おかけしますが、ご助言のほどよろしくお願い致します。

2018.07.14 08:43
drshujisato
18/07/08のSHOUさんへ  Re: 腰椎分離症、すべり症

ご子息は14歳で、腰椎分離すべり症と診断されているのですね。
それは心配でしょうね。
画像を見ていないので、正確には判りませんが、おそらく固定術が必要なのだと思います。
しかし、今、症状が軽くなっているのであれば、迷うところですね。
今後、どのような生活をするかも症状の進行に関係すると思います。
側彎症の手術を専門にする医師であれば、通常は固定術に長けていると思いますが、
医師によりますので、慎重に判断されるとよいでしょう。
具体的な腰椎の状態が判りませんので、これ以上のコメントは無理ですね。
それではお大事に。

FROM SHUJISATO
2018.07.12 00:25
drshujisato
18/07/02の安藤一美さんへ

そうですね。腰の手術で悪くなる危険がありますので、慎重に医師を選ばなければなりませんね。
危険を避ける術を身につけた外科医は決して多くはないのだと思います。
手前味噌の話で済みませんが、私は侵襲の少ない固定術を行っていますが、
術後に悪くなる患者はゼロといってよいでしょう。
特に固定術は危険が多く潜む手術ですので、安易に手術を考えない方がよいと思います。
しかし、固定術が必要な患者がいますので、医師を選んぶしか方法がありませんね。

from SHUJI SATO
2018.07.10 22:33
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2018.07.10 17:59
SHOU
14歳の息子について始めてご相談させて頂きます。よろしくお願い申し上げます。

今年4月、朝起きた時に腰の痛みの訴えがありましたが、学校へは行けるとのことで様子を見ました。翌日には回復。(その後3日に一度痛みがあったようですが、本人からの訴えはありませんでした。)
5月25日の朝、再度腰の激痛を訴え、うずくまっていました。

そこで初めて整形外科を受診し、
結果、腰椎分離症とすべり症と診断されました。
分離症はだいぶ前(おそらく10年程前)のもの、すべり症は6番目の腰椎で二分脊椎の癒合不全も見られるとのことでした。

それまでサッカーをしていましたが、それほど熱心には行っておらず、強くキックするとズキっとすると言うこともありましたが、他は特に腰痛の訴えはなく今まで過ごしてきました。

病院からはL6のすべりがひどくL5/6の椎間板がつぶれている。また、L5の骨が削れており、L6がぐらぐら動きやすくなっている状態かもしれない。と言われ、L6と仙骨の腰椎固定術をすすめられました。

ご相談させていただきたいのは、

・今現在腰の痛みは取れ、良好な状態が続いていますが、手術は早めに考えた方がいいのでしょうか。それとも腰痛が出てから考えるべきでしょうか。
(筋肉がつきづらい体質なのかいまだにとても力が弱く、腹筋と背筋量も少ないようです。その為骨どうし不安定な状態になっているかもしれません。)

・分離症はスポーツに打ち込んだ結果なる疾患だと言われますが、息子は運動神経が悪く、サッカーはしていたものの、試合ではいつもベンチに座っている子でした。分離症やすべり症はサッカーをしたからではなくL6の骨がもとから弱かったからではないか思うのですが(私の勝手な見解)もしそうであれば、手術をするのに何か不都合はあるのでしょうか?

・病院選びについてですが、今通っているのは側弯症で有名な病院です。側弯症の手術ができるお医者様であれば、固定術の手術も安心してお任せすることができるのでしょうか?


今年は受験生で、座りっぱなしの時間も段々長くなっていくと思います。
悪化しないかとても心配です。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。















2018.07.08 00:35
たかし
佐藤先生、
早速のご回答をありがとうございました。

当初、梨状筋のストレッチをしていましたが全く効果はなかったので梨状筋は関係ないかなともと考えていました。
胸の痛みは慢性の胃炎から来るのではと疑っています。

今後とも先生と皆様のご隆昌をお祈りいたします。
2018.07.04 04:13
drshujisato
18/7/1 のたかしさんへ 
アメリカ滞在中とのこと、さぞ不安なこととお察しします。
それでは、質問に回答致します。

質問1. 私の症状のように股関節と腰痛がつながることはあるのでしょうか?

 回答:股関節部の痛みと腰痛が組み合わさることは、決して希ではなく、むしろ少なくないと言った方がよいでしょう。股関節自体に原因がないのであれば、よく梨状筋症候群が持ち出されますが、私は腰椎椎間板ヘルニアや腰椎症、とくに椎間孔狭窄症などを疑います。

2. 症状が改善されることが期待できれば日本での手術も考えていますが、手術したほうがいいのでしょうか?

 回答:椎間板ヘルニアや椎間孔狭窄症による症状なら、改善を図ることは可能です。いずれにしても、まず、原因診断を正確につける必要があります。

3. 手術をするとしたら、股関節、腰、頸のうちどの箇所をしたらいいのでしょうか?

 回答:これに関しても、まず正しい診断をつけてからの検討事項になります。

心臓や胸の症状は、直接関係しないと思います。ストレスが関係するのではないでしょうか。これは循環器の医師に診てもらうことですよ。

それではお大事に。

from SHUJI SATO
2018.07.03 15:01
シュンスケ
忙しいところありがとうございます。

レーザー治療は、どのタイプに有効なのか良くわかりました。
とにかく診断が曖昧なので専門外来で見てもらおうと思います。
なかなか地元で信頼できる医者が少ないです。
先生の診察予約してますので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
2018.07.03 09:56
K.H
ヘルニアの知識が少なく、ヘルニアの程度など医師からの情報収集が足りていませんでした。少ない情報の中でのアドバイスをありがとうございます。術式も含めてしっかり病院選択などしていきたいと思います。先生もご自愛ください。ありがとうございました。
2018.07.02 16:22
-
このコメントは管理者の承認待ちです
2018.07.02 15:02
安藤  一美
すべり症です。5、6番目が滑っている十何年経ちます。
だるさを覚えるので受診したら、「MRIをとり結果によっては手術。」と言われました。
手術が不安です。手術後歩けなくなった人が自分の周りに5、6人いるからです。
先日のレントゲンで、5,6番目の骨は隙間がなかったです。
2018.07.02 14:51
drshujisato
18/06/30のK.Hさんへ

看護師なんですね。さぞ、心配なことと思います。
それでは回答しましょう。

質問1)神経痛は記憶と関連することは存じていますが、担当医が言うようにストレスで反対側の脚にも症状が出ることはありますか?また、安静に生活していても反対側のヘルニアも発症してしまうことはあり得ますか?

 回答:ストレスで、ヘルニアとは反対側の下肢に痛みが出るかという質問ですが、反対側にヘルニアや狭窄がない限り、ストレスだけで症状がでるとは考えにくいと思います。安静にしていて、ヘルニアがでることはあるかということですが、これはあり得ます。これらはMRI画像で診断できる筈です。

> 質問2)担当医はあまりQOLへの関心がないようで、セカンドオピニオンを検討しています。もしも両側がヘルニアだった場合には手術療法を選択したいと考えていますが外側ヘルニアのため手術可能な病院と通院のしやすさが両立せず動き出せずにいます。佐藤先生の著書を拝見しました。もしも先生が私の担当医であった場合、職業や年齢を加味した上でファーストチョイスは保存療法ですか?また、保存療法の期間はどれくらいで設定しますか?今後妊娠、出産、育児などのライブイベントが盛りだくさんであることを考えると本当にこうやってただ1ヶ月半ゴロゴロしているだけでライブイベントを乗り切れるほどに治癒するのか不安になります。

 回答:ヘルニアは外側型と診断されているようですが、どの程度のヘルニアなのかを含めて情報が少ないので、判断が難しいです。一般論として、保存治療を3ヵ月くらい続けても解消に向かわなければ、手術を考えます。外側型ヘルニアの場合には、固定術を行う医師が多いですが、この手術は侵襲が大きいので、避けた方がよいでしょう。外側型でも、固定をせずに低侵襲にヘルニアを摘出できる医師がいますので、そのような医師を探すことです。いつも皆さんに言うことですが、まず、正確な診断をつけてから、治療法を検討しなければなりません。今回の情報からでは、治療法の選択までを言うことは困難です。
それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.07.01 23:08
たかし
アメリカに住んでおります61歳の男性で会計の仕事をしております。

2010年10月に右臀部の激痛が起きまして、その後、右股関節の激痛を通過し、その後数年間は体をまっすぐ伸ばせなくなりました。
常に前傾姿勢じゃないと激痛が起きる期間を通過し、間欠性跛行もありました。その後、頸も痛くなりました。
病院でMRIを取ると腰と頸にヘルニア上の症状と脊柱菅狭窄症が見られました。
医者からは頸のC4-6の固定手術を進められましたがアメリカの医者ということで恐ろしくて受けませんでした。
年数が経って現在は自然治癒力で徐々に治ってきましたが、長時間座ると腰痛が起きたり、腸腰筋のストレッチをしたり大股で歩いたりすると翌日から股関節が痛くなりします。
そういう時は股関節が数日痛くなることもあり靴下やズボンが履きにくくなったりします。
腰痛は体をねじったりしたときに感じます。
部位は決まっていて、右後ろの骨盤の右後ろ上の骨の上あたりがいつも痛みます。
加えて心臓が時々苦しくなることがあります。
それに基礎体力が落ちて30分歩いただけで半日寝ないといけないくらい体力が落ちています。

これらの遠因として考えられるのは
1. 若いときに事故をしてむち打ち、右手のしびれの症状があった。
2. 子供の頃から右の股関節が硬くてあぐらもかけなかった。
3. 若いときにバク転の失敗で胸椎をグキッとやったことがある。その後、時々胸椎の違和感がある。
4. 45歳からの仕事がレストランのシェフで一日中立ち仕事で前傾姿勢だった。
5. 右臀部の激痛の前はゴルフをしょっちゅうやっていた。

私の目指す目標は、

1. 長時間座れるようになること
2. 時々襲われる心臓、胸の締め付けから開放されること
3. 長時間働けるようになること

です。

質問は、

1. 私の症状のように股関節と腰痛がつながることはあるのでしょうか?

2. 症状が改善されることが期待できれば日本での手術も考えていますが、手術したほうがいいのでしょうか?

3. 手術をするとしたら、股関節、腰、頸のうちどの箇所をしたらいいのでしょうか?

以上よろしくお願い申し上げます。
2018.07.01 14:14
drshujisato
19/6/28のシュンスケさんへ

レーザー治療について回答します。
まず、一口に椎間板ヘルニアと言っても、ヘルニアの発生部位と髄核(ヘルニアを起こすもので、椎間板の中心部分のクッションの役割をする軟骨成分です)がどのような出方をするかで分類されます。部位からは、中心型、後外側型、外側型、超(最)外側型の四基本型にわけられまま。また、髄核の状態からは、膨隆型、脱出型、遊離型にわけられます。膨隆型と脱出型は、髄核の周囲を支える線維輪が部分的に断裂したか、完全に断裂破綻したかの違いであり、前者が膨隆型であり、後者が脱出型です。線維輪が完全に断裂破綻したのが脱出型と説明しましたが、この場合、脱出した髄核は椎間板内の髄核と連続性を保ちますが、連続性がなくなり、椎間板から離れて他の部位に移動したものが遊離型と呼びます。これがヘルニアの基本型と理解しておいてください。詳しくは、このブログで説明していますのでご覧下さい。それでは、レーザー治療はどのタイプに有効かというと、膨隆型と一部脱出型です。脱出型でも膨隆型に近いタイプです。しかし、脱出している髄核が大きい場合や遊離型の場合は通常、レーザ-治療は避けるべきでしょう。ヘルニアの部位については中心型と後外側型が適するでしょう。このあたりの知識をもって、相談されるとよいと思います。ちなみに、私はレーザー治療は勧めておりません。
以上、参考になれば幸いです。

from SHUJI SATO
2018.06.30 21:24
K.H
よろしくお願いします。28歳、女性です。看護師として働いており、5月上旬より右下肢の痺れ、痛みが著明となり近医(脊椎の指導医の先生)にて外側ヘルニアと診断を受けました。(部位は明確に聞いていませんがデルマトームから考えるとL5/S1と思われます)
保存療法の方針で安静(3ヶ月休職)、内服(リリカ、ノイロトロピン)、2度の神経根ブロックを受けました。職場も幸い理解があり休職しています。最初の激痛は去ったものの、持続する下肢、腰の痛みがありセレコックスも内服するようになりました。右下肢をかばっていつも左側臥位(これ以外はつらくてできませんでした。)でしたが、次第に左下肢に痺れを感じるようになり2-3週間の間に増強、一度座位をとった際にソケイ部に電気が走るような痛みを感じてその後から神経痛も出現するようになりました。担当の医師に相談しても「気にしすぎ、やることは変わらないんだし様子をみてください」と言われ神経所見を見ることもありませんでした。私は右側の発症時SLR陰性でしたし、現段階で左脚も上がります。しかし右側の発症時ほどではありませんが同様の神経痛を感じています。座っても寝ても両下肢が神経痛で気持ち悪くQOLの低下がつらいです。現在保存療法開始して1ヶ月半です。
質問1)神経痛は記憶と関連することは存じていますが、担当医が言うようにストレスで反対側の脚にも症状が出ることはありますか?また、安静に生活していても反対側のヘルニアも発症してしまうことはあり得ますか?
質問2)担当医はあまりQOLへの関心がないようで、セカンドオピニオンを検討しています。もしも両側がヘルニアだった場合には手術療法を選択したいと考えていますが外側ヘルニアのため手術可能な病院と通院のしやすさが両立せず動き出せずにいます。佐藤先生の著書を拝見しました。もしも先生が私の担当医であった場合、職業や年齢を加味した上でファーストチョイスは保存療法ですか?また、保存療法の期間はどれくらいで設定しますか?今後妊娠、出産、育児などのライブイベントが盛りだくさんであることを考えると本当にこうやってただ1ヶ月半ゴロゴロしているだけでライブイベントを乗り切れるほどに治癒するのか不安になります。
2018.06.30 10:42
シュンスケ
お返事ありがとうございます。

痛みは腰が中心で、一度足の太ももの裏が、痛くなりましたが
ほぼ今は腰だけです。

レーザー治療して、よくなるタイプかどうかが、重要なんですね。
なかなか信頼できる医者探すのに苦労してます。
まだ、あまり専門外来は行ってないのでヘルニアの状態が詳しく判りませんが、とにかく先生の診察の頃までは、保存療法して様子診ながら
レーザー治療外来行ってみます。
もし、一向に良くならず保存療法でもよくなく
もし手術となれば先生にお願いしたいと思ってますのでよろしくお願いします。
足の痛みは今はほとんどないのですが、背筋を伸ばすと特に痛く、
しゃがむと痛いようです。少しだけ動かす範囲が広くなったようです。
同じ姿勢をしているのが辛い日もあるみたいです。
とにかくレーザー治療の事を全く知りませんので、先生の見解からみて注意する点があればまた教えてください。
外来で、聞く前にある程度の知識をもって行きたいと思っています。
2018.06.28 07:26
drshujisato
18/6/27のシュンスケさんへ

12歳の息子さんの腰痛ということで、さぞご心配のこととお察しします。
ご相談に回答いたします。
まず、症状は腰痛のみでしょうか。臀部や下肢に痛みやしびれはないでしょうか。
ここでは、先ず、ないという前提で説明します。
レーザー治療が効果あるか否かはヘルニアの状態によります。ヘルニアのタイプによって
レーザー治療の効果が期待できますが、期待できないものもあります。
この辺りのことを、レーザー治療を専門に行う医療機関で確認されたらよいでしょう。
もし、レーザーでは、困難ということなら、手術治療を検討されたらよいと思います。
レーザー治療が成功しなかった後で、手術を行うことは可能です。私はそのような患者も受け入れ
手術をしてきました、神経の障害が進んでいなければ、手術によって症状の改善が図れます。
検討してみてください

from SHUJI SATO

2018.06.27 21:17
シュンスケ
はじめまして よろしくお願いします。

私の息子のことですが、中学1年12歳です。
6月4日、自宅で筋トレをしていたときに、思い切り30キロぐらいのバーベルを持ち上げたところぎっくり腰のような症状になり
次に日に整形外科を、 受診しました。
その時はレントゲンだけで、ぎっくり腰だと言われ帰りましたが、
腰の部分だけ痛みがあり、他の整形で、MRIを撮ってヘルニアだと言われました。
とにかく保存療法しているところです。ロキソニンを、現在服用しています。
3週間経ちましたが、以前痛みは収まりません。
最近は同じ姿勢を30分していると、辛いみたいです。
歩くには、腰を少しかばいながら歩いています。
先生の本では、自然になおるのは1ヶ月ぐらいから
徐々に痛みが薄らぐと書いてましたので、保存療法しているところです。
先生の診察を受けたくて、予約取りましたが8月28日まで埋まってました。それまで安静にさせておこうと思いますが
最近レーザー治療の事を知り一度話だけでもとおもっていますが
先生はどう思われますか?
これで良くなり手術しなくていいのなら良いのですが、
良くならず、そして保存療法も3ヶ月たってもよくならない場合
手術になるのですが、レーザー手術した後でも先生の手術受けれますか?
それともあと2ヶ月安静にして、先生の診察受けた方がいいのか迷っています。
今現在の病院は、あまり詳しい説明がなく薬を貰いにいってるだけのようです。勿論手術出来るような病院じゃありません。
もうしばらく様子見て病院を変えようと思っていますが
レーザー手術の事を詳しく教えてほしいのですが。
2018.06.27 10:16
めだか
本日6月24日に質問した、めだかです。
佐藤先生からのお返事をすぐに頂くことができ、とても嬉しく感謝しております。
先生のおっしゃるように原因診断を正確に出すのが先決なのてすね。
了解しました。頑張ってみます。
今日はアドバイスを頂けて良かったです。ありがとうございました。





2018.06.24 23:29
drshujisato
18/6/24のめだかさんへ   Re: 椎間板ヘルニア

 質問にお答えします。


> 質問1.ギックリ腰を起こす前の年に、左手足の違和感がありましたが、じつはすでにヘルニアがあったと考えられますでしょうか?

 回答:腰のヘルニアでは手の症状はでません。しかし、頚椎のヘルニアなら、神経根・脊髄を圧迫した場合に、手足の症状をだしますが、あなたは違うと思います。
>
> 質問2.この小さなヘルニアはもうマクロファージが食べることはないのでしょうか。
>
 回答:ヘルニアは発症後3ヵ月頃には吸収縮小の効果が症状に現れますし、画像でも確認できます。3ヵ月を過ぎても症状の改善がなければ、吸収縮小の過程にない可能性が高くなります。

> 質問3.じつは整形外科病院を何件も回ってます。言われることは運動不足です。
> 自分なりに頑張ってますが、なかなか良くなりません。
> やはり手術しかないのでしょうか。
>
 回答:運動不足はヘルニアを起こす一因であっても、運動でヘルニアがよくなる訳ではなく、むしろ症状を悪化させることが多いので注意が必要です。手術か必要かどうかは、原因が何であるのか不明ですので、答えることはできません。

まず、原因診断を正確に行うことが先決ですね。
それではお大事に。

from SHUJI SATO
2018.06.24 21:11
めだか
よろしくお願い致します。
46才 女 専業主婦です。

30代で初のギックリ腰。
2016年2回目のギックリ腰で不調が継続中です。現在はたまにある腰痛・左足の甲の感覚の悪さ・時々出る左足裏の痺れ・左股関節の可動域が悪い状態があり、最近は右足の親指先の触った感覚が鈍い気がしてきました。

2015年・左手と左足の甲と足裏の痺れ。頚椎レントゲンではストレートネックでした。足の甲のレントゲン・頭部CT撮影では異常なし。
2016年 ギックリ腰。
腰痛強い。右の腰、右の臀部の痛みとつっぱり感。痺れはなし。
左股関節の可動域悪い。
左足の甲、感覚が鈍いの変わらず。
MRI撮影、異常なし。(じつはL4/L5にピコっと出た白いヘルニアがあり、最近知りました)
湿布薬を処方されました。
2017年・右の臀部痛とつっぱり感は完治。腰痛は軽いが重い感じ・左股関節の弾発股と可動域悪さ有り・左足の甲の感覚はまだ悪い。長時間の座位はまだ辛い。股関節レントゲンは異常なし。
2018年、左足裏のピリピリ痛みがよく出るようになった。左股関節レントゲン異常なし。右足の親指の辺りの違和感もあるような感じ。腰のMRI撮影でL4/L5にちょこんと出たヘルニアあり。
前回の画像よりも白いヘルニアが少しムニュッと出ており、左側の神経にさわるのでそれが左足の甲の痺れの原因だと言われました。

質問ですが、
1.ギックリ腰を起こす前の年に、左手足の違和感がありましたが、じつはすでにヘルニアがあったと考えられますでしょうか?

2.この小さなヘルニアはもうマクロファージが食べることはないのでしょうか。

3.じつは整形外科病院を何件も回ってます。言われることは運動不足です。
自分なりに頑張ってますが、なかなか良くなりません。
やはり手術しかないのでしょうか。

長くなりまして申し訳ございませんでした。
どうぞよろしくお願い致します。


2018.06.24 14:16
drshujisato
18/06/23のHTさんへ

手術を受けられ、現在も調子がよいとのこと、良かったですね。おめでとうございます。
外科医の使命は、適切な診断力と的確にして確実な技術力とのモットーで生きてきました。
外科医になって40年が過ぎ、やっと見えてきたものがあります。
それをこのブログを通じて伝えていきたいと思います。
今後ともブログを宜しくお願いします。率直な意見も聞かせてください。

FROM SHUJI SATO
2018.06.24 11:26
drshujisato
18/06/23のyoshikoさんへ 「腰部脊柱管狭窄症の固定術後の悪化」

 何はともあれ、固定上位椎間関節へのブロックで痛みが著減したことはよかったですね。
激痛に関しては、それが主因と考えて良いと思います。
それでは、質問に回答しまう。

> 質問① 今さらですが、術前から、痛みの原因が一つではなく、
> 画像では確認できないような椎間関節の障害も少しあったのかなと…。思うのですが、先生はどう思われますか?
> 素人の考えですが、椎間関節の不具合も術前からあり、痛みの原因の一つだったと考えると、
> 術後に、痛みから解放されずにいたことのつじつまが合うと思っていますが…。
 
 回答:その可能性は大きいと思います。固定術によって、固定部に隣接する椎間に負荷が増え、発症するということは 
    十分にあり得ることです。特に、術前には見られていなかった性質の痛みが術後しばらく経過してから起こる場合です。
 
>
> 質問② あるいは、固定術により、術前になかった椎間関節が悪くなったのでしょうか?
> 術後に、体を動かすことを勧められ、父も痛みをこらえて、散歩したり、簡単な運動したり、体を動かしていました。しかし、痛みは改善されず、「体を動かしては痛くなって、痛み止めを増やす」ことを繰り返し、
> 日に日に、動けなくなってきましたので、運動で改善される状態ではなかったのかもしれないと思いました。
> L5L6固定術後の隣接椎間関節の不具合を治すためにL4L5L6を固定する手術をするかどうかは、2度目の手術ということもあり、今、慎重に調べています。
> 私は、隣接する下のL6椎間孔に負荷がかかってしまうのではないかという心配をしています。
> また、L4に隣接するその上の椎間関節も心配です。
> C病院の先生は、固定術後に椎間関節に不具合が起きた例は、5年後10年後ではあったが、父のように、1年もたたずに不具合が見つかったことはなかったとのことでした。
> 昨年の夏の手術後の尋常でない痛みを経験して、再度の手術がとても不安です。
> しかし、この痛みが続くのは耐えられません。
> 手術でこの痛みから解放されるなら手術してもらいたいという思いと、手術後に、また、あの痛みが襲ってくるかもしれないという不安な思いがあります。
> つい最近になって、術前に痛かった部分、「座ると椅子に当たる坐骨の痛み」、「お尻の痛み」、「太ももの裏の痛み」が薄らいできたような感じがあるらしいです。しかし、これは、今飲んでいる「リンデロン」や「デュロテップ」や「座薬」が効いているだけではないかと父は言っています。

回答:その可能性は極めて少ないと思います。なぜなら、術後から痛みが改善せず、その後痛みが増強する経過をとっていたと思います。従って、術前に問題のなかった椎間関節に術後問題が起こったとするには、時間的な経過の点で不自然だからです。やはり、質問1で回答したような形を疑うべきでしょうね。固定隣接椎間に発生した問題に対して、さらに固定を延長するという考え方が一般的ですが、また次の問題の引き金になる可能性もあります。なんと言っても高齢者でそのような手術法が良いのかは慎重でなければならないと私は考えます。私は、原因となっている椎間関節の削除を低侵襲に行い、コルセット着用などの後療法をしっっかりと行う方針を通常とります。それでも、対応できない問題がでてきた場合には固定術も視野にいれた方法を検討するようにしています。以前からあった痛みなどの症状が軽減傾向にあるのは、手術による効果というよりは、自然寛解の可能性が高いのではないでしょうか。椎間関節が主因になる椎間孔狭窄症では、椎間関節の不動化で自然寛解する可能性があります。しかし、寛解といったのは、また再発する可能性があるという意味においてです。
>
> 質問③ 固定術後、すぐに神経根症状の改善が現れず、1年たった今になって効果が表れてくることは有りますか?
> C病院で行った固定術の目的は痛みから解放され「椅子に座れるようになること」「普通の日常生活が送れること」「眠れる事」「車の運転ができること」「散歩ができる事」などでした。
> 今は、術前には感じなかった痛みが現れたとの事「腰の重だるい感じ」です。腰方形筋のあたりからお尻にかけてズシーンと感じるそうです。
>
回答:質問2の回答にあります。

> 質問④ 椎間関節はどんな状態になっているということでしょうか?
> 椎間関節ブロックで痛みが0.1くらいになった(一番痛い時を10とするなら)とのこと。
> だとすると、椎間関節をなんとかすれば、痛みが99パーセント軽減されるかもしれないという期待があります。

 回答:椎間関節がどんな状態に現在あるかは、CTで関節の状態を見ることが必要ですが、以前に受診された時には今回ブロックを受けた関節には目立った問題は見られなかったように思います。しかし、椎間関節が不安定な状態になり、その動きの影響で
強い痛みが起こることがありますので、その可能性は否定できません。受診時の症状からは、この椎間関節のみの痛みではないように思われます。受診時には固定部の下の椎間関節の狭窄が痛みなどの症状に関係していると考えていましたが、これによる症状が軽減しているなら、手術方針を見直す必要性があるかもしれません。すなわち、今回ブロックの効果があった部位を対象にした手術でもよい可能性があると思います。
>
> 質問⑤ 少ない情報で申し訳ございませんが、椎間関節の手術としては、どのような手術が考えられますか?

回答:先に説明してあります。
>
> 質問⑥ 固定術後に隣接する椎間関節に嚢腫が生じたという例がありました。パソコンの検索エンジンに「椎間関節」
> と入れて検索しましたらヒットしました。
> 参考文献:樫原 稔 時岡 孝光「腰椎後側方固定術後の隣接椎間に脊柱管狭窄と椎間関節嚢腫を生じた1例」
>
> 父にも、嚢腫があったりするのでしょうか?

回答:嚢腫が脊柱管内にあればMRIで診断できますが、それは見られませんでした。ただし、椎間関節の軟骨が椎間孔内のみに脱出する場合もあり、これはMRIでも診断不可能です。手術をして始めて、その存在に気づくものと認識しています。

当院での手術をキャンセルされたそうですが、ブロックによって新たな情報が得られたこと、先の症状が改善してきていることから、今までのことは一旦リセットして臨むことが必要と思います。それではお大事に。

FROM SHUJI SATO
2018.06.24 11:09
yoshiko
佐藤先生へ
「腰部脊柱管狭窄症の固定術後の悪化」で
2017.07.17
2018.03.03
2018.03.04
2018.03.08
に相談させていただいき診察して頂きました。
父の腰痛は、椅子に座ることも難しく、歩くのも数分の状態で、金沢にたどり着けるかどうかも心配でしたが、
佐藤先生に診察をして頂き、真の原因をみつけてもらいたいという強い気持で遠方から向かいました。
病院に着くと、受付の方、看護師の方々、レントゲン、MRIの検査技師の方に大変親切な対応をしていただきました。
感謝しております。
佐藤先生の診断で、C病院にて行った固定術後、隣接した下のL6(父は腰椎が1つ多いとのこと)椎間孔の狭窄があるという事で、手術日も決めて手術前検査もしておりました。
しかしながら、家に帰り、日に日に状態が悪化し、痛み止めの量が増えるばかりになりました。
父はもう、金沢に手術に行く気力がないという状態になっておりました。
手術に向けてがんばろうと思っていましたが、今は、一日24時間のうち、食事を3分くらいで立ったまま済ませ、トイレに数回行く以外は23時間ベッドです。
そんな折、固定術の隣接する下の椎間孔に狭窄があるなら、隣接する上はどうなのかと、母がC病院の先生に
尋ねたのをきっかけに、C病院の先生が上の椎間関節を疑い、固定した上の椎間関節ブロックをしたところ、
今までの痛みを10とすると0.1くらいになり、やっと真の原因がわかったのかもしれない。
この椎間関節を治療すれば、この痛みから解放されるという望みもでてきました。原因がわかり、C病院の先生は「今回は、勉強になりました。」とおっしゃっていました。
(今となっては、金沢にたどり着ける気力がないと、貴院には、手術の延期の連絡をさせていただきました。
申し訳ありません。)
手術前に、A病院やB病院、C病院でも様々な検査と診察をして、
L5L6の間の神経根障害という診断で、去年の夏にL5L6の固定術をして、
除圧をしたら痛みが軽減すると思っていましたが、術後、痛みは軽減するどころか、術前より痛みが増して
痛みから解放されることが無いまま約1年が過ぎて、今回、C病院の執刀医だった先生の椎間関節ブロックで、初めて、椎間関節にも原因があったと、やっと突き止めてくださって、椎間関節の不具合を何とかすれば痛みから解放されるという望みが見えてきたと思っています。
私の職場に、すべり症の手術をして、今までの痛みが何だったのかと、術後2日目には、痛みがなくなり、術後に効果が顕著に表れたという方がいます。
病院で説明を受けたタイムスケジュール通りに2日目から歩行し、痛み止めが必要なくなり順調に退院しました。
私の父は、術後に激痛に苦しんで、痛み止めが手放せなくなりました。
質問① 今さらですが、術前から、痛みの原因が一つではなく、
画像では確認できないような椎間関節の障害も少しあったのかなと…。思うのですが、先生はどう思われますか?
素人の考えですが、椎間関節の不具合も術前からあり、痛みの原因の一つだったと考えると、
術後に、痛みから解放されずにいたことのつじつまが合うと思っていますが…。

質問② あるいは、固定術により、術前になかった椎間関節が悪くなったのでしょうか?
術後に、体を動かすことを勧められ、父も痛みをこらえて、散歩したり、簡単な運動したり、体を動かしていました。しかし、痛みは改善されず、「体を動かしては痛くなって、痛み止めを増やす」ことを繰り返し、
日に日に、動けなくなってきましたので、運動で改善される状態ではなかったのかもしれないと思いました。
L5L6固定術後の隣接椎間関節の不具合を治すためにL4L5L6を固定する手術をするかどうかは、2度目の手術ということもあり、今、慎重に調べています。
私は、隣接する下のL6椎間孔に負荷がかかってしまうのではないかという心配をしています。
また、L4に隣接するその上の椎間関節も心配です。
C病院の先生は、固定術後に椎間関節に不具合が起きた例は、5年後10年後ではあったが、父のように、1年もたたずに不具合が見つかったことはなかったとのことでした。
昨年の夏の手術後の尋常でない痛みを経験して、再度の手術がとても不安です。
しかし、この痛みが続くのは耐えられません。
手術でこの痛みから解放されるなら手術してもらいたいという思いと、手術後に、また、あの痛みが襲ってくるかもしれないという不安な思いがあります。
つい最近になって、術前に痛かった部分、「座ると椅子に当たる坐骨の痛み」、「お尻の痛み」、「太ももの裏の痛み」が薄らいできたような感じがあるらしいです。しかし、これは、今飲んでいる「リンデロン」や「デュロテップ」や「座薬」が効いているだけではないかと父は言っています。

質問③ 固定術後、すぐに神経根症状の改善が現れず、1年たった今になって効果が表れてくることは有りますか?
C病院で行った固定術の目的は痛みから解放され「椅子に座れるようになること」「普通の日常生活が送れること」「眠れる事」「車の運転ができること」「散歩ができる事」などでした。
今は、術前には感じなかった痛みが現れたとの事「腰の重だるい感じ」です。腰方形筋のあたりからお尻にかけてズシーンと感じるそうです。

質問④ 椎間関節はどんな状態になっているということでしょうか?
椎間関節ブロックで痛みが0.1くらいになった(一番痛い時を10とするなら)とのこと。
だとすると、椎間関節をなんとかすれば、痛みが99パーセント軽減されるかもしれないという期待があります。

質問⑤ 少ない情報で申し訳ございませんが、椎間関節の手術としては、どのような手術が考えられますか?

質問⑥ 固定術後に隣接する椎間関節に嚢腫が生じたという例がありました。パソコンの検索エンジンに「椎間関節」
と入れて検索しましたらヒットしました。
参考文献:樫原 稔 時岡 孝光「腰椎後側方固定術後の隣接椎間に脊柱管狭窄と椎間関節嚢腫を生じた1例」

父にも、嚢腫があったりするのでしょうか?
佐藤先生からのお返事をお待ちしております。
Yoshikoより
2018.06.23 20:48
HT
佐藤先生
 御多忙なところ、返答、大変ありがとうございます。
 小生は、事情があり別の場所で手術を受けましたが、その後3年以上順調です。一生再発のないことを願います。外科医(以前は全く興味がありませんでしたが)の偉大さを認識しました。本当に先が見えなくて苦しかったので。
 腰痛予防に興味を持ち、先生のブログを参考にさせていただいています。末永くご活躍されることを期待いたします。
2018.06.23 11:09
drshujisato
18/06/21のHTさんへ  

その後、腰の状態はいかがでしょうか。
それでは質問にお答えします。
(1)腰痛に関して、神経圧迫では腰痛は起こらないという件についてですが、基本的には正しいと思います。基本的という意味は、臨床における病態はそれほどクリアカットではありません。例えば、椎間板ヘルニアを例にとりますと、MRIでヘルニアを認めた場合、(1)腰痛も臀部・下肢の痛みもないもの、(2)腰痛はあるが臀部や下肢の痛みのないもの、(3)腰痛とともに臀部や下肢の痛みもあるもの、そして(4)腰痛はないが、臀部や下肢の痛みはあるもの、の4つのパターンがあります。なぜそのような4つのパターンが起こるかというと、(1)は神経圧迫刺激もヘルニア近傍の線維輪や後縦靭帯などの炎症がない場合、(2)は靱帯などの炎症はあるが、神経根の圧迫刺激のない場合、(3)両者がある場合、(4)は炎症はないが、圧迫刺激がある場合、と説明することができます。実際の臨床では、病期によって異なり、(2)から(3)、そして(4)に以降する場合が多く見られます。また、(2)から(4)へ移行する場合もあります。このように実臨床の病態はそう単純なものではありません。従って、仙腸関節痛の信奉者は、椎間板ヘルニアによって(2)の腰痛のみのものがあることを軽視あるいは無視して、すべて仙腸関節に由来すると主張する点において誤りがあります。この場合、確かに神経の圧迫による腰痛ではなく、靱帯などの炎症機転による痛みですが、これも仙腸関節とすることは明らかに間違っています。
(2)の固定術後に残る痛みには、色々な場合が考えられます。特に高侵襲な手術法の場合、傍脊椎筋の傷害による痛みが残る場合が多いと思います。定位置にあれば、ボルトで痛みが起こることはありませんが、ボルトに緩みが起こると腰痛が起こります。もちろん、ボルトが定位置になければ痛みを起こすことがあります。私は低侵襲の固定術を行っていますが、術後炎症期には腰痛は程度の差はあれ、皆さんに起こりますが、1~2週間までには消失します。2~4週間の退院時に鎮痛剤が必要な程の腰痛を訴える人は殆ど無いといってよいでしょう。低侵襲で、神経根の障害をださず、定位置に設置されたボルトや椎体間ケージであれば、痛みを残すことは通常ありません。
以上、参考になれば幸いです。

FROM SHUJI SATO
2018.06.23 00:04
HT
佐藤先生
 先生に一度診察していただいたことのある内科医です。その節は、どうもありがとうございました。
 さて、2つお伺いしたいことがあります。
(1)以前の先生のブログでも拝見しましたが、仙腸関節についてです。以下のような記事を見ましたが、神経圧迫によって起こる腰痛は2〜3%とは、最新情報を調べても、本当とは思えません。やはり、この記事は間違っているでしょうか?〔記事〕腰痛の原因は、仙腸関節(骨盤の後ろにある関節)のゆがみにある。「この常識を知らない医者があまりに多い」と、K整形外科院長のK氏は言う。「仙腸関節が怪しいと言われるようになって、まだ10年くらいなので、熱心な先生は勉強しているのでよく知っていますが、そうでない医者はまったく知りません。そういう古い知識のままの医者は、ヘルニアによる神経の圧迫が腰痛の原因だという旧来の診断をしている。しかし、実際に神経圧迫によって起こる腰痛は2〜3%なんです。そのため手術をしても痛みが消えず、痛み止めを飲んだり、効果のないリハビリをしたりして、治らない治療を延々と続けてしまっている」
(2)固定術後に痛みが残ることがあるようですが、原因は何でしょうか? 術中に神経に触ったための神経因性疼痛(カウザルギーみたいなもの)? 固定のための装置が骨を圧迫するため(骨の内部に神経は走っていたか?)? どうも納得いく説明が考えられません。
 ご多忙なところお手数ですが、お教えいただければ、ありがたく思います。
2018.06.21 01:06

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